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消え去ることのない価値を

「どんな大きな流れも、きっかけは一人の小さな行動から生まれます。
もしあなたが『自分には大したことなど出来ない』と思ってしまったら、それは世界にとって大きな損失となるのです」
   ----- 第14代ダライ・ラマ
        (チベット人、チベット仏教最高指導者、1935年7月6日生まれ)


The Bilingual Advantage

タイトル通り、「バイリンガルは能力的に有利である」という内容の、NYタイムズの記事です。

ざっと見ると、
脳の中には、脳のマネージャーのような働きをする、Executive control systemというものがあるが、
2言語が常に脳内に存在するバイリンガルの場合、何が重要であるかを判断する時、このシステムをより頻繁に使用しながら、その時に合った言語に即座に切り替えながら行う為、効率的な判断が可能となる。

その結果、バイリンガルはモノリンガルに比べて、
アルツハイマーの症状が出るのが5~6年遅い、
マルチタスクをこなすことに長けている、
というメリットがあるのだそうです。

我が家のバイリンガル=お嬢に、こおゆうことに自覚があるかどうか聞いたところ、
「ありえなーい!」と大笑いして終わりになりました。ちっ。
そんなお嬢のバイリンガルへの道のりは、以下の日記にて。
見つからないとゆってたSさん、わかりにくくてすみません~。右側の「雑事インデックス」の中に隠れてます。

小さな足の、大きな一歩 (バイリンガルな子育て@あくまで我流)
   (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) 
   サンタ編 スキー編


ところで私、今からでも遅くはないかしら。(すでにプチアルツ)

* * * * *

【雑事】

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アニメ音楽中心だったコンサートに関連して、ちょっと閑話休題的な雑談を。

この独立記念日のコンサートのスポンサーは、Radio Disney
ディズニーという”企業”に対しては、もやもやごにょごにょと色々思うところはありますが、そういうものを離れたところで、お話や歌には、素直に好きなものが沢山あるのです。
特にお嬢が幼かった頃は、プリンセス系は全然でしたが(だってお嬢だから)、こちらに来た年に公開された「Hercules(ヘラクレス)」が大層気に入ったのに始まって、翌年の「Mulan(ムーラン)」は3回も映画館に行ってしまったほど、親子揃って大ハマり。




それから、ビデオを色々買いましたとも。
まだその頃はDVDはなかったのと(…)、ディズニーは初回限定生産という、上から目線のトンデモナイ戦略をしいていた為、買わざるをえなかったんですな。
まあ実際、買って損したと思うものはなかったので、後で許してやりましたけど。(もっと上から目線)

アラジン」、「美女と野獣」、「ライオンキング」、「リトルマーメイド」、「ノートルダムの鐘」、「ポカホンタス」などなど、上の2作品には及ばないものの、楽しんで見ておりましたね。
ただ、好きだったのはオリジナル版で、柳の下のドジョウ狙いの「2」にはブーイングでしたな。

ターザン」が歌以外はイマイチで、以降のディズニー映画は、観に行っても気に入らなかったり、端から興味が沸かなかったりで、そこで”ディズニーは卒業”っぽくなったのですけれど。
お嬢に教わったところでは、なんでも世間でも同様な評価があったようで、上記作品の頃がディズニーの黄金期と見なされているんだそうですね。
”Disney Renaissance”と呼ばれるその黄金期、なんとWikiにも説明があるぐらい有名とは、全く知りませんでした。
良い時に子供時代を過ごしたねお嬢、というより、私もその時代に小さい子の母でいられて、幸せでございましたな。


お嬢も大きくなって(そっと目頭を押さえながら)、ほとんどのビデオを手放してしまいましたが、なんと先月、お嬢がとってたMythologyのクラスで、「ヘラクレス」のビデオを見たというではないですか。
ディズニーが一番好きな頃に、ヘラクレスを見た世代の子達ですから、上映中の教室は大盛り上がりだったそうで。
お嬢が帰ってから、2人で名セリフやジョークを言い合って、Youtubeで歌を探して、なんてことをやったら、どんどん懐かしくなってしまって。
残していたディズニー音楽のCDを聴きながら、思わずAmazonでぽちっ、としてしまったのは、2枚の中古CDだったのでございます。

買ったのは、「Disney's Greatest Pop Hits: A Decade Of Radio Singles」と、「Disney's Superstar Hits」
両方とも以前はテープで持ってたのですが、聴きすぎてヘロヘロ→廃棄、という道筋を辿らせてしまったという過去が。(悔)

どちらも、映画内でキャラが歌う挿入歌ではなく、最後のタイトルロールの時などに流れる、歌手が歌ったバージョンを集めているのですが、これがなかなか良いものが揃っているのですよ。
早速MP3におとして、運転中に楽しんでおります。

過去にはディズニーランドも何回か訪れて、園内を歩くキャラとお嬢の写真を、何枚も撮ったのですけれど。
他の子が、「きゃーっ、シンデレラ!」と叫んではしゃぐところ、そんなそぶりは全く見せず、まあ仕方がないか、みたいな生温い笑いでカメラに収まっていたお嬢。
大きくなってから聞いてみたところ、実はディズニーのあのテの事柄は嫌いだったと告った上、その理由が、
「こういう風にすれば小さい子は喜ぶものだ、と決めてかかっているのがミエミエな態度が、とても嫌だったから」
ときた日には、一体どんだけ可愛くない幼児だったんだねキミは……(くらっ)

そのストーリーが好き、あの歌が好き。このストーリーの中で、あのキャラが好き。
まあ確かに、それがシンプルでいいんですけどね。

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蛇足になりますが、たまたま今日観たので、ちみっとナウシカ話も。

アニメ会社のブランドでいうなら、ディズニーよりもジブリ派のお嬢。
何本かはビデオで持っているのですが、見てないものも幾つかあるので、ただ今frogfreakさんから、ジブリ作品DVD13枚セットを借りているところです。(感謝!)
夏休みの課題の一つ・「ジブリ全作品制覇」は目前です。(大嘘)

そして今日見たのは、中でも家族そろって一番のお気に入りの、「風の谷のナウシカ」なんですが。
実はこれまた家族そろって、「映画も大好きだけど、原作が更に好き」派なんですな。

1982年2月に、雑誌「アニメージュ」で連載が開始された、宮崎駿氏の手による漫画・「風の谷のナウシカ」。
映画は連載途中の1984年に公開されましたが、その後も度々の中断期間があり、完結までに12年という年月をかけた作品です。
概要は、こちらのWikiでどうぞ、です。

7巻に渡る原作を読んでいただければわかるのですが、映画は実は、1巻と2巻の半分までのストーリーなのですね。
その部分だけを照らし合わせれば、映画は8割がたは原作に忠実に作られているのですが、大本の基本設定が何層にもなっていて、映画はその一番表面の層を、上手くまとめる為に変更を加えて制作されたもの、という感を抱きます。
なので、原作のラストは全く違う世界・違う設定となっており、これについては、かなり賛否両論入り乱れている模様。

それはそれぞれの好みなので、どちらでも良いことなのですが、私達は原作にとても感銘を受けたクチなので。
そして、宮崎氏の思う世界と作品の原点はこれだ、というものが豊富に描かれていますので。
未読の方は、機会があったら、ぜひ一度お手にとって読んでいただきたいなあ、と思うわけでございます。
といっても、絵が劇画調だし、残酷な描写もあるので、これも相当好みが分かれそうなんですけどね。


アメリカでも人気の高いジブリ作品ですが、なぜかナウシカは、あまり人気がありませぬ。
お嬢の周りでは、「良くわからなくてつまらない」という意見が大多数だそうで。

お嬢も、あれを訳すのは難しいよー、と言ってます。
抽象的だし、腐海の意味や王蟲の行動がわかりにくい、明確な悪役がいない、印象的なセリフがない、あたりが主な原因であるのに加えて、こちらの吹き替え版の出来が大層悪いとか。

そうか、そんなものか。
確かになあ、
「そぉのぉもぉのぉ、あぁおぉきぃこぉろぉもぉを……」
とか、訳せないだろうしなあ。(激違)
by senrufan | 2011-07-06 10:46


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