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出たとこ勝負の道行きは (1)

「教育の目的は、各人が自己の教育を継続できるようにすることである」
   ----- ジョン・デューイ
       (アメリカ人、哲学者、1859年10月20日生まれ)


ミイラ——お薬としてのハチミツ漬け死体100年もの

先日読んだ記事です。
有料なので、購読されている方以外は全文は読めないとは思いますが、一応リンクを貼っておきますね。

「ミイラ取りがミイラになる」とは良く使う諺ですが、そういえば今まで、その由来を考えたことがありませんで。(恥)
こちらの説明によりますと、この「ミイラ」とは死体本体のことではなく、防腐剤として使われた油のこと、となってますね。
ポルトガル語で「没薬」のこと、と言われて、なるほど、あの聖書とかに出てくるミルラかー、とようやく繋がった次第です。

つまり、ヨーロッパでミイラを薬としていた、というのは、死体を粉にして服用したのだとすれば、没薬が染み込んで薬効がある、ということかな、と思ったのですが。
上記記事によれば、中国でもミイラを薬にしていたそうで、それがエジプトなどのミイラと違って、
「蜜人(ミーレン)」という名前で、アラブの国々で作られるもの、と中国の医学書に記載されているんですって。

この蜜人なるもの、果たしてどうやって作るか。
まずは、生きているうちに自分で志願するところから始まります。
これは、やはり70~80歳ぐらいの老人が多かった模様。つか、昔でこのぐらいまで生きてこられた人の身体って、それだけですでに薬効がありそうな。

「志願者は体を清めて、蜂蜜だけを食べ続け、ひと月経つと、大小便が蜜になり、やがて亡くなります。
死体を石棺に安置し、蜂蜜を満たしてから蓋をし、蓋に日付を刻みます。
ここからが、長いのですが、百年待ちます。
百年待ってから蓋を開けると、遺体は『蜜剤』になっていると言うのです。この薬を俗に『蜜人』と言い、現地語では『木乃伊』と言うと記録されています」

ふえええぇぇ。

肝心の効能については、たった一行しか記録がないそうなんですが、それは、
「骨折したときに少し服用すると、たちまち治る」
のだとか。
蜂蜜は様々な効能がありますし、あながち間違いでもないとは思いますけど、しかしミイラって……
君には人体が溶け込んでいるんだねハニー……(ヤメナサイ)

* * * * *

【旅行】

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さてさて、ようやく夏の家族旅行の記録です。

お嬢がこちらに来ている間に、どこか行こう、ってなったのはいいのですけど、
帰省する直前まで、青森で10日間ほど自然とたわむれる(……)ボランティアをした後、白神山地付近で過酷なトレッキングをする羽目になった娘は、
旅行はいいけど、できるだけ近場で、そして自然系はしばらく遠慮したい、とぬかしやがりまして。
カリフォルニア内旅行だと、大多数が自然系になるというワナをどうしたら。(わなわな)(死)

そこで候補に挙がってきたのが、カナダのバンクーバー
それほど遠くないし、ちょうどお嬢が行きたがっていた博物館もありますし。
そんな感じで、バタバタと決まって、慌しく旅立った小旅行でございます。




これが突貫工事という感じで、水曜の夜に飛行機を予約して、木曜にホテルをとって、土曜の夜に出発という……
しかも肝心の中身は、大して決めないまま。あ、これはいつもか。
で、当然トラブルとか、しまったああぁ、という事態にも出会いましたです。あ、これもいつもか。

旅行日程は、ざっと書き出すと、
8月23日(土) : 飛行機でサンフランシスコ発 → ワシントン州シアトル着
            レンタカーで1時間ほど北上した町で宿泊

8月24日(日) : 車で国境を越えて、カナダに入国   
            バンクーバー観光 → ビクトリア島に渡って宿泊

8月25日(月) : ビクトリア観光 → バンクーバーに戻って宿泊

8月26日(火) : 車で国境を越えて、米国に戻り、シアトル宿泊

8月27日(火) : 飛行機でシアトル発 → サンフランシスコ着、帰宅

どこに行ったかは後ほどとして、移動はこんな内容で。


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お嬢も私も、アメリカの空港は相当に嫌いでありまして。
係官の態度が、最低も最低だったらありゃしない。
アンタ達が有能だから、その職に就いたわけでもないし、係官が乗客より偉いわけでもなんでもないくせして、人のことをアゴで呼びつけたり、いじめたり。
ああ、思い出すだけでムカムカする思い出が色々と。

今回、道路の国境でも、あまり良くはなかったものの、まあ何事もなく、無事にカナダに入国したのですが。
町中に入ったら、いやもう、カナダの人達って、なんであんなに優しい方ばかりなんですかねえ。
「誰もが少し怒ってる(by アメリカ人の友人)」カリフォルニアから、空港でのムカムカを経た後に出会うから、なのかもしれませんけど、
前のケベック旅行といい、本当に温かいおもてなしを沢山いただいているような気がします。

特に、博物館や植物園などに入場する際、受付のお姉さんが綺麗で優しい方ばっかりで。
アレですか、そういう”顔”的なところには、そういう方を選んで配属されておられるんですか。


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今回の誤算(?)は、レンタカー。
予約する時に、車内Wifiのオプションがあったので、初めてそれを申し込んでみたんですよ。
お嬢のiPhoneと私のタブレットがあるので、それで色々調べられるしねー、
というより、それを当てにして、下調べを怠っていたというか。

ところが、夜の9時ぐらいに空港のレンタカーカウンターに行ったところ、
Wifiのセッティングがされてなくて、わかる人もおらんと。
カウンターの人達も初めてらしく、誰もどうしていいかわからんと。
翌朝の4時ぐらいに来てもらえれば、セッティングしておきます、と言われたんですが、
すでにもっと遠くのホテルを予約してたので、それは無理。
あーあ、初めての車内Wifi、楽しみにしてたのに、とガッカリでございました。(子供)

その後は、夜はホテルで翌日の行き先について調べ、日中はカフェなどのWifiを利用して。
道中は、カナダの最新MAPをインストールしたカーナビを持参していたので、ほとんどは大丈夫だったのですが。
このカーナビで示される行き先を、これまた当てにしてた為、下調べが足りず、
回り道や迷い道を余儀なくされた事態が2~3回あった時には、
ああああ、Wifiがあれば、とがっくりでございましたよ……

それ以上に、いつの間にこんなにネットを当てにするようになっちゃってたんだろう自分、
と呆れるというか、なんというか。
ネットがなかった数年前までは、もっときちんと調べてたのかなあ、って、
すでに思い出せないって、どおゆうこと。(愕然)

北米内だし、国立公園とかじゃないし、というオノレの油断。
これが一番の反省点であった旅行となりました、しくしく。


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そういうのを除けば、とっても楽しい旅行でございましたよ。
最初は、あまり乗り気でなかったお嬢も、行って良かったねえ、と、しみじみと。
これからますます家族旅行の機会は減るでしょうから、一緒にいられる時はできるだけ、とは思っているのですけど、これがなかなかね。

ということで次回から、主な観光先について、記録していくですよ。
今回もメンドクサイから、タイトルは統一で。
by senrufan | 2014-10-20 12:23


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