甘く、優しく、穏やかに (その1)

事始め、針供養、〒(郵便)マークの日
江戸に大火があり、6万4000戸が焼失(1695年)
新聞紙刊行条例を制定して新聞の発行を許す(1869年)
日本本土からアメリカ地上軍の撤退が完了(1958年)


学校のランチなどで、現地の子達の選ぶもの&食べっぷりを目にしては、ため息だの驚異だの脅威だのを感じるお嬢でありますが。
そんな彼女が見つけたネットの記事に、こんな文章がありました。
「大きなクッキーを1枚、デザートに食べることは問題ない、と思うかもしれません。しかしこれで、300~600キロの余分なカロリーが加えられることになります。
同量のカロリーを果物で摂取しようとしたら、以下の量を食べることになるのです。
りんご2個、バナナ1本、オレンジ1個、ブルーベリー1カップ、中サイズのパパイヤ1個、スイカ1カップ
あなたはこれだけの量の果物を、食後に食べたいと思いますか?


フルーツフリークのお嬢は、「食べたああああいい!!」と絶叫しておりましたが、
や、これはそおゆう問題ではない話であるよ、はにぃ。

* * * * *

【雑事】

糖質、及び砂糖について。最近、ますます気になるこのテーマ。
なので、覚え書として少しずつ記録していこうか、などと思って始めてみる。



*-*-*-*-*-*-*-*-*

[糖質の分類]

糖質(炭水化物)は、大きく三つに分けられる。
単糖類 : 分子が一つの構造
       ブドウ糖、果糖、脳糖など
二糖類 : 単糖類が二つ結びついてできたもの
       ショ糖、乳糖、麦芽糖など
多糖類 : 様々な単糖類が結びついてできたもの
       でんぷん、グリコーゲンなど

通常、単糖類は、カロリーはあるものの、その他の栄養、つまりビタミンやミネラル、繊維などは含まれない。
その分、体内での消化吸収が早く行われる為、血糖値を急激に上昇させる。
対して多糖類は、体内で酵素の分解などの過程を経てから吸収される為、身体への作用がより穏やかである。
漂白された粉製品より、全粒粉や雑穀粉が望ましいのも、この理由がある。

  ※血糖値の上昇について(過去記事より)
*-*-*-*-*-*-*-*-*

[砂糖の分類]

製法や精度の度合いによって、様々な種類に分類される。

原料となるのは、主としてサトウキビ。その他、甜菜、米、麦、サトウカエデ、果物など。
原料を絞って得た糖液を煮詰めると、糖液の茶色の蜜分と結晶ができるが、以降の過程で、大きく「含蜜糖」「分蜜糖」の2つに分けられる。

b0059565_1303226.jpg

                       (タカコ・ナカムラ著 「Whole Food スイーツ」より抜粋)
*-*-*-*-*-*-*-*-*

[砂糖以外の甘味料]

1. 米や麦など、穀類から作られる甘味料

 ・米飴、玄米米飴、餅米飴
米と大麦麦芽から作られる、日本の伝統的な甘味料。酵素の働きで米のでんぷんを糖に変えたもの。

 ・甘酒、玄米甘酒
炊いた米に麹を加え、米のでんぷんを糖化させたもの。食物繊維と必須アミノ酸を豊富に含む為、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高い。

 ・みりん、みりん麹
餅米に麹を加え、餅米のでんぷんを糖化させたものがみりんであり、その時に出る粕がみりん粕。

 ・モルトシロップ
麦芽の水飴。


2. 花や樹など、植物から作られる甘味料

 ・メープルシロップ
サトウカエデ(メープル)の樹液から作られる。収穫時期が限られ、それによってグレードが数段階に分けられる。

 ・果糖
果実の中やはちみつに含まれる糖分。砂糖の1.3~1.7倍の甘味があり、水溶性が高い。市販品は、トウモロコシや甜菜から作られたものが多い。

 ・アガベシロップ
テキーラの原料になるアガベ(竜舌蘭)から作られる。果糖が主な成分で、砂糖の1.2~1.5倍の甘味。温度によって甘味が変わる。

 ・蜂蜜
花の中に含まれる蜜。人類最古の甘味料と言われ、花の種類によって味・色・香りに差がある。


3. フルーツから作られる甘味料

 ・ドライフルーツ
フルーツを天日などで乾燥させて作られる。乾燥させることで甘味が凝縮され、栄養価も高まり、食物繊維やミネラルをふんだんに含む。

*-*-*-*-*-*-*-*-*

[甘味料の選び方]

・自分の体質・ライフスタイルとの相性
・使う料理との相性
・製品の安全性(残留農薬の危険がある多糖類より、オーガニックな単糖類?)
*-*-*-*-*-*-*-*-*

これがマクロビオティックの視点から語ると、また違ったものになるので、それは別途まとめての方がいいんかな。
そして、「砂糖を断て!」の一言になったらどうしよう。

とりあえず、不定期に、気が向いた時に。
砂糖関係の記事を見かけた時などに。
[PR]
by senrufan | 2008-02-08 12:46 | Trackback | Comments(16)
トラックバックURL : https://senrufan.exblog.jp/tb/8041836
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by Chico at 2008-02-11 17:27 x
私はそのアメリカンな環境の中で、それも砂糖に囲まれて仕事をしていま~す。
砂糖とはもうお友達で、、、。なかったら困ってしまうほど。(笑)
いや、食後にあれだけのフルーツは食べられませんよね。
私は、植物からの甘味料が好みです。
Miyukiさんのブログは、本当に勉強になります~♪
Commented by マミィ at 2008-02-11 19:44 x
お嬢さん同様フルーツ・フリークでありまシュガー、やはり食後にそんなには食べられまへんなぁ、ねぇ、佐藤さん。←誰だ、こりゃ。駄洒落のためには知らない人にでも話しかけちゃうもんね。
興味深いテーマをありがとう。続きを楽しみにしておりまシュガー。
Commented by しいら at 2008-02-11 22:24 x
ここ山梨の方は、砂糖が1キロ120円くらいの安売りになると大喜びで沢山まとめ買いしている姿をよく見かけます。
私は2年で1キロくらいしか使わないので、疑問に思い、友人に聞いてみたところ煮物や豆を炊くなどの時に多用するらしいのですね。
煮物の場合、私は味醂なんですよね。
皆さんは、どのくらい砂糖を消費していらっしゃるのでしょう?
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2008-02-12 04:36
Miyuki さんが的確に言葉にしてくれた「もっともっと!と体が糖分を欲してしまう」現象。これが単糖類を摂取したときの現象なんでしょうか。果糖もそうなんですね。。ちょっとショック。でも、ドライフルーツの栄養価が高いのは嬉しい事実。(アメリカに来てドライフルーツがとても好きになった人であります。食べすぎには注意ですが。)

興味深いシリーズ。続きも楽しみにしています。
Commented by ayumin_moo at 2008-02-12 07:08
単糖類、ではなくて単細胞の私には内容が難しく。。。(涙)
でも、時々読み返しながら、徐々に自分の生活に取り入れていこうと思います。

仕事をしていた頃、朝、頭がボーっとするため(低血圧のせいもある)チョコレートを1粒食べるようにしていました。血糖値をあげて脳の働きを良くしていたつもりだったのですが、こういうことが低血糖の始まりなのでしょうか。。。(怖)

知りたいようで、知るのが怖くて、でも知らねばならないテーマ。
毎日アイスを食べている我が家に、生活を見直す日が訪れたようです。
(てらり~、てらりらり~ら~。。。)
Commented by すれっぢ at 2008-02-12 10:58 x
前にも書きましたが、ドラッグディーラー御用達みたいなポケット計りと
砂糖の袋を常に持ち歩いてですね~、食品に砂糖Xgと書いてあったら
目の前でその山を作ってみる。ってのはどうでしょうか?(笑)そんなの
いちいちやってらんね~な・・・だいたいうさん臭くて捕まるの間違いなし。
レストランのテーブルでいきなり計りで白い粉の量を計りだすの。(笑)
Commented by peartree22 at 2008-02-12 11:41
大きなクッキー1枚がそれだけのカロリーとはびっくりです。
私も果物好きですが(お嬢さんと一緒♪)、さすがにこれだけは無理かも・・・(すいか4分の1なら一度にぺろりですが)
砂糖についてもふむふむと勉強になりました。Miyukiさんの広い知識はこうした綿密な調査による積み重ねなのですね。
砂糖は本当に習慣だなぁと思います。料理には基本的に砂糖は使いませんが、最近ある甘みを抑えたすき焼きのたれの作り方ですき焼きを作るようになったら、ちょこっとはまってしまいまして・・・。(砂糖控えめといっても砂糖はかなり使います)十数年に1度くらいしかすき焼きを食べなかったのに、今年に入って3回食べてしまってます・・・。
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:36 x
*Chicoさん
そうそう、Chicoさんのお仕事こそ、砂糖がメインの! そしてまた、様々な甘味を作っていかれる、正にクリエイティブなお仕事ですよね。そういう意味でも、Chicoさんの夢を応援してしまうのであります。どうか身体に優しく、美味しいスイーツをいっぱい作って下さあい♪ そして私に沢山教えて下さいね~vv
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:41 x
*マミィさん
ねー、私もこんなに!?と驚いたのなんの。だったらその分、もっとありがたがってクッキー食べなきゃ、って違うでしょう佐藤さあん!
相も変わらず、自分だけの為に書くエゴイスト(どーん!)なので、つまらないことばかりかもしれませんでシュガー、がんばりまっす。
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:44 x
*しいらさん
おおっ、鋭いツッコミ! や、いつか書こうと思ってたんですよ、それ。そう、和食には結構砂糖を使うので、アメリカ人に「和食は甘い、太る」と文句を言われたことがあります。ちなみにその彼の手には、でっかいコーラのカップがありました。(けっ)
みりんはちゃんとしたものを使えば、ぐっと優秀な甘味料ですよね~♪ 私も今では料理には全く砂糖を入れなくなったので、全然減らなくて、家計にも優しいですわ(笑)
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:49 x
*shinaさん
いろんな中毒症状があるんだなあ、と最近つらつらと思うんですよ。マヨラーもそうだと思いますが、脂肪、カーボ、そして砂糖。どれも基本的には太ろうとする体の細胞に強く働きかけるので、どうしても「はまり」やすいんですねえ。(ふう) ほんとに、身体の健康の為には、やはり心の健康があってこそ、と思います。

続き。あるんかなー、あははー(殴る蹴る)
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:52 x
*ayuminさん
ああ、そんな難しくとらえる価値のあるものじゃないので! ただ自分が知っておきたいことを書いてるだけなので、どうかさらっと読み飛ばしてやっちゃってくださあい。

や、その血糖コントロールは一つのテクニックですよん。なるべくダークなチョコを少量であれば、ポリフェノールなどの栄養もあるので、薦める人もいるぐらいですよね。一粒でやめられるなら、それは立派ですとも。

若いうちは必要なカロリー数もあるのでございますぞ。脳の栄養は糖分ですし。賢く付き合っていきたいですよね~♪
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:54 x
*すれっぢさん
きゃーー、またまたオオウケしてしまいましたーー!!(転げまわり)
いやあもう、思わず想像してしまいましたよ、レストランのテーブルを周りながら、一々砂糖を計ってる私! あー、お腹いたーい。
でもこのフルーツで例えられたらショック、というように、視覚的にも何か訴える手段があればいいですよね。普通の人は問題なくとも、ジャンキーで困ってる人なら。
Commented by Miyuki at 2008-02-12 13:58 x
*ちゃんさま
そですよね、クッキー1枚ですよ? あのアメリカンサイズのデッカいの。1枚すんごく安いアレ。アレがこんな合計幾らになるんだの高級フルーツ類と引き合っちゃうなんてー! って、値段の話じゃねーっつーの。
すき焼きといえば、曽我綾子さんのおうちのすき焼きって、まずは大量の砂糖で牛肉を焼くというものだった、と思い出しました。すき焼きのように、甘味があるからこそ美味しい料理がある、というのも和食文化の一環だと思うので、そこで「砂糖を使っちゃった~」と罪悪感を感じるのはまた違うと思うですよ~。うーん、この辺のこともちゃんと書かなきゃいかんですなアタシ。うし、がんばろー。
Commented by まきりん♪ at 2008-02-13 16:32 x
甘いもの大好きな私に教育的指導ありがとうございました。
確かにこちらのスィーツの白砂糖含有量は半端ないでしょうね。食べた後に胸が悪くなることがあります。

減糖でしかも黒糖使用のデザートしか作らないと決め、自分に甘くお菓子を作り続けています(笑)
Commented by Miyuki at 2008-02-14 13:53 x
*まきりんさん
指導なんて気持ちはひとかけらもないので、その点よろしくです(笑)
自分に合ったレシピで作れるのが、自家製デザートの一番良いところですよね。


<< 一つであっても、一つじゃなくて 香辛料が加えるものは >>