壁の向こうにあるものは

測量の日、雲仙普賢岳祈りの日、ムーミンの日
オランダが西インド会社を設立(1621年)
ペリーが黒船4隻を率いて浦賀に来航(1853年)


こちらでの年度末が近づいて、お嬢達8年生は卒業が近づいて、毎日予定が目白押しです。

今日は8年生の、Exit Interviewがありました。面接による卒業試験、というヤツですね。
会議室に5つのテーブルが置かれて、それぞれに3名の面接官が座っていて。一人一人、指定されたテーブルに行って、面接を受ける、という手順だったそうです。
面接官は様々ですが、これから行く高校の校長先生もいたりして、子供達は内心で叫び声を上げたり、ほっとしたり、と色々と葛藤したようですな。


生徒達は面接官に向かって、
自分が6年生から8年生までの3年間、何を成し遂げたか、
どのように成長したか、
を、各学年のポートフォリオを使って、滔々と述べなくてはなりません。

生まれこそ日本ですが、育ちはほとんどアメリカのお嬢。
のわりには、筋金入りの日本人旧人類のところがあって、こおゆう時に自分を褒め上げる、ということがどうしてもできないタチ。むしろ、なんでそこまで、と呆れるほど、自分を卑下する傾向が。
見かけもかなり先祖帰りの体型ですが、中身も江戸時代のサムライか。


彼女のこの傾向は、担任の先生方もよーーーくご存知のようで、そんな先生方が彼女に与えた、面接に当ってのアドバイスとは、

「三千年のアジアの歴史は、この際きっぱり忘れて、ひたすらいばりなさい!!

だったそうでございます。

その言葉が効いたのか、面接はどうやら大成功だった模様。(彼女比)
まあ、元からやたらと大人受けの良い子なので、少なくとも礼儀やその他では心配はなかろう、とは思います。




で、そういう子って、レンアイにはあまり縁がない、という傾向もあるのでございましたな。

* * * * *

【学校】
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お嬢が3年間在籍した特別クラス。プロジェクトに次ぐプロジェクトの連続で、中でも大きなプロジェクトに関しては、生徒&親向けの発表会で締めくくられる仕組みになっている。
そして最終学年の今年、様々なプログラムと平行して、ほぼ1年をかけて取り組んできたプロジェクトの発表会が、二晩にわたって実施されたんだよ。




それは、ROPESという名のプロジェクト。Rite of Passage ExperienceSの意味である。
内容は、
・全て家で作業すること
・最低80時間はかけること
・Mentor(指導者)を1人以上選ぶこと
だけが条件とされた、全くのフリーテーマのプロジェクトだったんだな。

お嬢から皆が選んだテーマや進捗状況を聞いては、この発表会をひたすら楽しみにしてたんだ。
だって皆、自分が一番興味のあること・一番得意なことに取り組んでいたわけで。一番「その子らしさ」が見られる場所になるんだろうと、この特別クラスを惜しむ気持ちも相まって、近づくこの日を待っていた。
一方お嬢はその日に向けて、日に日に目を血走らせていたけどな。


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いよいよ発表一日目。親もできることはやりましょう。
食べ物・飲み物の用意と、会場のセッティング。今回は学校ではなく、一人の親御さんのツテで、とあるビルの会議室にて。

生徒達の発表は、その場で12分間の発表を行うか、もしくは4分間の発表+個別展示、という方法。
そして皆がこの一年の集大成として私達に見せてくれたのは、以下のようなものだった。

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・Restaurant Critic
このエリアのレストラン10軒のレビュー。
思わず彼女のファイルを奪って帰りたくなりました。あれ、一部コピーをもらえないだろうか。(真剣)

・Composer/Drummer
ドラムの手引き、及び自分のドラム演奏を収録したDVD製作。
ジャズの名曲に合わせて叩いた彼の見事な演奏に、皆で手拍子までしちゃたよ。
会場にドラムをセッティングして、別な親御さんのエレキギターとの生演奏付。

・Soccer Trainer
サッカーチームでの活動の報告。
イギリス人の彼の夢は、プロのサッカー選手です。

・Culinary Artist
お母さんの元での料理の修業。
おとなしめの彼が持ってきてくれたのは、いちごのシュークリーム。ぎっしりクリームの詰まった甘い宝物に、皆で舌鼓。

・Political Party Founder
自分で作った架空の政党について。
理想とする政策、構想に加えて、この市がイラク戦争に費やした費用(27.2万ドル)を、自分だったらどのように分配して使うか、といった説明もあり。生徒側より、親側からガンガン質問が浴びせられましたが、全てに見事に返答してました。

・Stop Motion Animator
ポーカーのチップを使っての、手作りのストップモーション・アニメ。タイトルは「数学を習おう!」。
ユーモアたっぷりの内容に、会場内は爆笑の渦。

・Autor
自作小説の発表。これをやった子は数人いました。
テーマは恋愛だったり、SFだったり。

・Screen Writer
自作のショートフィルムの上映。
出演者はクラスメートを狩り出したのですが、彼の大変厳しい監督ぶりに、皆はこの数ヶ月、不満たらたらだった模様。

・Young Aquarist
自宅に作ったミニ水族館。全く経験のなかった彼が、お父さんと一緒になって、設備を色々揃えるところから。
このプロジェクトで何が一番良かったか、と質問されて、「父と一緒になって取り組めた、その時間が何より嬉しかった」との答えに、思わず私までじ~~ん。
でも先日のワシントンD.C.の旅行の間に、一匹の熱帯魚が死んでしまったそうで、それを何回も繰り返した為、最後はお母さんから強制ストップ。

・Equestrian Trainer
乗馬学校に通った数ヶ月。
馬とは、随分とデリケートな生き物のようでありますな。

・Comic Book Artist
自作のマンガ、同人誌。以前に書いた、お嬢の仲良しさん達による、「NARUTO」をベースにした創作マンガです。
仲間内をモデルにしてキャラを作ったので、その設定についての発表もあり。お嬢モデルのキャラについての、やたらとクローズアップされた説明に、これまた場内オオウケ。なんでだ。


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他にも、Webページの作製や、詩の発表、自作曲のピアノ演奏などなど、ほんとに楽しい二晩で。
特に、このクラスに3年間在籍し続けた、20人ほどの子供達。6年生の時の姿が目に浮かんで、大きくなったなあ、と心の底から、彼らの成長ぶりを嬉しく思うばかり。

あの子はほんとに泣き虫で、人前でこんな発表なんかできなかったのに。
あの子が最初にうちに遊びに来た時は、まだまだかん高い声だったのに。
彼と初めてゆっくり話した時は、私の肩までの背だったよね。
6年生の彼女の長かった髪は、7年生の時に寄付されたんだったね。

色々と語り合う親同士は、特に変わりはないけれど。
Pre-TeenからTeenagerへ、人生での大事なステップを上がった彼らは、また着実にこちらに近づいて。
あれも、これも、そんなことも。思い返せば一面に、広がるばかりの記憶達。
その先の見えない広がりは、まるで彼らの未来のようで。

たった3年、されど3年。振り返れば、人生のほんの一時に過ぎない長さ。
それでもどうか良い時であったと、いつか笑いながら語ってくれたらいいなあ、と。


そんな彼らの卒業式まで、あと10日足らずになりました。
*-*-*-*-*-*-*-*-*

さて、お嬢のROPES発表について、です。親バカ節も入りますので、読まれないことをお薦めします。(ウザイですよ)(つまんないですよ)





彼女が決めたプランは、Artist
陶芸作品と水彩画と墨絵。それらを幾つか仕上げて、当日に発表する予定だったのです。

5歳の時から、夢はアーティスト。いつしかそれは陶芸メインにしぼられたところで、始終なにかを創らずにいられない、彼女の姿勢に変わりはなく。
学年が上がるにつれて、宿題やスイミングが生活の大半を占めるにつれて、時間が圧倒的にない状況に追い込まれていく毎日。それでも、常に粘土を手放すことはなかったのですが。

8年生になって彼女は、初めてのArtist blockという迷路に入りこんだのです。
最初に聞いた時は、なーにを子供の分際でオオゲサな、と内心は呆れたのですが、何も創らない日々が続くにつれて、これはどうやらホントらしい、と私まで不安がつのることになってしまい。
実際、なんのインスピレーションも沸かない、という事態に初めて陥った彼女の焦りは、口には出さなかったものの、かなりのものだったのではないかと想像します。

だからこそ、食事や健康の方面に、やたらと興味を示すようになったのか。
それとも、そちら方面に興味が出たから、壁に突き当たることになったのか。
どちらが先かはわかりませんが、ROPESプロジェクトというゴールをくぐらなければならない、と自覚していた彼女にとって、決して良い状況であるわけがなく。
とりあえず絵の方を先に進めつつ、陶芸への意欲が再度沸く日を、じりじりと待っていたようです。

そして、まだ以前の調子とはいかないものの、時間的にリミットが近づいたことの勢いも借りて、先月から一気に陶芸に取り掛かりました。
年度末が近づくにつれ、ますます増えていくばかりの宿題の合間をぬって、夜遅くまで粘土と向き合い続け。来客用のダイニングテーブルの上一面に広げられた、ねずみ色の粉や泥や水などの現場に、母も涙ながらに耐え続け(……)(お客さん呼べませんでした)
ようやく仕上げた華奢なカップ、そして揃いのお皿の3枚組。Mentorであるアートの先生のところに持ち込み、タイミングの良い時に窯に入れて焼いてもらうよう、依頼してきたのです。

ところが、これがかわいそうなことになりまして。残念ながら数日の差で、窯出しが発表に間に合わない、という結果になりまして。
確認が甘かった彼女の責任ではあるのですが。メインテーマのつもりだった陶芸が出せない、というショックはさすがに大きく、でも自分が悪いということは重々承知。しばし自室に閉じこもって、心の整理をつけてました。
や、これで私と顔をあわせれば、傷口に塩を塗られる、と警戒してたのもあると思うんですがね。(母の洞察力)


気を取り直して、陶芸の穴を埋めるべく、発表直前の週末を使って、一気に仕上げた作品が。
彼女の原点とも言うべき、ロウ粘土を使った、「12ヶ月のモビール」です。

元々彼女の得意としてたものは、小さい小さいミニチュア作品。数ミリサイズの花瓶から、親指サイズのドールハウスまで、今まで作った作品数はかなりのもの。
今回のプロジェクトでも、私はこおゆうのを創ってほしいとずっと思っていたので、1つ1つ仕上がるたびに、恥ずかしげもなく万々歳。
これこれ、これこそ君らしい。久しぶりに見る彼女の作品に、手放しで歓声を上げたですよ。


そしてのぞんだ発表会。
発表に先立って、自分のテーブルにモビールと絵をセットする彼女の周りに、次々と人がやってきて。
学校では見せることのなかった彼女のアートに、皆は随分と驚き、目を丸くして、そしてセッティングをヘルプしてくれまして、とってもありがたかったです。
いやもう、このモビールっちゅうもんは、とにかくバランスが難しく、しかも糸はこんがらがるし、結構な時間をとられましたよ。って、私は見てただけですが(ひとでなし)(料理のセッティング担当だったの)

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いよいよお嬢の発表の番になった時、なぜか初めて会場から、大きな拍手が起きまして。一瞬、彼女がサクラを雇ったのか、と思ったぐらい。
しかし、陶芸がダメになった時点で、がっくり落ち込んでいた彼女には、ほとんど耳に入らなかった模様。(恩知らず)

そして4分間の発表。
自分がなぜこのテーマを選んだか。Mentorは誰か。どんなヘルプを受けたか。
最初からArtist blockに突き当たり、随分と抜け出せなかったこと。
ようやく仕上げた作品が間に合わなかったこと。

滔々と述べた最後になって、
「うまくいかなかった部分については、全て自分の責任です。残念ながらこのプロジェクトは、自分的には失敗だったと言わざるをえません

だから、いばれって言っただろう(怒)


他の子みんなは、どんなショボい内容でも(失礼)、胸を張って自慢してたのに。それこそアメリカ、それであるべきと思うのに。
どうしてアンタはそうなんだ、と頭を抱えてしまう母。
ある意味、これほど「彼女らしい」発表もなかったなあ。
肩の力が抜けすぎて、苦笑すらも浮かびません。

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しかし、その後のWalkaboutの時間では。つまり、各自テーブルについて、他の皆は好きなように回って、それぞれと個別に話したり質問したり、という時間では。
なんとも嬉しいことに、はっきりと親の欲目なしに、一番人が押し寄せてくれたのが、お嬢のテーブルだったのです。

平均して、親指の爪大の24個の作品。しかもほとんど全て、「日本の12ヶ月」なので、とても一目で意味がわかるものではなく。
次から次へとやって来ては、説明を聞きたがる人達に囲まれて、せっかくのスナックに手を出す暇もありません。
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役立たずの母は、その合間に先生方とおしゃべりなど。
ほめ上手なアメリカの先生方、お嬢にも随分と沢山の嬉しい言葉をくださって、とりあえずお礼を連発するしかない母でしたが。


その日その日で気分が変わるティーンエイジャーの年代で、あの精神的な成熟度、と。
ワシントンD.C.の旅行でも、保護者にもガイドさん達にも、常に一番人気であったのだ、と。

そして、
それだけ色々できる子なのに、とにかく自分に厳しいのだ、と。
中でも特にお嬢が慕っている先生が、私の目を見ておっしゃった言葉であります。


学校教育は、今のところ全て米国で受けている彼女。日本の学校には、真剣に足を踏み入れたこともありません。
家の方針としても、一番優先すべきは現地校、としてきたので、特別日本を意識させるほどの環境ではなかった、と思うのですが。

気づけばいつも彼女の目は、一年に10日ほどしか触れることのない、母国に据えられて揺らぐことがなく。実態で触れたことのない分、その憧れは年々いや増すばかりで、同時に彼女を見つめる親にも、切ない気持ちを増やしながら。

彼女の気持ちが痛いほどわかり、彼女の価値観をそれでも嬉しく思い、
同時に、そんな彼女が米国で暮らしていくことに対して、きっと覚えるであろう生き難さと葛藤に。
今回のように、そんな場面に直面すると、ひっそりと私の胸が痛むのです。
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by senrufan | 2008-06-03 14:07 | Trackback | Comments(22)
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Commented by Chico at 2008-06-05 15:45 x
お嬢さん、アメリカ育ちでも古風な日本人なんですねぇ。
私の自画自賛な性格を少し分けてあげたいくらいです。(笑)
これからお嬢さんにとって素晴らしい人生の第一歩になりますように、心からお祈りしております♪Congratulations!
Commented by ゆみたち at 2008-06-05 15:50 x
私が師と仰ぐ人の名言に
親が育てるように育つ
というのがあります。
お嬢はね、ご両親が育て、そのように育ったのだと。
そんなお嬢を育てたMiyukiさんに、私は敬意を表します。
うんうん。
Commented by マミィ at 2008-06-06 01:05 x
先ほど一度読んだ時にじ~んと心にしみてしまって、コメントが書き込めませんでしたよ~~~(感動の涙でぬれて・・・あ、鼻水でした、すみません) アメリカと日本の狭間で複雑に揺れ動く、お嬢さんそのもののような小さくて繊細なモビール・・・とてもとてもいいですね。(ぐすん)

そして「脳ある鷹は爪を隠す」、まさにこれですね。お嬢さんは自己アピールをせずとも「こいつはできる!何か違う!」というオーラを発しているに違いなく。そしてそれは近づき難いものではなく、周囲の皆をも暖かく包み込むような、そんなオーラなんでしょうな。ゆみたちさんの仰るように育った環境と、そしてこれはもう、生まれつきのものがあるのだと思います。
そんなお嬢を産んだMiyukiさんに、私は敬意を表します。
うんうんうん!
Commented by さく at 2008-06-06 08:23 x
素晴らしい、素晴らしいよ。
私はお嬢ちゃんの謙虚な姿勢、いいと思う。
特にアーティストというのは自分の作品にいちいち満足してたら
そこでとまっちゃうんだからさー。
作品を見れば、スピーチがどうあろうと、そこにかけた時間と情熱は
見る人にちゃんと伝わって来ると思います。

この年代の子のこういう発表って素晴らしいよね。
ああ、こんなこともあんなこともできるんだって。
すごいエネルギーを感じます。
Commented by すれっぢ at 2008-06-06 09:07 x
う~ん、アメリカ・・・やるな~です。最近の日本の教育事情を聞いていると
こういう創作や、自分でプロジェクトを進めていくことなんか少ないのだろうな~と。で、どんどん受身になっていくと。良しに付け悪しきに付けアメリカ人の積極性を見るような気がしました。

お嬢さん、根っこは日本ですね~。年食ってから北米に来るのと違う意味で苦労してるんだろうな~と。これからどうなられるか、結構興味深々で
あります。
Commented by ayumin_moo at 2008-06-06 14:13
感動です。こんなに小さくて繊細で素敵なモビールを作っていても(しかも短期間で)、その謙虚なお嬢様の姿勢、素敵です。
日本人は特に意味もなく謙虚になったり、逆に褒めて欲しくて謙虚になったりする場合もある気がします。(私を含む)でも、お嬢様は本当に自分で満足ができないと胸を張れず、謙虚であることで成長する、という「意味ある謙虚さ」をお持ちのように思います。その謙虚さこそ、日本人の誇るべきところだったのだと気づかせていただきました。

とても素敵な発表会、親御さん方はさぞかし感動されたことでしょう。
お嬢様の陶芸もぜひ拝見してみたいです!
卒業式まで、1日1日をかみ締めてお過ごしくださいね。
Commented by frogfreak at 2008-06-06 16:15
じ~~~ん・・・

お嬢様を将来の自分の娘に重ねてちょっと涙してしまいました。
自分のアイデンティティを一生懸命探しているんですね。
すごす時間は少なくとも自分は日本人なんだって、強く思っていらっしゃるんですね。
自分に厳しく、人に優しく、まっすぐな生き方が出来るのってすばらしいと思います。柔軟さはゆくゆく身についてくると思いますよ。若いからこそまっすぐが許される時期だもの。イマドキすばらしいことだと思います。
それにしても素敵な作品ですね。
また陶芸のほうもあがったら紹介してください。
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:26 x
*Chicoさん
自画自賛ではありませぬ、Chicoさんが今まで積み重ねてこられた努力による自信。それ以外のなんでありましょうか。ほんとに、そういう意味でも彼女にChicoさんを見習ってほしいものでございます~。
温かいお言葉、ありがとうございます! このまま卒業まで突っ走ってほしいです。
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:28 x
*ゆみたちさん
おお、その名言は私も何度か耳にしたですよ。そのたびに、「これが私のせいか……」と、お嬢を遠い目で見たですよ……うううう、ゆみさんの優しさが身にしみるです。
子育てっちゅーもんは、喜びと後悔の連続ですなあ。(しみじみ)
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:31 x
*マミィさん
アーティストらしい素敵な表現、も、もったいのぅございます~~~(私こそ感涙)

いやいや、ここだけ取り上げてみれば、デキたお子のように聞こえますが、そこはさすがにガキだけあって、まだまだいたらないところだらけの発展途上人。それのそばにいる母も、この歳でまだまだ未熟者。母子でこれからも精進してまいります~。
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:34 x
*さくさん
そうそう、それなの! ほめて育てろ、というけど、うぬぼれてそこで成長が止まることの方が怖くて、それがどうしてもできないんだーー(涙) 謙虚さと、確かな自信と、両方確実に身につけていくには、どれだけの時間とサポートが必要なんだろうねえ……

うん、私もこのテの発表会は、いつも楽しみでならないのよ。自分にまだ枠を設けていない、その純真さが大好きだ。
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:37 x
*すれっぢさん
そなんです、色々欠点はあれど、やはり今のアメリカになるには、それだけの努力も払ってるんですよね~。日本の学力テスト、応用力が足りないという結果だったそうですが、さもあらん、と思います。

バイリンガル、マルチリンガルだらけのこのエリアですが、やっぱり人種ごとの価値観は着実に根っこにあるようで。彼女もこの先どうなるんでしょうねえ。本人は日本で暮らす気満々なのです、今のところ。
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:48 x
*ayuminさん
うわあん、あんなヤツにもったいない言葉ばかり、本当にありがとうございます~~!
謙虚であることというのは、米国の、しかも子供の世界では、そうでないほうが楽に生きられる、どころか、マイナスの足ひっぱりになりかねず。でも私の日本人としての価値観が許さなくて、彼女にはそう教えてしまうので、どこかに常に罪悪感があるのです。どこまで謙虚で、どこまで自己主張するか、これはずっと続く葛藤ですねえ。

そう、卒業までとうとうあと1週間なのですよー。楽しいことをかき集めて、明るくゴールに辿り着いてほしいです。
Commented by Miyuki at 2008-06-06 22:55 x
*frogfreakさん
そうなんです、彼女の「私は日本人」という気持ちの強さは、一体どこから、と思うほどなんです。思うに、それこそ自己主張人間だらけの中でもまれにもまれて、その悔しさややり切れなさもあって、ますます日本への憧れが強くなっていったのではないかと。実際の日本だって、色々あるんですけどねえ。
「自分に厳しく、人に優しく」、本当にそれでなくては!(握り拳) この辺の受け入れがなかなかできなくて、小学校低学年からずっと彼女の課題なのです。おっしゃる通り、少しずつでも柔軟さを身につけていってほしいのです~~。
陶芸、私も楽しみにしてるんですよー。一体いつ出来上がるんだろう。
Commented by やまばと at 2008-06-07 05:03 x
とてもお久しぶりですが(しかも相変わらず遅ればせながらですみません)、
Miyukiさんの日記からいつも感じるのは、お母様の信頼とそれに支えられたお嬢様の自立心
です。わが家でこのような展開になったら子どもより先に私のほうが精神的に参ってしまい
(ご無沙汰の理由の一部もここに…)、いつの間にか親主導の作業となる可能性大です。
きっとそのせいで、やっつけ仕事でごまかそうとばかりする子どもを育ててしまった私は、
お嬢様の発表の締めくくりのシーンで、自分ができる限りのことをしたという確信なくしては
決して口にできない言葉にいたく感動して、ぽろぽろと。。。。。。

こんなにたくさんの人を泣かせるお嬢様、お年頃になったら今度は多くの男性を泣かせる
ことになりそうな・・・(それはそれで心配なのですけれど)。
Commented by Miyuki at 2008-06-07 12:07 x
*やまばとさん
お会いしたかったですー!!(がしっ)
いえいえ、実は母の「めんどくさい・責任を負いたくない」という、大変自分勝手な理由に支えられた放任主義のせいで、娘は強くならざるをえず。しかもやたら高いプライドのせいで、皆の前で恥をかくこともできず。母と自分の両方から与えられるプレッシャーは、確実に彼女を歪めてしまったと思います……柔軟性のあるお嬢様の、爪の垢をうちの娘に、そして常にちゃんと気を配っていらっしゃるやまばとさんの垢を、ぜひ私にいただきたく!

はっはっは、実はすでにオトコを泣かせてますよ。例えば体育の体力テストで負かしたとか、毒舌でやりこめたとか(しくしく)
Commented by peartree22 at 2008-06-08 12:13
わー、もう何と言っていいのか、言葉が見つからず(涙、涙)
アーティスト志望のお嬢さんが、「何も作ることができない」という一番辛い過程を経て、作った作品の繊細なことといったら!お嬢さんが一番力を入れていた陶芸の作品が間に合わなかったことは本当に残念ですが、そのことがあったからこそ、日本の四季というモビールができたわけですし、Miyukiさんが母親の目で見て「実は彼女らしい作品」と思っていたものというのが、また母子のつながりを感じずにはいられません。
ずっと見守り、待っていたMiyukiさんの母としての愛情がまた涙腺を緩ませまして・・・。「謙虚」であるからこそ、お嬢さんの作品に込められる情熱が強いのかもしれません。だからこそ、感性豊かな子どもたちが一番に興味を持ったのでしょうね。作品が雄弁であるということはアーティストとして一番すばらしいことではないでしょうか。
この日記を読んで、右上の写真を見たらまた涙腺がー(笑)。
今後もお嬢さんの作品のUPもお願いします♪
Commented by Miyuki at 2008-06-08 23:26 x
*ちゃんさま
いえいえいえ、昨日お嬢のスイミングの試合があったのですが、そこでさらした醜態→私の「傷口塩すりこみ」→大ゲンカ、という過程を経た今の私達には、愛情は欠片もございません(むかむかむか) どーーしてああも学習効果がないんでしょうーかっっ!!
などと言ってるバヤイじゃないですね。いつもながら、ちゃんさまのあったかあいお言葉と眼差しに、心の底からじ~~んとしてしまいます~~。
モビールに関しては、ケガの功名でしたねえ。いい記念になったと思います。たとえ今、部屋に飾られて、「じゃま……」と内心密かに思っていても!(殴) これからもちょこちょこ作っていってほしいのですが、さて、どうなりますやら。ここ1~2年で、凡人であることをしっかり自覚してしまった彼女の先は、親にはなかなか読めないのです……
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-06-10 06:20
本当に、涙腺が、うるうると。

葛藤されるお嬢様と、その心を的確に理解して、親のひいき目でも謙遜でもなく褒めてあげられるMiyukiさんの理想的な母親姿に感動。子供を持つって大変なことですが、こんな充実した形で返ってくることが出来てよかったです。価値観も道徳観もきっとMiyukiさんに生き写しのお嬢様。素敵な女性に育つのを楽しみにしています。(うるうる。)
Commented by Miyuki at 2008-06-10 10:45 x
*shinaさん
おっかえりなさーーいいい!!(喜びで涙腺うるうる)

いやいや、彼女からは、「なんでそうデリカシーがないの!?」と泣かれている母親です。そんなもん、オマエに対して持ってたまるか(怒)
こおゆうところは私にそっくりなので、そりゃあ将来不安だらけでございますよ……絶対ロクなモンにならんだろうと。なんせ、生きた見本がここにいますからねえ。(鏡を見ながら)
Commented by まきりん♪ at 2008-06-13 12:10 x
アーティストの道を既に歩み出しているのですね、お嬢さんは。

得意なミディアムが発表できないとわかった時のショックは筆舌に尽くし難いものがあったことでしょうね。それでもロウ粘土で日本の12ヶ月のモービルを完成させたとは並みのティーンエイジャーにはできることではありませんよ。素晴らしい!

これからが楽しみですね。
Commented by Miyuki at 2008-06-13 12:59 x
*まきりんさん
ところが、彼女の現在の夢は、栄養管理士なんですよ~(笑) 詳しい話は省きますが、まあそれも陶芸家の夢の発展版なんですけどね。

災い転じて福となったかな。何はともあれ、無事プロジェクトを終えられて良かったですvv


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