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出し尽くしてもまだ足りず

【映画】
b0059565_1322644.jpg映画「The Da Vinci Code」を観に行って来ました。
今日は珍しく旦那も一緒。や、旦那をひっぱり出して、「家族で行くんだから」ということにしないと、お嬢が来ようとしなかったので。原作大好きなのですが、あの殺人シーンを映像で観るのが怖いと、ずっと拒否されていたわけで。
家族内で唯一全部理解できるんだから幸せに思え!みたいな、全く筋の通らない理由で連行しました。

公開から2週間以上経ちますが、今までのところはあまり好意的でない批評が優勢。長い原作をまとめきれていない、原作を読んでないとわからない部分が多い、配役がイメージと違うといった類の原作先読み派からの批判が多い様子。
先日TVで観た監督のインタビューで、「原作を忠実になぞって2時間程度におさめることは到底不可能。理解してほしい」と訴えておられましたが、まあそれはそうだろう。なので、どのように映画としてまとめたかを楽しみに観たのですが。

観終わった後の旦那の感想は「急ぎすぎ、はしょりすぎ」、お嬢は「二度と観たくない」でしたが、私は「予想より良かった」というのが正直なところ。
全然期待してなかった分(酷)、丁寧に作りこまれた画面に好感が持てたし、音楽の効果にも満足。確かに原作に比べたら説明不足の感は否めませんが、それでもなんとかカバーしようと苦心した跡が見られたので、所詮素人の私にはそれでいいんじゃないかと。
館内の観客には原作未読派の人もいたようで、犯人が明らかになるシーンでは驚きの声が結構あがったりしてたので、そんなところでも良しと思います。

続きの戯言
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by senrufan | 2006-06-04 12:44 | Trackback | Comments(0)

現状打破の心意気

【映画】
b0059565_12354129.jpg映画「Ice Age : The Meltdown」を観に行ってきました。
3月末から公開されているのに今頃な。だってお嬢が忙しくて、なかなか行けないんだもん……(小石を蹴りながら)

これは2002年に公開された「Ice Age」の続編で、前作を気に入ったお嬢が観たがっていたわけですが、付き合う私も前作に夢中で拍手を送った身であったにも関わらず、ほとんどストーリーは忘却の彼方。キャラの名前も霞か雲か。
しかし幸い、そんな状態でもなんとか大丈夫な、新しい冒険ストーリー。

マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴが暮らす氷河期の地球。しかし溶け始めた氷は、遠からず彼らが暮らす峡谷を水没させることに気づき、ハゲタカが示唆した新天地への”ボート”を目指して、全員で移動を開始します。

前作ですっかり人気者になった3人(?)組ですが、今回は彼らが抱えるそれぞれの問題が、ユーモアと冒険の中にちょっぴり切なく語られています。マニーは自分が最後のマンモスではないかと恐れ、ディエゴは水への恐怖の克服を、シドはいつも馬鹿にされる自分をなんとか尊敬して欲しいと願っています。
道行きの途中に偶然出あったマンモスのエリーに、マニーは有頂天になりますが、彼女は自分を兄弟と同じオポッサムだと思い込んでいる始末。こんなエリーとマニーの触れ合いを核にして、葛藤する彼らの旅が続きます。

総じて前作よりもっと大勢で、ドタバタ感が強い印象。前作は登場キャラもぎりぎりまで絞り、背景がほとんど氷河の白一色だったせいか、子供向けアニメの割りにシンプルで芯があったのですが、今作では登場キャラも増え、溶けた氷河からのぞく大地や水でカラフルな背景を背負って、にぎやかなムードが続きます。
なので、前作のどこかクールな雰囲気を期待した人にははずれたかもしれませんが、私個人はこれはこれで十分面白く、場内も笑いと拍手が何回もおきていました。何より、公開より1ヶ月半が過ぎていながら、客席の2/3が埋まっていたところに、国内で得た安定した評価がうかがえます。

「Ice Age 1」以来、すっかり人気者になってしまったリス&ドングリ。今作でも大活躍で、むしろ前回より頻繁に登場しては、笑いと共に場面を切り替える大事な黒子さん。目立ちすぎの黒子さん。
しかしこのスクラット君、実はクライマックスの時に、一挙に主役を食ってしまうような役割を果たしますが、それは観てのお楽しみ。


って、もう皆観てるよなー。
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by senrufan | 2006-05-12 12:35 | Trackback | Comments(2)

繰り返される価値

今日見かけた車のステッカー。
「I never thought I'd miss NIXON」
……そこまで。

* * * * *

【映画】
b0059565_1328116.jpg映画「The Pink Panther」を観に行って来ました。
最初リメイクが出来ると聞いた時は、往年シリーズファンとしてのちょっぴりの抵抗感と、スティーブ・マーティンが観れるというミーハーなノリ気とで一瞬複雑になったものの、そんなものはすぐさま忘却の彼方。わくわくしながら公開を待ってました。

さて、今回のストーリーは。
世界的に有名なフランスサッカーチームのコーチが、中国との試合の直後に殺されます。彼の指にはめられていたはずの特大ピンクダイヤのリング、”ピンクパンサー”も同時に消え去っていました。
事件の解決を任されたのはドレイフェス警視。彼の名誉に傷をつけることがあってはならないと、彼は迷警部クルーゾーを呼び寄せ、事件の捜査を一任することに。大張り切りのクルーゾーは、アシスタントのポントンと共に、縦横無尽の活躍ぶり(?)で、段々と事件の核心に迫っていきます。

フランスが舞台なので、思いっ切りフランス訛りを強調してしゃべるスティーブ・マーティン。ンバーガーはンバーガー。独得のコテコテした演技に、回を追うごとにはまっていきます。アップでわかる、あの可愛らしいマツゲがチャームポイント。(回し者)
他もがっちり有名どころで固めたといった感じの俳優陣。ドレイフェス警視のケヴィン・クライン、相棒ポントンにジャン・レノ、秘書ニコールにエミリー・モーティマー、そして極めつけが有名スター・ザニアに、本物有名スターのビヨンセ・ノウレス。
おしゃれなパリやニューヨークの街を背景にお似合いの華やかな人々が繰り広げる、どうしようもなくドタバタなコメディーで、場内は何回も爆笑の渦でした。特にジャン・レノファンの方は、思わず顎をがぼーんと落としてしまうようなシーンもあり。
前シリーズが好きだった方は色々と意見もおありかと思いますが、こちらもお腹を抱えて笑えて、最後には拍手で締めくくれるという、十分楽しい作品に仕上がっています。

終わった瞬間、場内から歓声が上がり、隣のお嬢は「観に来てよかったー! 絶対DVDが欲しい!」と盛り上がっていました。
こんな風に、年代を重ねてもまた新しい作品が作れるというのは、クルーゾー警部というキャラの威力に加えて、アニメのピンクパンサー、そしてテーマ音楽のたまらない魅力。
本当に良いものは色褪せることなく、今日も笑いを運んでくれているようです。

戯言
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by senrufan | 2006-03-05 13:27 | Trackback | Comments(0)

信頼という絆

【映画】
b0059565_16155981.jpg映画「Nanny McPhee」を観に行って来ました。映画館で予告編を観た時から、お嬢が絶対行くと主張していた映画です。いわば現代版メリー・ポピンズといった趣きで、母子二世代続いてのポピンズファンとしては行かいでか!と、鼻息荒く待っていました。

舞台はイギリスの片田舎。1年前に妻を亡くしたブラウン氏には、7人の子供がいます。が、ひどい悪戯で次々とナニーを追い出してしまい、その数なんと17人。
次のナニーが見つからずに頭を抱えるブラウン氏のところに、突然やって来たのがナニー・マクフィー。いつも杖を持ち歩き、大層醜く無口ですが、子供達の悪戯などどこ吹く風で見事にかわし、子供達もいつしか彼女を必要とするようになっていきます。
怖い伯母様からの横槍やブラウン氏の再婚騒動を通して、ナニー・マクフィーから与えられる”レッスン”を乗り越えながら、ブラウン一家は本当に辿り着きたかった姿に近づいていきます。

不思議な力を持つところはメリー・ポピンズと同じですが、キャラクターは大いに違うナニー・マクフィー。まずその外見の醜さで圧し、さらに目をじっと見つめることで、何も言葉を発することもなく、子供達に言うことを聞かせます。しかし怖がらせて従わせる躾かというと決してそうではなく、むしろその子を見通す目を子供自身が見返すことで、その子の内部にあるものに自分で気づかせるような。
彼女が与える”5つのレッスン”は全て生活の基本ルールですが、それを頭ごなしに押し付けるのではなく、子供達が自らそれが必要なことだと理解して選びとるように仕向けていきます。
言葉を発することがほとんどない彼女が、その静かな声で「Think(考えなさい)」と言う時。それは、「自分がどう振舞って、どんな結果を招いたのかを思い出しなさい。そうすれば次にどうすればいいかがわかります」という彼女の子供達への後押しです。彼らの中にある力を信じているからこその言葉に、子供達、特に長男のサイモンは全力で応えます。

原作となったのは、ミステリー作家のクリスチアナ・ブランド著「Nurse Matilda」(日本語訳「ふしぎなマチルダばあや」)。この本を元にして、アカデミー主演女優賞と脚色賞のダブル受賞者であるエマ・トンプソンが脚本を書き、さらに主演女優も務めています。
ブラウン氏役のコリン・ファース、「Finding Neverland」のケリー・マクドナルドに加えて、個人的に大ヒットだったのが、アデレード伯母様役のアンジェラ・ランズベリー。「ミス・マープル」や「ジェシカおばさんの事件簿」で大好きだった方なので、再会がとても嬉しくて。映画出演は約20年ぶりという独得の風格のある演技は、ブラウン氏が全く頭が上がらない伯母様にふさわしい迫力でした。
更に奇抜な衣装やメイクアップなど、見所は沢山。

ナニー・マクフィーが最初に子供達に述べたことは、
「あなた達が私を欲しくなくて、でも必要とするなら、私はここにいます。あなた達が私を欲しくて、でももう必要としないなら、私は去ります」
最初は「絶対に必要となんかするもんか」と言い切る子供達でしたが、彼女の力を目にするにつれ、いつしか叫んだ言葉は、「Nanny McPhee, we need you!」でした。
彼女を必要としなくなった時。それはその一家が、自分達の力と愛情で家庭を守ることができるようになった時です。そしてそれは、ナニーの仕事の終わりをも意味します。

後に残すものは幸せと笑顔と、きっと沢山の涙。ナニーという仕事が社会的に重要な地位にあったイギリスだからこそ生まれたと思える、暖かくて素敵な映画です。

戯言
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by senrufan | 2006-02-20 16:07 | Trackback | Comments(8)

時を超えて続くもの

【映画】
b0059565_1652268.jpg映画「The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe」を観に行って来ました。

原作の「ナルニア国物語」全7巻は子供の頃の愛読書の一つで、何回も何回も読み返し、それでも全容が掴めたような掴めなかったようなという、時間と場所の両軸が複雑に絡み合った壮大な物語です。ええ、決して完全理解できないことを言い訳しているのではなく(見苦しい)(目が見られないし)

中でも一番のお気に入りがこの「ライオンと魔女」で、4人兄弟の活躍とアスラン、白い魔女、フォーンやケンタウロスなどなど、私がその頃思い描くファンタジーの要素が全て詰まっていて、何度読んでも飽きることなく。
何より、入口が洋服箪笥ということに夢をかきたてられ、家の箪笥にもぐっては背面を押してみたものの、そこにはただの板があるのみ。やはり毛皮のコートが満載でないといけないのかもしれません(真顔)

冒頭いきなり戦争シーンからという予想外の始まり方で、全編に渡って非常に迫力のある映像の連続。CGのシーンも実に自然で、技術の高さはさすがと唸るばかりでした。
ナルニアの創始者であり神のような存在である、ライオンのアスラン。彼がどれだけ映像化できるかが大きなキーポイントだったと思うのですが、私の目には十二分に見事で、細やかな表情と雄大な動きが素晴らしい出来。ディズニーが今までで最高の制作費をかけた映画なだけはあります。

子役陣も大健闘で、特にルーシーを演じたGeorgie Henley、とてもこれがデビューとは思えないほどの愛らしさと強さ。
しかし何と言ってもかっこよかったのが、敵役である白い魔女のTilda Swinton。美しさと残酷さを併せ持ち、戦いのシーンでは誰よりも勇ましく剣を操っていました。この魔女はシリーズ内の別な本でまた登場するので、その時も彼女なら嬉しいなあ。

シリーズは順に映画化される予定で、次は私のお気に入り二番手の「カスピアン王子のつのぶえ」。ここでもまた兄弟が活躍するので、このまま俳優陣はしばらく続くのかも。

しかしこの「ナルニア国物語」を始め、「メリー・ポピンズ」「ドリトル先生」「不思議の国のアリス」「ピーターパン」「床下の小人たち」……挙げていけばきりがないほど、私が子供時代に愛読し、今でも機会があれば読み返したいと思い、娘にも必読として薦めてきた話のほとんどがイギリス産であるというところに、何か感慨を覚えます。きっとその辺を分析したら、私なりのなにがしかの見方が導き出されるのではないでしょうか。しませんけど。
お嬢と私がナンチャッテ英国ファンを名乗るのは、こんなところに理由があったりするのです。

戯言
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by senrufan | 2006-01-16 16:51 | Trackback | Comments(6)

それもまたある視点

【映画】
b0059565_14311341.jpg映画「Harry Potter and the Goblet of Fire」を観に行って来ました。友人一家と一緒に、IMAXシアターで。
天井が全てスクリーン。背もたれに思いっ切り寄りかかって、顎を上げて観ます。座る場所によっては首が痛くなること必至です。なので開場と同時に皆、後部座席に走る走る。

ハリポタ映画もこれで4作目になりますが、相も変わらず「原作を読んでいること」が大前提なストーリーになっています。あの内容を全部網羅しようと思ったら、時間が幾らあっても足りない状態になるので、こればかりは如何ともし難く。しかも巻を追うごとにますます分厚くなった分、映画もますますカットされたシーンが増えている仕組み。

今作から監督が変わり、その切り捨て方が前より潔く、映画としてもすっきりした形になっている印象を持ちました。画像の質も更に向上しているようで、今までの中では一番好感を持ったというのが個人的な感想です。
冒頭のワールドカップがずばっとなくなったのはさすがに眉を顰めましたが、乗り物酔い常連の友人は喜んでいました。確かにIMAXであのシーンを見続けたら吐くかもしれん
なんせ一画面が一目では見られない大きさなので、観客そろって首が上下左右に動きまくりで、テニスの試合を観ているよう。ハリーの毛穴まで見える勢い(ヤメロ)

今回は一つレーティングが上がってPG13となっていましたが、子供達によれば、前作よりましだったとのこと。怖いシーンも多々ある上、ストーリーがかなり重く暗いので、小さなお子さんにはお薦めできませんが、訳の分からない気味悪さというのはあまりなかったように思います。

一作目から出ずっぱりの子役達。最初に配役が発表された時は、「いいなーこの子達、今後7年間食いっぱぐれがないんだなー」などと思いましたが、どっこい7年ではとても終わりそうになく、いつの間にやら役の年齢も追い越して。この先どこまでこのキャストでいけるのでしょうか。
演技力もついているのだかどうだか今ひとつわからないのですが、とにかくハーマイオニー役のエマちゃんは、最初から大層好みの美少女です。(親父発言)
そして今回も、子役の服がとても気に入りました。どこに行ったら買えるのだ。
逆にマルフォイは、今回も情けなさ全開で終わったな。

映画を観る前に私にインプットされる情報は、原作本・朗読CD・日本語訳本の3つ。これらにより個人的イメージが出来上がってから映像を観ることになるので、合う合わないはどうしてもあります。
スネイプ役のアラン・リックマン、マクゴナガル役のマギー・スミスなどはイメージ通りだなーとか、ダンブルドアのマイケル・ガンボンは違うなーとか。今作で初登場のキャラも、あーとかうーとか色々と。
だからどうしても一連のハリポタシリーズに対して、映画は独立した別物として捕らえているきらいがあります。まあこれも仕方がない、つか当たり前。
5巻・6巻とあんな人やそんな人も出てくるので、果たしてどういうキャストになるのか、今からなかなか楽しみです。

戯言
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by senrufan | 2005-11-26 14:30 | Trackback | Comments(0)

ただ愛だけが

【映画】
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映画「Tim Burton's Corpse Bride」を観に行ってきました。

7月に公開され、大好評のまま現在も上映を続けている「Charlie and the Chocolate Factory」。この映画の監督であるティム・バートン、主演のジョニー・デップ、チャーリーの母親役をつとめたヘレン・ボナム・カーターなどが、そのまま製作・出演している作品が、この「Corpse Bride」です。脚本や音楽もそう。
ってことは、二作品同時撮影していたということで、しかも両作とも素晴らしい出来で、まことスタッフ達のたゆまない努力には頭が下がります。

最初に予告編を観た時から、私は絶対行きたい!と主張していたのですが、そのユーモラスながらもダークな映像に、お嬢は今ひとつ乗り気にならず。とうとう「夜、一緒に寝てあげる」との条件で、ようやく同行と相成りました。なんで私が機嫌をとらにゃいかんのだ。(ぶーぶー)
しかし観終わった後、感動して涙を流していたのはお嬢の方。怖そうなシーンは手で顔を覆って、指の隙間から観ていたのですが、最後の方は釘付けになって身を乗り出していました。

さてストーリーはというと。
成金の息子・ビクターと、落ちぶれ貴族の娘・ビクトリアが結婚することになり、結婚前夜に初めて顔を合わせます。互いに一目で惹かれ合い、良いカップルになりそうと思いきや、上がり症のビクターは結婚式で散々失敗し、司祭に出直しを命じられる始末。
落ち込んだビクターが暗い森で練習している最中、木の枝だと思って指輪をはめたら、それがなんと骨だけになった死体の手の指。即起き上がったのは、結婚式前夜に死んだ花嫁姿の死体・エミリーでした。
なんと死人と結婚の誓いを交わしてしまったビクターは、そのまま死者の世界へと連れ去られます。果たしてこの三角関係はいかに??

かの有名な「The Nightmare Before Christmas」で使われたストップモーション・アニメという手法を今回も採用し、製作に10年をかけたという力作。
生者の世界と死者の世界をはっきり色分けしているのですが、生者の方が非常に暗い色合いなのに対して、死者の世界の方はビビットで華やかな色彩満載。
そこで歌い踊る骸骨や化け物達のユーモラスな動きは、こちらまで思わずノッてしまうほど。ホラーな味など、この辺りの賑やかさで跡形も無くなります。

そんな生命力旺盛な(?)死者達に応援され、積極的に結婚を進めようとするエミリーと、お互いを諦められないビクターとビクトリア。さらに生者の世界では、ビクトリアに迫る青ひげまで。
後半からサスペンス度も加速してくるのですが、とにかく中心の三人がいじらしい。特に女性二人が、ひたすら真っ直ぐにビクターのことだけを見ています。
これはシンプルながらも、しみじみと切ないラブストーリー以外の何者でもありません。

終了時間がお嬢のスイミングにぎりぎりで、映画のタイトルロールが流れ始めた途端、席を立たねばならなかったので、残念ながら最後のおまけなどはチェックできず。感動の最中に、いきなり明るい館内に急き立てられたお嬢は、涙を隠すこともできず、鼻水を啜りながら小走りで車へ。
恐怖もあり、笑いもあり、怒りも色々と味わえるものの、観終わった後は、ただ優しさが心に残る映画です。
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by senrufan | 2005-10-17 11:55 | Trackback | Comments(2)

持ち続ける志

お嬢、本日Early Dismissal Day(Minimum Day)。12:25に終了。ランチもなし。
午後の授業がなしということだなと思っていたら、各授業時間を均等に短縮し、全時間割をこなす日だったらしい。
一つ勉強になりました。

* * * * *

【映画】b0059565_10393218.jpg
久々に「DAVE」を観る。大好きな一本。
公開当時は観なくて、随分あとで父に薦められて観たら、気に入ってしまったのだった。コメディとハッピーエンドに弱いの。

米大統領が情事の最中に脳溢血を起こし、昏睡状態に陥った為、そっくりさんのDaveが当分の間、影武者をつとめることに。
陰で浮気はするわ、不正はするわ、政策の基準は人気取りだわ、大変堕落しきった大統領と違い、真面目で誠実なデーブが懸命に政治に取り組む姿勢は、政府首脳陣を生まれ変わらせていく。

主役のケヴィン・クラインは勿論、大統領の妻を演じるシガニー・ウィーバーがとても好き。すごい演技力を持った女優さんだと知ってるからこそ、これや「ワーキング・ガール」などのコメディタッチの役が余計に貴重に感じるのか。
そしてこの映画の見所の一つは、実在の議員や有名なキャスターなどが、実名で特別出演してること。ラリー・キングやオリバー・ストーン、エレノア・クリフト、更にはシュワちゃんまで。最後のタイトルロールで”Himself””Herself”の文字がずらーっと並ぶのだ。

本物の大統領に色々と怒りがつのっている昨今(怒)、尚更デーブに肩入れしたくなるんだね。本当はこうあるべきなのに、という当たり前のことが果たせない・許されない政界って、一体どういうところなの。素人と笑うのは簡単だけど、誰もが最初は希望を持った素人だったはず。デーブが沢山政界にいたら、きっといろんな未来が変わったんだよね。

順調にいくかと思われた大統領生活に横槍が入り、スキャンダルの危機に立たされたデーブ。見事に幕を引いて去っていく後姿に、思わず涙が出そうになる。
ラストシーンにもまた涙がにじんで、正しくハート・ウォーミングという言葉にふさわしい映画。
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by senrufan | 2005-09-16 10:37 | Trackback | Comments(4)

子供として過ごす子供時代

b0059565_1153782.jpg映画「Charlie and the Chocolate Factory」を観に行ってきました。お嬢とお嬢の友達と一緒に、女の子3人グループで(殴)
原作を読んだことがないので、2人からざっと基本設定だけ聞いてのぞみました。

ロアルド・ダールらしいと言えばいいのか、不可解な複雑な、説明し難い描写が全編にわたっていて、とても面白かったです。映像の綺麗さ、色彩の毒々しさと妖しさは見事な出来。
下手に意味づけや解釈を試みるより、あっさりと受け入れてしまった方がいいような、でも実は深いものがあるような、ないような。

失業中の父と母、4人の寝たきりの祖父母と共に暮らすチャーリー少年。日々の食事にも事欠くほどに貧しく、壊れかけた彼の家のすぐそばには、大きなチョコレート工場が建っています。
社長のウィリー・ウォンカ氏が生み出す数々の魔法のようなお菓子は世界中で有名ですが、なぜか15年前に突然全従業員を解雇して以来、一人として工場から出入りする人がいません。唯一、誕生日にだけチョコレートを買ってもらえるチャーリーの夢は、その工場に入って、中を見てみることでした。
そんな秘密でいっぱいのウォンカ工場が、ある日、驚くべきニュースを発表。世界中に売られているウォンカチョコレートに、たった5枚だけ入れられたゴールデンチケット。それを手に入れた子供を、ウォンカ工場に招待するというのです。

主人公のチャーリーに加えて、4人の子がゴールデンチケットを手に入れて、工場に保護者連れで来るわけですが。
まったくもって、思いっっっ切り殴って蹴り入れてどつき回したくなるようなお子様たちでした。
主人公のチャーリーが、お世辞でなく天使に見えました。彼の背中には羽がある。
それぞれの子が、子供のステレオタイプの一つを極端に体現していて、ダールの観察眼や皮肉なユーモアがたっぷりと味わえるのが、この映画の愉しいところです。

ツアーの最中にふと過去にトリップしてしまうウォンカ氏が絶妙で、改めてジョニー・デップのすごさに感心。ウンパルンパの踊りに合わせたり、ツアーの親子との会話のちぐはぐさ、タイミングのはずし方など、本当に器用で上手いです。
ウォンカ氏の子供時代の過去が大きな鍵になり、ラストへと繋がっていく映画ですが、しかしこれは女の子情報によると、原作とは違うそうで。
その設定だからこそ、チャーリーという子により大きく意味があり、ラストで一つのテーマへと終結すると思ったのですが、さて原作は一体。(読めよ)

チョコレートを思う存分食べたい気分と、見るだけで口の中が甘くなってもう十分という気分を交互に味わえる映画です。

戯言
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by senrufan | 2005-08-17 11:49 | Trackback | Comments(2)

魔力のない魅力

b0059565_8475428.jpg映画「Bewitched」を観に行ってきました。

「奥様は魔女」TVシリーズは子供の頃大好きで大好きで、1日30分と制限されていたTVの時間、他のアニメをあきらめてでも見ていたぐらい好きで。うちの母が家事をしながら、「サマンサになりたい」と呟いていたのも懐かしく。
この映画の予告を観た時、ウィル・ファレルはどうでもいいけど(酷)、ニコール・キッドマンだしシャーリー・マクレーンだし、ぜひ行きたいものだと思っていたのでした。

ところが公開直前の新聞レビューがどれも酷評。ようやく観に行くかと昨日上映館を調べたら、公開1ヶ月にしてすでに二番館しかない始末。
あまり期待しなければがっかりすることもないだろうと、お嬢と気楽に行きました。他には「安いところでよかったね~」と言い合うしか。

見終わった感想としては。この映画はレビューと意見が一致しちゃったな、というところで。
幸か不幸か、TVシリーズとは完全に別物としたストーリーだったので、そちらのイメージが壊されるようなことはなかったのですが、個人的に楽しい映画とはとても言い難い内容でした。
ウィル・ファレルはあのオーバーな演技が元々苦手だったのですが、今回もそれが鼻につくことしきり。ニコール・キッドマンは清楚でひたすら可愛らしく、やっぱりこういう役もできるんだなあと妙な感心をしたりもしましたが、かといって非常に魅力的なわけではなく。
いやいや、せめて安い二番館で良かったです。(ポジティブシンキングの試み)
とりあえず、ニコールの衣装が可愛く品の良い物ばかりで、そちらの面では大いに楽しみました。

合間に少しだけ出てきた往年の「奥様は魔女」を観て、お嬢はぜひ観たいと乗り気になり、私もこの映画のおかげでぜひとも見たくなりました。(口直しならぬ目直し)
帰宅してから早速図書館のカタログをチェックしましたが、無念なことに見つからず。
買っちゃおうかなーどうしようかなーと、アマゾンのDVDコーナーを睨んでます。
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by senrufan | 2005-08-05 08:39 | Trackback | Comments(0)