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文明の利器

先日Costcoのキャッシュバッグにて入手したフードプロセッサー。これだけでなく、実はもう一つ、Braunの電動歯ブラシも手に入れた。今では我が家全員がこれを使っている。

文明の利器_b0059565_7424211.jpg電動歯ブラシは両親や友人が何人も使っていて、評判を聞くにつれ手を出しそうになっていたのだけど、お嬢が歯磨きの仕方をしっかり身につけないうちはまずいかなあとも思い、いつも売り場で立ち止まっては買わないということを繰り返していた。
実際、まだ使って10日ぐらいしかたっていない頃に旅行に行って、普通の歯ブラシを手にしたら、なんか妙に力が入ってしまい、手を元通りに動かせるようになるまでしばらく時間がかかったというお粗末さ。私が稀に見る不器用者ということは勿論承知済みにせよ、これにはいささか驚いた。ステップアップするのは大変なのに、堕落するのはなんと早いのか。(大真面目)

使い始めてから目立って変わったことはないが、磨き終わって口をゆすいだ後、舌で歯をさわってみるとツルツルしている。以前より短い時間のわりに良く磨けているのだと実感できる。
そしてありがたいのが、ブラシヘッドが小さいこと。私は奥歯を磨く時、少しでも奥にブラシが入ると「オオウエッ」となる人で、今まで使っていた歯ブラシは全てスーパーコンパクトヘッド。それもこちらでは見つけられず、わざわざ日本で買いだめしてくる始末。
歯医者で型をとるなんて時は正にゴーモン以外の何物でもなく、「いっそ殺してーっ!」と胸の中でわめきながら、涙をポロポロ流しつつ、石膏が固まるまでの時間を必死に耐えるのだ。そんな弱点が故に、どうしても最奥歯の磨き方が足りず、歯医者でのチェックアップで歯ぐきの締り具合を見られる時、一番奥だけポイントが悪く、先生のお小言をたまわっていた。
ところがこの電動君、非常にヘッドが小さい為、こんな私でも全く平気で奥まで歯ブラシをあてられるので、誠にありがたいことこの上ない。

私自身が感じた点はこのぐらいなのだが、如実に変化が現れたのがお嬢。さすがに若さが物を言う。
まず、使い始めて数日後に、歯ぐきから少々の出血が。おそらく今まできちんと歯と歯ぐきの間にブラシをあてきっていなかったのだろうな。お嬢にそう言うと、
「そういえばマニュアルに、しばらくしたら血が出ることがあるかもしれないけど大丈夫って書いてあった」
うお、ちゃんと読んでいたのか。(←最低限の箇所しか読んでない)
お嬢の場合、歯ブラシは自分で、夜のフロスは私が、という風にやっているので、どうしても子供の手ではいたらなかったのだろう。加えて電動歯ブラシで磨いた後、私がフロスをすると、キュッキュッという音がたつようになったので、ますますちゃんと磨けているのがわかったらしく、彼女は喜んで朝晩使っていた。

さらに2週間ぐらいたった頃、今までよりフロスが楽にお嬢の歯の間に入るように。これは、ちゃんと磨くことによって歯ぐきが引き締まったに違いない。お嬢にそう言うと、
「そういえば確かに、2~3週間使うと、歯ぐきが引き締まって健康になるって書いてあった」
活字中毒の娘を持つのもなかなか便利である。



補修校の国語の宿題で、新しく習った漢字を使って短文を作るというのがある。
今週の新しい漢字の中にの字があり、辞書で調べた熟語に修行という言葉を見たお嬢は、私に聞いてきた。

「これ、『日本では、滝の下で修行する人がたくさんいます』っていう文じゃだめ?」
「却下」

文法的にはあってるが、内容が間違ってるんだよ。
じゃあ何か、日本にある滝の下では、必ず誰かが滝にうたれてるっていうのか。
by senrufan | 2005-04-17 07:41


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