St. Rosa of Lima (Peru)
Victory Day (Turkey)
San Jose still nation's richest big city
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カリフォルニア州サンノゼ市。旧州都であり、シリコンバレーの代表市名ともなっています。
米国の収入・貧困状況を調査した年次レポートによると、サンノゼエリアは2006年の平均世帯収入が$74,000で、昨年に引き続き、全米で最も金持ちである市(人口50万人以上の都市内で)としての地位をキープしたそうです。
2位のサンフランシスコ・3位のサンディエゴと、1~3位までを独占したカリフォルニア州の平均世帯収入は、2006年は$56,600。
しかし同時に指摘されているのが、貧困層の割合、及び医療保険に加入していない人口の増加、そのエリアでかかる生活費を計算に入れていない点。
例え見た目の収入が多くとも、かかる基本生活費も同時に高いこのエリアでは、一口に豊かとはとても言えない状況であり。ましてやここで低収入層とされた家族にとっては、同じ収入で他都市で暮らす方が、ずっと楽な生活が営めるかもしれません。
日本で「ワーキング・プア」や「格差」という言葉が随分と聞かれるようになりましたが、米国事情は元より遥かにダイナミックであります。
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【買い物】
サンフランシスコ。車で1時間という近さのわりに、ほとんど行ったことがない。理由は、「運転に自信がないから」。
LAもNYも運転したのに、なぜか腰が引けてしまうSF。
「あっこは怖かとこじゃ!(ぶるぶる)」という何かが刷り込まれちゃってるんだなー。なんでだ。わからん。
去年、とりあえず電車で行く、という手段を覚えた後、コーフン気味に友人に報告した。彼女は、
「だったら今度一緒に
Ferry Buildingに行こうよ。オイスターを食べに行こう」
と言ってくれて、それが頭のどこかにずっとあったらしい。
だから今朝、彼女から電話がかかってきて、
「どこか行かない?」
と誘われた時、ついついほろっと
「じゃあ、フェリー・ビルディング」
と言ってしまったのは、そういう理由だったのです、Aつゆきちゃん。決して決して、運転してもらって連れて行ってもらおうなんて、ずーずーしいことは考えていなかったのです。
それなのに快く付き合ってくれた上に運転手まで勤めてくれて、本当に感謝でありました。愛をこめて、投げちっすを百万回。あ、逃げないで。
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ビルディング、という名から、ついつい数階建のデパートを想像していたのだけど、実はマーケットは1階部分のみで、2階はオフィス階になっている。
しかし2階まで吹き抜けのようになった屋内は、程よい光と広さのおかげで、人の多さにも関わらず、心地よい雰囲気の場所。
お店もレストランも色々そろってて、限られた時間しかない身にとっては、ちょうど良く見て回れる広さがありがたい。
チーズ、シーフード、オリーブオイル、きのこなどの食材専門店から、バッグやキッチン用品、本屋にデリにパン屋に、ああもういっぱい。
サンフランシスコ湾に面しているので、一歩外に出ればベイブリッジが一望でき、湾内船に乗ることもできる。
土曜日にはここで大規模なファーマーズマーケットが催されているそうだけど、さすがにここまでは……と言いつつ、行ってしまうかもしれない自分が怖い。
Ferry Building Market Place
1 Ferry Building
San Francisco, CA 94111
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このエリアの人気チョコレートといったら、ぱっと浮かぶのが
See's Candyや
Ghirardelliだけど、こちらもお土産によろしいかと。
特にダーク系がお好みの方(私とか)、ここのは全てカカオ60%以上ですよ。
混ぜ物ではない、純粋にカカオ豆から作られたチョコは、大変リッチな味わい。その分、お値段もなかなかのもの。
バークレーに工場があり、ツアー見学もできるそうで、いつか行ってみたいところの一つ。
だって行った人によれば、サンプルチョコがもらえるらしいし(殴)
Scharffen Berger Chocoalate Maker
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Aつゆきちゃんお薦めのお店がこちら。名前からしてガーデニング用品?と思いきや、キッチン用品とアクセサリーのお店。
置いてある品物、全てがとてもセンス良く、質も良く、離れがたくて狭い店内を右往左往。
$75のバッグや$53のランチョンマットなどにヨダレをたらしつつ、私が買ったのは$8.50の帽子だけ(……)
応対してくれたお店の人が、帽子の横についてるジッパー付のポケットを指して、
「
ここにクレジットカードを入れておけば、車から降りてぱっと買い物に行けるのよ!」
とおっしゃった。この国では、1ドルの買い物でもカードを使うのが普通です。
The Gardener
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歩いている先に、ふと目にとまった丸いもの。通り過ぎようとして目をやれば、一歩進んでたちまち戻る。
これはもしかして、憧れYみさんブログで紹介されていたアレではないか。ぼんぼりーの、じゃなくて、
Bombolloni。
見かけは甘そうな揚げドーナツ。砂糖がいっぱいまぶしてある。
てっぺんに穴があいてて、中に入ってるクリームが見える。チョコレート、カスタード、ラズベリーにヌテラ。
おおお、と思いながら眺めている間に、お客さんがあの人もこの人も買っていく。どうやらなかなかの人気商品らしい。
私も負けずに買ったよ。チョコとラズベリーを1個ずつ。
お店自体はイタリアン食材店。ワイン、チーズ、ジャムにパスタ、これまたゆっくり見たいお店。
帰ってから、お嬢と分けて食べてみた。
お嬢は最初は外見に引いて、「私は1/4個でいい」と言うので、まず半分に切ってみたところ、クリームが入っているのはてっぺんの一部分だけ、ということが判明。
ぱくっと食べたら、これが美味いったら。軽くてふんわりで、見かけより甘くもなく。ミスドと張り合えるよ、この味と食感は。やばいな、1個どころじゃ足りないぞ。
お嬢も食べた途端にそう思ったらしく、はっと気づいたら、残りは消えてなくなっていた。
I Preferiti di Boriana
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うちで買うバゲットは、ほとんどここのベーカリーのもの。本店はやはりバークレーにあるのだけど、ファーマーズマーケットや幾つかのローカルスーパーでも買える。
オーガニックの粉を使った、ざっくりと素朴で重いパン。おしゃれさはないけれど、噛みしめれば美味さがわかる。
実はうちの近所に工場があることを知った時は大喜びしたんだが、その一瞬後に「そこでは販売してない」と知ってがっくり。
でもまたすぐそばにあるCostcoで、3~4種類のパンが売られていて。某スーパーでは$3以上のバゲットが、コスコでは$1.95で買えるのはありがたい。
今日買ったのは、リュスティックボールと、アーモンドとシトラスのブリオッシュ。
ハード系のパンはすぐ固くなってしまうので、帰宅したら、必要な分以外はスライスして冷凍、が我が家の基本。食べる前に自然解凍して、布巾で包んで蒸し器で軽く蒸すと、またもっちりと美味しくなる。
Acme Bread Company
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楽しい、楽しいの一点張り。そんな時間をもらったおかげで、徐々にSFまで運転しようかという気になってきた。
問題は駐車場なので、車で行くなら2人以上でありたい。1人なら電車の方が、エリアによっては得かもしれないね。
もし良かったら今度は私が運転するので、またSF行きに付き合ってくれませんか。>Aつゆきちゃん
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【レストラン】
レストランは幾つかあったのだけど、やはりAつゆきちゃんが薦めてくれたデリに決定。
嬉しいことに日系のデリで、地元産のオーガニック食材を使用した
”sozai(惣菜)”がずらりと並ぶ。そしてそれを詰めたお弁当も数種類。
日系スーパーが数軒あるこのエリアでは、おかずが幾つか入った弁当が$6から$8ぐらい。そう考えると、ここの弁当は1つ$9.50と、かなりお高めではある。
でも入ってるおかずが全然違うんだな。
先月、友人に聞いた、とある日系弁当屋に行ってみた。
メインおかずを2種類入れて$6.50ぐらいの弁当だったのだけど、揚げ物2種類と白ご飯がドンとあって、あとはにんじんとブロッコリーが一切れずつ、ほんの少量の漬物。だけ。
二度と行かないと思ったんだった。
なんとなくいまだに「1日30品目」を理想としてしまう私にとって、ここの弁当は大変魅力的で。
私が買った
Summer Bentoなるものは、スモークサーモンで外側を巻いたカリフォルニアロール、わかめともやしの和え物、枝豆とさとう莢の入ったわさび味のポテトサラダ、とうもろこしとチェリートマト・紫キャベツのマスカルポーネチーズドレッシング和え、茄子のピリ辛、ほうれん草の胡麻和え、れんこん(多分)ボール。合計7種類のおかず。(ぜいぜい)
こおゆうものを普通に売っているなんて、やっぱり都会はすごかとこじゃー。
ちょっと残念なのは、ここは基本的にデリなので、食べる場所は店内にはなく、外のフロアに置かれている大きなテーブル数箇所のみであること。
なのでここで食べて行こうと思う方は、ちょっと時間をはずした方が良いかもです。人気店らしく、店はかなりのお客さんの列でした。
DELICA rf1
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全くの余談でありますが。
美味しさに感動したものの、私には量が多かったので、残したお弁当を持ち帰って、お嬢と夕食に食べたのですが。
食べ終わって容器を洗ってリサイクルカートンに入れようと、リサイクルマークを確認したら、
ここの容器は日本製であることがわかったのです。
市によるのですが、当市では基本的にアメリカのリサイクルマーク(1~7の数字のついている三角マーク)のもののみ回収、とされていて。なので日本マークだと受けつけてくれない可能性があるのです。
といっても、家庭ではでっかいカートンにどかどか詰め込み、それを収集車がどさーっと車に入れて運んでいくので、もしかしたらの希望をこめて、私は日本製品のもリサイクルに出してしまってはおりますが。
先日行った日系のケーキ屋さんでも、やはりプリンカップなどは日本製のもので。
アメリカでは彼らが望む容器を生産していないから、という理由なのかもしれませんが、それにしてもわざわざ日本のものを輸入して使うというのは、製品にかかるコストや手間など、どれぐらいのものなんでしょうか。
国外に居ながら日本のものがこれだけ身近にあるという、大層贅沢なエリアにいますが、そんなところはひっかかりを感じてしまうのでありました。