思い返せることを喜びとして

【旅行】
未練度150%でJewel Caveを離れ、一路空港へ。
12時10分発の飛行機で、空港に着いたのが11時過ぎ。レンタカーの返却手続きは後回しにして、まずはチェックインカウンターに向かう。

順番が来て、カウンターのお兄さんに呼ばれて、身分証を渡して、というお決まりの手順を踏んだ後、
「この便ですが、メカニカルトラブルの為、2時間ほど出発が遅れます
お兄さんに言われた言葉だけがお決まりじゃなかったよ。

当然、そんな時間でデンバーでの乗り継ぎ便に間に合うわけがない。
内心どっへえええぇぇぇと叫びっぱなし、口開けっ放しの私を置いて、飛行機旅に慣れきった旦那は落ち着いたもので。さっさとお兄さんと別ルートの相談に入る。
デンバー→サンノゼ間の飛行機は夜まで全て満席、スタンバイに入れるかホテルを用意しようか、じゃあサンフランシスコに変えて、サンフランシスコで次の空いている便は9時50分になるね、うーんじゃあオークランドではどう……ぽんぽんと言葉を交わす2人の顔を、ピンポン玉を追うように目で追っかけるだけの私。
最終的に決まったのは、一番到着時刻が早かったデンバー→オークランド。オークランドに着いてからは何通りも手はあると言う旦那。
「こんなの、日常茶飯事だよ」とさらりとおっしゃるお見事さ。
さすがに週1回は飛行機に乗ってるだけのことはある。

そしてようやく恐怖のレンタカー清算。約250マイルオーバーで追加料金。(しくしく)
こんなことならJewel Caveにもっといられたのに…!
そうしたらマイレージ代も無駄にならなかったのに…!
家族全員の雄叫びは、いつまでもラピッドシティの片隅でこだましていた。ような気がしました。



* * * * *

オークランドに着くまでは問題なしに順調で。
結局旦那が決めた手段は、車を預けてあるサンノゼ空港近くの駐車場まで、レンタカーを乗り捨て契約して向かうというもの。料金を確認したタクシーが意外に高かったので。
無事我が家の車に乗り込んでから、馴染みの日本食レストランにラストオーダー間際で滑り込み。

家に着いて、あれこれやって、溜まってた郵便物をより分けて。
中に一通入っていたのは、車の保険会社からの手紙。
今年3月下旬に起こった車の事故、相手側の100%責任で無事決着という内容で、こちらの車の修理の自己負担分として払った$250分のチェックが同封されていた。

戦い済んで日が暮れて。肩の荷が一気に色々とおりたのでありました。

* * * * *

さて、旅行の最終追記。
終わってみれば特別嫌なこともなく、楽しい旅行だったのですが。
唯一眉をしかめてしまった出来事が、Wind Caveでありました。

ツアーに参加した時、レンジャーから最初に色々と注意事項の連絡がありましたが、大事なのは決して洞窟の壁には触れないこと。これはどこの洞窟に行っても言われることで、自然を極力保護する為には厳密に守らなくてはいけません。当然チケットの裏や配られるパンフレットにも書いてあります。

ところが洞窟内を列を作って歩いている時、私の前を歩いていたおばさまが、突然右側の壁に手を伸ばし、そこに突き出ていた岩をぐいぐいとひっぱったのです。私は大慌てで注意しましたが、全く聞こえてない様子。
その後で全員が一旦集まり、レンジャーが色々と説明している間に、おばさまはどうやら6人の韓国人家族の一員らしいとわかりました。
以降は私はおばさまから少し距離を置いたのですが、また何かに触ったらしく、別な人が注意してまたもや無視していたのを目撃。これは英語がわからないらしい、それならば仕方がないのか……とため息をつくにとどめました。

しかしおばさまはともかく、ご家族のおじさまはある程度はわかるらしく、エレベーターで順番待ちしている時、「あと3人乗れるわよ」という声を聞いて、さっさと子供2人を連れて乗りこんで。ならばおじさまが諸注意を与えることもできたであろうにと、ちょっと腹立たしい幕切れに。
しかし踏み込んでしつこく注意したとして、私達が日本人だとわかれば、そこで一悶着あったかもしれませんが。

思い出したのが、2年前のルーブル美術館での出来事で。
見学している私達の目の前で、やはり韓国人観光客のおじさま軍団が、いきなり立像に腕をかけて記念撮影を始めたのです。
むちゃくちゃ腹が立って、旦那と共に大声で注意したのですが、さっぱりわけがわからないという顔で離れていって終わってしまい、後から来た係員の人に訴えたら、「言いにくいことだが、彼らのようにルールを理解しようとしない観光客に、とても困っているんです」と悲しい顔でおっしゃいました。

お金持ちになってきて、海外にもどんどん旅行するようになって。その国の言葉はわからなくとも、自分達の流儀で楽しんで。
それがその国の流儀と合わなければ、どれほどその国の人達をいらだたせるかということに気づくには、まだ国と人は成熟度が足りず。
日本も20年以上前はそんな状態だったのではないかなあ、と、ふと思いました。
ノーキョーと言われ、カメラを抱えてカバンをかけて、周りの迷惑省みず、あちこちで自分達の写真を撮りまくる。その姿が、私が旅行先で良くみかける中国・韓国の観光客とぴったり重なるようなものだったとすれば、腹立たしく思った人達がどれだけいたことか。
今更ながらその国の人々に対して、申し訳ない気持ちにかられます。

どこでも自分流でごり押しできるか、それとも周囲を意識しすぎて肝心なことさえ口にできないか。
どうしても後者に近づいてしまう自分は、前者にはなるまいと言い聞かせながら、実は彼らのそのパワーを見習わなくてはと思う気持ちも確かにあるのです。
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by senrufan | 2006-07-16 12:35 | Trackback | Comments(0)
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