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伸ばすその手は一つじゃなく

Independence Day (Peru)


本日は久しぶりの、お嬢のSwim Meetでございました。
今シーズン最後の競技会。再来週から、スイミングチームは1ヶ月の夏休みに入ります。

今回はタイマーのボランティアをやりました。ストップウォッチを押すアレです、アレ。
オリンピックみたく、壁にタッチすれば計れるタイマーなどないのでございます。全て人力。

競技会でのボランティアのおいしいところ、それは文字通り、美味しいものがタダでもらえるところでございます。
2~3時間交代のシフトなのですが、その間、結構頻繁に、スナックだのジュースだのフルーツだのを持ってきてくれるですよ。今日はマフィンとドーナツもあったですよ。
基本的にはじっと座って、スイマーがゴールする直前に立ち上がり、ゴールする瞬間を目で確認しながらストップボタンを押す。結果をボードに書き込む。
動作としてはこれだけなので、この間にもらったものは全て贅肉に繋がると思って良いでしょう。


それ以外の楽しみは、やはりいろんな親御さんに会えること。
毎日スイミングに行っていても、親同士は滅多に顔を合わせることがないので、こういう機会に会える親しい人、初めての人、それぞれ嬉しいものでございます。
親しい家族であれば、おお、また大きくなったね!とか、
うわ、すっごく速くなってるじゃん!とか。

初めての人であれば、へえ、あのコーチはそんな感じですか、とか、
うんうん、やはり学校との両立は大変ですね、とか、
あらあら、随分とお子様を大事にされて(にっこり)、とか。


あとはこっそり、イマドキの若者ウォッチングですかね。
体毛チェックなどお薦めです(バカモン)(でももう胸毛があるんだよ彼ら)

* * * * *

【雑事】
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水泳は個人競技ではあるものの、基本的には所属するチームがあり。担当コーチがいて、チームメイトがいる図式。
普段の練習では感じないけれど、こういう競技会に行った時は、そんな側面が見られて面白い。



それぞれのレースで「Go, Go!」と声援を送り、良い記録が出たらハイタッチ。逆に、失格になった友達を皆で慰めたり。
お嬢も会場に着くやいなや、チームメイト達のところに行ったきり、帰ってきやしない。
コーチにアドバイスをもらったり、レース前の不安を力強い言葉ではらってもらったりと、見ているだけでも充実しているようで、こういう環境にあるから、ハードな練習もこなせるのだなあ、とは改めて感じること。

これは有名選手でも同様のようで、個人としての課題や心構えをそれぞれ持ちつつ、チームからもらう励ましや刺激を、とても前向きに受けとめている様子。

200m背泳ぎの世界チャンピオン&米国記録保持者である、Margaret Hoelzer
先日読んだ彼女のインタビュー記事から、ちょっとアレンジして抜粋。

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<Communication, Be part of the team, Stay open-minded>

コーチの言うことを良く聞くこと、そしてコーチもあなたの言うことに耳を傾けることが必要です。あなたが共に過ごしている人達と上手くコミュニケーションできなければ、成功するチャンスはぐっと減ります。
だから、あなたが何を言いたいのかを良く考えて、言いたいポイントをクリアーに、正直に伝えることが大事です。

それはチームメイトに対しても同様です。チームメイトの助けを得て、あなたも彼らを助けて、互いにチームの一部になることです。
水泳は大変に個人的なスポーツですが、もしあなたの周囲から良い影響を受けられれば、一人でやる場合より遥かに良いスイマーになれます。
私がカレッジに所属していた時が、正にそうでした。私は長い間、一人でトレーニングしてきましたが、カレッジに入って初めて、年齢が近い仲間に恵まれたことに気づいたのです。その新鮮な驚きは、毎朝起きるのを楽にしてくれました。
私は一人ではない、他の皆もやらなくてはいけないことなのだから、サボることはできない。責任を持ち、共に一列に並んで、チームの一員としてベストを尽くすことが重要です。

多くの人が、年をとるにつれ、自分は何でも知っていると思い込みがちです。しかしどれだけ自分が沢山のことを知っていたとしても、それでもまだ他から学べることは無数にあるのです。
目標とするゴールに到着するまで、一緒に何ができるのか? コーチやチームメイトと共に考えながら進んでいくことは、一人で進もうとするより、ずっと素晴しいことなのです。

by senrufan | 2007-07-28 11:17


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