人気ブログランキング | 話題のタグを見る

陽の当たる場所

Sunsetという雑誌がある。英文を見るだけで動悸・眩暈・吐き気の諸症状を起こす私はほとんど手にとったことはないのだけど、それでも名前とロゴぐらいは知っているというメジャーぶり。
今日は我がガーデニング師匠であられるお二方@緑の指常備にくっついて、そのサンセット社の庭園を見に行ってきた。

重厚な木の扉を開け、ロビーを通り抜けると、その向こう側のガラス扉から庭に出られるようになっている。大きさとしてはそれほど広大ではないが、そこに育つ植物群の意義は深い。
全体を気候によって5つのゾーンに分け、それぞれの特徴的な植物を育てている。この庭園を一周すれば、米西部13州・32種の気候ゾーンにおける主要植物を一堂に観察することができる仕組み。名前の通りのテストガーデンを含め、庭園全体がサンセット社の実験の一部となっており、その成果が次々とサンセットマガジンで公開されるということらしい。
私達、今、あの雑誌の風景の中を歩いてる。(誇大妄想)
陽の当たる場所_b0059565_8203613.jpg陽の当たる場所_b0059565_8205418.jpg


巨大な樫の木(The Old Man)から始まって、サボテンの育つ砂漠を過ぎ、中央加州、北加州と辿ってゆく。
陽の当たる場所_b0059565_8213578.jpg陽の当たる場所_b0059565_82150100.jpg


陽の当たる場所_b0059565_822975.jpg陽の当たる場所_b0059565_8222527.jpg


北西部まで行くと、なぜかJapaneseと名の付く楓の類が数本。
陽の当たる場所_b0059565_8224759.jpg陽の当たる場所_b0059565_82303.jpg


テストガーデンは狭い中にぎっしりと多種多様な植物が詰め込まれていて、プランターを細かく分けて何種もの花を育てていたり、野菜のエリアがあったり。小さな温室には食虫植物まで。それでも息苦しく感じないのは、空の高さと色彩の鮮やかさ、そしてコーディネイトの見事さゆえか。
陽の当たる場所_b0059565_8232888.jpg陽の当たる場所_b0059565_8234379.jpg


陽の当たる場所_b0059565_824153.jpg陽の当たる場所_b0059565_8241540.jpg


これだけのものを無料で公開してくれるところに、企業の懐の深さを感じたりする。(ゲンキン)
そして何より、この庭園を全面ガラスで見ながら仕事ができるオフィスワーカー達にとっては、給料以外の毎日の特別手当だな。
陽の当たる場所_b0059565_825448.jpg陽の当たる場所_b0059565_825565.jpg





ガーデンとかけて、英国文化ととく。答えはアフタヌーンティー。(無視して下さい)
目と心の栄養補給の後は、Lisa's Tea Treasureにて体に栄養を。そしてカロリーを。
陽の当たる場所_b0059565_8374592.jpg

3人それぞれのセットを頼み、揃った後はお皿を回して味見合戦。紅茶もポットに何杯分も入っていて、スコーンやサンドイッチも普通の大きさで、ランチとデザートを十分兼ねられるボリューム。
以前に日本のホテルで頼んだアフタヌーンティーセット@1,500円なりは、確かどれも直径3cmぐらいだったよなあ。
陽の当たる場所_b0059565_838925.jpg陽の当たる場所_b0059565_8382197.jpg


おいしい食事とおしゃべりで、体の隅々まで栄養を巡らせる。
ダイエット? してますが、それがなにか。
by senrufan | 2005-05-26 08:16


<< 目に見えるものと見えないもの 明日は我が身か明後日か >>