「自分が世間にささげようとするものに比べて、現実の世の中が自分の立場から見て、
どんなに愚かであり卑属であっても、断じてくじけない人間。
どんな事態に直面しても、『それにもかかわらず!』と言い切る自信のある人間。
そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」
----- マックス・ウェーバー
(ドイツ人、社会学者、1864年4月21日生まれ)
我が家の先月の電気使用量、276kwh。
更に少なくするのはどうしたらいいか、と考える。
といっても、うちってすでに結構やってるんですよねえ……
使用頻度の低い電気製品はコンセントを抜いてるし、乾燥機や皿洗い機は、せいぜい週に1度だし。
インターネットはかなり電力を食うので、必要な時だけ繋ぐように……鋭意努力中。(そっと目を伏せる)
あと私の場合、日に2度は回すブレンダー。
そうしたら、こんなものを見つけました。
How to create a smoothie making human powered bike blender
自力で発電できれば、ゆうことなし。
実物を見てみたい方は、Earth Dayの今週~来週、こちらのイベントでどうぞ、です。
Earth Week at Hayes Valley Farm
ゆみたちさあん、私も
そのご意見に大賛成ですぞ♪
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【レストラン】
Sarahさんご夫妻が
結婚記念日に行かれた、バークレーのイタリアンレストラン、
eVe。
この時を機に、こちらのお店で毎月1回、
Dirt Dinnerというのが開かれているのを知ったそうで。
内容からして私向き、と思ってくださったのか、嬉しいことにお誘いいただいたので。
私の誕生月に、旦那とお嬢、そしてSarahさんご夫妻の5人で、予約を入れておいたのだ。
通常はお休みの日曜日、この日だけは特別オープン。
改めてDirt Dinnerとは、
eVeがローカル農場とタッグを組んで、そこでとれた野菜を使ったコース料理を提供する、という企画。
メニューは決められており、一人$40で、そのうち$10が農場にいく仕組み。
コミュニティー内の繋がりを強めよう、Buy Fresh・Eat Local、とってもバークレーらしい企画だね。
全6回の企画のうち、私達が訪れたのは第2回目。
Kenney Cottage Gardenとのペアリング。
お兄さんが農場についてのあれこれを説明してくれた後、2種類の土のサンプルを回覧。
片方が安価で低栄養、もう片方は高価で栄養豊富。自然農法ほど、土壌の重要性が高くなる。
続いて、
この方による歌、「Seeds of Life」。
弾き語りが出来る人に憧れます。ギター、ヒッピー、バークレー。(偏見)
待ちに待ったコースのスタートは、まずは飲み物から。
Sarahさんご夫妻はワイン、旦那はビール、お嬢と私はパイナップルとミントのドリンクで。
いかにも新鮮な果物を搾りました、という爽やかさがとても気に入った。
コースは5品で、お兄さん達のお話が始まる前には、すでに調理済み。
ウェイターさん達が料理が盛られた大皿を持って、お客さんそれぞれにサーブして回る、というやり方。
だけど、さすがにスープは個別にサーブ。
Black Eyed Pea and Kale Soup。
味は濃い目ではあるけれど、お豆はほっこり・野菜がいっぱいで、皆が気に入った一品。
スープをいただいている間に配られたのが、チェダーチーズをのせたミニバゲット。
カリカリ加減がよろしかったのだ。
サラダにパスタ、メインのポークは、大皿から自分の好きな分だけ取る、というやり方で。
勿論お代わり自由で、ウェイターさんもまめに声をかけてくれたよ。
農場からのグリーンは、できるだけ素材そのままを味わって欲しいとの意向で、トマトなどは一切使わず、葉野菜のみ。味付けも、レモンと塩・胡椒だけ。
なんだけど、
それがかけ過ぎだった場合はどうしたら。ふえーん、しょっぱいよぉ、と涙目。
せっかくの美味しいグリーンなのだから、いっそ自分で味付けさせて欲しかった……
Spelt Caserecce with Spring Onions and Leeks。
スペルト小麦のパスタを、春だけのお楽しみのSpring Onionとリーク葱、オイスターマシュルームと絡めてる。
これも、味付けはそれなりに濃かったけど、パスタのもっちり歯応えが嬉しくてね。
むぐむぐ噛んで、喉越しがあって、未精白粉物好きな私は大喜び。
ただなあ、もっと温かいうちだったら、もっと美味しかったろうな。……歌が長かったからな。(ぼそっ)
Glazed Carrots with Cara Cara Oranges and Pecans。
ほっこりな人参と、人気のカラカラオレンジ、ペカンナッツの組み合わせは、甘さを添えるサイドメニュー。
オレンジが沢山ある今の季節のうちに、私ももっとおかずに使いたい。
Rosemary and Fennel Seed Roasted Pork Shoulder。
どんと大きな塊からスライスした一切れは、直径10cmはあったかな。
調理加減は良いのだけど、これもまた結構、味が濃い。
お肉がどうのこうのより、しょっぱさに負けて、一切れだけしか食べられなかった。って、もっと食べる気だったのか。(旦那はお代わりしてたよ)
穏やかに効いたハーブの香りで、良い感じの仕上がりだったので、これはもう個人好みということで。
この
Potato Breadが、すごく美味しかったの。
見かけから、普通のハード系ディナーロールかと思いきや、割ってみるとしっとりしてて、何もつけなくても十分んまい。
ほかほか状態でサーブしてくれたので、美味しさ一層、でありました。
締めのデザートは、
Lemon Tassies with Ricotta and Vanilla Bean Filling。
初めて聞いたけど、クラストにクリームチーズが入ってるタルト? こちらの場合はリコッタチーズ使用、ということ?
恐れていた通り(……)、一口食べてのけぞった。上にのってるメレンゲまで、大変砂糖を惜しまない仕上がり。
でもクラストはさくさく、フィリングも滑らかであったので、食感の助けを借りて、途中まではがんばったのだけど……ごめんなさい、許してください……(負け犬)
と、味の濃さという点で、好みとのギャップはあったけど。
スープは美味しいし、調理具合も良いし、お店の人達はとてもナイスだし。
フォーマル過ぎない、適度なカジュアルさもあって、やっぱり我々の評価は高得点。
元々こちらの本来のディナーメニューとは、趣が異なった夜だったらしい。
普段は現代的で華やかなお料理で、ベイエリアでもかなりの人気のお店。
それが、普段は定休日である日曜に、
「日曜の夜に家で食べたい料理」をテーマに、素朴な家庭料理テイストを目指したそう。
味の濃さ加減も、もしかしたらそういうところから来ているのかも、なんてポジティブに解釈だ。
バークレーという土地にふさわしい、温かで意義のある、この企画。
できるだけ地元のお客さんが訪れてくれればいい、と願いつつ、自分が今度来られるなら、本来の得意料理を試してみたい、と思ってるんだ。
eVe Gastonomie d'Avant Garde
1960 University Avenue
Berkeley, CA 94704
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こちらのお隣のお店が、チョコレート屋さん。
Sarahさんお薦めだったので、ディナーの前に入ってみたよ。
なんとも可愛らしい外見のチョコレートが、ケースの中にずらりと並んでて。
5個入りの箱($10)に、悩みながら詰めてもらったよ。
フルーツを使ったものが多かったのだけど、全て地元の農場から仕入れているんだって。ここでも、びば・バークレースピリット。
ご贈答品に最適です。
でも、まずは自分が食べたいです。(正直)
Chocolatier Blue
1964 University Avenue
Berkeley, CA 94704