それでも十分上に在る

沖縄返還協定調印の日、砂漠化および干ばつと闘う世界デー、おまわりさんの日
中国が初の水爆実験(1968年)
南アフリカのアパルトヘイト法廃止(1991年)


1ヶ月前の日記で、私のセダンで満タン給油が$50を越えている、と書きましたが。
すさまじく右上がりな値上がりっぷりで、今では$70を越えています。

この値段でも、週1回ペースで給油しなければならない私って






(言葉を失った状態)(原始人並)(つか、車のいらない原始時代にいきたい、とか)

* * * * *

【映画】
b0059565_1219729.jpg映画「Indiana Jones and Kingdom of the Crystal Skull」を観に行って来ました。
英語だと「インディアナ・ジョーンズ」、日本語だと「インディ・ジョーンズ」になるこの映画、前作からなんと19年ぶりという新作。
今作の発表に当って贈られた熱狂的な拍手は、それだけの年数が経っても、いまだ皆に愛されているシリーズの証明でありましょう。

1作目で、すっかりファンになり。2作目では、前作を上回る出来!とコーフンし。
そして3作目では、これぞシリーズ最高傑作、と胸を震わせてカンゲキしたワタクシでありますので。
ちょっと不吉な4作目(4でコケるシリーズ多し)、ハリソン・フォードはすでに還暦越え、という不安もなんのその。家族総出で観に行ったわけです。




白状すると、この映画の前に飲んだハーブティーのおかげで、えーとえーと恥ずかしい話ながら、途中ではばかりに行きたくなってしまい。でも席を立つのは勿体無くて、我慢我慢と唱え続け。
こんな恥をさらして、何が言いたいんだ、というとですね。
こおゆう生理的欲求を無視できないほど、この映画にはのめりこめなかった、と、ぶっちゃけそおゆうことなのです。


舞台は1957年、旧ソ連と米国間の「冷戦」と呼ばれる、かの時代。
Indiana Jonesは、ソ連のエージェントであるDr. Spalkoの軍隊に捕えられ、10年前にネバダの砂漠に墜落した宇宙生命体を見つけるよう強制される。その場からはからくも逃げ出したが、大学に戻ってみると、FBIの監視下におかれたことを理由とする、強制休職措置が待っていた。
そんな彼の前に現れたのが、Mutt Williamsと名乗る青年。インディのかつての同僚、Harold Oxley教授が、ペルーのナスカ遺跡でcrystal skullを発見した後、行方不明になったというのだ。
マットと共に探索に旅立つが、悉く前に立ちふさがるのは、スパルコとその一軍。果たしてインディは、無事クリスタル・スカルを奪回し、更にそれを遺跡に返還することができるのか?


現実の時間の経過と合わせて、今作中でも数年の年月が流れている設定。あの愛しのマーカスやインディ・パパは、すでにこの世を去っておられます。(しくしく)
最初のインディの登場シーンで、「げ、老けた!」と思われた方も多かったようですが、この19年の間、ハリソン・フォードの映画はそれなりに観ていたので、私的には特にショックはなかったです。
アクションシーンには、さすがに衰えを感じましたが、それでもあれだけ演れるのは、やはり立派なものだと言いたい。いくらスタントを多用したとわかってても。

さて、いつも大掛かりなセットや撮影が特徴のこのシリーズ。今回は更にパワーアップで、ナスカの地上絵、マヤ遺跡、そしてかのエル・ドラド。あ、最初に出てきたエリア51(Hangar 51)もありましたな。
そしてこれまたお馴染みながら、今までのシリーズからのパロディシーンなど、あちこちに散りばめられた楽しいお遊び。
こういったものが揃っていて、シリーズ通してのファンにとっては、面白くないわけがない。”お約束”な感じで、安心して笑っていられる作品です。

しかし、その”お約束”の範囲が、今回に限っては残念なことに、結構小規模だった印象が。
前作までは、いくら「大丈夫!」と思っていても、それでも予想外の仕掛けやスリルに、跳びはねる心臓と共に過ごしたシリーズですが、今作ではその「ハラハラ・ドキドキ」感が、かなり薄まってしまっていて。
それが、老けたインディの印象と重なって、なんというか、「年をとって小さくまとまってしまった」という印象を強めてしまったかと。
前作までは観ているこちらも、その分だけ老いているわけなので、こちら側の問題もあるのかもしれませんが。3作全てで、やられた! こうきたか! という面白さを5分おきに味わった身としては、どうしても物足りなさが否めない今作。なかなか悲しいことですが。

その原因(?)の一つが、今回のインディの相棒役のマットにもあったか、と。
今までのシリーズでは、脇役の魅力もまた捨てがたいもので。特に、2作目のショーティと、3作目のインディ・パパ。ショーン・コネリー登場のシーンでは、劇場内に拍手が沸き起こったことを思い出します。

しかし彼らと比較して、今作のマットはというと、どうも”青さ”が目につきがちな上、それほど強烈な個性が見受けられなかったのですよね。彼の生い立ちと、リーゼントにこだわりがあること(…)の2点以外。
これは演じたシャイア・ラブーフのせい、ではないと思うのです。むしろ彼の童顔のせい?(暴言) あ、フェンシングのシーンなどはカッコよかったです。

彼の母親役が、なんと1作目のヒロインであったマリオン。そして、今回のインディの相手役@ボンドガールのインディ版。
いまだ笑顔がとても魅力的な彼女も、やはりそれなりに年老いていたのと、1作目での強烈なキャラと行動が、今作ではほとんど見られなかったので、これも原因の一つかなあ。

その一方で、私が惚れこんでしまったのが、悪役であるイリーナ・スパルコです。
演じているのは、今やアカデミー賞の常連である、ケイト・ブランシェット。しかし黒いボブカットという外見と、強烈なロシア訛の英語で、お恥ずかしながら彼女だとは全くわからず。最後にキャストを見て、初めて「ええーっ!?」とのけぞりました。
冷徹・残酷・溢れ出る知性、そしてアクションシーンの見事なこと。強く、賢く、美しく。憧れるものばかりを持ってるキャラに、この私が魅かれないわけがないのです。(れでぃ贔屓)
今までも彼女の演技は好きでしたが、これで一段と好感度アップ。まったく、大した女優さんです。


インディの”お約束”では、オチは2箇所ありますね。冒険の終わりと、ストーリーの終わりです。
エンディングは、あ~あ、そうなっちゃったか……と、ちみっと軽いため息など。年貢の納め時ではあったのでしょうけれど。
それでも最後の帽子のシーンから推測するに、まだマットは次回の主役には足りず、インディはこれからも主役で頑張るのか?と感じさせられたのですが。

もう一つのオチ、冒険のラストシーン。
「全部知りたいの! 何もかも!」と叫んだイリーナ。黄金に目がくらんだマック。
この2人の姿と顛末を見せつけられた後の、インディの口からついて出た言葉。
「Their treasure was not gold. Knowledge was the treasure」
知識こそ宝なり。この映画に限らない真理、と受けとめられるのです。


それでも、これまた”お約束”のように、大ヒットとなった4作目。
果たして5作目はアリなのか? それとも、別シリーズに生まれ変わるのか?

実は、今までこのシリーズを観たことがなかったお嬢。
学校のバンドで、インディの主題曲を演奏することになって、皆が大喜びしている中、
「これって、どういう映画?」
と聞いて、その喜びを絶句に変えたという、ツワモノの世間知らずです。
「もっと人生を楽しんだほうがいいよ」
と、友達に真剣にアドバイスされたそうですが、まあそれはこっちに置いといて。(涙目は隠せない)

そんな彼女が初めて観たこのインディは、とってもとっても面白かった、とのこと。
実際、いつも映画の後は、どこか斜に構えた感想を述べがちなティーンエイジャーが、満面の笑顔で素直に「楽しかったー!」と言うこと自体、なかなか珍しいことなんですね。

いろんなお遊びや仕掛けがわからない、全く初めての観客でも、十分に笑わせて楽しませることができる映画。
長いファンの一人として、喜びと共に、新作にちょっぴり肩を落としていた私は、改めてこの映画の潜在的な力を、目の前で教えられたのでありました。
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by senrufan | 2008-06-16 12:18 | Trackback | Comments(10)
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Commented by Chico at 2008-06-19 16:02 x
うちも昨日はデートナイトでした♪でもって見てきましたよ~、この映画!
ハリソン・フォード、走るシーンとかではかなり体力の衰えが見えてましたねぇ。(笑)
私もmiyukiさんと一緒で、前3作ほど感動はしませんでしたよ。
それにしてもインディに子供がいたとは、ビックリでした。(それもマリオンの子。)
インディJrの俳優さん、ずっと前に見た”The Greatest Game ever played"というゴルフの映画で主人公を演じてましたよ。
なかなかいい役者さんだと思います。(っと話がインディから離れてますが、、笑)
それにしても”知識こそ宝なり”その通りでございます~。
Commented by すれっぢ at 2008-06-19 22:30 x
映画館でこの映画が上映されたせいか、最近急にTVで古い方をやって
て、思わず見ちゃいました。とくに2のショーティー!!どうなったのかな~なんて思ったら
www.geocities.jp/jonathan_ke_quan/face.htm
なページを作ってる方が。確かに面影ありますね~。もう37歳に
なってるようです。

映画館、火曜日で半額の日にやってたら見にいこうかな~。せこい。
Commented by マミィ at 2008-06-20 05:23 x
Miyukiさんの感想、うちのフィの感想と全く同じで驚き!そして私の感想はお嬢さんと全く同じ・・・手放しで「面白かったぁぁぁ」 私の場合は前評判が辛辣だったので、期待せずに行ったのが幸いしたようですぅ。

それにしてもお嬢さんが友達に言われた言葉、「もっと人生を楽しんだ方がいいよ」にはオオウケです。
Commented by kiyo at 2008-06-20 09:21 x
実は、まだ見てないんですーーー。内容わかってよかった(私って変人かしら?)。前3作目までやっぱり大ファンだったので、映画館で上映しているうちに見なくちゃだわ。なーんて、これで本当にファンなの?って感じですが、なかなかチャンスがなくて行けないのですー。
よーし、いくぞーーー!
Commented by Miyuki at 2008-06-20 12:19 x
*Chicoさん
あ、良かった、同じ感想の方がいらっしゃった! 私だけだったらどうしようかと(笑)
それそれ、私もインディの走るシーンで、「あたたた」と頭を抱えてしまいましたよ~。でもがんばってましたねえ、彼。
ラブーフの映画は、私は「Transformer」を観たですよ~。確かに、若いながらに良いものを持ってると思うので、今回はうーん、と感じました。そのゴルフの映画も観たいです!
知識は宝、に加えて、それを得た後にどう使うか、の精神面が更に大事ですよね~。
Commented by Miyuki at 2008-06-20 12:21 x
*すれっぢさん
わー、いいなあ、私ももう一度通してみたいのですが、うちにはレーザーディスクしかなくて、プレーヤーの寿命が大変怪しいのですよ、しくしく。
ショーティー!! こんなになっちゃったんですか!(なぜショックなんだ) 37歳なんて、おおおお、信じたくない信じたくない、でも2作目の時は私は高校生だったかも(愕然)

半額、それはデカいですぞ。カナダだとおいくらなんでしょうかね。こちらは大手で$10ぐらいなんですが。
Commented by Miyuki at 2008-06-20 12:24 x
*マミィさん
フィさんもおっしゃってましたか~。でもって、素直なマミィさんと良いコンビでしたな(笑) 私はとにかく下調べしていかないヌケサクなので、前評判が悪かったとは知りませなんだー。確かに、ついている星の数はそれほどでもなかったような。

あとねえ、日本語学校で、「スピルバーグって誰?」と聞きやがったことがありまして。やはり似たようなセリフを言われたとか(涙)
Commented by Miyuki at 2008-06-20 12:26 x
*kiyoちゃん
ネタバレOKだった?(笑) んではあれもこれもそれも(こそこそ)(耳打ち)
うん、実は映画を観に行くのって難しいよね! 子供がいないうちに、なんて、上映時間的に到底無理だし。この夏がチャンスよぉ、ぜひ行ってみて~。それでもやっぱり大画面で観た方がいい映画だよ、これは。
Commented by frogfreak at 2008-06-20 15:02
観たい~っ。。。netflixの予約入れとこ。。。。

でも、ハリソンフォードってどうなんです?それこそ以前のインディ映画シリーズやハンソロのころは私の憧れの人だったけど、実物は最近、すっかり花の下を伸ばしたおじさんになってません?(付き合っている人に問題あり??←やっかみ200%)まだ素敵でした??
Commented by Miyuki at 2008-06-21 11:22 x
*frogfreakさん
お、さすがnetflix利用してらっしゃるですか! 私はいまだやり方も知りません……

うーん、今回の映画でさすがに衰えやごくわずかの失望を感じたのは、どうしても前作までのイメージがあるから、だと思うんですよねえ。それでもあの個性は健在で、まだ好きだーとも思ったんですが。
今の彼らしさを生かす役がくれば! で、それってどんなもの?(無責任)


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