禍福は巡る

昨日学校に迎えに行ったら、お嬢がランチボックスが見つからないと半泣きで探していた。

お嬢の学校のランチは、基本的に各教室の前にあるランチテーブルで食べ、その間教室はクローズされるので、ランチボックスはそのままテーブルに置いて外で遊び、チャイムが鳴り教室に入る時にそれぞれ持って入ることになる。
ところが昨日、外遊びから戻ってみると、お嬢のランチボックスだけがなくなっていたらしい。そのまま午後の授業のため探せなかったので、放課後になってからあちこち見ていたという。

担任の先生や周りのお母さん達も手伝ってくれたが全く見つからず、勿論忘れ物ボックスの中にもなく。
「きっと似たようなのを持っている子が間違えて持って帰ってしまったのよ」
「今頃はその子も気づいているはず」
「月曜にはその子が持ってくるかもしれないわ」
「月曜まで待ちましょう……」
そう言いながら、どのお母さんも私に向かってこっそりウィンクする。皆、心の中では同じことを予感しているのだろうなあと、ひっそりと私も頷き返して。

可愛らしく、且つ機能的なお弁当箱。袋や箸箱などの付属品。これも実はなかなかに日本が誇ってよい文化であると考える。こちらではタッパーがグレードアップした形がせいぜいで。これは日本の食文化だからこそ進化したものだとしみじみ思う。

こちらの学校の給食はピザやホットドッグ、ハンバーガーやブリトーなどがメインで、それに野菜スティックやアップルソースなどでビタミンを補う。こういった類の食事が苦手なお嬢は、プリスクールの頃からお弁当を持参。補修校が始まってからは、週6日お弁当の毎日だ。
朝が超苦手な私は思いっきり文句を言ってるが、それでも日本の学校でないので、タコさんウィンナーやキャラクター御飯などの工夫を全く凝らすことなく、ただ夕食の残りを詰めたりするだけという、私の最低のお弁当展なるものがあれば参加できそうなものを日々用意している。
当然そのようなお弁当には日本の弁当箱がベストであるので、日本に行っては色々と探し、私がOL時代などに使っていた弁当箱も持ってきて、結構な数がそろってる。ただしいつまでも昼食の量が増えない彼女には、まだまだ二段弁当箱は出番がない。

そんな日本で買ってきた弁当箱とランチケース、こちらで似たようなものが売っているはずもなく、ひいては自分のと間違えて持っていく子などいないと思うのだな。意図的としか考えようがないだろう。
しかし白状すると、いつかこういうことが起こるのではないかと覚悟してたところもあり、それでも尚且つ持たせていたわけだから、事故にあったとでも思えば諦められるものだ。
「大人になってからでも、いつか戻ってくるといいな」と涙をこらえて言うお嬢の為に、それでも今は戻ることを祈ってみる。
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そんな悲しい時に救いの手。思いがけず友人家族と遊べることになり、一気に気持ちは浮上に向かう。
今日の補修校にいつもと違うお弁当箱を持っていったが、全く泣き言を漏らすことなく、ひたすら放課後を楽しみに。補修校から一緒に帰り、思いっきり遊んで、夜には御飯も一緒に食べて、大はしゃぎの一日でした。

私はというと、おもてなししなくてはいけない立場ながら、子供と一緒になってチャンバラごっこをやるわ、御飯は失敗するわ、役立たずとしか言いようが。最近楽しいとハイになりすぎる傾向に拍車がかかり、非常にマズいのだ。それともこれが年をとるということか(ポジティブシンキング)

12時過ぎにお嬢の部屋の前を通った時、いきなり「ママー」と呼ばれて驚いた。まだ起きてたのかと思ったら、

 「やっぱりクリーミィの方がいいよねー、なんちゃって」

いまだその言葉の意味はわからず。
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by senrufan | 2005-05-07 04:08 | Trackback | Comments(2)
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Commented by pannaGO at 2005-05-09 13:20
お弁当箱、お気に入りのやつだったんだね。出てくるといいなあ。ところで、やっぱりチャンバラ、、、(汗)。
Commented by Miyuki at 2005-05-10 04:29 x
彼女は”捨てられない女”なので、使い始めると別れられなくなるのよ。将来が不安だ。>男とか
チャンバラやったわよお。だってあんな可愛い彼から「はいっ!」って剣を渡されて、私が断れるわけがない。(拳を握って)


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