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人としての器

現地校も今週春休み。朝から嬉々として本を読みまくるお嬢。

チョコチップスコーンを焼く。大川雅子さんのレシピより。
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1.薄力粉100g、アーモンドパウダー100g、ベーキングパウダー大さじ1、塩小さじ1/4を混ぜ、無塩バター100gをすりつぶすように混ぜ込み、サラサラの状態にする。
2.チョコチップ1/2カップを加えて混ぜる。
3.牛乳100~130ccを用意し、様子を見つつ少しずつ加えながら生地をまとめる。
4.好みのやり方でスコーンを形作って、200度のオーブンで約20分焼く。

休みの日などによく作るスコーン、フードプロセッサーのおかげで随分と仕上がりまでが早くなった。と言いつつ、あの指でバターをrubするのが実は好きなので、時々は手でも作ってみる。
焼き上がった内、半分は明日からの旅行に、残り半分は今日から鳥を預かってもらうお宅に、ささやかなお礼として。

池波正太郎著「剣客商売(一)」を読む。「鬼平犯科帳」と並んで有名な池波氏の代表作でありながら、まだ読んだことがなかったという未熟者。
緩やかな川の流れの中に、時たま投げ込まれる石とそれが招く波紋。過ぎ去った後、またいつもと同じ小川に戻る。ひたすらに淡々とした日常の断片も、剣士という人間が送るには、決して凡庸ではありえない。
剣聖と言われんばかりの名手でありながら、あくまで粋で掴み所のない秋山小兵衛と、真面目一筋な息子・大治郎。そんな剣士親子が江戸時代中期・田沼意次の時世、人知れず活躍するのだが、例え権力者が絡もうとも、それはひたすら小さな世界に過ぎない。権力争いの世の中で、そんな姿勢を自然と貫けるところに、彼らの剣士としての核がある。久々に読んだ時代物だがとにかく面白くてたまらず、早急に続きが読みたくて、今日数冊続きを買ってきてしまったぐらい。

主人公の秋山小兵衛、私の理想の男性像の一人に加えさせていただきました。彼にとっては名誉でも何でもないことですが、素敵だったのでどうしようもなく。
そんな私の学生時代からの憧れの人は植木等氏です。ハリー・ポッターのダンブルドア校長も慕ってやみません。私の辞書にない言葉は沢山ありますが、「面食い」もその1つです。

明日から5泊6日でフロリダに行ってまいります。皆様にとっても楽しい一週間でありますように。
by senrufan | 2005-03-28 12:40


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