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食がまたぐ国境線

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英国人の「大丈夫」はうそ?

我が家の旦那の得意技。それは「安請け合い」でございます。家族向け、だと信じたい。

時間にルーズで、いつも家を出るのが遅れるけど、
「大丈夫、なんとかなるよ」
スケジュールぎりぎりになって手をつけるのが当たり前だけど、
「大丈夫、大丈夫」

そして実際なんとかなってしまうことが多いので、それを改めないまま、すでに人生数十年。
誰か早めに懲らしめてくれればよかったのに、とほぞを噛む思いを、常に味わっているのでございます。


小心者の私は、やっぱりこの手のことが日常になると、ストレスがたまります。白髪、増えます。
ナンチャッテ英国ファンを名乗ってますが、せめて英国人と結婚しなくてよかったかも、とこの記事を読んで思ったことでした。

* * * * *

【レストラン】
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お嬢の通うスイミングの場所の近くに、数ヶ月前に新しいレストランがオープンした。
車で通り過ぎざま、ほほぉ、どういうレストランなんだね、と看板を見たならば。
「Global Cuisine ---- Persian - Italian - American」
……なんか節操のなさそうな。ペルシャ料理は大好きだけど、果たして行ってもダイジョブか。

そんな感じで、心のどこかにとめておいたレストラン。嬉しいことに友達からお誘いがかかったので、よし、とばかりに行ってきたよ。




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入ってみたら、店内の広いこと。きれいだし、バンケットルームもあるし、かなり大規模なパーティも十分にこなせるね。
きれいなお姉さんにテーブルに案内されて、さて、何にしようかとメニューを見る。
そしたらまあ、すごい品数。前菜、スープ、カバブにシチュー、サンドイッチやパスタにシーフードと、カテゴリーが幾つもあるよ。さすがグローバルを謳う店(……)

旦那様がイランの方という友達が同行してくれるはずだったので、お薦めを聞こうと楽しみにしていたのだけど。残念ながら仕事で遅れてくることになったので、残りの3人であれは何?これは何?と首をひねりまくったよ。名前も発音できないものがいっぱいなんだもん……

とりあえず全員、シチューとライスのセットに落ち着く。
Ghormeh Sabziというビーフと豆のシチュー、Gheimeh Bademjoonという茄子とビーフのシチュー、そして私はFesenjoonのベジタリアンバージョンで。

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Fesenjoonというのは、くるみとざくろのシチューでね。
たまに行く、お気に入りのペルシャレストランで、一度日替わりメニューで見かけことがあるんだが。食べてみたら美味しかったんだな、これが。
普通バージョンはチキンが入っているんだけど、ベジタリアン用に抜かれてたから、見かけは大変地味でございます。

これを、大好きなBasmati riceにかけながらぱくぱくと。甘くて、くるみのコクがたっぷりで。シチューもライスもかなりのハイカロリーとわかっているんだけど、スプーンを運ぶ手がなかなか止まりません。ああ、美味しい。
あと、この店ではライスのおこげもついてるね。ぱりっぱりとかなり固めで、これまたきっとハイカロリーなんだろうなあ。ああ、考えてちゃ食べられない。

しかし肉なし・具なしがかえってたたったというか、シチューだけではあまりにコクがありすぎて、途中でくどくなって止められた。ふう、命拾いのダイエット。(バチアタリ発言)


あとで駆けつけてくれた彼女によれば、私達が頼んだシチューは、どれも王道メニューということ。
カバブだったらもう一軒のレストランの方が美味しいけど、あちらはシチューなどはほとんどないので、こちらの方がリーズナブル&ありがたいこと。

更に彼女がオーダーした、Albaloo Poloも味見させてもらって。
これはBasmati riceにブラック・チェリーが入ってて、ピンク色のライスがほんのり甘く、これにチキンが良く合うの。今度はこれもいいなあ、と思ったよ。

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デザートはトラディショナルなもの一品と、普通のケーキを一品頼んで、皆でシェア。
ハチミツにたっぷりと漬けてある、ドーナツ状の揚げ菓子。バクラヴァといい、ポイントは、「歯が痛くなるぐらいのハチミツの甘さ」だね。
ナッツ、ハニー、ローズウォーター、ここら辺りがはずせない材料。


品数が豊富な分、食べたいものはまだまだ沢山。
また数人で連れ立って来て、皆でいろんなものを分け合って食べたいね。

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ARYA Global Cuisine
19930 Stevens Creek Blvd.
Cupertino, CA 95014
by senrufan | 2008-01-25 10:05


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