さえぎるものがない場所で (3)

「己の出来る事は出来ると認むるのが当然であって、
出来る事を出来ると認めねば出来る事も出来なくなる」
   ----- 三宅雪嶺
       (日本人、評論家、1860年7月7生まれ)


Dallas police shooting: Five officers killed, seven wounded by gunmen

停電してました。
7日の午後2時半から、8日の午後1時半までの、約23時間。
今年の七夕の夜は、電気なしで星空を見上げることができました、なんつって。

当然家では、ネットもTVもNG。
車を走らせている時に、ラジオでダラスのニュースを聞きました。

肌の色が黒いというだけで、日々耐えねばならないプレッシャー。
どころか、命の危険までも。
私自身、この国では移民という立場でありますが、どれだけ努めても想像しきることはできません。

ようやく復旧したネットで、オバマ大統領のスピーチ動画を視ながら、
改めて彼のすごさに思いを馳せました。
8年間という短くない任期を、スキャンダルなしで乗り越えようとしている大統領。
慎重すぎる姿勢に批判はありますが、そうでなければ些細なことで足をすくわれてしまう確率が、
歴代大統領の誰よりも高いであろうこと。
政策に関しては色々あれど、少なくとも人間的に尊敬できる人として、
国の子供達の前に在ってくれたことは、親の一人として、本当にありがたく思います。

だからこそ、その8年間の彼の努力が、別な闇を引き出してしまう一因になったかのような現状に、
胸が痛んでなりません。

こういう日は、風と、自分がたてる音しか聞こえない、そんな場所に行きたくてたまらなくなるのです。

* * * * *

【旅行】

前回からの続きです)

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抽選で当たったのは12月30日の許可証で、前日の29日は、下調べを兼ねて、許可証のいらないエリアを探索することにしたですよ。
レンジャーさんからもらった地図とGPSを頼りに、レンタルしたジープチェロキー君で向かいます。




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こちらがその地図で、なるほど、1323とか1080とか、道に番号がついてるね。
んじゃ、こー行って、こっちに行って、と地図上では簡単だったのですが、実際に行ってみると、そんな明確なサインが出てるわけないんでした。


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地図に何箇所かある、「4x4 ONLY」の文字。
4WDじゃないとダメだよ、の意味ですが、これは誇張でもなんでもなく、ほんとでしたね。

我々が行ったのが真冬だったので、雪のせいでしょ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、地面自体がかなり砂混じりで滑りやすいんですよ。
むしろ、雪の水分のおかげで固まって、まだ走りやすかったんでは、と思うぐらい。


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そして、轍の間の真ん中部分が、かなり高くてですね。
車高の低い車では、ガリガリッ、とやられてしまうこと必至かも。

頑丈な古いタイプのチェロキー君を借りて、本当に良かったです。
それでも、がっくん、がっくん、と、走ってる間中、すさまじい揺れでありました。
うっかり舌を噛みそうで怖かったです。


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そして、入り口や道名のサインが、かなり小さい上、道らしき道がないので、迷わないようにするのに懸命。
くそう、老眼夫婦には試練だぜ。
まあ、サインがわかるようになったら、なんとかなりましたけど。


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それはですね、こんな感じで、道名を示す標識があって、その下にごくごく小さく、行き着く先の写真か名前が貼られてるんですね。
危なそうなところでは、一旦車から降りて確かめたりしたですよ。


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車の跡はそれなりにあったので、それは助かりましたですね。
それさえも入り乱れているところでは、軽いワナ状態でした。
つーか、うちが間違えかけた道を、その跡を通って間違った方向に進む後続車を見てしまったもので。(すみませんすみません)


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ちなみにこのエリア、大きな牧場が2つありまして。
道の途中に幾つかゲートがあって、車を降りて、ゲートを開けてから通り、それからまた降りて閉める、ということを何度かやりました。
牛の脱走防止柵なんですね。

途中で、馬に乗って牛を追っている、カウボーイのようなおじさまも見かけましたよ。
牧場主の方なんでしょうな。


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そんな試行錯誤の末に辿り着いたのは、White Pocketなるエリア。
車を停めて、ここからは歩いて行くですよ。

(続く)
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by senrufan | 2016-07-07 13:54 | Trackback | Comments(0)
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