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回り続ける輪の中で(前)

「物事をやり遂げるには、物事を続ける能力と同時に、物事を初めからやり直す能力が必要とされる」
   ----- F・スコット・フィッツジェラルド
        (アメリカ人、作家、1896年9月24日生まれ)


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大変遅くなってしまったのですが、先日の陶芸チャリティーセール、本当に素晴らしかったです!
焼き物がお好きなfrogfreakさんと一緒に、オープン数分前に行ったのですが、すでに何人ものお客様が待たれていて。
中に入れば、ずらりと並んだ美しい器に大感動。
どれも欲しいものばかりで、悩んで悩んで、悩みまくりましたとも。

何客かセットで使える器が欲しかったので、そういうチョイスになりましたが、結局全て同じ方の手による作品、だったのかな?
好みド真ん中のテイストに惚れ惚れしながら、大事に使わせていただいております。

この世の中は、なんて才能ある人ばかりなんだろう、と震災以来、同じことに感激し続けているような。
開催してくださった皆様に、心からの御礼を。本当にありがとうございました!


素敵なセールのご報告は、Samanthaさんのブログで拝見できますぞ。

陶芸チャリティセールのご報告 

* * * * *

【アクティビティ】

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さて、また戻って、現在日記。と言いつつ、今から2ヶ月ほど前にさかのぼる。(遠い目)

るんさんがFacebookに、陶芸教室体験をしてきたと載せられたのは、確か7月ぐらいだったと思うのだけど。
体験教室が1人$30のところ$15、というクーポンを利用されたとのことで、次にまたそのクーポンが発売された時、FBで皆に知らせてくれたのだ。
ちょうどお嬢の夏休み中。子供の頃は陶芸家に憧れていた彼女と、一緒に受けてみよう、と購入したのだよ。

送られてきたクーポンを元に、HPからクラスの予約。
指定日にスタジオに行ったのだ。




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ファンキーな外装のお店に入ると、おお、正に陶芸教室といった様子だね。
売り物の作品も少々置いてあるけれど、山積みされているのは、生徒さんが作った陶器だろう。


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ろくろが4台設置してあって、まずはここで、先生がやり方を説明してくれたよ。


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最初に、三角錐にした粘土を、ろくろにしっかり据える。
そして、スポンジでたっぷり水をかけてからスタートだ。


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最初に、Centeringと言うのかな、そのまま高さを出したり、低くしたりというやり方を。


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その粘土の山に、今度は穴をあけていこう。
親指を入れて穴を作って、深さに気をつけながら少しずつ。


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その穴を、今度はきれいに広げよう。底もなめらかにしていこう。
何度もスポンジで水を足さないと、粘土はすぐに乾いちゃう。


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そうやってできた形を、今度は上に高くして。
先生の手にかかると、見る見るうちに上がっていって、しかもなめらかなままの粘土の壁。
模様のつけ方や上部の切り方など、付随するテクニックも見せてくださった。


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いよいよ自分達の番になったら、まずは靴を脱いで裸足になって、ズボンの裾をめくり上げるところから。でないと、粘土混じりの水滴が飛んで、かなり汚れてしまうので。
かがみこんで作るから、上のシャツも汚れちゃう場合があるので、それでも大丈夫な服にするか、エプロンを着けた方が安全だね。

全然イメージがないままに、とりあえずろくろを回し始めたけど、ヒンヤリ手触りがまず楽しい。
だけど、喜んでばかりはいられないド素人。先生のデモではいとも簡単に見えたところで、実際はそんなモンじゃないのだな。

ある程度の形にして、いやいややっぱり、と潰して、もう一度高くしようとしたら、先生に止められて。
そうすると粘土の密度が低くなって、もろい器ができちゃうのだな。
もう一度やるぐらいなら、新しい粘土を使わなくてはいけないの。
イメージができてないままに始めると、こおゆうことになる、という見本です。い・かーん。
改めて、こんな難しくもあーてぃすてぃっくなことをやっている、あつゆきちゃんや皆さんを尊敬だ。

お嬢はクラスを取ったり、家で作ってたりしただけあって、私よりずっとスムーズに作ってたよ。
だけど、2作目をわざと潰したような形にしようとしたら、失敗だと誤解した先生が助けてくれたおかげで(?)、全然違うものができてしまったと、ちとがっかり。いや、そもそもその意図って、どうなんだ。


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クーポンは3時間レッスン券だったので、時間内であれば幾つか作っても良かったのだけど、お嬢も私も2個ずつで終了。
前衛的な(……)お嬢の作品と、年寄りらしい私のアレ。(目をふせる)


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これにて、「$15で$30分」の体験レッスンは終了。
ところが、これで出来上がりではないのは、一目瞭然。
この後、「素焼き→色付け→焼成」という工程を希望するなら、1人$20の料金がプラスとなるのだな。

そこまでやったら、どんな仕上がりでも捨てるわけにはいかないかも、とオノレへの強迫観念としばし戦うも、2人分をお願いした。捨てたいことが前提になってる時点で、泣けるのだ。
2週間後には焼き上がるとうかがったので、その頃に再び予約することになったよ。

色付けはどうだったか、最終的にどんなシロモノになったか、は、次回にて。
ああ、恐ろしい、恥ずかしい。(ぶるぶる)


Create in Clay School of Ceramics
5512 San Pablo Avenue
Emeryville, CA 94608
by senrufan | 2011-09-24 09:03 | 東日本大震災


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