合わせたのは、互いの瞳 (S2)

「君たちの時間は限られている。だから他の誰かの人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。定説にとらわれてはいけない。それは他の人たちの考え方の結果と生きていくということだ。
その他大勢の意見という雑音に、自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も大事なことは、自分の心に、自分の直感についていく勇気を持つことだ。心や直感はすでに、あなたが本当になりたいものを知っている。それ以外は二の次だ」
   ----- スティーブ・ジョブズ
        (アメリカ人、Apple社CEO、1955年2月24日生まれ)


以前に日記に書かせていただいた、カレー屋台のJapa Curryさん
ご苦労の末、サンフランシスコ街中での営業許可を取られ、営業日にはいつも完売という盛況ぶりのようで、ひそかに喜び&応援なのですが。

それから、その1箇所の営業場所を巡って、トラブル発生。ハラハラしながら、成り行きを見ているところでございます。

Restaurant Vows to Oust JapaCurry Truck from Legal Spot Downtown

Restaurant Owner Succeeds In Blocking JapaCurry Truck

More JapaCurry Parking Space Drama Today

Japa Curry オーナーのJayさんブログ


レストランオーナー達の行為に、ショックを覚え。
中でも、とんでもない妨害行動に出た女性オーナーに関しては、こんのB(ピーッ)(放送禁止用語)がーっ!と怒りまくっていたのですけど。
とうとう、かのWall Street Journalにも取り上げられた模様。

Restaurants, Food Trucks in Turf War


屋台ではなく、お店の出店であったら、こういう行動に出ていたのかどうか。
他にも屋台で、こういう目に遭っているオーナーさん達がいたのかどうか。
売上減少って、だったら美味いもの作ってみやがれテメエらが努力しないことを棚上げすんじゃねえ外道どもがあああ

言いたいことも知りたいことも、沢山ありますが。
その応援の為に、サンフランシスコまで買いに行くこともできない自分には、言う権利もないんかなあ……や、言ってますけど。

オーナーと従業員の皆様の辛抱と努力が、どうか良い形で報われますように。

* * * * *

【雑事】

     IMG_2652frame

お待たせしました、まきりん♪さんのS(スペシャル)シリーズの2回目です。

*-*-*-*-*-*-*-*-*

前回は摂食障害は食行動への嗜癖(しへき):addiction(アディクション)であることを明らかにしました。そして、摂食障害は強烈な感情が引き金として起こるとしたら、心というパンドラの箱の蓋を開けてみたら、一体どんな感情が飛び出してくるのだろうか、というところまで来ましたね。
いろいろな気持ちが考えられますが、中でも信憑性が高いとされているものからご紹介しましょう。





1. 女性としての性的な成熟に対する恐怖・女性であることの否定
        → 母親となることの拒絶
 
これは無意識的な心の働きによるものであり、成長期に摂食障害を発症する少女たちは、往々にして“いい子”で生きてきていて、大人の女性になりたくない。男性との関係性を結ぶようになることへの不潔感や不安感、また、成熟した女性として男性と性関係を持ち、妊娠する=肥満への恐怖などがあります。

2. 肥満恐怖:肥満への恐怖・嫌悪
太ること=自分をコントロールできない、という思想から発症すること、または「太っている」とからかわれたことが摂食障害のきっかけとなることが多い。それは、元々、摂食障害を発症する人の性格傾向として、完璧主義であり、強迫性障害の傾向(こだわりに伴う心身症状の露呈、分かっちゃいるけど止められない)が強いからという説があります。

3. 感じたくないネガティブ感情の抑圧
自らのストレスや、怒りや葛藤、不安、気分の落ち込み、イライラ、欲求不満、淋しさなどの辛くて感じたくないような気持ちに気づかず(もしくは否認して)、その代わり摂食障害を通してその苦しみを身体症状で表現しているという可能性も考えられます。摂食障害患者には、機能不全家族で育ってきたり、辛い過去があったり、現在も生き辛い毎日を送っている人もいるようです。これらの抑圧してきた不快な感情を、「食べないこと」によって解消しようとするのが拒食症、「食べること」によって解消しようとするのが過食症であるとされています。

4. 成長過程の状況による鬱の合併症
幼少期から自己の衝動や欲求、感情を親やその他の権威者によって尊重されなかったことに反発を感じますが、反発すれば、更にひどい仕打ちをされるので、自己の感情を無視したり、制止したりして生きる方法を続けることに。そして、その結果として自己評価が失墜し、そこから起こる抑鬱状態と摂食障害は深く関係しているという説があります。

5. 失感情症
自らの感情に気づくことができない・できにくい症状をいう。摂食障害も自分の感情と遮断されているから起こるという説もあります。

嗜癖が定着するようになる発端は、摂食障害初期において摂食量を制限して体重が減ったことで自分をコントロールしたように感じて満足感を得たこと。そして、更に満足感を得たいがために摂食量制限に耽るというパターンが形成され、その時に独特の気分的高揚を体験することによって止められなくなっていきます。
快楽神経系が興奮してドーパミン濃度が上昇することにより、快感を感じて身体の動きが活発になり、ユーフォリア(多幸感、ハイな感じ)を得ます。この脳内物質であるドーパミンの異常代謝は、同じく摂取系の薬物依存やプロセスに対してハマっていくギャンブル依存などの嗜癖行動との共通点があると言われています。

ここで、私の例を取って上記の要素をご説明してみましょう。

*-*-*-*-*-*-*-*-*

十代後半からジャズダンス&バレエに目覚め、初めは週に一度だったお稽古を二回、三回と増やし、発表会や公演などにも出演するようになりました。
ダンスの先生は昔気質の厳しい方で、「豚は罪悪だ」「ちょっと待て、その一口が豚になる」など極端な食べ物の制限を生徒にしていました。踊りがうまくなりたい、先生に認めてもらいたい、バレエをするには理想的な体型でない=先生の定義によると自分は太っていることへの嫌悪から、食べることに対してとても神経質になりました。
これを一口食べたらどれだけのカロリー摂取になるかをいつも懸念し、少食に務め、いつもお腹がすいている状態。空腹感は苛立ち(怒り)の感覚と相まって、あたかも自分が強くなったような幻想さえ起こさせました。
その分、お酒を飲みに行くといつもの少食を取り返すように暴飲大食。その結果、翌日は下痢を起こして何とか体重増加は免れていました。見た目は痩せていましたが、中性脂肪が高いという不健康な状態になりました。

6~7年間に及ぶ節食は、別離や転職、人生の転機を迎えたことによって崩壊しました。
二十代中盤にある事件から抑うつ的になって一週間引きこもり寝たきりの状態に。あまりの心的苦痛に体重が3kg以上減ってしまい、周囲から驚愕の目で見られました。
その後、自分の抑圧してきた感情が今度は鈍磨し、生きている実感を失ってしまったのです。何をしても感じることができなくなった空虚さは筆舌には尽しがたい苦しみがありました。

そして、ある別離を境に、今度は感情の爆発と共に過食に駆り立てられました。怒り狂っていたかと思えば大泣きしたり、大はしゃぎの後に落ち込んだりと感情のローラー・コースター・ライドに振り回されました。
摂食に関しては、帰宅途中にコンビニに寄り、欲しくもない菓子パンなどを買い込み、食べたくもないのに歩きながら頬張っている自分がいました。自分で自分がコントロールできない不安に押し潰されそうになりました。
体重は一番痩せていた頃から1~2年間で合計12kg増加し、バレエの先生からは見放され、踊りに対しても情熱を失いました。

当時は人前に出る仕事をしていたので、これでは収入に関わると一念発起して体重減量の目的でジョギングを始めました。
最初は週に二回、ジョギング教室でグループで走り始めました。身体は重いし、膝や足首は痛くなるしで辛 かったのですが、走っていると苦しいながらも、そこにきらめく瞬間がある体験をし、ランナーズ・ハイという恍惚感を知ってしまいました。そうなってくると、ハイが感じたくて教室のない日でも自主的に走り始め、その内に雨が降っても毎日走るという状態になりました。強迫的に走っていた時期には半年間で7kgの減量を果たしました。

ずっと走り続けようとしていたのですが、仕事でカナダに行くことになり断念。気管支の弱い私はこちらでは冷たい空気を吸い込む冬のジョギングはできず、スポーツ・ジム通いに取って代わりました。
今はダンスやエアロビ、トレード・ミルなどの有酸素トレーニングをしていますが、以前のようにハイにこがれてということはなくなり、バランスよく運動をする術を発達させてこられたようです。過去の経験から「過ぎたるはやらないより有害なこともある」と体得したことが、これからの人生に活かせるようにと思っています。


今回の内容はいかがでしたでしょうか?よろしかったら、ご感想などを頂けると次回の執筆の励みとなって嬉しいです。
また、皆さんから内容に関するリクエストなども歓迎します。よろしくお願い致します。

*-*-*-*-*-*-*-*-*

まきりん♪さんは、カナダの大学院のカウンセリング心理学科でアート・セラピーを専攻、
心理学・アート・セラピーの両修士課程を修了されました。
2010年より、日本でもアート・セラピーの活動を開始され、
講義、ワークショップ、個人セッションなどで、一ヶ月間の日本全国行脚を果たされています。
今後もカナダを拠点としながら、日本でのサービスも平行して進めていかれるご予定でございます。

mixiで広範なネットワークを形成され、多くのファンをお持ちのまきりん♪さんは、
沢山のリクエストにお応えして、遠距離居住者への日本語でのサービス:スカイプ、メールを介してのアート・セラピー・カウンセリングを始めていらっしゃいます。
ご希望の方は、以下のメルアドにて、連絡をとられてみて下さいませ。

email:art4therapy@gmail.com

*-*-*-*-*-*-*-*-*

Sarahさん記事 : 1 2
まきりん♪さん記事 : 1 番外
Miyuki記事 : 1 2(

第3回目ですが、ちょっと間を置いて、1ヶ月後ぐらいになる予定。
どうぞよろしくお願い致しますです。(ぺこり)
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by senrufan | 2011-02-24 03:12 | Trackback | Comments(11)
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Commented by 初音 at 2011-02-26 07:59 x
おはようございます♪
あのカレー屋さんのブログはよくみてま~す^^
大変よねぇ~これからも、日本から応援してます♪

Miyukiさんも辛い思いでがあるんですね・・・
なんか自分自身の事が書いてあるようで、泣いちゃってます エヘ!
若い頃は、いつも体重が気になってて、劇団に入ったら「そんなんじゃ~
この衣裳が可哀想でしょ!」との先輩のお言葉(泣)
同期でも、平気で飲んでいた缶コーヒ類は止めようと決めて♪小さな努力^^;
今は、”太ること=自分をコントロールできない!”のこのお家・・・・ビエェ~ン(-"-)
今回倒れる前から過食状態の私を心配してくれてた、マジ友♪
日本では、秘密で行く所(オーバー?)カウンセリングを受けた方が良いよ
と勧めてくれたのもマジ友でした。
今回、毎日回り持ちで家に来てくれて、色々と本来の私になれるように
(自分では、自分らしくやってたんだけどね)
行動してくれて!もう~有難いたらなかったぁ~。
只今、土いじりを久し振りに毎日ウキウキやっていま~す!!イェ~イ(^◇^)
Commented by Miyuki at 2011-02-26 13:28 x
*初音さん
そうですか、読んでくださってるんですかー、嬉しいですー♪
日本からも応援の声が届いてくれているといいなあ。

今回のはまきりん♪さんの体験談ですが、Sarahさん、私と、三者三様だなあ、としみじみ読ませていただきました。
それでも私のはタダの個人的じたばたですみましたが、初音さんの思い出は、プロの現場であるからこそ何倍も辛そうで、お聞きするたびに泣いてます……(涙)
自分をコントロールできる人で、私が尊敬の念を抱く人というのは、それが人それぞれだとわかってくれている人ですねえ……少なくとも、できない=ダメと見下す人じゃありません。と、あまりに器の小さい自分をタコ殴りしながら思います。
カウンセリングはまだまだ抵抗がある人が多いのでしょうけれど、自分が楽になるための手立てを探すという意味では、とても前向きな一歩だと思うのです~。
お医者さんに相談するのも良いですし、身近なお友達とゆっくり癒していくのも素敵。そしてそんなお友達がいてくださるのも、初音さんだからこそなのでございます!(力いっぱい)
土いじり、いいですね~vv 自然ってやっぱり元気の源ですよね。
Commented by 初音 at 2011-02-27 06:41 x
おはようございます♪
あれ~、この体験談は”まきりんさん”のだったんですか?
とても辛い思いをなさったんですね・・・
Miyukiさんも、色々とご苦労なさって今は色んなお友達に囲まれて♪

土は、元気になりま~す!!どんどんのめり込みそうぉ~
私の勘違い”ごめんなさい”そして”ありがとう~!”
さ!今日は何があるでしょぉ~?(^O^)/
Commented by Miyuki at 2011-02-27 11:44 x
*初音さん
私の赤っ恥体験談は、少し前でさらしているのです……あああ恥ずかしい。
でもこんな私の唯一の自慢が、そなんです、友達なのでございます。

土いじりはのめりこんでオッケー! 何でも枯らす特技を持つ私には、とてもうらやましいでございますよ~。
いじってて元気になられるということは、土の方も初音さんにいじってもらって喜んでる証拠だと思うです♪
Commented by まきりん♪ at 2011-02-27 12:31 x
*初音さん

コメントして下さって嬉しいです。ありがとうございます。
人前に出る仕事をしていると、自分の体重の増減が他者への
影響力を持っているように扱われるのですよね。

他人の体型を云々いうという言動は、対象者ではなく、言っている
本人が優越感を持っているように見えながら、
他者批判をしないといられないという劣等感があるからであると
感じられます。

ストレス反応や年齢やホルモンの分泌状態
また、投薬などの副作用で体重増加することもありますので、
必ずしも

太ること=自分をコントロールできない!

ということではないのですが、そう決め付けなければいられないという
心境の下にはどんな気持ちがあるのかと興味を持ちました。

Commented by まきりん♪ at 2011-02-27 12:32 x
*Miyukiさん

「自分をコントロールできる人で、私が尊敬の念を抱く人というのは、それが人それぞれだとわかってくれている人ですねえ……少なくとも、できない=ダメと見下す人じゃありません。」

そうですよね。
そして、コントロールできない行動がある場合は、
周りの方に相談してサポートしてもらったり、
また、専門家を訪ねることも大切であると感じます。
要はその人が嗜癖なくしても幸せに生きられることなのではないかな。
Commented by 初音 at 2011-02-27 13:28 x
まきりんさん、Miyukiさん。
それぞれのご意見「ありがとうございました」
これからも、どうぞよろしくお願い致します♪
また、自分を見つめながら色々と考えながら毎日を楽しくしていきたいとお見ます。<(_ _)>
Commented by 初音 at 2011-02-27 13:30 x
また、やちゃった!!Miyukiさ~ん「ごめんなさい」反省です・・・
お見ますではなく、思いますです・・・・ダメね私って・・・
Commented by Miyuki at 2011-02-28 06:33 x
*初音さん
そーんなこと、気にする必要はこれっぽっちもありませんから!
ちなみにコメントを送信する際に、削除用パスワードを入力されると思うのですが。Commented by~の行の右端にある×をクリックして、パスワードを入れて一旦削除、それから再入力もしくはその前にコピーしておいたものをペースト→修正ということも可能ですので、よろしくです~。
しょっちゅうポカをやらかしている私の常道手段です……(恥)
Commented by アケミ at 2011-03-01 05:15 x
遊びにきてみました。カリフォルニアのどこにお住まいですか。サンフランシスコの近くですか。だったら、そちらに行く時、声かけましょうか。
今、ちょうど、自分のブログ用に摂食障害のことを書いているところです。これも、いろんな見方のあることですから、決定的なことはいえないんですが。。。
Commented by Miyuki at 2011-03-01 11:23 x
*アケミさん
来てくださって嬉しいです~vv
こちらはサンフランシスコから40マイルほど南のPalo Altoという市になります。サンフランシスコまで来られる際は、ぜひぜひお声をかけてくださいませ!
摂食障害は、形も経緯も人それぞれですが、根っこは共通するものが多いように思っております。アケミさんの菜食という視点から見た分析、すごく参考になっておりますよ~。続きが楽しみです♪


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