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縦横無尽の秘訣とは

本日のQuoto。
Riches are not from abundance of worldly goods, but from a contented mind.
    ---------Mohammed
その満足する基準をどのレベルにおくか、というのが課題。

* * * * *

【料理】
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友人宅で、彼女が先生になってのタイ料理お楽しみ会の開催。待ちに待った開催。
先生1人に生徒4人。レシピも手書きで用意してくれててありがたい。
しかしそのレシピが役に立つかどうか、非常に不安になった数時間でもあったのでした。



教わったのは、

 ・グリーンカレー
 ・パナンカレー
 ・トムヤムスープ
 ・焼きビーフン
 ・ヤムプラームック(イカの激辛サラダ)

材料自体、買ったことのないものばかりで、実物を教えてもらえたことがまず貴重。商品に英語名が書いてあればまだいいけれど、タイ語しかなかったらどうしたらいいんだ。
野菜類も、こんなものがあったのかー、というものを幾つか教わったよ。やっぱりハーブは決め手の一つ。

下ごしらえが一段落したところで、早速調理にかかる。
その最初の手順から、すでにレシピ通りではないのが先生流。生徒は手伝う暇もなく、必死に手順を書き取っていく。
まあぶっちゃけ、味見をしながらあれやこれやとその時の気分で加えていこう、というのが達人のやり方なのだね。
それは正しいです先生。でも初心者にはハードル高いです先生。一体私達、この後一人で作れる日が来るのでしょうか。(青ざめながら)

しかしこの味見をしながら、というのがおいしいし楽しいのだな。皆で一つの小皿を回して味見、感想を言い合って、じゃあこれを入れよう、あれを多めになどと調節して、皆の好みの味に仕上がっていく。先生が何かを入れると、一気に味が変わるのがまた面白くて。
カレーはこうして味のベースを作ってから、大量の野菜とエビや肉を入れて。スープもカレーも、こんなものも入れていいの?という野菜もあり。
元々この教室の話がまとまった時、先生は「私はいつも適当だから」と尻込みしてたけど、ベースがわかればその方が合理的。冷蔵庫の野菜、全部入れちゃえ!ぐらいのノリで、いっぱい食べたい。

わいわいがやがやと大騒ぎで終えた調理、一番のお楽しみはやはり試食。
ずらりと並んだ料理の皿に、スライスしたライム、大量の香菜、唐辛子の輪切りなど、薬味類も沢山添えて。
これがもう、本当に、皆で口をそろえて、「レストランよりずっとおいしい!」の連発だったよ。ベースが自分達の好みだった上、薬味類で更に調節できるので、いろんな組み合わせを試してみたりして。
私だけが香菜苦手だったのに、皆の勢いにのせられて、思わずスープやビーフンに入れちゃった。やっぱりまだ得意ではないけど、これは慣れだからね。このままやってたら、いつかはまるんだろうなあ。

お腹一杯食べまくって、それまではテーブルに前屈みでかきこんでいたのに、終わったら前にかがめない体になりました。皆で背もたれにもたれかかって、満足のため息。食後のフルーツやアイスはまた別腹で。

勢いで決まったこのお楽しみ会、どうやら先生の好意で続く予感。今度は何をリクエストしようか。
や、その前に、一度はまず一人で作ってみたまえ自分。
by senrufan | 2006-11-09 10:28


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