私を聴いて、私と歌って (3)

「ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし誰かと見る夢は現実だ」
    ----- オノ・ヨーコ
        (日本人、芸術家、1933年2月18日生まれ)


Children Learn What They Live

ドロシー・ノルト著、「子供が育つ魔法の言葉」という本を、ずっと昔に母が送ってくれたのですが。
その中に書いてある、この詩のような文章は、日本では、「インディアンの教え」としてご存知の方が多いのかも。
それについても、こちらのページの後ろに記載されていますね。

ところが先日、第28代米国大統領のウッドロウ・ウィルソンについて調べていた時に、彼の残した言葉として、以下のようなものを幾つか見つけたのですよ。

「子供は、嫉妬の中で育つと、人を妬むようになる

子供は、引け目を感じながら育つと、罪悪感を持つようになる

子供は、辛抱強さを見て育つと、耐えることを学ぶ

子供は、正直さと公平さを見て育つと、真実と正義を学ぶ

子供は、励まされて育つと、自信を持つようになる

子供は、存在を認められて育つと、自分が好きになる

子供は、皆で分け合うのを見て育つと、人に分け与えるようになる

子供は、安心感を与えられるて育つと、自分や人を信じるようになる

子供は、馬鹿にされて育つと、自分を表現できなくなる

子供は、静かな落ち着きの中で育つと、平和な心を持つようになる

子供は、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと、生きることは楽しい事だと知る 

 ………… 」

こんな感じで、ドロシー・ノルトの書いた文章と、内容がすごく近いのですよね。

年代からして、ウィルソンの方が先ではないかと、色々検索してみたのですが。
これが、原語であるはずの英語では、全然見つからない
よって、出典がどこか、本当にウィルソンが言ったのか、いまだに不明でございます。
どなたかご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ教えてやってくださいませませ。

* * * * *

【雑事】

     IMG_6981

親子の性格分類や、子育てスタイルの分類
こういったことなら、すでに山ほど、調査も見解もあるわけで。

でも、たった一人の子育てを通じて、私が強く実感したのは、初回で書いた通り、
「子育てとは、自分自身の成長過程及び、親との関係を追体験すること」でありまして。
そういう視点からの調査や育児法がないものか、と、ぼんやり思っていたところ。
友達が、ふとした時に話してくれたことが、正にド真ん中ストライク。

求めよ、されば与えられん。引き寄せの法則、またここに。
女神様の名前は、ゆかさんでありました。


ということで、このシリーズの今回以降については、私がハンパなく尊敬する友人であり、マクロビオティック・クラブの我らがリーダー、ゆかさんに、全面的にご教授いただいております。
というより、彼女から聞く話が、あまりに面白く、あまりに有意義であるので、
ぜひ残しておきたいと思ったのと、他の皆様にも、少しでもお伝えできたら、と思ったのが、
このシリーズを始めるにあたっての動機でございました。

これから私が綴っていくことは、大部分が、ゆかさんからの伝聞でございます。
ですが、一々伝聞形式で、「~だそうです」と書いていくのは限界がありますので、さも自分が言ったかのような断定調になりますが、どうか平にご容赦下さいませ。
そして、何か間違いなり、未熟な説明なりがあった場合の責任は、全て私にありますことも、どうぞお心に留めておいていただければ、幸いでございます。

それでは、いよいよ参りませう。




*-*-*-*-*-*-*-*-*

何年も前に、UCLAが行った調査があります。
それは、「親子間のアタッチメント」をテーマとしたもので、インタビューした人を、数年に渡って追跡した調査です。

この調査により明らかになったことは、
親が自分の育ちを語ることで、将来の結果が見られる、
まだ子供を授かっていない、もしくは子供の出産前に、”親候補”にインタビューすることで、将来の子供とのアタッチメントレベルが推し量れる、

ということだったのですね。
さて、その調査やインタビューとは、いかなるものであったのか、というと。

まずは各親に、インタビューを行い、自分自身の親について語ってもらいます。
その後、とある部屋の中に、子供と、その親と、知らない人がいる、というシチュエーションを作ります。
そして、親が途中で、ふらっといなくなります。
一定時間の後、親が戻ってきた時の、それぞれの子供の反応を見る、という実験をしたのです。

インタビューですが、以下の通り、四者四様となってます。


親A : 
「うちの親ですか? すごく良い親でしたよ。家族全員、仲が良くて。
ただ、兄と親は、もっと仲が良くてね。うちの子とは滅多に会わないのに、兄のところの子供達とは、もう3回もディズニーランドに行ってるぐらいで。あんまり良い子達でもないのに、なんででしょうかねえ。
あ、でも勿論、うちの子も可愛がってもらってますけどね。私を可愛がってくれたように。兄ほどではないにしても、大事にしてくれてます」

親B :
「いやいや、ひどい親でしたよ。一度なんか、包丁を持って追いかけられて、近所の人の家に隠れたこともあるんですよね。
あの時、近所のおばさんに助けてもらえなかったら、死んでたかもしれませんねえ」

親C :
「実に立派な親で、しっかり私を躾けてくれましたね。良く怒鳴られたし、時々ベルトでぶたれることもありましたけど、それは私が悪かったので、当然のことでしたから。
ごく普通の、躾に厳しい親でしたよ」

親D :
「自分の親ですか……うーん、ごくごく一般的な親だと思いますよ。
特別な感想はありませんね」


以上のように、自身の親との関係について言及した、今では自分達が親となった、4人の方々。
彼らがこの実験において、自分の子供と部屋に入った後、一旦部屋から出ます。

そして彼らが戻ってきた時に、彼らの子供が見せた反応は、以下の通りです。

子供A : 親に挨拶して、また遊びに戻る

子供B : 泣き叫びながら、親の元へ行く

子供C : ちらっと親を見て、またすぐに遊び始める

子供D : 凍りつく


さて、A~Dのどの子供が、A~Dのどの親の子でしょうか?

答えと解説は、次回にて。
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by senrufan | 2012-02-18 10:56 | Trackback | Comments(11)
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Commented by ちゃん・りー at 2012-02-21 11:34 x
Miyukiさんの「子育て」講座。毎回楽しみに読んでいます。
「子育てとは、自分自身の成長過程~」には納得、納得。私は娘を授かった時に、「あぁ、神様は私が自分の成長過程を、母との関係を考えるためにこの子を遣わしたのだなぁ」と思ったものです。
そして、その途中で母と別れた今、母とはもう話すことはできないのですが、母と同じことをして母の気持ちを知ったり、また娘へ懺悔したり。
まだまだ娘がどのような人に育つのか、途中も途中でありますが。

私なりに答え出ましたが、次回が楽しみです。Miyukiさん、さすが、読者をじらすのがうますぎです!
Commented by こんばんは~♪ at 2012-02-21 20:46 x
美味しそうなレストランやカフェでお休みしながら、miyukiさんの子育てのお話を
リンク先にも飛んで読みましたぁ~^^
わたしゃ、お母さん失敗かもぉーーーー(苦笑)
娘達が普通だとしたらあの子たちの力だぁーーーと!思いました♪
あと、やっぱり、私と母の関係も思い出してましたねぇ~
この後も、ずーーーっと母なので~もう一度読みま~す!!
後、次回を楽しみにしてるわよぉ~~~(^O^)/
Commented by 初音 at 2012-02-21 20:47 x
ごめんなさ~~~I!!!
上のは初音です^^;
Commented at 2012-02-22 08:45 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Miyuki at 2012-02-22 11:40 x
*ちゃんさま
こ、光栄でございます~~。(平伏) 気を引き締めて、「人様の受け売り」をしなくてはなりません。
ご賛同いただき、すごく励みになります! 「母との関係を……」、くう、泣けるお言葉ですそれ。
私も母となってから、母に「ああいう子だったこと、ごめんね」ということが素直に言えるようになりました。そう伝えられることに感謝しなければなりませんね……

わはは、じらしているわけではなく、説明が長いので、一回の記事では入りきらないのですわ。ちゃんさまの答えがずばり当たりますようにvv
Commented by Miyuki at 2012-02-22 11:43 x
*初音さん
うふふ、お茶やケーキでゆっくりくつろぎながら、お読みくださったのだと良いのですが。
なーにをおっしゃいますか! お母さんが大変な時に、あれだけ味方になってくれるお嬢様方が、失敗お母さんに育てられたはずがありませぬ。
でもうちの娘も、「どうやったらああ育つの?」と聞かれるたびに、「勝手に育ちました…」としか言えないワタクシです。(ひゅるる~…)
次回の回答、なるほどー、ですよ! お楽しみに♪
Commented by Miyuki at 2012-02-22 11:49 x
*非公開コメントさん
本当におっしゃる通り、どの親も、それが良かれと思ってやっていることがほとんどなのですよね。ただ傍から見た時、それが正解とは思えなかったり、本人にとって明らかに苦痛であったり。

それは、お母様には何よりの言葉でしたね~~(じ~~ん) 私が娘からそんなことを言ってもらえたら、母人生に悔いなし!と叫んでしまいそうです。素晴らしい親孝行ですよ、本当に。

そうそう、そうなんです、一番望んでいるのは、経済的な成功とかではなく、自分自身の足を地につけて、自分の等身大の幸せを見つけてくれること、なのです。ただそれだけのシンプルな願いなのに、これがどうしてこれほど大変なことになってしまうのか。

はい、次回、楽しみにしていてくださいね! せっかく教わったこと、がんばって上手くお伝えできるように精進だーー
Commented by KawazuKiyoshi at 2012-02-22 21:48
本当に、子供の環境は大事ですね。
居場所を見出せなくなったら
子供は確実に自信をなくします。
笑いがあれば美しくなります。
だから
今日もスマイル
Commented by ノンノン at 2012-02-22 23:54 x
こんにちは!

>原語であるはずの英語では、全然見つからない。

そうなんですか。
もし調べたかったら図書館に行くとよいかも。
どこの図書館にもリファレンスのコーナーと言って、百科事典とかアルマナックとかというような「調べもののための本」が集めてあるところがあります。そこにクォートの百科事典があるんですよ。ウィルソンは昔の人だし有名だし、こんな含蓄のある言葉だったらクォートとして認識されそうだし、収録されていると思うんですよね~。クォートの百科事典は複数の出版社から出ていたと思います。公共図書館にもあるけど、網羅的に調べたかったら大学の(できれば大きな、UCのような研究重視の大学の)図書館に行くといいと思います。借り出しはできないけど、調べものはできますよん。
Commented by Miyuki at 2012-02-23 17:48 x
*Kawazuさん
本当に、本当に。
親から受けた恩は、子供を大切に育てることでしか返せないとも思いますから。
笑顔でいっぱいの家庭でありますように!
と、祈るばかりじゃなくて、努力しなさい自分……
Commented by Miyuki at 2012-02-23 17:50 x
*ノンノンさん
おおお、そうですよね、そうですよね!
いやあ、昔は百科事典を何時間読んでても飽きなかったものですが、ネットができてから、すっかりそれ頼りになってしまって、本当にいかんです。クォートの百科事典があるとは、さすがノンノンさん、良くご存知でいらっしゃる! 調べ物がなくても読んでみたいです!
今度図書館に行く時に、忘れないようにしなければ。いつも教えてくださって、ありがとうございます~(愛)


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