合わせたのは、互いの瞳 (S1)

「名選手になるには3つの力が必要だ。記憶力と持続力と忍耐力だ」
   ----- ハンク・アーロン
       (アメリカ人、プロ野球選手、1934年2月5日生まれ)

* * * * *

【雑事】

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Sarahさんとのコラボシリーズ。
摂食障害をテーマにした第一回シリーズは、予告通り、セラピストのまきりん♪さんからの寄稿が、もれなくついてきます。(ぶぉーぶぉー)(ブブゼラだと思ってください)
精一杯の敬意を込めて、タイトルにはスペシャルのSをつけてみた。(胸を張る)

光栄至極な1回目、いよいよスタートです。
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心理療法家として Miyukiさんの日記のこのシリーズへのコメントを書かせて頂くことになりました、まきりん♪こと上原英子です。
私はカナダの際西州の在住で、臨床心理カウンセラー(Registered Clinical Counselor)としてBC洲のカウンセラー協会に、
また、アート・セラピストとして同州のアート・セラピスト協会に登録しております。

現在はBC州のSchoolDistrict#83地域の代替教育プログラム(特別教育部)で仕事をしております(実務経歴約1500時間以上)。
行動障害や、さまざまな障害(発達障害:注意欠陥多動性、広汎性発達障害、協調障害、学習障害など)、
機能不全家庭による愛着障害、早期異性交際、抑鬱、不安症、摂食障害、アルコールやドラッグの嗜癖など、
幼児から成人の個人、また、グループに対する芸術療法を専門としております。

ここに書かせて頂くことは、学説的な知識や私の臨床の経験を元にしております。
そんな私の記述が、少しでもお役に立てるのかどうかと懸念しております。
そういった心境で書き綴っていきますので、皆さんから内容に関するレスやリクエストを頂けたら本望です。よろしくお願い致します。




*-*-*-*-*-*-*-*-*

食べるという行動により私たちは生命を維持しています。
そして、摂食には、栄養素を取り入れるだけでなく、
味を堪能する、他者と会食することにより懇親を深める、心理的な状態により摂食の可否が表れるなど、食に関連したさまざまな要素が絡んでいます。

例えば、お子さんの場合は、普段は少食でも、仲間と一緒に食べると食が進むということもあるでしょうし、
お年頃になって、好きな相手を想って食べ物が喉を通らなかったという体験をなさった方もいることでしょう。
その時々の感情によって、摂食行動は大きく作用されます。

摂食欲求は本能の一部でもあり、ダイエットなどの目的でその欲求を抑圧したことにより、
ある時キレてしまい、リバウンドで過食。
その後に悔恨の思いで拒食に陥り、過食と拒食のサイクルが繰り返されるケースが後を断ちません。
これは、最初は本人なりに意味のあった食行動が繰り返されるうちに、
もはや本人にとって有害であることは明白なのに、自分ではコントロールできなくなって止められなくなっている状態なのです。
こうなると、食行動への嗜癖(しへき):addiction(アディクション)と言えるでしょう。

そして、これらの行動は、本人の中で湧き上がった強い感情を紛らわせるために行われることが多いのです。
また、嗜癖行動が定着して時間が経っていくほど、不安な気持ちに耐える力が低下すると言われています。

摂食障害の元には強烈な感情が引き金となっている。
この時、心というパンドラの箱の蓋を開けてみたら、一体どんな感情が飛び出してくるのでしょうか?

*-*-*-*-*-*-*-*-*

まきりん♪さんは、カナダの大学院のカウンセリング心理学科でアート・セラピーを専攻、
心理学・アート・セラピーの両修士課程を修了されました。
2010年より、日本でもアート・セラピーの活動を開始され、
講義、ワークショップ、個人セッションなどで、一ヶ月間の日本全国行脚を果たされています。
今後もカナダを拠点としながら、日本でのサービスも平行して進めていかれるご予定でございます。

mixiで広範なネットワークを形成され、多くのファンをお持ちのまきりん♪さんは、
沢山のリクエストにお応えして、遠距離居住者への日本語でのサービス:スカイプ、メールを介してのアート・セラピー・カウンセリングを始めていらっしゃいます。
ご希望の方は、以下のメルアドにて、連絡をとられてみて下さいませ。

email:art4therapy@gmail.com
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by senrufan | 2011-02-05 13:13 | Trackback | Comments(19)
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Commented by matsathome at 2011-02-07 13:54
わー、これこそ正にミュキペディア(笑)
当時はインターネットがなかったので仕方ありませんが、若い頃メールやスカイプでカウンセリングしてもらえたら、今とは全く別の人生があったのかな?などと考えてしまいました。続きが楽しみです。
Commented by こっぺ at 2011-02-07 14:30 x
ネットってこういうふうに遠くの人ともつながれることがすばらしいなあ、と改めて思いました。続きを楽しみにしています。
Commented by Miyuki at 2011-02-08 11:32 x
*Sarahさん
ミュキペディアって、要は人様の智恵にすがる他力本願という(大笑)
うん、私もこちらに来たせいもあるけど、以前よりずっとカウンセリングの意義を感じられるようになったので、あの頃こうだったらどうだっただろう、と考えてしまいますね~。私も続きがとても楽しみですvv
Commented by Miyuki at 2011-02-08 11:33 x
*こっぺさん
そうですよねえ、ネットの功罪は色々ありますが、少なくともネットがあったからこそ得られた人の縁のことを思うと、感謝せずにはいられません。まきりん♪さんのお話、ほんとに楽しみですね!
Commented by まきりん♪ at 2011-02-08 14:16 x
☆Sarahさん

そうでしたか、カウンセリングを求めてもネットなどが発達していない時期でいい機会がなかったようですね。人によっては面談以外のカウンセリングをしないようですが、私はどのような方法であってもその人が求めているのなら、成果はあると思っています。

この続き、これからどのように展開させていこうかな~

☆こっぺさん

何といっても、Miyukiさんとはmixiを通じてお知り合いになり、マイミク→リア友、そして、マブダチ(と勝手に思っている)という素晴らしい展開になりました。ご縁はどこにあるか分からないものですね~

パンドラの箱を開けたら何がでてくるのか、乞うご期待!

☆Miyukiさん

私にこのように寄稿する機会を下さって感謝しております、ありがとうございます。新聞記者の仕事や、大学院時代のレポート書きで書くことには慣れてはいるのですが、このようなテーマで、しかもシリーズを書いていくのは初体験。皆さんからのレスを楽しみに次回も書かせていただきま~す!
Commented by マミィ at 2011-02-09 01:43 x
これはもう、大好物の黒豆大福に大粒の栗とイチゴが一緒に入っていたような喜び!うはうは、どきどき、わくわく、今後も展開を楽しみに読ませて頂きます。
Commented by 初音 at 2011-02-09 06:05 x
おはようございます♪日本は寒いですよぉ~^^;

若い頃、拒食症寸前までになった私。今は、毎日のストレスから過食?
食べるとすごく安心するんですよね~。でも、これではいけない!とは
思うのだけど・・・
日本は、まだまだセラピーとかカウンセラーとかはすごく遅れてると思います。
そうゆうものを受ける人に対しての差別意識とかもあるし・・・
今回のMiyukiさんをご縁にして”まきりんさん”のお話を伺えるのは
とても楽しみです♪パンドラの箱からほんとに何が出てくるのでしょう~?!ほんと、ネットってすごい!!
Commented by Miyuki at 2011-02-09 09:30 x
*マミィさん
そしてその横には、虎屋のどら焼きまでつけちゃいますぜうらぁっ!
まきりん♪さん、マミィさんときたら、やっぱりSれっぢさんにも来ていただかなくては、と思うんですがどうでしょう。(わくわく)
Commented by Miyuki at 2011-02-09 09:34 x
*初音さん
おばあちゃまが帰宅されて、少しは楽になられたかしら、初音さあん。

私もまだまだ食べ物依存の日々ですが、それをわかって楽しんでしまえるかどうかで、全然身体の反応も違ってきますよね~。
そなんですよ、私も日本の意識のままで渡米して、こちらのカウンセリングに対する意識の差にびっくりしましたから。
カウンセラーもお医者さんや先生と同じで、色々相性もあることなので、むしろいろんな人と会って、自分と合う人を積極的に見つけられたらいいですね!
ほんとに、ネットバンザイです。と、先日もネット不通になった時、しみじみと思いました……
Commented by Chiblits at 2011-02-09 10:30 x
私はとっくに子育て卒業のはずなのですが子供の心の問題は一生続くのかと思うこの頃です。 思春期で問題が出なかった子というのは大人になって出るものなのでしょうか。
遠慮なく質問させていただきます。 Miyukiさんのエントリーを読んでもしかしたら我が娘は「摂食障害」があるのかなとちらと初めて思いました。 季節性の欝、パニックアタックのよる食欲不振と思っていたのですが。本人も。 これも「摂食障害」に入るのでしょうか。 娘はず~っと痩せ型で大学の頃から太りたい願望のみです。 太りたいと思うとかえってストレスになるので体重は気にしないことにしたと言っているので私も「痩せてる」とか「もう少し太ったほうが良い」とか絶対に言わないようにしています。
Commented by まきりん♪ at 2011-02-09 16:12 x
☆マミィさん 黒豆大福に大粒の栗とイチゴが一緒に入っていたくらい楽しみにしてくださっているのでしょうか?そしたら、私の方も内容満載のシリーズにしていきたいと、気合が入ります~ありがとうございます。

Commented by まきりん♪ at 2011-02-09 16:22 x
☆初音さん

拒食と過食はセットになりやすく、パターン化すると建ち難いようですね。飲食をすると安心するというのは、本能的な部分で満たされるからなんでしょうね。私もそんな時期がありました。

先日、NHKのサイトで日本でのうつについての心理療法のことに触れていました。担い手が不足している状況だそうです。トレーニングを受けた心理療法家が活躍できるようになるといいですよね。

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2998

シリーズを楽しみにして下さってありがとうございます。
次回も張り切って書きますね~

Commented by まきりん♪ at 2011-02-09 16:35 x
☆Chiblitsさん

はじめまして。お嬢さんのことが気がかりになられたようですね。
心の問題は、どのようなものかによって発症時期に差があるようです。

精神医学における診断は、DSM「精神障害の診断と統計の手引き」によってなされています。摂食障害であるかどうかは、その手引きの症例欄の質問に幾つ該当するかで医師が診断することになっています。

なので、私には、お嬢さんの食欲不振=拒食と直接結びつくかどうかは判りかねますね。それでも、親御さんとしてお嬢さんの気にしている体重に関しては触れないようにしているというお心遣いは、お嬢さんには母の優しさとして伝わっていると思います。それは大切なことだと感じます。

Commented by Miyuki at 2011-02-10 03:09 x
*chiblitsさん
自分と周囲の人の体験から、過去に受けた傷がきちんと消化されていない限り、どこかで顔を出すことはありえるなあ、というのが個人的意見でございます。消化されていれば、穏やかに思春期終了はむしろ歓迎なのですけどね(笑)

素人からですが、ストレスや心の傷の捌け口が明らかに食べ物に向かっている・食べ物のことが常に頭の中にある、といった場合を摂食障害と考えます。専門家の方の診断はわからないですが、お嬢様の物理的な身体の不調、朝起きた時の重苦しい気分など、どれだけ苦しまれていることかと、お聞きしただけで胸が痛みます……ましてや、そばで見守っていらっしゃるchiblitsさんは、と。
そのお母さまが、今のお嬢さまをそのまま認めてくださって、言葉にも気を配っていらっしゃることは、回復の為の堅固な下地があるということ! 安心して、お嬢さま自身がご自分をありのままに受け入れて楽になっていってくださることを、心から願っておりますですよ~。
Commented by Chiblits at 2011-02-11 02:05 x
まきりんさん、 Miyukiさん
ご返事有難うございました。
そうでしょうね。 書いてちょっと説明するくらいでは正確な診断は難しいでしょうね。 私は「摂食障害」というおおまかな定義がよく分かっていなかったようです。 「食べ物のことが常に頭の中にある」という状態なのですか。 娘の場合とはちょっと違うみたいです。 最近は季節性鬱の光療法で使うGoLiteが凄い効果を出しています。 信じられないくらいの変化です。 あの変化をみると確かにwinter depressionはあったのでしょう。 仕事をしていないので夜型の生活になっていましたがGoLiteの光療法をはじめてからすっかり朝型になり熟睡するようになったと言っています。 食欲も以前より確かに出てきているようです。 
Commented by Miyuki at 2011-02-11 09:24 x
*chiblitsさん
GoLite、そうですか、それほど有効でしたか~! 良かったあ♪ しかもCOSTCOで買えるというのがまた嬉しいですねvv お天気人間の私も天候に気分を左右されてしまうので、及ばずながら想像できます。そして北欧に季節性鬱が多いのも良くわかりますね。実際、鬱の人には、ビタミンDが不足しているケースも多いとか。
余談になりますが、鬱に悩む方の話を聞いたりすると、花鳥風月が話の中に滅多に出てこないことに気づきます。外に出る気力がない、お日様を浴びない→悪化→ますます出られない、という悪循環があるのですね。自分自身も思い当たることがとても多い事実です。

まきりん♪さんから教わった摂食障害の診断項目の資料を、chiblitsさんのおかげで見直すことができました。補足としてアップしようかと思っております。ありがとうございました!
Commented by まきりん♪ at 2011-02-13 07:23 x
☆chiblitsさん

季節性鬱:SADに掛かる人には光源治療が効果的なのですよね。ただ、SADの場合は鬱の他に過眠、食欲が出て太るという症状もあるようです。
お嬢さんの場合は今までなかった食欲が出てきてるのですから、何はともあれよかったですね。

☆Miyukiさん

以前お送りしたものの一部にある摂食障害の診断項目リスト、どうぞ掲示して下さいね。
Commented at 2011-02-17 16:13
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by senrufan at 2011-02-18 06:32
*非公開コメントさん
正直に言ってもいいですか。
書いていただいたことを拝読しながら、泣きそうになりながらも、すごくすごく嬉しく思いました。しかも、私達相手にそう言ってくださったこと、私まで励まされる思いがしたのです。
今度書くつもりですが、心の病気は、自分で認めるところまでがまず第一段階のような気がしております。なので、そう思われた時点で、すでに確実に前進されていらっしゃいますし、そう考えたご自分をまずほめてあげていただきたいですよ~。

実は私達それぞれが摂食障害に悩んだ経験があるが故に、このシリーズが実現したようなところもあり。第2回目では、お互いに個人的なことをオープンにしますので、どうか自分一人じゃなく、誰にでも起こりうることだとお考えくださいませ。そして今の私の突き抜けたノーテンキぶりを見て(…)、これも多くの人が通る道なのかも、と思っていただければ!

聞くしかできないかもしれない自分が情けないですが、それでも友人の一人として、いつでも待ってますよ~。


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