理想は常に輝くけれど

この国に来る前に、会社管轄で日本の倉庫に預けた家財道具の数々。
転職に伴って、当然処理しなくてはいけなくて。とてもとても残念だったけれど、ほとんどのものは涙をのんで捨てることになりました。

その中で、どうしてもこれだけはと、自費でこちらに運んでもらったもの。それは本とマンガの詰まったダンボール箱。真っ先に捨てろよ、とは家族から発せられているらしい声(聞こえません)

通関を通って、ようやく今日、我が家に運ばれてきました。本以外の物も含めて、全部で33箱。
次々と箱をあけて、約10年ぶりの対面を楽しんでいます。会いたかったよ……!(感涙)

* * * * *

【学校】
b0059565_10581431.jpgアメリカの子供達に人気の本は沢山あるけれど、中でも人気のシリーズの一つ、Arthur。TVのアニメでもすっかりお馴染み。
このアーサーの産みの親、Marc Brown氏が、昨日お嬢の学校に来て、講演してくれたんだって。



興奮して、「とにかく面白かった!!」ばかり連発するお嬢に、何とか講演の内容を説明させようと四苦八苦。これでも来月から中学生ですよ(くらっ)
物真似がすごく上手くて、ジョークの嵐だったらしい講演。ようやく聞き出したところによると、ディズニーのアニメ、「美女と野獣」について語ったらしい。あれはいじめ問題についての物語とも言える、というのが彼の意見だったそうな。

観た人は知ってる通り、主要登場人物の野獣・ベル・ガストンの3人。
筋肉マッチョなガストンは、自分がカッコイイと大層自惚れてて、村の娘達も彼に首ったけ。そんな彼の誘いを断るベルは、変わり者と言われている。
そして姿が醜いことで、中身もそうだろうと思われて攻撃される野獣。ガストンに率いられた村人は、皆そう思って疑ってない。

ブラウン氏は、ガストンがいじめっ子のリーダーで、野獣がいじめられっ子、ベルがただ一人、外見にとらわれない価値観の持ち主だという。
自分自身も昔、女の子3人組にずっといじめられてて、今でも名前も顔も覚えているという彼は、皆に向かって言ったんだって。
「考えてごらん! その年のYear Bookを見るたびに、その時の思いがよみがえるんだよ。10年たっても20年たっても。そんな思いを抱えていたい人が、果たしてこの中にいるだろうか?」
世界中の人のうち、95%以上がベルのようであれば、世界は平和になるんだよ。戦争だって起こらない。それを始めるのは、僕達一人一人なんだ。
そんな彼の呼びかけは、アメリカのティーン達の心に、どんな形で受けとめられたんだかなあ。
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by senrufan | 2007-03-24 10:54 | Trackback | Comments(6)
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Commented by まきりん♪ at 2007-03-27 14:59 x
おお、またもや本が運び込まれたのですね!みゆき家の蔵書は増加の一途を辿って・・・
実は私も人様のことはいえないのです。大の印刷物好きで、無料誌の横を素通りできないから、家にどんどん紙が増えちゃってね。

夫に「こ以上家に紙を持ち込むな!」と言われています。同類だ(笑)
Commented by マミィ at 2007-03-27 16:24 x
アーサーって知らなかったけれど、その作者ブラウン氏の話を聞いただけで読みたくなっちゃうな~。それにしても、彼が今でもはっきり覚えているという、その女いじめっ子3人組の仕打ちは相当に陰湿だったに違いなく・・・。

こちらフランスで、アメリカのアニメで人気なのは「ザ・シンプソンズ」。お嬢たちも大好きで。あぁ、こんなのが人気では世も末と言いつつ、横目で見れば人一倍大笑いしてしまう自分が情けない。
Commented by usayamama at 2007-03-27 22:49
>外見にとらわれない価値観
即ち物事を平等に見る事ができる力だと思います。
これは本当にできる人は少ないですね。

私が今の家に越してきた時に一番大変だったのは同じく
>本とマンガの詰まったダンボール箱
重いし、場所取るし。でも何モノにも代え難い宝物です。
Commented by Miyuki at 2007-03-28 14:13 x
*まきりんさん
はいっ、蔵書はこれで一気に倍増でーす!(胸を張って)
無料誌を素通りできない、おお、それはよくわかります~。しかし「紙を持ち込むな」っていうのがなんとも。ヤギみたいじゃないですか、私たち(大笑)
Commented by Miyuki at 2007-03-28 14:17 x
*マミィさん
小学生用ですが、面白いシリーズですよ~。大人になるとうまく流せたりすることも、子供の心にはどれだけ痛いことか、という証明ですよね。ってことは、娘にガミガミ言う私の言葉も、私が思う以上に鬼に響いてるってことで……(反省)(でもまた繰り返す)
うわあい、シンプソンズの輪! 私も抵抗しつつも、観ては爆笑です。アメリカ版クレヨンしんちゃんですな、あれは。
Commented by Miyuki at 2007-03-28 14:19 x
*usayamamaさん
はい、ほんとに難しいことで……大人になるほど余計に、でしょうか。
2年触れなかったものは始末、と決めている私も、本だけは例外です。何モノにも代え難い宝物、本当にその通りですよね~!


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