旅立ちの瞬間に

学校で育てていたSteelhead troutが、稚魚から幼魚になったよ。1匹でもなったら、24時間以内に全部を自然に放流しなければならないの。
放流は当然子供たちも見たいし、それには車が必要で、運転する親も必要で。ところがなんせ自然のことなので、放流はこの日と決められるものではなく。
結果、放流予測日を先週から来週に絞り、土日も含め、この日ならドライバーとして付き添えるという日をそれぞれの親が選んでサインナップし、連絡待ちをしていたのだ。

ということで、学校が終わってからそのままアフタースクール遠足に。放課後は色々と用事があるので、参加したのは5年生の3分の1以下というとこだけど。
それぞれ車に分乗し、向かうは学校から1時間ほど南に下ったHenry Cowell Redwoods State Park。ここの渓流に放すのだ。

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川岸で先生が慎重に水温を計り、放すポイントを決め、子供たちが手にもったカップに1匹ずつ入れてくれる。
そのカップをポイントまで運び、水につけて傾けてそっと川に。大きくなれよー生きてろよー、とお別れの言葉をかけながら。

だったら美しい光景なんだが。

あっちではバシャーッ!と上からあっさり捨ててるし、こっちではカップからなかなか魚が出ようとしなくて焦ってるし。果ては放した途端、その魚をまたカップで捕まえて得意がってるとかな。
最後には皆で大きな石を集めて固めて、隙間を泥で埋めて、橋を作ってはしゃいでたよ。しんみりとならないお別れはアメリカ流なのか。(大誤解)

自分以外に無数の命があって、全ては繋がってるんだよ。それは例えれば閉じることのない輪のように。
呼吸するより自然に、いつもその思いが君たちと共に在るといい。



旦那が日本より帰国。飛行機が着陸した途端に、「いつでもトランク取りに来ていいよ」との電話をくれる。
日本からの飛行機は午前着なので、旦那はそのまま会社に行くのが常である。さらに本日はお客とのランチも入ってるので、帰宅はまたもや深夜になると見越し、荷物だけを待ってる私を気遣ってくれたのだな。顔色をうかがったともいうな。

せっかく早くに電話をもらったものの、私も昼過ぎまで雑用で出られず、ようやく会社まで飛ばしてトランクを取って戻ってきたら、すでにお嬢の迎えの時間で。
取り急ぎ家の中にトランクを入れ、帰ってきたらすぐ開けよう、そして新刊本を読むんだーっと心の中で叫びつつ、お嬢の学校のピックアップレーンにて、彼女をじりじりと待っていた。

なのに走り寄ってきた彼女が言うことには。
「ママ、troutがfryになったから、これから放しに行くよ! ママは今日のドライバーにサインナップしてたよね?」
やっぱり今日は13日の金曜日。
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by senrufan | 2005-05-13 11:54 | Trackback | Comments(2)
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Commented by pannaGO at 2005-05-15 13:39
感動の放流、目に浮かぶわあ(笑)。しかし、旦那さま、若いっ。
Commented by senrufan at 2005-05-16 11:40
ぱんなさんも何回も目にしてるよね、このテのこと(笑) 確かにうちもタフですが、アジアを飛び回るぱんな旦那様こそ、いつまでもお若い!


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