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Life is Joy

雨が降った。初雨だ。(そんな言葉あるんか)
いよいよ雨季のスタートかと思うと、すでに身体にキノコが生えてきた気がする。

その側で、大喜びで逆テルテルボーズを作ってる子供が我が家にいる。

* * * * *

【イベント】
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友人の歌の先生のコンサート。家族揃って聴きに行く。

先生とは一度だけ、友人の発表会でお会いした。お嬢と共に先生にビッグハグをいただいて以来、彼女の温かさのファンになった。
発表会では生徒さんに合わせて歌われていたけど、生徒さんを引き立てるようにとても抑えて歌ってらっしゃったので、先生が主役の歌をぜひ聴いてみたいと思ってた。

ホテルのボールルームにて催されたコンサート。会場に入ったら友人が席を確保していてくれて大感謝。
しかもコンサート前に先生に挨拶までできたよ。だって会場の後ろに、普段着の先生が笑いながら次々と皆に挨拶してくれてるんだもん。
その気取らなさにビックリだ。おまけに私達の名前も覚えていてくれて、これまたモモノキだ。



先生は英語の先生・音楽の先生をやってらっしゃるので、それぞれの生徒さんや先生の友人が会場にぎっしりで、みんな先生を慕っている雰囲気で一杯。更にそんな中に普段着でいられる先生が、何より皆を身内のように思って下さっているのが良くわかるので、寒い雨の中から来た私達は、じわじわとここで暖まる。

バンドはピアノ・ベース・ドラム・サックスの4人で、彼らがまたまたすごい人達らしい。彼らの演奏が1曲終わった後、いよいよステージ衣装に着替えた先生が入ってこられて、マイクを握る。

Life is Joy_b0059565_10412433.jpg私は自分の声が好きじゃない。高くて妙に響いて、昔っからよくからかわれたもんだった。こんな声なせいか、私の憧れはいつもアルトの声。それも深みがあってちょっとハスキーだったら言うことない。
先生の声は、そんな私が大好きな声質。楽に出しているのに深くて、ベルベットのように光沢があって、時々掠れるのがまた甘い。
そんな先生の声に、バンドが深く絡み合う。ジャズの生演奏を聴くなんて、ほんとに何年ぶりだろう。
ドラムは目立たないながらしっかり土台を作ってるし、ピアノは穏やかで優しい響きだし、ベースは弦の上で踊りまわる指が美しすぎるし、サックスは伴奏から超絶ソロまで自在で、お嬢は釘付け。

歌の合間の先生のお話がまた絶妙。何度もお腹を抱えて笑う。
今日のコンサートは、ご自分の人生をいろんな角度から捉えた歌を用意した、とのことで。
ご主人(3人目)と結婚したバレンタインデーを記念して、「My Funny Valentine」とか、私の大好きな「Fly Me to the Moon」とか。
無知過ぎて全然曲名は分からないけど(くっ…)、ジョージアの歌や少女時代の思い出の歌とかもあったよ。

そんな中で、亡くなられた友人達を偲んで歌われた「His eye is on the sparrow」
微笑みを絶やさず、声はあくまで暖かく、思い出を彩るのは決して悲しみではなく。
今日聴いた中で、一番涙をこらえた歌でした。
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by senrufan | 2006-10-01 10:36


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