甘く、優しく、穏やかに (番外編)

建国記念の日、文化勲章制定記念日
平清盛が太政大臣となる(1167年)
大日本帝国憲法発布、皇室典範制定(1889年)


b0059565_16502334.jpg友達と、スターバックスで待ち合わせをいたしまして。
飲み物をオーダーすべく、レジに近づいた時、右手に立っている看板が目に入ったのでございます。

「Skinny Latte : only 90 calories」

大抵の時は豆乳のラテを頼む私ですが、この時はつい、
「これ下さい!」
と口走ってしまったんですな。
ちなみにフレーバーは5種類あるうち、キャラメルを選んだのでございます。

オーダーした後で、改めて看板を読んでみたならば。

「無脂肪牛乳とシュガーレスシロップ」

げ、やべ、と思っても後の祭りだったのでございます。


実は私、この”人工甘味料”なるものに大層弱くてですね、とにかくあの味が大嫌い。なので当然、「ダイエット」と頭につくような飲料も大嫌いでございます。
加えて、「無脂肪」なる製品も、基本的には避け傾向。人工的にいじったものを大量に食べるぐらいなら、本物を少量食べる方が良い。
そこで少量でやめられないからこそ、ダイエットに励む始末になったくせに(バカアホマヌケ)

と、いくらぶちぶち唱えたところで、確かめもせずに頼んだ自分が悪いので。
諦めて、差し出されたカップを受け取り、ずずっと一口すすったのでありましたが。


  ゲ キ マ ズ


であったことは言うまでもありません。
でもでも捨てる勇気もなく、尚も数口がんばりましたが、途中で本格的に気分が悪くなりそうになったので、結局泣く泣く(?)ゴミ箱行き。くそう、オノレが不甲斐ない……!


ということで砂糖シリーズ(呼び名)、いずれは人工甘味料についてもまとめられたらいいなあ、という希望的観測をいただいております。まとめます、と言い切らないところが大人です。(つまり、ズルさ満開)

* * * * *

【家庭内事情】

今でこそ、オーガニックだの何だのとうるさい私であるけれど。そのくせ知識は、いまだにちっともないけれど。(最低)
考えるようになったスタート地点は、やはり子ども、であったと思うのだ。

旦那や私は、ジャンク大ありの世界で育ってきて。インスタント食品の普及率と比例して大きくなったようなもんだし。
そして一応、大人であるので、ジャンクに徹しようが、自然派を選ぼうが、自分の意志で選ぶことで、更にその責任も自分で負う。



だけど子どもというものは。少なくとも扶養家族である間は、基本的に親が選ぶものに従わざるをえない存在で。
衣類や持ち物こそ、自分の意志を反映できるようになるけれど、こと食べ物に関しては、なかなかそういくもんじゃない。
ということは同時に、本来その責任は、親が大部分を負うべきものであるんだろう。

そう考えた時に、じゃあできるだけ身体に優しいといわれているものを、と思うのは自然な流れであって。価値観も含めての躾の背景になるものと思えば、尚更に。
そして一人立ちした後に、その価値観で生きていくか、それとも真逆を進むようになるか、それは本人の選ぶこと。
ただ、その責任は自分で負うのだ、ということを理解している、そういう人間に育てることが、また親としての責務だろうと考える。


こんなことを殊勝にも考えて、でも実行できているかどうかは完全に別として。(殴)
だけど同時に、もう一つ思ったことは、「かといってガチガチにはなるまいぞ」という、自分自身への警告であったりする。

何に関しても、”極端””過ぎる”ことは大いに避けたいこと。いまだ「ゆるゆるマクロ」を堂々と名乗ってやまない理由。
だってそれこそ、残りの人生半分過ぎた私とは違って、これからこの世界で生きていく子供なんだから。化学調味料だって遺伝子組み換え食品だって、完全排除された世界に住むことなどありえない、と思うんだ。
だったら、それらと共存していく道を探すべき。いろんなものが溢れる中で、自分で選ぶ判断力・違った価値と付き合う力・その判断への責任感。そんなものを徐々に備えていけたなら、どんなにいいかなあ。
自分ができないことを、どんどんと負わせるのがまた親であるのだな。(極悪)

特に、自分の主食に近かったお菓子類に関しては、更に寛容になっちゃうんであって。
手作りスイーツも作りながら、市販のスナック類も選びつつ・与えつつ・共に食べつつ(ここ重要)やってきた。


ところが、そんなゆるさ度150%のマクロビ生活でも。身体の細胞の入れ替わりのサイクルに従うのか、次第に味覚が変わってきて。
あれほどお菓子ジャンキーだった私が、いつしか市販のお菓子の摂取は、適量を超えると途端に舌に異常が出るようになっちゃって。(泣いてます)
今ではその量を超えないように、自分で気をつけなくてはいけない日々を過ごしてる。
なんつって、これはダイエットも大きな理由だな。

私でさえ変わった、という事態を、ひたすら自分限定で考えてたアサハカさ。同じものを食べて、私以上にマクロビにはまりつつあるお嬢の身体が、変わらないわけがないんだった。
ということに、彼女が変調を訴えてから、初めて気づいた愚母だった。


先日、とっても久しぶりにケーキを買った。近所に新しく、オサレな店ができたので。
日本のケーキよりちょっと大きい、というサイズのものを2個買って、家族3人でそれぞれ1/3個ずつ分けたよ。いじましいったらありゃしないけど、でもダイエットが。ダイエットが(歯を食いしばる)

分けたケーキを私は朝に食べたんだけど、昼にはすでに舌がピリピリと痛くなったんだなこれが。
えええ、あんな量でもダメなの!? あのお菓子クイーンと言われたアタシが! と、その時はただ嘆いただけだったけど。それも、こんな低レベル。

その後、お嬢が吐いたんだ。
しかもなんと、これが初めてじゃないらしい。


最初は、摂食障害かと焦ったよ。とかく頭デッカチな彼女は、食への思い入れが強い分、親としてしばらく前から不安もあったので。
でも話をちゃんと聞くと、どうやらその”吐き気”なるものは、市販のお菓子をある程度食べると起こるらしい、とわかったんだ。


正直言えば、抱いたのはショックと悲しみと同情で。
他の人からすれば、なんで!?と思われるかもしれないが。

アレルギー、というほどのものではないにしろ、何か「注意しなければならないもの」が増えることは、それだけわずかでも大変になることだから。
そんなものを考えずに、どこでも食べたいものが食べられれば、それは幸いなことと思うから。
普通のものも、オーガニックのものも、どちらを食べても大丈夫。でもオーガニックがより美味しい、と感じる身体になってくれればなあ、なんて贅沢この上ないことを、脳天気にも願ってた自分に、罰が当った気すらした。


マクロビ食を取り入れてきたことが、果たして彼女の為になったのかどうかわからなくなって、しばらく落ち込んで。でも目をそむけてはいられないことなので、長く彼女と話したよ。

うちでご飯を食べた後に気持ち悪くなったことはないの?
うん、それは全然ない。
……マクロビ、やめた方がいい? もし心のどこかにちょっとでもイヤと思う気持ちがあったら、言ってくれていいんだよ。
それはほんとにないから! ほんとに美味しいと思って食べてるものばかりだから、どうかやめないで、お願い。
うーん、じゃあ原因はなんだろうねえ。
砂糖か油か調味料か……そのどれかか、それとも全部なのかなあ。

あ、でもさ、この前いただいたChicoさんのチョコは大丈夫だったよね。
うん、あれは大事なものだったから、少しずつ食べたしね。
さくさんが作ってくれたくるみ餅もOKだったね。あれは米飴使ってくれてたんだもんね。
そうだね、なんていうか「とがってない」甘さだったから美味しかったし、やっぱり作ってくれたというのが嬉しかったから。


そして二人で考えた。
世の中いっぱいいろんな食べ物があって、食べたいものも沢山あって。それを全部欲しいままに食べてたら、どんな丈夫な人だって、身体に負担がかかるもの。
だから私達の身体が、こういう警告サインを出してくれるようになったのは、むしろありがたいことかもしれないと。

沢山の人の手を経た貴重な食材や食べ物というものを、大事に思い、大事にいただく。原点はそこにあるはずで。
身体が必要とする分だけあれば、それで幸せなはずなのに。目で、心で欲しがる気持ちがはやって、身体の声を聞かないまま来てしまったところはないだろうか。
それは、私自身がまだ短いマクロビ経験を通して、そして短くないダイエット経験(…)を通じて、日々増していった思いと同質の。

これからも、マクロビはゆるく、というスタンスは変わらずに。加えて市販品とも、もっと上手く付き合いたい。
だけど身体に負担をかけないように、これから母ちゃん、おやつ用に、もっと手作りを増やしていくね。それと、一緒に買い物に行く時に、美味しそうなお菓子を吟味して。買って家に持ち帰ったら、それから大切に少しずつ食べていこう。


毎日食べるものが、必要な分以上に手元にも周りにもあって。
その中で今日食べる分を、身体の声をよく聞いた上で、自分自身で選べること。
そう考えれば私達には、「嬉しい」以外の言葉はないんだろう。

* * * * *

砂糖シリーズ(?)のいきなり番外編。というか、プロローグでありエピローグ。
こんなことがあったので、ちと知識を蓄えてみたくなったのでありました、という顛末。

なので、私がずらずらとつまんない羅列を書いていても、それは批判でも警告でも、ましてや押し付けなんてことは欠片もなく。
ただ自分が知りたくて集めているだけのこと、と思っちゃって、さらっと流して下さればこれ幸いでございまする。
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by senrufan | 2008-02-11 14:24 | Trackback | Comments(16)
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Commented by しいら at 2008-02-14 22:22 x
「お嬢」ちゃんは幸せだよね~。
だって最高の「食育」を体験しているように思うもの~。
食べ物って習慣によって、好みが出来上がるものだから、幼少期の体験が本当に大切だもんね。
ナニを食べて育ったかで一生決まるといっても過言ではないよね。
Commented at 2008-02-14 22:48
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by さく at 2008-02-15 09:42 x
あのね、つらつらとあれからも考えたんだけど、
やっぱりこれでいいんだと思う。
お嬢の年齢では、まだ選んで食べられないシチュエーションもあるかもしれないけれど、
日々の生活の中ではもうほとんど自分で選んで食べる、という事ができると思う。
たとえば吐いてしまうようなものを人から出されたら、
 「今お腹がすいてなくて、でももらって帰ってもいいですか?」
と相手を傷つけないような方法で避ける事もできるし、
特にこのあたりのように宗教的思想的理由で「あれをたべない、
これをたべない」と明言しておく事は決して失礼にならないしね。
問題は・・・日本だけどねー。でも彼女が行くだろう頃はもう大人だから
「はいはい、お菓子あげようねー。」という状況に陥る事はもうないだろうし。(笑)

体の事、健康の事、いろいろ考えると、
やっぱ悪いものを体が受け付けないようになっていくことって、
素晴らしい事だと思います。
ジャンク大好き、砂糖大好きな愚息どもですが、
缶スープ、缶パスタは受け付けませんでした。

ああレベル低すぎ・・・・・(涙)
Commented by NONO at 2008-02-15 10:54 x
昔、とある団体で農薬入りワインが振る舞われる、という事件があったそうなんですが、飲んで亡くなった人もいる中、自然食を実行しておられた女性だけはすぐに吐いて事なきを得たんだそうです。体に良くない物を的確に判断して排出する、というのは良い事だと思いますよ~。

人工甘味料、カロリー以前にマズイですよね!最近はあれはダイエットに役立たないかも…という実験結果も出ているようです。やはり自然が一番!ですよね~。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000819-reu-ent
Commented by ゆみたち at 2008-02-15 12:31 x
なんだか、話したいことたくさんある。
うん。
Commented by Miyuki at 2008-02-15 13:15 x
*しいらさん
うわあん、しいらさんにそう言ってもらえたら、勇気でます~!
彼女が色々わかるようになってからマクロビを始めたので、身体だけでなく頭も揃ってそちら方面に向くようになったんですよね。だからそれが逆に悪かったのか……と悩んだりもしたんですが、またまた皆さんのコメントに元気をいただいて、感激しているところです。うるうる。幸せなのは私です。
Commented by Miyuki at 2008-02-15 13:17 x
*鍵コメさま
いつもながらすっごく嬉しいことを、素敵な言葉で並べて下さって、真剣に感動しております。後ほど、あちら経由でメールさせていただきますね!!(愛)
Commented by Miyuki at 2008-02-15 13:20 x
*さくさん
おおお、そうか、そうだよねえ。自分で選んで、自分でそれを貫くことも学んでいけるんだ、「食」を通して。特にここでは! 日本はともかく!
うんうん、ありがとねえ、そう言ってくれて嬉しいよ。どうしてもネガティブな面ばっかり目についちゃってさあ、私が悪かったかなあ、とか(涙)

あの缶シリーズを嫌いだと言ってくれてほっとしたわ。それにご子息たち、ちゃんと素材の味を楽しむことも知ってるじゃん! 私は信じてるぞ~。いつかご子息に喜んでもらえるスイーツ作るかんね。(めらめら)
Commented by Miyuki at 2008-02-15 13:25 x
*NONOさん
なんと、そんなこともあったですか! かの水俣病の時、玄米を食べている家族だけは大丈夫だったという話は聞いたことがありますが、それは玄米の排毒効果だけのことじゃなかったのかもしれませんね~。
や、逆に私、娘はいつか第三国でボランティアも、なんて言ってたのに、こんな体質じゃだめじゃん、サバイバルできねーよと嘆いたのですが、むしろ希望が出てきたかも。(きらきら)(NONOさんへの愛)

そしてそして、私もこのニュース、しっかりチェックしたのですー! わあい、同じで嬉しいっ! 人口甘味料についてまとめる時、のせようと思うです。あとね、揚げ物よりメタボ率が高いんだそうですよ、ダイエット飲料。
Commented by Miyuki at 2008-02-15 13:26 x
*ゆみたちさん
私もいっぱい話したいし、いっぱい聞きたい、ゆみしゃんから。
会おうよー。
Commented by ayumin_moo at 2008-02-15 14:48
マクロビに関して何の知識も無いのでコメントは差し控えいようかと思ったのですが、やっぱり押さえきれずに書いています。

素人の私から見ても、お嬢さまに信号が備わった証拠のように思え、むしろ安心できることのような気がしました。「市販品がまったくダメ」というとそれはそれで色々と大変なこともあるかもしれませんが、どの市販品なら大丈夫、ということを体が判断してくれるのはありがたいことですよね。

大変ジャンキーな生活をしている私ですら、人口甘味料、低脂肪乳、それから質の悪い油は大の苦手。舌と体がすぐに反応します。そして、この感覚は大切にしたいと思うのです。まったくもってデリケートでない体からの、小さな小さな信号なので。。。
Commented by まきりん♪ at 2008-02-15 16:06 x
食に関してそても繊細なお嬢さんなのですね。
それは健康を保っていく上では大切なことだとも感じられます、不便かもしれませんが。その分、自分の身体をケアする術を学んでいけばいいのですものね。

ゆるゆるマクロビだからこそ、市販のものを受け付けない身体にはならないでしょうね。健康も考えて二刀流というのが適策ですよね。
Commented by senrufan at 2008-02-15 17:05
*ayuminさん
いえいえ、いつも本当に優しい言葉ばかり、ありがとうございます~vv

そう見てくださること、ほっとします。元々ごく軽いアトピーがあった子で、それがマクロビを取り入れるようになってから、完全に消えているので、もう大丈夫!と喜んでいたのが、後退した気になってしまったんですねえ。
でもそですよね、「信号」と思って、いつも耳をすましていく。これこそ一番ありがたいことなんですよね~。

人口甘味料がダメ、お仲間です! そして質の悪い油、うんうん、これも一緒だわあ♪ 私も大事にしていかなきゃ、ですね。
Commented by senrufan at 2008-02-15 17:07
*まきりんさん
自分の身体をケアする術、それをこれから模索していかなきゃいけませんね~。生活の基本中の基本の「食」に関してなので、これまたオロソカにはできませんなあ。

勿論これからも市販品はあきらめずに、とは思いますが、逆に今後が楽しみになってきました(笑) 大人になった時までマクロビを続けていけたら、一体どういう体質になるんだろう。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-02-16 03:41
貧相な語彙しか持ち合わせておらず、加えて人を元気付ける才能がないため、今回の心がきゅーっとなるような Miyuki さんの出来事にもどんな言葉を以って・・・と悩みに悩んだのですが、やはり一言書かずにはいられなくて。

「これからもマクロビは続け、市販品もうまく取り入れて」と、Miyuki さん自身の中で方向性の糸口のひとつが見つかってよかったと心から安堵しています。お嬢様のことを考えてこんなにがんばっていらっしゃるのに、悩ましい悲しい結果だけが残るはずがありませんから。マクロビに魅せられている中で市販品を取り入れていく行為は気持ち的にも釈然としないこともあると思いますが、どうかどうか頑張ってください。
Commented by Miyuki at 2008-02-16 13:35 x
*shinaさん
ああもう、shinaさんにまでこんな優しい言葉をかけてもらったら、あと私のできることといったら、踊ることしか! 月の光を浴びながら!(すでに逝っている) 心配していただいて、本当にありがとうです~~vv

今日も今日とて、一緒にスーパーを巡って、あれも美味しそう・これもいいねえ、などと、食欲丸出し母子は、市販品だろうがマクロビ系だろうが関係なく、ヨダレ垂らしまくりでございました。おかげさまで、元気いっぱいです♪ だからこれからもがんばりますよー! shinaさんも今日も、沢山美味しいものを食べましょうね!


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