諦め切れないものならば

苗字布告記念日、人日の節句(旧暦)、銀行強盗の日
「続日本紀」が完成(797年)
地方公務員法施行(1951年)
フランスがサハラ砂漠で初の原爆実験(1960年)


「バレンタインは女性の祝日」
という言葉を、過去日記で書いたことがありますが。(うろ覚え)
その通り、女の子から男の子へ、というのは、日本ならではの慣習、つーか悪習つーか、ま、独得の風習なんでしょうな。

しかし骨の髄まで日本人の私、やはりバレンタインとはイコール、チョコレートの日なんでありまして。
ちょうどラジオで、チョコレートのテイスティングを仕事としている女性のインタビューを聞いたので、以前に書いた「チョコレートの味わい方」と合わせて、改訂版なんぞを書いてみたりしたですよ。


1. 見る : 指でそっとチョコを持ち、その色、艶、デコレーション、滑らかさなどを楽しむ。

2. 嗅ぐ : 深呼吸を3回。それから親指でチョコをこすって香りを出し、深く吸い込む。良いカカオはフルーツの香りをも醸し出す。

3. 聞く : チョコを割って、その音のシャープさを確かめる。これはチョコの固さを表していて、ダークチョコが最も大きい音をたて、ミルクチョコは柔らかく割れ、ホワイトは微かにささやく。

4. 味わう : 小さな欠片を舌にのせ、口蓋の上に押し付けて、ゆっくりと舌に慣らしながら溶かし、ボデイの全てを体感する。

5. 感じる : 五感に残る余韻を長く、自分の中の最良の記憶と共に、最後の全てまで味わい尽くす。そしてその後数分は、何も口にしてはいけない。


ちなみに彼女は非常に嗅覚が敏感なので、テイスティングにはすばらしい能力とはわかっているが、実生活には辛いとおっしゃってました。
特ににんにくを食べた後の人は、数m先でもすぐわかって、さりげなく離れるんだそうですよ。

* * * * *

【お菓子】
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チョコレートの原料は、カカオマスとココアバター、糖分とレシチン、バニラ系香料。
今では厳選された材料のオーガニックチョコレートや、フェアトレードチョコレートが流通するようになってきて、チョコレートファンとしてありがたい。



しかしマクロビという視点から見ると、チョコはできるだけ避けた方がいい食材。
なぜならこれらの材料、全て「極度の陰性」とされるものばかりで、内臓に大変負担をかける、という捉え方になるんだな。

だからといって完全に断てるか。断てるわけがないだろう。(どーん!)


そんな風に勝手に葛藤してた私の手元に来たのは、マクロビ流にアレンジした、チョコレート・トリュフのレシピであったのだ。ありがとう、エリック・レシャソーさん……!

蛇足ながらこのエリックさん、この方もマドンナのプライベートシェフ経験有りの方。現在はカリフォルニアで、日本人の奥様とお住まいでいらっしゃって、ヨセミテ近郊でマクロビのペンションとレストランを経営されているというお話。いつか行ってみたいです、いやほんとに。

彼のレシピ本のありがたいところ。米国向けレシピなので、私が手軽に入手できる材料ばかりで作れるところなの。
でも同時に米国らしく、出来上がりがすごい量なので、いつも半量以下で作るようにしてるんだ。それでもかなり余るんだ……

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まず用意するものは、カカオ100%のピュアチョコレート。香りは大層チョコなれど、かじったら地獄を見ます、というアレ。
これに砂糖ではなく、米飴とモルトシロップ(麦芽水飴)で甘味をつけ、植物油をもって油脂分とし、ミルクではなく豆乳で。レシチンでなく寒天で。
こおゆう理屈で進むんだよ。


チョコを湯煎で溶かし、米飴・モルト、キャノーラオイルを加えて良く混ぜる。
別の鍋に豆乳と寒天を入れて、寒天を良く煮溶かす。
そしてそれぞれを混ぜ合わせるんだが、ここでヘラですくったチョコの方、完全にひとつなぎになった、チョコレート色の水飴状態で大笑い。手がもう一本あったら、写真を撮れたのに。
この混ぜ物をバットに入れて、粗熱がとれたら冷蔵庫でしばらく冷やすんだな。

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あとはこれをスプーンですくって、手で丸めてボール状に。これを延々繰り返し、最後は好きなものを表面にまぶすんだけど。
しばし考えて選んだ3種は、キャロブパウダー、ヘーゼルナッツミール、そしてオーツブランとなりました。


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出来上がったものを、目で確かめ、香りを嗅ぎ、……なんてことをやってられるかってなもんで、早速ひとかじりして、舌の上でまったりと転がしてみる。
うん、100%を使うだけあって、かなりダークな味わいだ。市販品でいくと、85%ぐらいの感じ?(テキトー)
食感は正に生チョコ。普通のものに比べると、口溶けは少々足りなめなので、濃厚なチョコレート好きさん向き。
お嬢と私は完全ダーク派で、それも今では最低でも75%以上を求めるので、これはかなり好みです。


半量で作ったものの、それでも24個できてしまって。ちと小さく丸めすぎたか。
えーと、お嬢と私で一日一個ずつ食べるから、なくなるのに3週間以上かかる計算で……

こりゃいかん、何とかしなければ、とばかりに、マクロビスイーツが大丈夫な友人夫妻に、押しかけ・押し付けをやったのだ。罪ほろぼしに(ええっ)、午後に焼いたマクロビ・パウンドケーキも添えて。

そしたら後でわざわざ電話をくれてね。
なんと、赤ワインと一緒に召し上がったと。ダークなチョコがとても良く合って美味しい、とのお言葉だったのだよ。(歓喜)
私は普段全くお酒を飲まないので、そういう食べ方があったとは全然知らなかったよ。いいこと教わったなあ。

じゃあ今度は彼女の家の好みを聞いて、ちみっとアレンジしてみよう。ナッツやドライフルーツを入れてみたり、まぶすものを考えたり。
楽しかったチョコレート教室で教わったこと、このチョコで生かせる方法を考えよう。
そして赤ワインと一緒に持参するので、いつか楽しく「チョコの夕べ」を過ごそうね。





でもお酒も極陰性なので、お互いすっごく元気な時に、ほどほどにいただくとしようかね。>私信
*-*-*-*-*-*-*-*-*

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ちなみに市販品で、こんなものを見つけました。
原料はカカオにココアバター、レシチン、バニラというところは通常品と同じですが、糖分に麦芽とコーンのシロップ(多分)使用となっています。

お手軽なヴィーガンスイーツ作りに良さそうで、これまたありがたいですな。
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by senrufan | 2008-02-13 16:49 | Trackback | Comments(10)
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Commented by Chico at 2008-02-15 17:39 x
美味しそうなトリュフですねぇ♪
私は64~66%くらいのダークチョコが好きです。
ビターな感じより、カカオ豆の持つ甘みや酸味、その他の持ち味が楽しめるような気もするのです。(あくまでも気がするだけ、、、笑)
寒天入りってのも、興味深いです。
あっ、私は主人からチョコをもらいましたよ~♪実は、未だにチョコをあげたことがない私です、、、。(笑)

そしてチョコのテースティングですが、私は味わうだけであとは無理です~。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-02-16 05:12
エリック・レシャソーさんというマクロビシェフの方がヨセミテ近郊でペンションとレストラン・・・?!それは聞き捨てならない情報です。私もいつか行ってみたいです。そして、アメリカで手に入りやすい食材を元に書かれているアメリカのマクロビレシピ、きっと大重宝ですね。

ちなみに、おこちゃま夫婦のうちはダークチョコレートは苦手です・・・。ダークよりはミルク、ミルクよりは(砂糖と油分の塊の)ホワイトが好き。ゆえに、ダークチョコとワインを合わせたことがありません。本来赤ワインとチョコの組み合わせは最悪なんですが(ワインが劇的に苦くなって風味も果実味も分からなくなってしまいます)、ダークチョコレートならあうのかぁ。試してみる価値ありですねっ!

・・・でも、お酒(ワイン)は極陰性ですか(涙)
Commented by すれっぢ at 2008-02-16 07:07 x
質問です~。チョコは陰の代表格とすると、陽の代表格は何に
なるのでしょうか?その2つをバランスよく取って、中和させるなんてのは?

しかし、ふと思った。陽の代表が「もずく」だったりしたら辛いな~と
勝手な想像をする、分かってないオヤジでした・・・
Commented by Miyuki at 2008-02-16 13:22 x
*Chicoさん
いえいえ、さすがChicoさん、先日読んだ雑誌のチョコの記事でも、テイスティングする人達は皆、60%台推薦でしたよ~。あ、そだ、この記事も日記につけておこう。
ご主人様は、パティシエChicoさんにどんなチョコを贈られるのかしら?(わくわく) そう考えると、Chicoさんにチョコをいただいた私達、もしかして恨まれてます?(笑)
Commented by Miyuki at 2008-02-16 13:27 x
*shinaさん
ね、行ってみたいですよねー! 実は私、まだこちらのマクロビレストランって行ったことがないんですよ。一軒だけ地元にあったのですけど、いつの間にかつぶれてた……

ご心配なく、アメリカは世界一のミルクチョコレート消費国だそうですから(笑) しかしそですか、赤ワインとチョコの組み合わせ。最後は個人の好みということになるのでしょうけど、うーん、奥が深いっ。

でも身体を冷やすのよぉ……(涙)
Commented by Miyuki at 2008-02-16 13:31 x
*すれっぢさん
んもー、ほんとにいつも鋭いんだからすれっぢさんってば!(尊敬の眼差し)
まず極陽性にあたるのが、精製塩と卵・肉類です。マクロビは身体を中庸に保つ、というのが目的なので、理屈からいえば極陰と極陽をとって、ということも考えられるのですが、「極」とつくのは、体にとってそれだけ刺激・負担がデカい、ということなんですね。強いカンフル剤を打つようなイメージ。それを2つ摂れば尚更、なんですね~。
なので、普段はなるべく中庸のものを摂って、体調次第で月に数回、そういう強いものを摂る、というやり方を薦めているです。
Commented by peartree22 at 2008-02-16 17:47
チョコレートとお酒、この2つの悪魔と密約を交わしている私でございます・・・。ここ数日、毎日1個以上食べております。そして、ワインもグラス1杯以上飲んでおります(爆)
でも、このチョコレート、なんて美味しそうなのでしょう。またMiyukiさんに作ってもらいたいものリストノートに書きました(そんなもの作っているなんて!はい、私の頭の中にしっかりと。ほかの事は記憶できなくても、しっかりと←しつこい)。
チョコレートのテイスティング術。今日から残りのチョコレート、これでやってみようっと(笑)。
Commented by Miyuki at 2008-02-17 13:43 x
*ちゃんさま
あはは、隠れ魔女発見! 通報しなきゃ!(オオウケ)
いいではないですか、1個&1杯なんて、忙しい一日のごほうびではないですか。ほら、私達、完全マクロじゃないですし~vv
ましてやバレンタインシーズンの日本、きっとあれもこれも試したいチョコばかりだったことでしょう。その全て、ちゃんさまのチョコレポートとして読みたいので、ぜひテイスティングした上でご報告を~~(おねだり)
Commented by まきりん♪ at 2008-02-20 15:06 x
自分でチョコまで手作りする発想がすごい!
で、ダークな味わいお好みだったようでよかったね。
ミルクチョコが好きな私は、練乳なんかと投入したくなりました~
Commented by Miyuki at 2008-02-21 13:06 x
*まきりんさん
練乳かあ、それもアイディアですねえ♪ 但しかなりの甘味を加えることになるから、調節して、ねえ。


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