ボスデー、世界食糧デー
国鉄上野駅が開業(1885年)
中国が初の原爆実験に成功(1964年)
青木功、世界マッチプレー選手権優勝、日本男子初の海外優勝(1978年)
ブログ右横にある「インデックス」に、
「アクティビティインデックス」及び、
「イベントインデックス」を追加しました。
友人から、「展示会の記事がどこにあるかわからない」と言われて、ああそういえば、と思いまして、
今までやらなきゃいけないのに目をそむけていた作業に、ようやく手をつけたわけでございます。(白状)
ということで、今まで行ったミュージアムやコンサートの見学記の在り処、でございました。
* * * * *
【イベント】

先日の週末、サンフランシスコにて開かれた、
World Veg Festival Weekendに行ってきました。
右を見ても左を見ても、どこもかしこもベジタリアン。そんなお祭りです。(わーい)
さて、今年で9回目となる、この
World Vegetarian Day Celebration。
イベントの目的は、というと。
「国際的なベジタリアン/ヴィーガン料理、”健康と人間らしさ”の為のライフスタイルと理想」
「動物保護に努め、植物性の食物をベースとした栄養豊富な食生活で、様々な病気に抵抗し、地球環境の安定に貢献する」
これらの理念を一般に普及し、奨励し、共に祝う為の催し、でありますね。
私自身は、マクロビオティックから植物性食生活に入っているので、そういう環境に対する意識というのは、後追いで徐々に強くなっていったものなのですが。
元々ベジタリアニズム(菜食主義)というのは、道徳的・宗教的観念から、動物性食品を排除する主義であるわけで。
ひいてはこういったイベントになると、食べ物関係以上に、環境団体や動物保護団体の占めるウェイトは、かなりの規模のものなのですね。
土・日の2日間の開催のところ、日曜の方に参加したのですが。とにかく時間が全然足りなくて、全力で楽しみつつも、沢山のものを諦めなくてはなりませんでした。
というのは、ブースの出店は2日とも変わらないのですが、ゲストスピーカーによる講演やフードデモが目白押しで、あれもこれも行きたいものばかり。ヨガのクラスもあったりして。
身体が最低3つ欲しい…!という呟きは、その場にいる間中、私の口から漏れっぱなしでございました。全身が無理なら、せめて頭部と胃袋だけでも(殴)
とりあえず、ブースは一通り見ることができ、講演2つとフードデモ1つに参加してまいりましたので、まずはブースの様子から。
食べ物率がやたらに高いのは、書き手の示す優先順位です。(……)
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基本は入場無料ですが、$6の寄付が奨励されております。そしてゲートをくぐる時、手の甲にスタンプをぺたん。
ゲートを入ってすぐに、まずは3~4つのブースが屋外にあって、そのままブースが集合する建物の入口に続きます。

オーガニック・ナッツバターのメーカー、
Artisana。
サンドイッチ以外にも、調味料として大変重宝なナッツバター。マカダミア、アーモンド、カシューナッツなど色々ありましたが、どのサンプルも激ウマでした。
次に買う時は、ここのにしよう。

大好きな
Café Gratitude。
食事プレートが2種類、そしてスイーツが数種類。
更にはグッズ類。持ち歩き用の木製お箸・スプーン・フォークなどのセットがあって、すんごく欲しかったのですが、手持ちの現金が足りずに涙をのみました。

昼食には、ここの
Macro Plate(キヌア丼:ケール、キムチ、海草、テリヤキ風味のアーモンドのせ)と、
Row Banana Breadを買いました。これまたうまうま。

Whole Foods Energy Barの
Vega。
市販のエナジーバーは、凄い数が次々と発売されてて、マクロビや発酵効果をうたったものなども出てきてて。学校のスナックや運動の時の栄養補給など、とても便利でいいですね。
私には大抵のものはやたらと甘すぎるのと、あの人工的な味にどうしてもなじめなくて買えないのですが、これはサンプルをもらったところ、他製品よりはまだ受け入れやすい味でした。
基本的には自分で作ったもので十分ですが、旅行の時などにトライしたいです。

ヴィーガン向け調味料の
Eat in Raw。
以前に
Nutritional Yeastのことを書きましたが、こちらの製品、そのイーストをアレンジして、調味料に仕立てたもの。
サンプルで、アボカドに
Parma!というパルメザンチーズ風味の調味料をかけただけのものを食べたのですが、これが美味しくてびっくり。
材料を見てみたら、シンプルで上等。
「Raw Organic Walnuts, Red Star Veg Support Nutritional Yeast, Celtic Sea Salt, and Love」
最後の一つにやられて、思わず買ってしまいましたです。愛に飢えてる中年期(殴)

ヴィーガン向けのアイスクリーム、
Coconut Bliss。
オーガニックのココナッツミルクをベースにしたものなのですが、これがまたどれもねっとりとコクがあって、かといって乳製品のような後味のくどさはなく、さっぱりと口の中を流れていきます。

人気のグローサリーストア、
Trader Joe's。
こちらでもベジやヴィーガン向け製品、エコ商品を扱っているので、それらの紹介がメインでした。

書籍販売のブースも数箇所。
ローフードの本を一冊購入。しかしうーん、本格的にローフード生活にしようと思ったら、ちょっと投資がいりそうな。

スキンケアやコスメのコーナーも。
考えてみれば私、食べ物より先に、こういう製品の方から自然原料のものに変えていったのですよね。動物実験反対とかの意識からではなく、元々そういう志向人間。
他には、フェアトレードの製品や、オーガニックコットンや麻を使った、タオルや衣類のブースもありましたよ。
ちょっと写真を忘れてしまったのですが、他に美味しかったものといえば、まずは
ローフードのグラノーラ。
ローフードを取り入れたいけど、自分で作るのはちょっと、という方には、まずはこんなものから一日を始められるのも、お試しとしては良いのでは。
そして、小麦たんぱくを主材料にした、
Grain Meatのメーカー。
こちらのハムは、ベジじゃない旦那も絶賛。そして幾つサンプルをガメたことか(……)(恥)
ベジミートといえば、大豆を使ったものが多いのですが。ベジタリアンは豆類を多く摂る傾向があることと、市販品はどうしても添加物も多く。
よって、自分で作るより市販品を利用しがちな人は、トータルで大豆と添加物の摂り過ぎとなって、かえって健康を害することもある、というのが、一部で問題になっています。
しかしこちらは、特に成長期の脳の発達に良いといわれる小麦たんぱく。他の材料も野菜とハーブ類で、添加物らしきものはなし。
ホリディシーズンが始まる秋、おもてなしのテーブルに良いかも、です。

最後に、ちょこっとこんなこと。
実はこの辺りでベジタリアンレストランを探せば、見つかる大部分が中国とインド系。インドはともかく、台湾は3割もの人がベジタリアンだとか。
なので、このベジフェスでも、中華系屋台が一つ出店してて、野菜炒めや焼きそばなど、私達の口に合うだろうメニューが揃っていたのですが。

その脇で売られていたのは、
缶コーラとポテトチップス。この広い会場内でもここだけで。
お嬢がぽつりと一言。
「こういうところで、ああいうものは見たくなかったな……」
確かにベジに違反するものではないのかもしれませんが、うん、まあ、心情的にちょっと抵抗が。偏見はいけない、と我が身を戒めつつ、ですが。
他にも最近知ったことがあって、別な意味でちょっと興味が出てきている、中華系菜食主義でございます。

フットマッサージでくつろいでいる人を羨ましく眺めながら、
次は聴講した講演会について、など。
WORLD VEG FESTIVAL
October 4 & 5, 2008 in the San Francisco County Fair Building