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呪文のいらない魔法から

「動物は与えられた命をそのままに生きていますが、人間はそれだけでは納得できない。
自分はなぜ生まれたのか、人間とは何か、生きるとはどういうことなのか。
さまざまな疑問を心に抱えて生きている。
そういう衝動を抱えているからこそ、人は物語を生みだすのだ」
   ----- 上橋菜穂子
       (日本人、文化人類学者・作家、1962年7月15日生まれ)


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先日、ファーマーズマーケットで見かけたカレンデュラ(Calendula・キンセンカ)の花。
ソッコーで買って、数日外干しいたしました。

お花屋さんじゃなくて、八百屋さんで売っていたのは、なるほど、と思うこと。
つまり、観賞用としても素敵な花ですけど、ハーブの一種としての用途もメジャーなんだね、ということなんですね。

そういうことを教わった先日のワークショップ、本当に楽しゅうございました。
体験談を、続きにて。

* * * * *

【アクティビティ】

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いつも素敵なワークショップを企画してくださるpyonさんから、またまた素敵なお知らせが。
それは、ハーブの使い方ワークショップ、ハーバルメディスンのクラスだよ。

以前、Fさん宅で開催されたクラスなのだけど、その時は都合が合わなくて参加ならず。(悲)
ただ、その時は、第二回目のクラス、つまり第一回目を受けた方向け、となっていたのだな。

それが今回は、第一回と銘を打って、改めて開催してくださるというではないですか。
毎日、各種のハーブティーを愛飲しているワタクシ、そういうのを自家製でできたらいいなあ、と思ってて。
これは神の思し召し、と心得て(何度目だよ)、うきうき参加となったのだ。




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先生のYさんは、こちらでHerbal Medicineのコースを修了された方。
まだ勉強中です、とおっしゃるけれど、たおやかで優しい雰囲気が、本当にハーブにぴったりの素敵な方で、クラスの間中、見惚れてばかり。(照)(危)

第一回目は、基本的、かつ日常でのハーブの使い方。
カレンデュラを始めとするハーブを使って、ハーバルシロップやオイルの作り方を学んだよ。
ビタミンと鉄分が豊富なRaspberry Leafのお茶も、嬉しいなー。


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今回取り上げられたハーブは、St. John's WortCalendulaNettles、そしてEchinacea
免疫強化や鎮静効果など、それぞれの効能を教わった。

一緒に参加された方々は、特にセントジョーンズワートに興味がおありの方が多かった。
アレルギーや鬱症状に効くハーブ、なのだそう。
セントジョーンズは花を使うのだけど、Yさんがお持ちのものは、なんとシャスタで、満月の時に積んでこられたという貴重品。
ありがたや~、と拝んでしまいます。


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一通りの説明を受けた後、いよいよハーバルメディスンの作り方。
カレンデュラの花が出る時期に、ファーマーズマーケットで大量に買って、ディハイドレーターでドライにされたもの。
手でほぐして、容器に詰めて、オイルに一定期間以上、漬け込むの。


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その後、濾して、ハーブエキスの出たオイル、ハーブインフューズドオイルの出来上がり。
残った花は、お風呂に入れたりして、なるべく無駄にしないようにできればベストだね。
こうやって、直接口に入れるものだから、できたらオーガニックのハーブが望ましい。


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こうやって作ったオイルとBee waxを合わせて、ハーバル軟膏も。
以前に習って以来、実は私の好きな作業。
アロマオイルだけでなく、自家製ハーバルオイルも使えるとなると、一層広がるバリエーション。


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ハーブを煮出してエキスを出して、ハチミツやブランデーなどで、ハーバルシロップも作れるよ。
お料理やお菓子に甘味料を使うなら、こういうのを利用してみたいもの。
あと、お茶に垂らして楽しむとか。


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この時使われたRaw Honeyも、シャスタ産。貴重な品を、本当にありがとうございます。
そして残ったハーブにお湯を加えて、二番茶にして飲むとか、お風呂に入れたりできますよ、とのことでした。


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この時に作ってくださったクリーム、シロップは、容器ごと持ち帰りのお土産に。
しかも、各自それぞれ希望のシロップなりオイルなりを、分けてくださるとのお言葉に感激です。
私は、カレンデュラのヴィネガーをお願いしたよ。
お料理にヴィネガーを使う時、これを使ってみたいのだ。

容器には、何を使ったものか、いつ作ったものかを書いて、ラベル貼り。
生花を使ったものは勿論のこと、ドライでも、手作り品はきちんと管理したいよね。


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ハーブはお料理に使うもの以外、ほんとにお茶ぐらいしか日々登場してなくて。
火傷やケガにはびわの葉エキス、頭痛や些細な不調にはアロマオイルなど、それなりに揃っているというのもあるし、幸い不調をあまり感じないというのもあってね。

勿論、これだけでも日常には十分なのだけど、こんなところにも使えるんですよ、という方法。
こんな風に難しくなく、むしろ楽しく、気軽に使っていけたら嬉しいよね。


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いろんな国の民話や海外小説が大好きなのだけど、その中に出てくる”魔女”。
薬草の知識があって、民間療法で地域の人々を助けてる彼女達は、こういうことを日々やっていたのかな、なんて思ったり。

代替療法というレベルの話ではなくて、もっと身近で気楽にできること。
美味しいハーブティーとか、ハーブエキスが入ったハチミツとか、ローションとか。
ほうきに乗っての宅配はできなくても、そういうのって、ひたすら面白い。

ヴィネガーもオイルも、普通にお料理に使うもの。
上手く言えないけど、それで良いんだよね、と思うんだ。


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最後はWhite sageを燃やして、空間のクリアリング。
このセージも分けてくださって、感謝のお土産でいっぱいのワークショップでありました。
第二回目もお願いしたいけど、どうなるか。人様のご好意に甘えてばっかりだからなあ……

この時に教えてくださった、ハーブが買えるオンラインショップ。
お友達が音頭をとってくれたおかげで、ドライハーブを数種類購入できたよ。
毎日飲んでるハーブティーは、市販のティーバッグを使っているけど、なくなったら次はドライハーブで直接淹れてみよう、と思ってね。
それについては、またいずれ。

とりあえず今は、ほとんどなくなったカレンデュラのヴィネガーをまた仕込むことと、
Herbの発音が上手になることか。
カフェで「herbal tea」と言う時、いまだに店員さんに通じたことがないのでな……(最低)
by senrufan | 2014-07-15 09:29


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