橘始めて黄ばむ、奴隷制度廃止国際デー、安全カミソリの日
京都の醍醐寺で五重塔の落慶供養が行われる(952年)
ナポレオン・ボナパルトの戴冠式(1804年)
シカゴ大学構内で世界初の原子炉が運転された(1942年)
流行語大賞に「アラフォー」「グ~!」
年末のお楽しみ、「2008ユーキャン新語・流行語大賞」にて、大賞に選ばれた
「アラフォー」。
最初に聞いた時は、なんのこっちゃ、と思いましたが、わかってみれば、なんとも日本らしい造語でありますな。
しかし気になるのは、この「アラフォー」って、
正確には一体、何歳から何歳までが想定内?
ということなんですが。
40歳前後、ということならば、37~43歳ぐらい?
や、そう見せかけて、実は38・39歳という、40歳前が暗黙の了解ですか?
それ次第で、私の立場が決まるというもので(殴)
女子大生パワーに始まり、OLから結婚、おしゃれ母子まで、新しい流行を創り出してきたこの世代。
50歳前後になったら、今度は「アラフィー」を流行らせられるでしょうか。
* * * * *
【レストラン】
11月最終週の後半は、感謝祭の連休だったんだ。
しかし、旦那は本宅(=日本)に行ったきり、1ヵ月半もご無沙汰中。家族メインのイベントと思えば、人様との約束もできないまま。
お嬢と2人、のんびり家で過ごそうね、ということになったんだけど。
でも、何かあったら楽しいよね、と話したら、お嬢からのリクエストが、
「2~3日でいいから、できるだけローフードだけで過ごしてみたい」
とのことだったのだよ。
朝の生ジュースから始まって、お嬢のローフードへの傾倒ぶりが、私に拍車をかけ。
旦那がいないのをいいことに(え?)、ここのところ、1日1~2品はローフードをメニューに加えている。レシピブックが3冊揃ったので、作ってみたくてたまらないのもあるんだね。
100%ローは難しいけど、家にいるなら、三回の食事をローオンリーにすることは可能であろう。間食その他は除外して。
んじゃ、やってみることにしますかね。結果がどうなるか、お楽しみ。
そんな気軽な気持ちでね。気負うと、ロクなことにならんから。(経験豊富)
水・木・金の3日間を目標として、まずは初日、朝食のジュースと果物を摂った後、お嬢と一緒にサンフランシスコに繰り出した。
Rainbow Groceryで、足りない食材を確保して。次に足を向けたのが、Café Gratitudeの、
サンフランシスコのもう一軒、だったんだよ。
小雨が降る中、駆け込んだ店内は、他の2軒より更に狭い。
と思いきや、商品棚に仕切られた向こう半分には、居心地の良さそうなテーブルスペースが広がってた。
他の店より飾り付けも穏やか(?)で、これで天気が良ければ、さぞかし店内が明るいだろうなあ。
まずは飲み物。ローレストランでは、お嬢が絶対はずせない飲み物。
今回はスムージーじゃなくて、初めてミルクシェイクにトライだよ。Vanilla Nut Milk Ice Creamとのシェイクだよ。
見かけはバニラっぽいけれど、中身は
Coffee Shakeです。
I AM ETERNALLY BLESSEDは、Cold processed espressoと、Vanillla bean milkshake。
コーヒーはそれほど強くなくて、甘味もどちらかと言えば、ほんのり穏やか。素材の甘味そのまま、という感じが、優しくて嬉しい。
I AM PRESENTという名前は、
Mushroom Bruschettaにつけられてる。
ローフードであるので、具をのせる土台はパンではなく。Sourdough buckwheat flatbread、つまり蕎麦粉で作った生地を、低温で乾燥させたフラットブレッドに、マリネしたMushroom confitとハーブをのせて、上にはCreamy cashew mozzarellaが、ぽんぽん、とのってるよ。
見るからにコクのありそうなカシューナッツチーズ、少量だけにしようと思ったら、これが意外とすんなり入る。
確かにコクもクリーミーさもしっかりあるのだけど、口や喉に感じる油がかなり穏やかで、フラットブレッドにぴったり合って、これは立派なオードブル。
お嬢が初めてのローの
Spring Rollsは、粉で作った皮ではなくて、青菜に巻かれたサラダ系。
I AM INSIGHTFULの中身は、Avocado、Carrots、Cucumbers、Tomatoes、Beets、そしてSproutsとハーブ類。さっと茹でたCollard greensの葉っぱで、ぐるんと大きく包みこむ。
添えられたのは、シアントロー風味がたっぷりのThai coconut-almond butter dipping sauceと、コールスロー。
このスプラウト、探してるんだけど名前がわからないー。このカフェでは、いろんなメニューに使われてるんだよね。聞いてみようと思っていたのに、またもや忘れたよ、このスッポヌケ野郎ったら。
何にせよ、これまた美味しい。結構な大きさなので、口をがばっと開けないと。
ある意味、ソースがなければただの生野菜サラダ、と言えないこともないけれど。これだけの種類の野菜が一緒になると、そのバラエティに富んだ味が一気に口に飛び込んでくるので、サラダの形でつつくより、ずっと飽きない美味しさになる。
今回絶対オーダーしようと思っていたのが、
I AM PASSIONATE。ローフードの
Marinara Pizza。
BuckwheatとSunflower seedsメインで作ったピザクラスト。Italian herbsも入ってる。
その上に、Olive tapenade、Cherry tomatoes、Sun-dried tomato marinara sauceに、Cashew ricotta cheese、ときたもんだ。
ぱらぱらとトップにかかっているのは、Brazil nut parmesan cheese。
これがもう、絶品!と言いたくなる旨さでね。ソースもチーズも美味しいのだけど、何よりこのトマト、なんでこんなに良いお味。
本物のピザでは、冷めたらツライところだが。このピザは味はしっかりイタリアンなれど、さあっ、と口の中から喉に続いていくような、さっぱり感がたまらない。
タプナードもソースもチーズも、それぞれで作っておけば、好みの野菜と色々組み合わせて、自分だけの好みのピザが作れるなあ。
ローのピザやブレッドを自宅で作るのは無理だけど(特別な機械が必要です)、普通の生地を作って、それにのっけたらどんな感じか、一度試してみたいところ。
デザートは絶対ゲット、と鼻息荒く、3種類のケーキを選んだぞ。
しかしこれは家で食べるとして、今日は
Coffee drinksを試したい。ありすさんが薦めてくださったので、ぜひぜひトライしたかったの。(信頼)
お嬢は
I AM MARVELOUS(Raw Cacao Mocha)を、私は
I AM BLESSED(Cappuccino)。
ローフードでコーヒー? そりゃ48℃以下じゃ無理じゃない?
と思いきや、焙煎ではなく、24時間かけて冷水で煎じたコーヒー、なんだって。
予想通り、ウガンダからのOrganic・Fair-trade・Shade-grownのコーヒー豆。Cold-processed、という過程を経て、水でじっくり出された味は、酸味もクセもほとんどなく。
コーヒー特有と思っていたあの苦味や酸味は、焙煎だからこその味なのだ、ということは、今回改めて知ったこと。
あれはあれで好きなことに変わらないけど、こんな穏やかさもあって良い。
十二分に泡立てたナッツミルクが、空気のような軽さをプラス。
最後の10%offクーポンを使って、いつも通りに大満足で店を出る。
手に抱えた袋には、残り物とケーキが3つ。早く帰って、今度は熱い飲み物と一緒に、楽しいおやつタイムといこうかね。
Café Gratitude
1336 9th Avenue
San Francisco, CA 94122
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この日に買ったケーキ3つ。
これまたありすさんお薦めの、
Coconut Cream Pie。
Chocolate-Hazelnut Mousse Pie。
そして「今日のケーキ」だった、
Orange Spice Chai Cake。
ココナッツクリームパイは、クラストがCoconut flakesとDatesで出来ていて。
フィリングは、Coconut milkやmeat、Datesなど。Raw coconut butterも使ってるらしい。
ココナッツは物によって当たり外れがあるけれど、これはクリーミーで、しかもしつこくなくて気に入った。薦めてくださってありがとう、ありすさん!>私信
逆にチョコレートパイがねえ。
フィリングはとっても美味しいの。Hazelnut milkやDates、Cacao powderなどで出来ててね。
これだけカップに詰めて、ムースとして食べても幸せだろうなあ、と思う味。
ところが、MacadamiasとHazelnutsで出来たクラストが。なぜか、やたらとマカダミアのクセが前面に出てて、私らの好みに合わなくて。
いやー、マカダミアって、チョコでカバーされたハワイ土産しかほとんど知らなかったけど、こんなにクセのあるナッツだったっけ。
ケーキは、周りのクリームが爽やかオレンジ風味いっぱいで、スポンジ(?)部分がスパイスのアクセント。この組み合わせ、気に入ったー。
材料は表示されてなかったのでわからないけれど、ここのレシピ本を見ると、ケーキのベースはDate pasteとCoconut oil、Almond/Hazelnut flourにVanillaらしい。
こういう材料で、こんな「しっとりスポンジ」が実現できるところがすごいよなあ。
卵やバターなどを使ったスポンジのような、ふわふわ感は無理だとしても、しっかりと味のついた、重みのあるロースポンジは、これだけで食べても満足できるベース、となってくれてるよ。
家でのローフード生活、デザートはまだ簡単なものしか作ったことがないけれど。
大体材料も揃ってきたので、簡単なパイから作ってみよう、なんて野望を持っている。
こんなカフェ版グルメローフードを皮切りにした、「ほぼローフード」の3日間に作ったものについては、また後で。