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芯にあるもの

本日、友人2人+お子様1人をお迎え。ホステスが情けないが故に、おもてなしするつもりが持ち寄りパーティと化してしまいました。私が一番幸せな一時(殴)

友人の一人は旦那様がユダヤ系でいらっしゃるので、そちらの料理もお得意。23日の過ぎ越しの祭り(Passover)を前に、ユダヤ料理の定番中の定番・Matzo(h) Ball Soupを作ってくれました。マッツォとはユダヤのクラッカー(イーストを入れないパン?)で、これを砕いてボール状にしたものがマッツォ・ボールということらしいです。
箱の中に入っていた袋は2種類。スープを作るものとボールを作るもの。スープの素はお湯に溶かして、ボールの素は卵を入れて混ぜ、手で丸めて団子状にして、スープの中に落とします。しばらく温めると、中のボールが一回り大きくなり、「食べていいよー」とのお声が。待ってました!

スープはチキンスープ、ボールはふわっと柔らかく、でもしっかり密な食感。なんとも優しい味わいだと思ったら、病気の時には絶対食べると聞いて納得。日本人にとってのお粥やおじやのような位置づけなのかな。
ボールはなくなってしまいましたが、嬉しいことにまだスープが残っているので、これでリゾットでも作ってみるかなーと考えながら鍋を睨んでます。

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ユダヤ教と言えば思い出すミステリーが、フェイ・ケラーマン著の「水の戒律」を始めとする、デッカー刑事シリーズ。
ユダヤ人コミュニティで起こった事件をきっかけに、敬虔なユダヤ教徒である未亡人のリサと知り合うデッカー。リサと惹かれ合うことで、彼女の基盤であるユダヤ教に近づいていき、自身の過去をも見出す。そんな彼の葛藤と様々な事件を通して、私達もユダヤ教世界のかけらを幾つか手に取ることができる。ミステリーとしても恋愛物としても、質の良い作品。
by senrufan | 2005-04-18 01:05


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