北の優しい異国から(4)

「何年やったかというのは誇ることではありません。ゴミがたまっただけなのです。何年記念なんてバカみたいだと思います。本当の伝統は昨日までのすべてを壊してもう一度作り上げて、たまたま3年前と同じになるというものでしょう」
   ----- 岩城宏之
        (日本人、指揮者、1932年9月6日生まれ)


お嬢が日系の塾にいる時に耳にした、小さいお子ちゃまの会話と、お嬢の心の中の叫びなど。

「ぼくのうちの犬ね、リメンバー・パールハーバーって種類の犬なんだよ」

(マジかーーっっ!!)(驚愕)

「おっきくって、毛が長くって、金色でさー、耳がこんなたれててさー」

(それはゴールデン・リトリーバーだ)


* * * * *

【旅行】

     IMG_4152

モントリオールと聞いて思い出すのは、1976年のモントリオール・オリンピックのこと、と言ったら、年がバレますな。(今更)
当時、小学校○年生だった私に与えたショーゲキの源は、なんといってもルーマニアの白い妖精、ナディア・コマネチでありました。

当時まだ発売されたばかりのビデオデッキが、我が家で購入されたのは、このオリンピックを記録せんが為。
余談ですが、私自慢の父上様がこの時買ったのは、今は亡きベータマックス式。画質が良いにも関わらず、価格の安いVHS式に敗れ、市場から消えることになったアレです。
こんな風に父上様の家電購入暦は、レーザーディスクのコレクションを始め、文豪ワープロやファンヒーターなど、「職人肌で質が良い」「その分、一般市場でマイナー過ぎ、消え去る運命」に終始しているのは、気のせいじゃないと思います……

話を戻して、そのおかげで何度も繰り返し見ることができたオリンピックは、その後のどんなオリンピックよりも、思い出深いものとなりました。
コマネチだけでなく、男子体操の逆転金メダル、女子バレーの金メダル、陸上のモーゼス、水泳のネーバーとエンダー……って、キリがないからやめておけ。

モントリオールに行くのであれば、彼の地を訪れないでどうするのだ。
オリンピック公園訪問時、そんな風にごーごー燃え盛っていたのは、当然ながら、家族で私一人でありました。(ちっ)




IMG_4127

オリンピック公園は地下駐車場に車を停めて、エスカレーターで上がっていくと、そこはMontreal Towerの入り口。
傾斜塔としては、175mという世界一の高さを誇ります。ちなみに傾斜角度は45度。ピサの斜塔は5度。
この上の展望デッキまで、ケーブルカーで上っていくわけですね。


IMG_4128

チケットを買って、ケーブルカーを待つ方々。
最大で76人まで乗車可のケーブルカーは、油圧システムによって、常に水平になるように保たれているそうです。


     IMG_4133

乗り込んだら、こーんな感じでぐぐーっ、とタワーを上がっていって、途中でぱーっ、と視界が開けます。


IMG_4134

ガラス張りのケーブルカーのおかげで、展望台に行く途中で、すでに公園内の風景が楽しめる仕掛けになってます。


IMG_4147

IMG_4138

そして上についたら、ぐるりとガラス窓が広がったロビーにて、改めてモントリオールの全景を目にすることができるのですね。
ちなみに到着までは、約2分の道のりです。


     IMG_4142

IMG_4144

見下ろせば、Biodome(バイオドーム)、サッカースタジアムなど。
幸い天気に恵まれたので、随分と遠くまで見渡すことができました。


IMG_4150

この展望ロビーの1階下は、3D写真で、市内の観光名所が楽しめるアトラクションが。
係員の人から3Dメガネを渡されるので、それで足元の写真を見ると、あーら不思議、浮き出てくるわ~、というヤツですね。


     IMG_4149

ガイドブックを持たない人には、これが良い情報源になることと。


     IMG_4156

タワーから下りて外に出てみれば、なるほど、あんな感じでケーブルカーが上っているのだな、という光景。
木登りするカブトムシみたいで、可愛いな。


IMG_4160

IMG_4158

さて、他の施設はというと、たとえばこちらのSports Centre。英国流にCentre。(ほんとか)
建物内に入ると、いきなりオリンピックサイズのプールがどーんと。競泳用、シンクロや水球用など、計5つのプールがあるそうです。
現在は試合施設としてだけでなく、スポーツジムとしても使用されています。


IMG_4153

こちらのバイオドームは、自然環境博物館という触れ込み。
ドーム内部は、熱帯雨林や南北極地圏、カナダの落葉広葉樹林帯、東部海洋帯雨林と、4つの生態系を再現しているとか。
はい、入ってないので、本の受け売りそのままです。
だってこの後、植物園に行く予定だったので、そちらでいっかー、と。


IMG_4151

公園内の入場料は、見学したい施設によって、幾つかバリエーションがあり。
タワー下の受付では、英語のツアーが申し込みできます。
ギフトショップは勿論、カフェもあって、味はまあアレでしたが、ベジタリアンメニューがあったことに感激した田舎モンでした。


Parc Olympique (モントリオール・オリンピック公園)
4141, avenue Pierre-De Coubertin
Montréal, Quebec H1V 3N7
[PR]
by senrufan | 2011-09-06 10:59 | Trackback | Comments(8)
トラックバックURL : https://senrufan.exblog.jp/tb/16243553
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by lizzyco at 2011-09-08 13:54 x
白い妖精、ナディア・コマネチ。。。ああ、私も憧れましたです〜。故にはっきりとあの時のオリンピックは覚えております。ちなみに私も当時小学校○年生。母の実家の二階の10畳の和室でコマネチになりきって従兄弟達と踊り狂ったのでありました。ああ、あのなつかすぃ〜夏の日。。。ええ時代でおました。大人達も若く、祖父母も健在。本当になつかしいですー。
と、モントリオールの記事を読みつつ感慨に耽らせて頂きました。私もそこにいたならば、Miyukiさんと共にごーごーと燃えたにちがいありませぬ。仲間だ。
Commented by 初音 at 2011-09-08 14:03 x
こんにちは♪
日本は秋晴れ風の夏晴れ?・・・^^;

コマネチ♪可愛かったですねぇ~
私はいくつだったでしょぉ~?!忘れました(健忘症^^;)
釘づけだったのを覚えています!
私もきっと!仲間♪(*^^)v
Commented by マミィ at 2011-09-08 21:47 x
「リメンバー・パールハーバー」って(大爆笑)

あの時代にビデオデッキがあったとは凄い!お宅に近所の人たちがやたら集まりませんでしたか?(笑)Miyukiさんのお父様、本当にユニークですよね。お会いしてだじゃれ対決してみたい…って違うか。

木登りするカブトムシ、楽しそうですねー。
Commented by Miyuki at 2011-09-09 08:46 x
*lizzycoさん
あああ、お仲間がいらっしゃって嬉しいです! そですそです、私も家の布団の上でどったんばったんとやりました。翌年には器械体操部に入ってしまったって、どんだけなの。古き良き時代でありましたな~(しみじみ)
ご一緒できてたらほんとに幸せだったこと。だって、私がいくら熱く語っても、お嬢は知らないし、旦那は東京オリンピックを語り始めちゃって、そっちは私が知らないっつーの。
Commented by Miyuki at 2011-09-09 08:48 x
*初音さん
わあい、初音さんもお仲間!
ねー、それまでのどこか重たい動きの女子体操が、あんなに軽やかなものに変わるとは。
あ、幾つだったかは私も忘れたんですけど(爆)
Commented by Miyuki at 2011-09-09 08:50 x
*マミィさん
実は教養あるお子ちゃまだったのかもしれません(笑)

街頭TVのごとく、ご近所さんが! 確かにお客様に見せていたような覚えが。ええ、うちの父、ほんとに面白くて頭が良い人なんですが、運がないんですよこれが……

カブトムシ君、面白かったです♪ もうちょっと乗ってたかったなー。
Commented by まきりん♪ at 2011-09-10 14:50 x
上から見たモントリオールの風景、楽しませて頂きました。
次はどこかな~
Commented by Miyuki at 2011-09-11 13:08 x
*まきりんさん
上から見ると、やっぱり都会だなーと。空港からモントリオールへの道で見かけた家々は可愛らしくて、カナダのイメージに合ってましたね。
次は、もうちょっとモントリオールが続きます。が、一旦現在ネタを。


<< 北の優しい異国から(5) 小を積み重ねて山と成し >>