声になって届く思い

神のヨハネの祝日、ミツバチの日、みやげの日、国際女性デー
文武天皇が初めて度量衡を定めて天下に公布(702年)
東大寺大仏殿の再建。大仏の開眼供養(1692年)
忠犬ハチ公、帰らぬ主人を十年待ち続け死ぬ(1935年)


声優の広川太一郎さん死去

訃報というものはいつも悲しいものですが。
その方のファンであれば尚のこと、胸がつまって仕方がありません。

英語アレルギーのくせして、吹き替え映画よりは字幕映画派だった私が、唯一吹き替え声優が広川さんの時だけ、あえてチャンネルを合わせたものでした。
最初の出会いはおそらく、昔はまった「モンティ・パイソン」だったと思うのですが。なんと子供らしからぬ趣味。
一定レベルの幅を超えた声は出されないのに、その狭い幅内で、見事に軽妙さとユーモア、真面目さでまた笑わせる、そんな絶妙なナレーション。

Wikipediaで改めて経歴を拝見すると、あれもこれも広川さんだったと、しみじみとお声が思い出されて、また目の前が滲んできます。


エンターティメント、というものの確かな力を、示してくださった方でした。
心からのご冥福を、そして、心からの感謝を捧げます。

* * * * *

【イベント】

先日、母子遠足(え?)でチョコレート工場見学に行った友達が、実はコーラスグループに入ってると知ったのは、そんなに前のことじゃなく。
日本の歌を聴くのが好きな我々母子、コンサートがあったらぜひ教えてね!と頼んでおいたの。
そしたらあったよ、今月に。わざわざくれたチラシを手に、うきうきと2人で行ったのさ。風邪っぴきの旦那は置き去りさ。




Choral Cosmoという名の、このエリアに住む(主に)日本人の有志で構成された混声合唱団。
1998年発足なので、なんと今年は記念すべき10周年。初めて聴くのが10周年記念なんて、くじに当った気分です。

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教会のホールを借りてのコンサート。バックが美しいステンドグラス。
音響も良く、左右にはグランドピアノとエレクトーン。
今回出演されたエレクトーン奏者の方は、数々のコンクールで賞をとられている有名な方だそう。

プログラムは4パート構成。
Part Ⅰ : 宗教曲
Part Ⅱ : 日本の歌
Part Ⅲ : アンサンブル
Part Ⅳ : 名曲アルバム

黒の装いの団員の方々が演壇上に並ばれて。客席は大多数が日本人の、暖かくなごやかな雰囲気で。
指揮者の方のタクトにのって、コーラスがあふれ出したよ。

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メンバーの一員で、今回ピアノ伴奏も一部つとめた友達によれば、練習が平日の夜なので、仕事や子供の世話で、なかなか集まれないのが実状らしい。
だからレベルは……とため息をついていたけど、なんのなんの、とんでもない。
それだけの練習量で、これだけの演奏を聴かせてもらえるなんて、と思う出来だったよ。
そりゃあ、上を見ればキリはないけれど。でも観客の一人として、とても楽しい一時を過ごすことができたんだ。

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パートの合間には、高校3年生という男の子の、クラリネット協奏曲の演奏も。
これがすごい! 上手い! しかも全部暗譜!
終わった後、手が痛くなるまで拍手した。


後半になったら、更にエンターテイメント色が加わるよ。ピンクの装いが春らしい。
指揮者の方と、音大の声楽科出というソプラノの方の、オペラのデュオがあったり、
ゆかいなカエルのパペット付の、男性コーラスがあったり、
そして可愛いおチビちゃんから、初々しいお姉さん達までが勢揃いした、「Sing」の全員合唱が。

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大盛り上がりで終わった後は、こんな楽しい時間をくれたメンバーの方達に、せめてものお礼でいっぱい拍手。
ありがとう、とっても良かったです。いい歌&素敵なコーラスをありがとう。


その後のレセプション。メンバーの方の持ち寄りのお料理とお菓子に、恥ずかしげもなく突撃した私達。お嬢も、友達と一緒に、あれもこれもと山盛りだ。
だってさすが日本人のグループだけあって、私達が喜ぶお料理が勢揃いしていたんだもん。取って、取って、と言ってたもん。(妄想)

そして、思いがけず会えたあの人、この人、沢山たくさん。
久しぶり、元気ですか、会いたかったです、「今月帰国なんです」ってイヤですうううう、とか、まあいっぱいしゃべったのなんの。普段ヒキコモリだから、こういう場はエネルギー充填200%という感じで、ついついハイになっちゃうよ。


こういうコンサートを聴くと、いつも湧き上がってくる思いがあって、それが嬉しさと寂しさを同時に運んでくる。

中学から大学まで、一貫して音楽をやってきて。学生時代の終わりと一緒に、そういう活動からも卒業。そう決めて、きっぱりと足を洗って(?)、それに後悔はないのだけど。
それでもたまにこういう場に身を置くと、それが後悔の色を帯びたり、またやりたいという色を持ったり、どうしてどうして、こんなに年数が経った後でも、まだ平静ではいられない。

だから、というわけではないけれど。このコーラスに属する人達に、改めて応援の声をおくりたくなるんだな。
忙しい毎日の中で、やっぱり音楽は癒しになる、と思うから。楽しんで、リラックスして、足の先から頭まで。その時だけでも、音楽でいっぱいになってほしい。

来年もまた聴きに来れるかなあ。
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by senrufan | 2008-03-08 12:37 | Trackback | Comments(14)
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Commented by まきりん♪ at 2008-03-11 15:46 x
音楽の血が騒ぐようですね、Miyukiさん。
好きなことって身体の芯から欲しているんでよね。

素晴らしいコンサート、しかもその後のレセプション付きはおいしかったですね(笑)
Commented by マミィ at 2008-03-11 16:33 x
雰囲気満点のコーラスのコンサート。教会中に美しく響く歌声が聞こえてくるような気がしました。しかしMiyukiさんの生活は奥も深いけれど幅も広い。感謝。

こういう時平静ではいられなくなるというその気持ち、私も同じです。中学から主婦になるまで、飛び飛びながらもコーラスをやっていたので、こういう話を聞いたり見たりするともぞもぞして来ます。んで一人の部屋で「あ~~~っ」とか「は~~~~っ」とか声を出してみて・・・出ない・・・とがっかり。やはりちゃんと発声練習を地道に続けていないとだめなんだよな。ソプラノの馬鹿笑いだけじゃだめなんだよな・・・と落ち込み。

ところでこのコンサート、日本人以外のお客様もたくさん集まったでしょうか?繊細な歌声、思考を凝らしたコンサートの流れ、そして美味しいお料理のおもてなしで閉めるという日本らしい粋な心遣い・・・どうだ、参ったか!(って、いつものごとくすっかり自分が行った気になっている朝)
Commented by peartree22 at 2008-03-11 17:19
内容盛りだくさんのコンサートだったのですね。
コーラスって1人1人の声をまとめなくてはならなくて、上手い人が突出しすぎてはいけないし、かといって目立たぬようリードする人も必要で。
異国で聞く日本の歌は本当に心が慰められますよね。
私も音楽が好きで、少しかじったことがあるので、何か復活させたいのですが、時間を作るのが下手。今は娘相手に、車の中や家の中が私の小さなホールとなってます(笑)。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-03-12 02:39
こーんなにお友達が多くて人気者の Miyuki さんが引きこもりだったら、私はエベレストの地下数百メートルで凍結してそうですよぉ・・・と、まったく本題でないところにまずはつっこみを。すみません。

いいですね。人の声も人が奏でる楽器も、心を揺さぶりますよね。海を渡ったこんな遠くでも、同じ思いの日本の方々が大勢いらっしゃると思うと感慨深くなります。来年(覚えていてくださったら)告知してくださーい!私も是非一体になってみたいです。ところで、Miyuki さんのされていた音楽ってなんでしょう??(興味津々)
Commented by あつゆき at 2008-03-12 06:59 x
どこかで見たところ、と思いきや、去年うちの子供もトトロ歌いました。
その時もコンサートの後の会員の方が持ち寄って下さったというたくさんのごちそうに驚きました。
Commented by ayumin_moo at 2008-03-12 07:46
たくさんのご友人に囲まれて幸せそうにしているMiyukiさんが目に浮かびます。(お会いしたこともないのに)日本とは遠くはなれたこの国のこの場所に、それぞれの理由で渡米した日本人の方々が集まることに運命的なものを感じます。

コーラス、いいですよね♪私が通っていた中・高はカトリックで聖歌隊というクラブがあり、いつも澄んだ声に聞きほれていたものでした。
私もオケに入っていましたが高校卒業以来ぱったりと。潔くやめたはずが、頑張っている方々をみると感化されてしまい。。。あ、でも私は相当なへなちょこオケでしたが。。。(汗)
Commented by ゆみたち at 2008-03-12 11:35 x
うん、広川太一郎さん、、。
モンティパイソンは、わたしのとこに始めてみゆきさんがコメントしてくれたんだよね。
ムーミンのノンノンのお兄さん役も、とっても好きだった。
残念。

Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:25 x
*まきりんさん
はい、血が呼ぶんでございます(笑) って、別に家族に音楽家がいるという意味ではなく。
レセプションがまた最高で……(思い出しヨダレ)
Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:31 x
*マミィさん
えーと計ってみましたら、奥行き1cmの、幅0.5cmでございました、私の生活。(真顔)

姉さまの方がすごいじゃないですか、なんとコーラスもやられてたですか! くーっ、アートも音楽もだなんて、やっぱりマミィさんは芸術家。そう、でも続けてないとだめ、というのは同感でございます……練習を1日サボると、3日分は戻る、と言われてましたから、とういことは私達はすでに半世紀分ぐらい後退?

日本人以外の方もちらほらといらっしゃいましたよん♪ きっと感動してくれたことと思いますよ~、あの料理! 寿司におにぎり、ロールサンドと、ずらりと勢揃いでしたから。どーだ、まいったか!(と私もいばる)
Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:34 x
*ちゃんさま
そですよね、お互いの声をいかに溶け合わせるか、というのが一番のポイントなわけで。そういう意味でも、私はオーケストラやコーラスが好きなんですよ~♪
ちゃんさまも、アネネちゃんが幼稚園に毎日行くようになったら、一段階。小学校に行ったら二段階。そんな感じで、どんどんちゃんさまの好きなことを再開、もしくは新規に始めていただきたいなあvv というか、その車の中に私もいたい。(真顔)
Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:36 x
*shinaさん
そうなんだー、Miyukiさんってすごい人なんですね! shinaさんをエベレストレベルにしてしまうとは、いやあまいったなあ、えらいなあMiyukiさん!

……私、同名なのに、全然違う……

楽しいコンサートでした~♪ うんうん、じゃあ来年はぜひご一報させてくださいまし。私はですね、学生時代はオーケストラで、オーボエなど吹いておりましたのです。アレです、あのチャルメラの仲間ですねー(台無し)
Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:38 x
*あつゆきちゃん
なんと、そうだったのか~! 今年も出てくれればよかったのにー。まかなさんのとこのお嬢様達、かわいかったぞvv
じゃあ、あのお料理の豪華さは、恒例なのね。これは来年もぜひ行かねば(間違ってるコイツ)
Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:42 x
*ayuminさん
その想像の中の私は、果たしてどんな姿なのでしょうか?(どきどき)
それそれ、縁あってのこういう仲間、というのがいいですよねえ♪

お、ayuminさんはもしかしてお嬢様育ち、という、私の憧れのアレかしら? 挨拶が「ごきげんよう(にっこり)」とかやってらっしゃいませんでしたか?(妄想) そだそだ、オケ仲間でしたね、私達vv うちのオケは、学生オケとしては名が通ってたとこで、クラシックマニアが8割以上でしたねえ……なんせ宴会のゲームで、クラシックCDの頭だしクイズ、なんてやってましたから。で、私はそういうメンバーの中で、『クラシック無知連合』の名誉会員でありました……
Commented by Miyuki at 2008-03-12 12:44 x
*ゆみたちさん
そう、覚えてるよお、その通り! あれから図書館でDVDを探したものでした。
ムーミンの、ああそれもあったねえ……だめだ、まだ涙が(ずずーっ)(鼻水付)


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