生きる努力の果てに在り

「やりがい、働きがいは、やってみてはじめて出てくる。やりもしない、働きもしないで、どうしてそのような喜びが得られるだろうか。
生きがいにしてもそうだ。精一杯生きる努力をして、はじめて生きる喜びを知るのだ」
   ----- 土光敏夫
       (日本人、経営者、1896年9月15日生まれ)


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これまた、面白英語シリーズとは異なりますが、笑っちゃった東京メトロの看板。
こんなリーゼントのにーちゃん、むしろ会ってみたい。

* * * * *

【舞台】

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ミュージカル、「Les Misérables」を観に行って来ました。大変珍しく、旦那のたっての望みで。
観劇やコンサートも好きな彼ですが、普段が激務なので、こういったお出かけは控え気味。
ですが、このミュージカルだけは別物だそうで。
さすが、ちょー名作のレミゼ(略称)、こう思われる方は少なくないと思います。
ちなみに英語名でも、Les Mizという略称なんですね。




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そんな作品ですから、今更あらすじなどを書く必要はないですよね。
ヴィクトル・ユーゴーが書いた原作は、邦訳名を「ああ無情」として、児童書で幅広く親しまれていますよね。

でもって、その「児童書」を本物の簡易版と信じて、一歩も踏み出すことがなかった愚か者。それがワタシです……
銀の燭台は、ただの始まりなんですね。(棒読み)
本物は、果たして最後まで読み切れるか、と思うほどの壮大さ。
すでに「ああ無情」は、児童書だけの題名になってしまっているような。(無情)


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今回観た舞台のメインキャストは、
ジャン・バルジャンにPeter Lockyer、ジャベールにAndrew Varela、
エポニーヌはBriana Carlson-Goodman、ファンティーヌにBetsy Morgan、
コゼットにLauren Wiley、マリウスがMax Quinlan。
ほんとに登場人物が多いので、以下割愛。

レミゼは、恐らく20年近く前に、日本で東宝の公演を観たきりで、このサンフランシスコ公演が2回目の鑑賞となります。
英語での鑑賞は、当然初めてだったので、ジャン・バルジャンじゃなくて、Jean Valjeanであったことを、一幕目の「Who am I?」の歌でまざまざと耳にしたのが、意外と衝撃でございました。
この発音、とてもカタカナでは書けません……

で、それを皮切りに、というわけではないのですけど、脳内では、覚えている限りの東宝版との比較が。といっても、かなりオボロゲな記憶なんですが。
少なくとも、舞台装置は相当に進化してましたね。
80年代から始まったミュージカルですから、壮大なストーリーであっても、簡素な舞台装置で、如何に魅せるかが勝負。
その辺りの工夫が、またレミゼの魅力の一つであるのですけど、さすがに21世紀に入って、改良が加えられた点が多々あったように思います。


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役者さん方も、全員すばらしく。子役の2人も、良かったです。
特に、バルジャンを追うジャベールの、怒り・葛藤・歯噛み・悲しみ。圧倒的な迫力で、満員の客席を、大いに沸かせてくれました。

ただ、エポニーヌについては、どうしても日本の島田歌穂びいきになってしまうことを告白……
彼女の生舞台には、本当に感動の鳥肌が立って、その後もコンサートに行ったりしていたもので、ついつい。
Brianaさんのエポニーヌも、とても良かったのですが、そんな勝手な刷り込みのせいで、拍手が甘くなってしまったかもしれませぬ。すみません、すみません。

それにしても、原語での鑑賞が叶って、嬉しゅうございます。
日本語は世界一素晴らしい言語だ、と言ってはばからないワタクシですが、それでも訳して歌にした時に、どうしても情報量が少なめになることは否めず。
改めて、翻訳・通訳の方々や、字幕担当の方々のご苦労に、感じ入る次第です。

すでにサンフランシスコでの舞台は終了してしまいましたが、その名残りを追う為に、以下の動画を残しておきたいと思います。
再会を祈りつつ、それまでには今度こそ原作を読み通してみたい、と心に秘めておこう。


Les Misérables: The 25th Anniversary Production




SHN (Shorenstein Hays Nederlander)

Orpheum Theatre
1192 Market Street
San Francisco, CA 94102
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by senrufan | 2012-09-15 09:59 | Trackback | Comments(8)
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Commented by アヤコ at 2012-09-17 23:27 x
きゃ~、レミゼ、羨ましい~。高校時代、オケやブラバンの友達と放課後延々とピアノ伴奏で歌ったりしてたのが懐かしいです。恥ずかしいことに舞台劇はまだ見ていないのですよ。今度ロスにきたら絶対、と決めてます。年末には新しい映画が出るらしいですね。Anne Hathawayがエポニーヌらしいですね。ちょっと腑に落ちませんがまあ、できるだけ先入観なしで観に行こうと思ってます。

今月はやはりいけなくなりましたが、10月にはベイエリアに絶対行きたいと思ってます。日程が決まり次第、「みぎや」の予約いれるご連絡させていただきます!
Commented by アヤコ、ついか at 2012-09-17 23:32 x
がーん、一番いいたいことを忘れてた。上のポスター、すっごいうけました!メトロってJRみたいな会社なんですか?ちょっと感心。(笑)ビンタくらしてるねーちゃんもかっこいいっす!お嬢さんにあえるのはさぞうれしいでしょうけど続く旅、どうかお体にお気をつけを~。
Commented by ひろこ at 2012-09-18 10:28 x
左下のヒールの外れたお姉さま。よく捻挫せずに撮影できたなーと関心してましたが、よくよく考えてみたら(観察してみると)、どうやら、左腕で、”見えない”壁かなんかを支えてる?ような気がします。日記の趣旨から完全に離れたコメント、失礼致します。
Commented by Miyuki at 2012-09-18 10:39 x
*アヤコさん
ミュージカル同志のアヤコさんからの反応は嬉しいなあ♪ そうそう、どの曲もすでに立派なクラシックですよね! あれ、この舞台、LAには行かないのかな? もし行ったら、ぜひぜひ。私もその映画、見たいと思ってるんですよ~。アン・ハサウェイ、好きなんです。

うう、今月は残念ですが、10月はぜひーーー!(諸手を挙げて)
Commented by Miyuki at 2012-09-18 10:42 x
*アヤコさん再び
ねー、面白いですよねーこれ! 見た途端に、娘とパシャパシャ撮りました(笑) あれ、メトロって、旧・都営地下鉄だっけ、営団だっけ(汗)
優しいお言葉、ありがとうございます~~。今年度は3ヶ月ごとに会えるのですが、来年からは1年に1回ぐらいかなーと思うので、今のうちにいっぱい楽しんでおこうと思います。
Commented by Miyuki at 2012-09-18 10:43 x
*Hirokoさん
わははは、そういう態勢をしっかり見ておられるところ、さすがHirokoさんです~! これ、実際の人物を撮影して加工したのかな? 絵かCGかな? と娘と話してたんですよ。実際だったら壁アリですよね、うん。
Commented by ノンノン at 2012-09-19 00:31 x
このプロモーションビデオを見て、ミュージカルってやっぱりアメリカの生んだ素晴らしい芸術だなぁ、と改めて思いました。
全く個人的な趣味なんですけど、同じ音楽劇(?)でも、オペラは感情の表現方法がちょっと誇大というか大げさに感じてしまって馴染めないんです。
でもミュージカルの表現は、すっと自然に入ってくるし、でも音楽で表現している分美しい。またそれ以上に言葉だけでは伝えきれないものまで伝えてくれる気がします。音楽は「感情の言葉」であると心理学の世界で言われますけれど、言葉(歌詞やせりふ)と音楽が芸術的に組み合わさると、これほど人間の心に強く訴えかけるものになるんですね。

全然違うかもしれませんけど、このI dreamed a dream にもものすごくものすごく感動しました。
http://www.youtube.com/watch?v=d-KiGva9dV4
Commented by Miyuki at 2012-09-19 15:12 x
*ノンノンさん
あ、そうか、ミュージカルってアメリカ生まれなんですね! 今更ながら知りました。さすが博識なノンノンさんvv
私も実は同様に思ってるんですよ。どうしてもオペラって、敷居が高く感じるんですよね。
正に、正に、おっしゃる通り! 歌と言葉と表情、ボディーランゲージ、衣装に至るまで、たとえ聞きとれなくとも、確かに伝わってくるものがある。良い芝居に遭えた時の感動は、本当に筆舌に尽くしがたいものがありますよね~。

スーザン・ボイルさんだー! この方も一大ブームを引き起こしてくれましたよね。実はそのブームの頃、改めてレミゼの動画検索に励んだ私でありました(笑)


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