東京の日、漫画の日
「江戸ヲ称シテ東京(とうけい)トナスノ詔書」が出され、江戸が東京になる(1868年)
ポツダム会談開催(1945年)
経済白書で「もはや戦後ではない」と発表、流行語になる(1956年)
Nomo retires; Japanese star pitched two no-hitters
野茂英雄投手が、引退を発表しました。
覚悟していたこととはいえ、改めて涙が滲みます。
イチローが、松井が、松坂が。
日本人選手が続々と大リーグに乗り込み、華々しく活躍している今の状況が、嬉しくないはずがありません。特に、母国から離れたところで生活している身としては。
自らの姿と重ね合わせて、励みをもらっている人達も、多々いらっしゃることでしょう。
でも実は私の場合、彼らへの声援を耳にする時、決まって心をよぎっていたのは、野茂投手への感謝の念でした。
だからこそ、故障しても、戦力外通告を受けても、いつもどこかで彼の記事を、何らかの形で追わずにはいられなくて。
無口で、語らない彼だからこそ。ただ投げることだけで伝えようとする姿勢が、正に彼の生き方そのもののようで。
trailblazer(開拓者)、と呼ばれるに至った、とてつもない重みと重圧を。その果てのない苦闘と努力に対して。
お疲れ様、などという一言だけでは、到底伝えきれないだけの。
あなたが活躍してくれたこの時代を共に過ごせたことを、心から誇りに思います。
* * * * *
【雑事】
もう終わったか、と思われていた
砂糖シリーズ。
誰がそう思ってましたか。それは断然、
私です。
しかし実は予定では、残すところは後2回だったのでした……(地面にめりこみつつ)(予定は未定としてしまえば良いものを)
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[一般的糖類(単糖類・二糖類)以外の甘味料の分類]
1. オリゴ糖
単糖が複数結合した糖類。腸内のビフィズス菌を増殖させ、整腸効果があるとされる。
フルクトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、
キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖
2. 砂糖誘導体
虫歯予防の為に開発された甘味料。
カップリングシュガー、パラチノース
3. 糖アルコール
糖を水素還元して作られる。体内に吸収されにくい為、低エネルギー。
多量に摂取すると、下痢を起こすことがある。
マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、
パラチニット、マンニトール
4. 合成甘味料
合成して作られた低エネルギー甘味料。
サッカリン、アセスルファムK、スクラロース、ズルチン
5. 非糖質天然甘味料
天然の植物から抽出される低エネルギー甘味料。
ステビア、グリチルリチン、ソーマチン、モネリン
6. アミノ酸系・ペプチド系甘味料
アミノ酸を原料とする低エネルギー甘味料。
アステルパーム、Lフェニルアラニン化合物、アリテーム
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[米国で使用されている人工甘味料]
米国のThe Food and Drug Administration (FDA) では、5種類の低カロリー甘味料を認可しています。
以下、各甘味料ごとの、
①1日当りの最高許容摂取量
②商品で見た場合の相当量(150puond・約68kgの体重の人の場合)
③料理に使用できるか否か
の基本情報です。
(1)
Saccharin ① 5 mg per kg
② 9 to 12 packets of sweetener
③ Yes
(2)
Aspartame① 50 milligrams (mg) per kilogram (kg)
② 18 to 19 cans of diet cola
③ No
(3)
Acesulfame K① 15 mg per kg
② 30 to 32 cans of diet lemon-lime soda(この手の商品には通常、複数の甘味料を使用)
③ Yes
(4)
Sucralose① 5 mg per kg
② 6 cans of diet cola(この手の商品には通常、複数の甘味料を使用)
③ Yes
(5)
Neotame① 18 mg a day
② No consumer products available yet in the U.S.(商品使用については未認可)
③ Yes
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[上記5種類の人工甘味料について]
(1) サッカリン(Saccharin)
代表商品 :
Sweet'nLow
砂糖の300~500倍の甘さ。
発癌性(特に膀胱癌)があると言われており、使用が禁止されている国もある(カナダなど)。以前はサッカリン使用の製品は、外装にその危険性を明記しなければならなかったが、最近の研究で発癌性はないとされた為、警告ははずされた。
(2) アステルパーム(Aspartame)
代表商品 :
Equal、Nutrasweet、Diet Coke
砂糖の200倍の甘さ。
炭酸飲料のダイエット版を始めとして、飲料各種・ガム・シリアル・クッキーなど、6,000以上ものダイエット版商品に使用されている。
しかし現在、多くの医療関係者や研究者により、危険性が訴えられている。懸念される人体への影響として、失明・癲癇・脳腫瘍・脳障害・頭痛・気分の著しい変化・ポリープ・不眠・鬱・短期記憶への影響と、広範囲に渡る。
これらの警告にも関わらず認可された理由については、以下の情報を参考にされたい。
アスパルテームの副作用に関するFoxのTVニュース
(3) アセスルファムK(Acesulfame K)
砂糖の180~200倍の甘さ。
独得の苦味があり、他の甘味料と併用して使用されることが多い。ソフトドリンク、クッキー、ヨーグルト、ガム、アイスクリームなどに使われる。
こちらも研究者により発癌性・中毒性が指摘されており、更なる研究・検証が申請されている。
(4) スクラロース(Sucralose)
代表商品 :
Splenda
砂糖の600倍の甘さ。
現在、4,500以上の商品に使用されており、砂糖の代替品としてはEaualの売上を上回る。
塩素を含み、高温で加熱すると塩素系ガスを出すという報告があったり、様々な副作用の可能性も指摘されている。
Splenda Sickness (Splendaの副作用を集めたホームページ)
(5) ネオテーム(Neotame)
砂糖の8,000倍の甘さ。
2002年に認可されたばかりの、比較的新しい人工甘味料。香りを強調する働きもある。
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[注目の新甘味料 : ステビア(Stevia)]
FDAで認可されていない為、米国内で食品に使用することはできないが、サプリメント・砂糖の代替品としては認められている。
上記5種類の甘味料と異なり、化学合成されたものではなく、南米パラグアイ原産のステビアという天然植物から抽出された甘味料。砂糖の200~300倍の甘さを持つ。
カロリーゼロ、天然ベース、虫歯抑制・血糖値降下の効果もうたわれていることから、人工甘味料より安全な商品として注目されている。
元々は
日本で発見されて、守田化学工業により商品化されたもの。
米国では2007年に、Coca ColaとCargill社が、甘味料としての販売を行うことを決定したが、名称は
Rebianaとつけられている。
Rebiana Today (Cargill社による経過報告)
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[低カロリー甘味料への警鐘]
どんなに低カロリーであろうと、量を過ぎれば同じこと。
更にそれが何らかの健康上への影響がある可能性を秘めている上、栄養上のメリットもない、となれば、果たしてどういう選択になるのでしょうか。
以下、内容的に共通しますが、記事の紹介です。
人工甘味料はダイエットに逆効果
Study: Artificial sweetener may disrupt body's ability to count calories
人工甘味料、砂糖より減量に向かない可能性 米研究
末尾ながら、
アメリカでの人工甘味料の消費量の増加と、肥満人口の増加が、ほぼ一致している、
との報告もありました。