ヴェルサイユの呪い

色々と名所の多いパリだが、やはりここははずせない。だって私は「ベルサイユのバラ」世代。

到着2日目、夕方時間があったので、道を確かめる意味で一度行ってしまおうということになる。
郊外まで電車を乗り継いで辿り着いたら、まあ石畳の道の歩きにくいこと。この上を馬車で通ってたんだから、さぞかし舌を噛んだことだろう。
そんなこんなで入り口に着いたら、休館でした。月曜日でした。……またかい。

庭は出入り自由だったので、広々とした庭園をのんびりと歩き、ポセイドンの噴水を眺めつつ休憩していたら、お嬢は土の上いっぱいに落書きをしていた。弱虫の絵だった。

翌日こそは、と思っていたのだが、日中予想以上に時間をくってしまう。
ガイドブックによると7時閉館だし、6時までに着けば大丈夫!と勇んで行ったのだが。
6時3分前にぜーはーと着いた私たちに、受付のお姉さんは「残念ね、6時閉館なのよ」とおっしゃった。
庭はまたもや自由だったので、やけくそとばかりにトラムに乗ってみたり。最終便だったので、乗ってるだけだったり。

残るチャンスは、ロンドンから戻った最終日の午後のみ。
空港からホテルに行って荷物を預け、私とお嬢だけで向かう。旦那はずっと前に観光で行ったし、この際別なところに行くというので。ちなみに目的地はカタコンベでミイラだが。
メトロと電車でちんたらと向かい、3時に宮殿の観光客用入り口の列に並ぶ。
旦那との待ち合わせは6時にホテルなので、4時半には出なければ。
お嬢は本で”鏡の間”の写真を目にして以来、その部屋が見たいと言っていたので、じゃあ間はとばして鏡の間をじっくり鑑賞して帰ろうね、などと話していたのだが。

宮殿に入れたのは4時だった。

30分しかない! のに、ツアー客のすさまじい混雑で、狭い通路はぎゅうぎゅう詰め、にっちもさっちも進まない!
小さいお嬢は大人ばかりに囲まれて、目にできるのは床と天井だけ。
ようやく鏡の間に辿り着いた時はすでに4時20分。あー、写真も撮れねえよ!

ぐったりと帰り道、せめてもの慰めにアイスクリームを食べつつ、痛む足をさすりさすり、電車で大きなため息を。

しかし、嫌われたもんだなあ。何が悪かったかなあ。
実は最初に宮殿を目にした時、
 「こーんなとこに住んでちゃ、そりゃあ殺されるよね~」
なんて言って笑ってしまったのだが、もしかして聞いていらっしゃったんですか。
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# by senrufan | 2004-08-04 14:53 | Trackback | Comments(0)

旅の本

毎日かなり遅くまで出歩いていたので、本が読めたのは飛行機の中での2冊のみ。

ポール・ギャリコの「トマシーナ」
ギャリコは、子供の頃に読んだハリスおばさんシリーズが大好きなわりに、他の本は1冊しか読んだことがなかった。
でもこの前TVで「3回生まれ変わったトマシーナ」という古い映画がやっていて、それを見る前に原作を読みたくて入手したもの。
大人の為の、とても良質な童話であり小説。父の葛藤と子供の主張と猫のプライドが、ラストに一気に一点に向かって進んでいく力がすごかった。

ジョン・ファーマンの「とびきり愉快なイギリス史」
うーん、失敗したかも。歴史は大好きで、こぼれ話となるともっと好きなので、ロンドンに行く前にちょっとと思ってよく確かめもせずに買ってしまったのだけど、なー。
ユーモラスに語るのはいいんだが、芯はしっかり語ってくれないと。

蛇足で、「ワンピース」の34巻。ロンドン日系書店で8/7に見つけたもの。
えー、日本発売8/4のものがもう並んでる! カリフォルニアだと8月末なのに!
うわどうしよーむちゃくちゃ欲しい、でも輸送費の分かな、すんげー高いじゃんこれ、これじゃ円に直すと3倍近くないか?(汗)
などという葛藤を3分ほど繰り広げ。
……買ってしまいました。いい年して…!(唇を噛み締め俯きつつ)
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# by senrufan | 2004-08-03 14:52 | Trackback | Comments(0)

雑感走り書き

・パリでもロンドンでも、ほとんど巨大な人を見かけなかった。運動量の違いか。私たちもカリフォルニアでの3ヶ月分は歩いた気がする。

・信号がこちらと違い感応式ではないので、車が来なくても待たなくてはならない。のだが、誰も信号なんか見ちゃいない。だから改良もされない。

・私達も着いた初日から信号は見なくなった。上昇は難しいが堕落は早い。

・その代わり(?)、ホテルの電気が感応式だったり、店のトイレが個室ごとに電気を自分でつけるようになっていたり。節約。

・うちの裏庭に生えているのと同じ木が、パリでもロンドンでも沢山生えていた。そう思って見ると、どこかヨーロピアンな香りがしないでもない。

・ホテルのビュッフェがとても気に入っていたお嬢。アメリカのホテルよりメニューが充実してるんだね。や、いつも私達が使っているホテルのレベルのせいか。そしてドーナツがないところがなぜか新鮮だった。

・クロワッサンとコーヒーがとてもおいしかった。今でも恋しい。

・モン・サン・ミッシェル寺院内の沿道にあったパン屋。ショーケースの中の品物に、仏語と英語で名前を表記していた。クロックムッシュの英語名はハンバーガーとなっていた。
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# by senrufan | 2004-08-02 14:52 | Trackback | Comments(0)

旅の言葉

・「カリフォルニアに帰りたい」
 パリの暑さとタバコを吸う人の多さににめげたお嬢が、1日何度もつぶやいた言葉。

・「猫に小判、豚に真珠」
 ルーブルやオルセイ美術館を周っている時の、お嬢と私の合言葉。

・「She/He deserved it!」
 マリー・アントワネットが処刑されたことと、ヴェルサイユ正面のルイ14世の像が緑青だらけだったことに対する、お嬢の感想。

・「たかいでーす」
 持ってきたDVのテープがおかしかったので、ロンドンの売店で購入した時、キャッシャーのインド人が私たちに同情して述べた日本語。カリフォルニアで5本$19.99のものが、そこでは1本£8($15)だった。

・「あ、甘栗色だ」
 栗毛の馬を見たお嬢のセリフ。chesnaut colorの日本語訳を知らなかった。

・「お味噌汁が飲みたい」
 旅行後半にお嬢がため息と共につぶやいた。そばに大きくうなずく旦那がいた。
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# by senrufan | 2004-08-01 14:51 | Trackback | Comments(0)

最後のあがき

いよいよ明日早朝に旅立つわけだが。
午後になってからようやく荷物をつめ始めるのって、旅慣れたと呼んでいいんだろうかね。

お嬢が朝起きるなり、何年ぶりかにアクシデントがあったことが発覚。
シーツ2枚とベッドパットをひっぺ返して洗濯して乾燥機にかける。
お嬢のベッドはロフトベッドなので、ベッドメイキングがややこしいんだ。
くそう、この忙しい時に。

午後になって、キッチンの窓辺にアリが大量に入り込んでいるのを発見。
掃除機で吸い込みまくり、殺虫剤をまきまくり。
あーっ、この忙しい時に!

ほら、きっと神様も行かない方がいいっておっしゃってるんだよ。
と、往生際の悪いことをつぶやいてみる。

今日の夕方、飼っている鳥を友達に預けに行くので、お嬢は朝から鳥かごを庭で洗ったよ。
どこかに出かけるのもいいけど、ペットがいるとどうにも自由がきかないね。
それでもやっぱりどうしても手放したくはないけれども。
そしていつも友人に預けた後は泣きそうなお嬢。

朝に超弱い我が家で、はたして朝4時半起きが成功するのであろうか。
起きられたら、しばらく日記は止まります。
起きられなかったら旅行キャンセルで、明日の日記を書くことでしょう。
ということで、行ってきます。
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# by senrufan | 2004-07-30 14:19 | Trackback | Comments(0)