子供として過ごす子供時代

b0059565_1153782.jpg映画「Charlie and the Chocolate Factory」を観に行ってきました。お嬢とお嬢の友達と一緒に、女の子3人グループで(殴)
原作を読んだことがないので、2人からざっと基本設定だけ聞いてのぞみました。

ロアルド・ダールらしいと言えばいいのか、不可解な複雑な、説明し難い描写が全編にわたっていて、とても面白かったです。映像の綺麗さ、色彩の毒々しさと妖しさは見事な出来。
下手に意味づけや解釈を試みるより、あっさりと受け入れてしまった方がいいような、でも実は深いものがあるような、ないような。

失業中の父と母、4人の寝たきりの祖父母と共に暮らすチャーリー少年。日々の食事にも事欠くほどに貧しく、壊れかけた彼の家のすぐそばには、大きなチョコレート工場が建っています。
社長のウィリー・ウォンカ氏が生み出す数々の魔法のようなお菓子は世界中で有名ですが、なぜか15年前に突然全従業員を解雇して以来、一人として工場から出入りする人がいません。唯一、誕生日にだけチョコレートを買ってもらえるチャーリーの夢は、その工場に入って、中を見てみることでした。
そんな秘密でいっぱいのウォンカ工場が、ある日、驚くべきニュースを発表。世界中に売られているウォンカチョコレートに、たった5枚だけ入れられたゴールデンチケット。それを手に入れた子供を、ウォンカ工場に招待するというのです。

主人公のチャーリーに加えて、4人の子がゴールデンチケットを手に入れて、工場に保護者連れで来るわけですが。
まったくもって、思いっっっ切り殴って蹴り入れてどつき回したくなるようなお子様たちでした。
主人公のチャーリーが、お世辞でなく天使に見えました。彼の背中には羽がある。
それぞれの子が、子供のステレオタイプの一つを極端に体現していて、ダールの観察眼や皮肉なユーモアがたっぷりと味わえるのが、この映画の愉しいところです。

ツアーの最中にふと過去にトリップしてしまうウォンカ氏が絶妙で、改めてジョニー・デップのすごさに感心。ウンパルンパの踊りに合わせたり、ツアーの親子との会話のちぐはぐさ、タイミングのはずし方など、本当に器用で上手いです。
ウォンカ氏の子供時代の過去が大きな鍵になり、ラストへと繋がっていく映画ですが、しかしこれは女の子情報によると、原作とは違うそうで。
その設定だからこそ、チャーリーという子により大きく意味があり、ラストで一つのテーマへと終結すると思ったのですが、さて原作は一体。(読めよ)

チョコレートを思う存分食べたい気分と、見るだけで口の中が甘くなってもう十分という気分を交互に味わえる映画です。



今日はお嬢の友達がお泊り。
待ち合わせしてランチして、映画を観て、うちで一緒に料理してご飯を食べて、公園で遊んだ後、アイスクリームを食べに出かけて、夜はフラッシュサイト巡りで大盛り上がり。
とても愉快な一日だった。大人の私が誰より楽しんでどうするの。

この夏休み、お嬢は例年よりずっと家にいたのだが、予想以上に楽しい時間を一緒に過ごした。成長して、同じ目線で楽しめて意見を交換できるものが増えてきて、共有したくなるものが多くなった。

まだまだ素直で衒いがなく、大人の意見だからと格別反抗するわけでも迎合するわけでもなく、こんな風に当たり前のように寄って来てくれる2人が、しみじみ大事で仕方がない。
もうあと少しで、私は仲間に入れてもらえなくなるんだろう。最近ニキビで悩んでるという彼女の話を聞きながら思う。

昔から男の子と気が合うことが多く、子供もできたら息子がいいと思ってきたけれど。
こんな時間を過ごせるなら娘もいい。それも、こういう娘達だからこそいい。
残り時間の少なさに、眩しさと胸の少しの痛みを感じつつ。
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by senrufan | 2005-08-17 11:49 | Trackback | Comments(2)
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Commented by pannaGO at 2005-08-20 10:42
うんぱるんぱの歌、昔から聞かされていたので、この映画のあとは、もう耳について離れません(笑)。お嬢さまもにきび?うちの太郎もよお!!
Commented by senrufan at 2005-08-20 11:05
私もついつい口ずさんでしまって、いかんいかんです。
あ、にきびがあるのはお嬢の友達の方なの。靴のサイズ、私より大きいんだよ……キューピー体型の未熟児お嬢は、まだまだですな。


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