ただ愛だけが

【映画】
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映画「Tim Burton's Corpse Bride」を観に行ってきました。

7月に公開され、大好評のまま現在も上映を続けている「Charlie and the Chocolate Factory」。この映画の監督であるティム・バートン、主演のジョニー・デップ、チャーリーの母親役をつとめたヘレン・ボナム・カーターなどが、そのまま製作・出演している作品が、この「Corpse Bride」です。脚本や音楽もそう。
ってことは、二作品同時撮影していたということで、しかも両作とも素晴らしい出来で、まことスタッフ達のたゆまない努力には頭が下がります。

最初に予告編を観た時から、私は絶対行きたい!と主張していたのですが、そのユーモラスながらもダークな映像に、お嬢は今ひとつ乗り気にならず。とうとう「夜、一緒に寝てあげる」との条件で、ようやく同行と相成りました。なんで私が機嫌をとらにゃいかんのだ。(ぶーぶー)
しかし観終わった後、感動して涙を流していたのはお嬢の方。怖そうなシーンは手で顔を覆って、指の隙間から観ていたのですが、最後の方は釘付けになって身を乗り出していました。

さてストーリーはというと。
成金の息子・ビクターと、落ちぶれ貴族の娘・ビクトリアが結婚することになり、結婚前夜に初めて顔を合わせます。互いに一目で惹かれ合い、良いカップルになりそうと思いきや、上がり症のビクターは結婚式で散々失敗し、司祭に出直しを命じられる始末。
落ち込んだビクターが暗い森で練習している最中、木の枝だと思って指輪をはめたら、それがなんと骨だけになった死体の手の指。即起き上がったのは、結婚式前夜に死んだ花嫁姿の死体・エミリーでした。
なんと死人と結婚の誓いを交わしてしまったビクターは、そのまま死者の世界へと連れ去られます。果たしてこの三角関係はいかに??

かの有名な「The Nightmare Before Christmas」で使われたストップモーション・アニメという手法を今回も採用し、製作に10年をかけたという力作。
生者の世界と死者の世界をはっきり色分けしているのですが、生者の方が非常に暗い色合いなのに対して、死者の世界の方はビビットで華やかな色彩満載。
そこで歌い踊る骸骨や化け物達のユーモラスな動きは、こちらまで思わずノッてしまうほど。ホラーな味など、この辺りの賑やかさで跡形も無くなります。

そんな生命力旺盛な(?)死者達に応援され、積極的に結婚を進めようとするエミリーと、お互いを諦められないビクターとビクトリア。さらに生者の世界では、ビクトリアに迫る青ひげまで。
後半からサスペンス度も加速してくるのですが、とにかく中心の三人がいじらしい。特に女性二人が、ひたすら真っ直ぐにビクターのことだけを見ています。
これはシンプルながらも、しみじみと切ないラブストーリー以外の何者でもありません。

終了時間がお嬢のスイミングにぎりぎりで、映画のタイトルロールが流れ始めた途端、席を立たねばならなかったので、残念ながら最後のおまけなどはチェックできず。感動の最中に、いきなり明るい館内に急き立てられたお嬢は、涙を隠すこともできず、鼻水を啜りながら小走りで車へ。
恐怖もあり、笑いもあり、怒りも色々と味わえるものの、観終わった後は、ただ優しさが心に残る映画です。
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by senrufan | 2005-10-17 11:55 | Trackback | Comments(2)
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Commented by pannaGO at 2005-10-19 18:08
あー、これこれ、見たいですう。うち中皆で待ってたの。そろそろハロウイーンだし(笑)。
Commented by Miyuki at 2005-10-20 01:06 x
そう、季節柄お薦めよお♪ 観たら感想聞かせてね。男の子がどう感じるか知りたいー。


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