貴女は貴女の種を撒く

「希望と気力と勇気を与えることは、金銭を与えるより大きな恩恵である」
   ----- ジョン・ラボック
       (イギリス人、政治家・考古学者、1834年4月30生まれ)


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お友達の家で、ビーズの会が開かれましたです。

私以外の4人は、それぞれ自分が普段作っているものの続きを、
普段全く作ってない私は、優しいSちゃんに指輪の作り方を習ったです。
材料も、全部提供してもらったです。
一体僕はどうしたらいいんだい。(ひれ伏せ)(拝め)(奉れ)

たまーーーーにクラフトをやる時、前は要らなかったのに、今回は必須だったもの。
それは、老眼鏡でございます。
忘れたらダメ! 絶対! と、珍しく、前日からバッグに入れておく用意周到ぶりを発揮しましたです。
遠足の時のおやつ並み。

とっても楽しかった指輪作りですが、こんなワタシに、果たして次回はあるやなしや。

* * * * *

【アクティビティ】

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ちょこっとだけ、ご報告。
昨年3月初旬に、別の国へ旅立っていったtamachan
仲間内での一周忌が企画されたので、私も末席に入れていただきましたです。

いつも素敵なお料理教室やイベントを開催されるSさんが、ご自宅を提供してくださったので、参加者はそれぞれ一品ずつ、お料理かお菓子を持ち寄りで。
お忙しいtamachanのパートナーさんも、貴重な時間を割いて参加してくださって。
しかも、tamachanの形見分けもしてくださったという、本当に貴重な一日となりました。




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皆さんで分けてください、と持ってきてくださったのは、tamachanお手製のお味噌。
米味噌、麦味噌、玄米味噌、ひよこ豆味噌。
tamachanの字で、仕込んだ日付も書かれてて。

あとは沢山のレシピ本、食や健康に関する本。
様々な大きさの保存瓶やコンテナなど。
味噌は等分に分けて、本はSさん宅で貸し出し用にキープしていただいて。
tamachanのカケラが広がっていく様子を、目の前で見ていました。


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皆さんのお料理、どれもとっても美味しゅうございましたです。
素材を大切にしたヴィーガン料理の数々は、皆さんの笑顔とおしゃべりと一緒になって、ほっこりと心身を温めてくれました。


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ワインで乾杯した後、各自、自己紹介を兼ねて、tamachanとの思い出を順に語っていったのですが。
皆さんそれぞれ、tamachanカフェのお料理がどれほど美味しかったか、お料理教室で一緒になった時、どれほど彼女に教わったか、等々。
現れてくるのは、やっぱり凛々しくて、てきぱきしてて、食に関する知識も技術も豊かで、惜しみなくいろんなことをシェアしてくれる、一人の大人の女性像。

ただ勿論、それだけではなかった、はずなのです。


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幸い、tamachanのパートナーさんとも、お話しする時間をいただけましたので。
tamachanの亡くなる前の数ヶ月について、少しうかがってみたのです。

父が逝って1ヶ月ぐらいだったあの時、私はtamachanの訃報に、思いっきり泣いた記憶がありません。
お恥ずかしい話ですが、まだまだ父のことで毎晩枕を濡らすような日々だったので、tamachanのことを聞いた時は、もう自分の中の何かが枯渇したようになって、どこからが父への涙で、どこからがtamachanへの嘆きだったのか、自分で境目がつけられなくなっていたように思います。


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改めて教えていただいたこと、その前にお友達数人から教えてもらっていたこと、など。
やっぱり私は何もできなかったんだろうか、と情けなく思いながら、どこか、何かが遠いまま。

何か一つのことだけが原因、というものは、滅多にありません。
いろんな人の、いろんな思いが積み重なって、しかも一人ひとりが見ている風景は、全て違うもので。
その風景や思いに温度差を感じたからと言って、誰かを責めたりはできなくて。
結局、自分を責めることだけが、許されたことであるように感じたり。


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でも今回、偲ぶ会に出席させていただいて、本当に良かったです。
皆さんが語られるtamachanとの思い出をうかがいながら、ああ、tamachanは、この人を形作る、小さなカケラになってくれたんだなあ、というのを間近で感じられたことが、何より嬉しく思ったです。

私自身、例えば料理している時に、手にした野菜で、tamachanが作ってくれたメニューを思い出し。
仕込んだ味噌を取り出す時に、tamachanの味噌作り教室の風景が脳裏に浮かぶ。
本当にふとした瞬間に、自分の中の、彼女が撒いてくれたものを実感することを繰り返した一年でありましたから。


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もう何回も書いておりますが、マクロビで私が好きだなあ、と思うのは、「自分の周りのものは全て『食べ物』」という考え方で。
食事のみならず、生活環境、人間関係、全て『食べ物』、なんですね。

そう考えると、tamachanが私達に与えてくれたもの、彼女の知識、彼女の技術、彼女の優しさやユーモア、明るい笑い声、全て全て、私達の心身のどこかを形作ってくれるものに、必ずなっているはずで。
だったら、tamachanにもらったその箇所を含めて、自分の心身を健やかに育てていかなくてはなりません。
そして、彼女のように、誰かにとって大切な『食べ物』になれるようにならなくては、と改めて自分に言い聞かせてみるのです。


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tamachan製のお味噌を使って、Sさんが作ってくださったお味噌汁の、なんとも美味しかったこと。
上手な方が、良い食材を使えば、こんなに美味しくなるということ。
tamachanのお味噌をいただいた身として、身が引き締まる思いでございます。いやほんとに。

パートナーさんがが持ってきてくださったtamachanの写真を前に、皆でお焼香させていただきました。
照れくさそうな、柔らかな表情が並んだ写真、どれもとても素敵でございました。


tamachanが繋いでくれた縁だね、と全員で言い合った、会の後。
それぞれの方で、それぞれの形で繋いでいっていただければ、と願った日でありました。

素敵な時間でした。
本当にありがとうございました。



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by senrufan | 2018-04-30 11:55 | Trackback | Comments(0)
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