私を聴いて、私と歌って (5)

「真実を大地に埋葬しても、真実はやがて芽を吹き、あらゆるものを吹き飛ばす」
   ----- エミール・ゾラ
       (フランス人、作家、1840年4月2日生まれ)


日本では、超大型の春の嵐だったそうで。
日本の皆様は勿論、そういう日に、こちらから出張や一時帰国した知人の皆さん、どうかご無事でしたように。

そんな日本から届いた、Twitterでのつぶやきです。

「台風15号でうまれた名アナウンス
浅草線『行き先が決まっておりません』
京王線『4番線に雨風しのげる車両をご用意しております』
総武線『止まってる理由は5つあります』
京急線『帰れないのは私も同じです』
井の頭線『誠に残念なお知らせです』
中央線『行けるところまで行きます』」

「すれ違いの男子高校生
『台風はいいよなー、進路決まってて』
吹いたw」

* * * * *

【雑事】

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通常日記が、時差5週間から4週間になったので(……)、ここで子育てシリーズの続きをば。

以前にも書いた、「お断り」を再び。
これから書いていく内容は、尊敬する友人であるゆかさんからの伝聞が大部分です。
ですが、一々伝聞形式で、「~だそうです」と書いていくのは限界がありますので、さも自分が言ったかのような断定調になりますが、どうか平にご容赦下さいませ。
そして、何か間違いなり、未熟な説明なりがあった場合の責任は、全て私にありますことも、どうぞお心に留めておいていただければ、幸いでございます。




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Hand in Hand Parenting
米国カリフォルニア生まれのPatty Wipflerさんが立ち上げた、非営利団体です。
ウィフラーさんは1974年以来、子育てや親のリーダーシップのスキルを教え、親子の関係作りのサポートを、世界23カ国で行ってこられました。
Hand in Handは、彼女が設立したParents Leadership Instituteに含まれます。

ゆかさんは、こちらでインストラクタープログラムを受講され、そちらで学ばれたことを、日々実行されているのですね。

Hand in Handで行うサポートとは。
子供の主張に出来る限り耳を傾け、子供の気持ちに寄り添うことを根本として、その理論と方法を教えます。
「飴と鞭」ではない、自然な流れとして、子供の感情の落ち着き先を見つけてあげること。
愛し、愛されたいという、子供の気持ちを、一番にケアしてあげること。
その為には当然、親自身の気持ちのケアも、大変重要なのでございます。


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子供が泣いたり笑ったり、ぐずったり、かんしゃくを起こしたり。
身体を使っての感情表現は、必ず何かの意味があるサイン、と考えます。
それを止めずに、真摯に耳を傾けてあげることによって、子供はその感情を発散し、出し切ることができます。
そばに、自分を大切にしてくれる人がいる、という安心感は、子供に大きな自信を与え、能力を発揮できる素地を作るのでございますね。

サンタについて書いた時に、少し触れさせていただきましたが。
子供達に、この世界を愛してほしい、と思うなら、しっかり愛してやれる大人がそばにいることを願います。
ただ、その大人自身が、しっかり愛されて育ったという思いを持っていない場合、まずはそこが癒されることが必要になるのです。

自分が生まれ育ったように、子供を育てる。
先の4回で述べてきたのは、それについての事例でありました。


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無条件に、ただただ愛されて、受け入れられること。
様々な成長段階を、一つ一つ、着実に経験していくこと。
大人の自分でさえ、そう望んでしまうのに、それが子供に対して、となると、
なんでまだできないの、とか、あの子はもうできているのに、とか。
自分の時間が乱されるのが嫌で、自分の気持ちが満たされないのが悲しくて。
子供に寄り添う・見守る、と口で言うのは簡単でも、それがどれだけ難しいことか。

だからHand in Handでは、子供へのケアだけでなく、大人へのケアも用意します。
子供に根気よく付き合う一方で、大人もパートナーと組んで、互いの気持ちを打ち明けあいます。

子供が育っていく過程で、子供の気持ちをできるだけ受けとめてあげると同時に、
その時に自分自身の子供時代を振り返り、受けとめてほしかったあれこれを見つけた時は、パートナーに聞いてもらって、改めて昇華させようとすること。
子育ては、子供育てであると同時に、親の育て直しでもあるのです。

次の回より、もう少し具体的に述べてみたいと思います。


……できるのか。>オノレ


Hand in Hand Parenting
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by senrufan | 2012-04-02 12:20 | Trackback | Comments(14)
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Commented by ノンノン at 2012-04-04 23:40 x
台風の中、運転手さん、車掌さん、奮闘してくださったのですね~。
「行けるところまで行きます!」
その心意気、素晴らしい!
Commented by Miyuki at 2012-04-05 12:48 x
*ノンノンさん
そうですよね、私もその車内にいたら、「おっしゃあ!」と拍手していたかも(笑)
こういう時って、アナウンスがないのが一番不安になるので、色々状況を教えてほしいですねえ。
Commented by 初音 at 2012-04-05 15:10 x
ただいまぁ~~~~!!!3日に退院しました♪ ^^
元気ですよーー痛いけどぉ~あははは。。。

子育ってって子供と一緒に自分育てよね?!色々と訓練されるものね~
”気持ちに寄り添うことを”これは絶対に必要ですよね♪子供も大人も!
次回も楽しみだわ~(^O^)/
Commented by Miyuki at 2012-04-06 10:30 x
*初音さん
おっかえりなさーーーいい!!
まだまだ痛いですよねえ、ううう、かわいそうに~~~。
車椅子と松葉杖でご不自由なことと思いますが、だからこそ、今度こそ旦那様に! 色々と!!

おっしゃる通り、自分育てだなあ、としみじみ思います。
むしろ、子供が大きくなってから感じるのが不思議ですねえ。
先輩お母さんとして、初音さんのアドバイスもぜひいただきたいです!
Commented by こっぺ at 2012-04-07 09:39 x
自分育て、ほんとですねー。私はhand in handの方法のおかげでわかったことがたくさんあって、息子とも向き合えてラッキーでした。今は息子にはおこりっぱなしでちっとも生かしてないんですけど。今は息子相手に過去のもやもやを消化してたりなんかしてるあほうな母です。といって幼児にわかる話しかしてないけど。
Commented by Miyuki at 2012-04-07 13:37 x
*こっぺさん
子育てって、上手くいっている時は、本や方法論は必要ないと思ったりもしますけど、タイミングが合えば、とてもありがたい導きですよね。
ご子息に話すことでこっぺさんが癒されているなら、それは立派なListening partnershipということで! 実は私も、娘がそうなのです、えへ。彼女にすごく救われてます♪
Commented by かん at 2012-04-09 12:35 x
自分の中高時代で一貫して言われたのは、子供一人一人が特別で才能が違って、他者との競争ではなく自分との競争に打ち克てということ。心を耕し体を鍛え頭を磨く、という優先順位でした。だからかな、自分の息子ができるできないを人様のお子様と比べる事がなさ過ぎて、たまにいいのかなぁ〜という位ののんびり母です。(笑)人と比べる必要なんて全くないのに、ってやりすぎていると周囲が読めない(周囲と同調性のない)育児になっているんでしょうねぇ。(爆)
Commented by かん at 2012-04-09 12:37 x
ところで。
Twitterのつぶやき、ナイスすぎます!(にっこり)
Commented by Miyuki at 2012-04-10 10:44 x
*かんさん
おおお、素晴らしい教育方針です! それをしっかり身につけられたかんさんが、また素敵(愛) 問題は、ほんとは皆そう思ってるし、それを理想としているのに、それこそ日本の”空気”によって、それを貫くことが難しい、ということかもしれませんね~。アメリカに来て、それから逃れられることがとても嬉しかったのですが、周囲の日本のお母さんで、逃れられないで苦しんでいらっしゃる人もいて……すごく気持ちがわかるなあ、と娘に言ったら、「このエリアで一番教育不熱心なくせしてなにをいってんの」と言われてしまって、ちっ。
Commented by Miyuki at 2012-04-10 10:45 x
*かんさん
私も、このツイッター読んで吹きました、わはは。
Commented by かん at 2012-04-14 04:14 x
そうなのかしら。もしMiyukiさんが教育不熱心だったら、今のお住まいの場所にそもそも住われてないわけで。(真剣) 居住地を選んだ時点で既に100点満点ママで、後はどれだけ教育情報を得て考えてらっしゃるかで更に加点されていくばかりのお人ですよ〜。(ふふふ)
Commented by Miyuki at 2012-04-14 13:42 x
*かんさん
わお、ナイスフォロー、ありがとうございます! でもどっちかっていうと、放任でも安心な地域を選んだ、というのが一番近いかも(殴) 勉強は本人次第と思っているので、そちらではほんとに教育不熱心なワタクシなのですが、このエリアのリベラルさやバランスの良さなどを、一番吸収してほしかったんですよね。本当にここに住めて幸運だったと思ってます~。
Commented by かん at 2012-04-15 02:34 x
うんうん。私、教育というのは学問だけでなくて、その子の個性が伸ばせてその子が独り立ちできる素養を身につけさせてあげる事だと思っているんです。子供を習い事や勉強に通わせてあげることだけではなく、人間としての全人教育こそ骨。ほら、Miyukiさん、やっぱり教育熱心なお母様じゃないですか♪(にっこり) でも、そう思っているお母様はまだまだ少ないのかもしれませんね。
Commented by Miyuki at 2012-04-15 11:17 x
*かんさん
温かいお言葉が、この老体に染み渡ります……じ~~ん。娘に、鼻で笑われても構わない。
子育ての方法は正に千差万別ですからねー。私が良いと思うものが、他の人にとって良いとは全く限りませんし、逆に他の皆さんからしたら、私の子育てなど、トンデモナイものかもしれませんしね、たはは。なので、お互い尊重しあっていけたらいいなあ、と思います。


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