「人を下に見るようなことはいけません。
すべての人の仕事がこの世には必要なのですから」
----- フランシスコ・サレジオ
(フランス人、聖職者、1567年8月21生まれ)
あううぅ、視力がどんどん低下してきていて、ほんとツラすぎる……(泣)
そんな中、最近読んだオンライン記事の中から、印象に残ったものをランダムに。
↓
(患者が話をしている時に、医師がどれくらいじっくりと話を聞くか見てみると、
女性医師は3分間話を聞いてから遮ったのに対して、男性医師は47秒で遮ったという研究結果)
↓
大ファンの
渡辺由佳里さんが書かれていたのですが、英語で
「willful ignorance」という表現があるそうで。
意味は、意図的に「無知であること」を選ぶ、であるそうですが、同時にその背後には、
「自分より学んでいる人からばかにされたくない」という「自尊心」がある、と指摘されておられました。
ネットで、リベラル/右翼/左翼はバカとか、全ては金持ちが悪いとか、陰謀論やトンデモ論を支持している方々の中に、
もしかして、勉強したら負け、とか思ってるんじゃね?
勉強しないでも、本能で正しいものがわかるのが本物! そして、それは俺!とか思ってね?
という人達が見受けられるように感じます。
自分を変えないで、今の位置から動かないで、でも自分が”正解”だったら、どれほど楽かと思うんですけどね。
でも、それが人権を侵すものであれば、それはどうしたって”不正解”だと思うので。
それにしても、同性婚や夫婦別姓は、選択肢を増やそうという話なのですから、
貴方達に何も変化を求めているわけでも何でもないのになあ、としみじみ不思議です。
* * * * *
【レストラン】
麗しのRさんとの定期デート。
いつも素敵なお店を探してくださるのだけど、今回、ここは知ってますか?と見つけてくださったのは、2人とも未訪のニューアメリカン。
ファーマーズマーケットで毎週来ている場所であれど、マーケットからははずれたところなので、じぇんじぇん知らなかったです。
こちらのお店は、ダイニングとバーラウンジに分かれてて、ダイニングの方だとPre fixe menuだけの提供で。
今、アレルギー症状でお辛いRさんには、自分でメニューをチェックして選べる方が良いので、アラカルトがオーダーできるラウンジの方を選んでみたんだよ。
ラウンジだけあって、こじんまりと小さなテーブルで飲み物&おつまみ、といった雰囲気ではあったけど、メニューを見る限り、私達には十分な種類が並んでて。
あと、担当してくれたお店のれでぃが、少ししゃべっただけで、え、もしかして一流?と思える方であったので、これは嬉しい訪問になりそうだ。
飲み物を頼んだ後、2人でメニューを眺めたよ。
量はいらない2人だから、メインは1つで十分ですよね。
あとはSnackか前菜から選びます?
あ、さっき運ばれてた揚げ物があったんだけど、多分このフィッシュ&チップスじゃないかと。
いいですね、それなら食べ応えありそうですし。
あとはサラダとメイン、で3品お願いしたんだよ。
で、Fish & Chipsです、と運ばれてきたのが、こちらの。
2人で目が点になって、少なくとも10秒は沈黙が続いたよ。
直径10cm以下かな、という大きさのお皿の上に、生のカンパチとチップス。
確かに、魚とチップス。うん、嘘は言ってない。
メニューを思い出したら、Friedとは書いてなかったですね。うん、嘘は言われてない。
あまりのショーゲキから立ち直るのに時間がかかったものの、一旦落ち着いてしまえば、もー笑いしか出てこない。
ひとしきりウケた後、Rさんは生魚は今は避けた方が良いので、またお店の方に来てもらって、別のスナックを頼んだよ。
それがこちらのBrown Butter Parker House Rolls。
みっちり詰まった小麦粉生地のようなボールに、なんと金粉がまぶしてあるんだよ。
きのこが入ってて、やっぱりこちらも小さいんだけど、1個1個がしっかり食べ応えがあって、美味しかったのだ。
ちなみに、フィッシュ&チップスも、とても美味しゅうございました。
さくっ、さくっ、と二口で食べたけど、ゆずの香りがして、フレッシュ&美味。
スナックは2つとも塩味が強めで、なるほど、おつまみ仕様だね。
Cherokee Tomato Salad、これもとっても気に入った。
大好きなLittle Gemと大きめにカットされたトマト、そしてリボン状にスライスされたキュウリとか。
ぽん、ぽん、と絞られたカラフルなソースが2種類、それにドレッシング状に仕立てたキヌアがかかってて、一見シンプルなのに、実はとても手がこんでる一品ナリ。
ボリュームもあって、いろんな味が楽しめて、あー、これ、真似できたらいいのかなあ。
メインはお魚が食べたいですね、と、Wild Black Bass。
小ぶりな一切れの下に、ぎっしりとお豆が並んでる。
そして魚の両端には、オイスターが一つずつ。
Cranberry Beansとコーン、そして、ベーコンの燻製風味がしっかりついたブロス。
塩味強めなんだけど、魚が淡白に仕上げてあったので、まとめて食べれば丁度良し。
この際、デザートとコーヒーもいっちゃおう、となって、お店の方に伝えたら、がらがらとデザートワゴンを運んできてくれて歓声。
ケーキ、タルト、マフィン、クッキーが段になって飾られてて、あとはアイスやソルベもありますよ、とな。
Rさんは旬のPeach Pie、私はChocolate Pecan Tartをね。
ピーカンパイが大好きなRさんなのに、今はナッツも避けてるとおっしゃるので、んじゃ、私がオーダーするので、ほんの一口でも、と思ったの。
でも、お返しに、と大きく切り分けてくださったので、私が1.3切れは食べた計算に。(あうう)(幸せです)
私がこっちで食べたことのあるピーチパイって、素材を活かして、あまり手を加えてない(つまり甘くしすぎてない)ピーチがどっさりと、薄~いパイ生地に包まれたタイプがほとんどで、こちらのお店もその形。
ざっくり系なんだけど、どこか上品なパイでした。
担当してくれたれでぃだけでなく、他の店員さんも洗練された対応で、一流のお店に来ちゃった感を味わえる。
はい、ビンボー人の感想です。
お値段もそういうレベルだったのは、まあ当然かもしれないが。(ハンカチを噛む)
それでも、味とサービス・雰囲気と、前に行ったあのお店やそのお店に比べれば、満足・納得のお支払い。
ラウンジでこれなら、ダイニングは更に、と期待が膨らむね。
いつか行けたらいいのにね。いつかね。いつか。
250 California Avenue
Palo Alto, CA 94306
追記:
今検索したら、あの有名フレンチ出身のシェフのお店だったらしいことを知りました……
相変わらず、下調べゼロのマヌケです。