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そうして川上にたどり着く

今日がお嬢のジムナスティック最後の日。
朝食の席で、「今日が最後だね」としんみり話しかけたら、即座に「やったあ!」と返された。朝からあわや乱闘かと。

私達の住むエリアでは、遊具に鉄棒やタイヤ飛びもないし、体育の授業はグラウンドでのボールゲームばかり。これでは日本に帰ってから苦労するかも、と思ったのと、体操はその後どんなスポーツに行くにしろ、基礎となれるものだから、と考えたのが始めさせた理由。
というのは建前90%で、実はおかーさんは、体操とかフィギュアスケートとかダンスとかを観るのが大好きなのだよ。自分ができない分、憧れが大きいのだね。やっぱり娘があんな風になってくれたら嬉しいじゃないか。

なんていう、栗ぜんざい並に甘い夢は、レオタード姿を目にしただけで打ち砕かれたんだったね……(遠い目) 百歩譲って、欧米人の中に混じっているんだから仕方がないにしても、君はどう見たって、日本人としてもかなりの先祖返り体型。
肝心の技術の方は、まあ年齢並みに進んだね、というところで。体の柔らかさが保てたのは、ジムのおかげかな。
君はそれほど好きではなかったのを、ここまで続けてくれてありがとう。これからは水泳一本でがんばってね。

あーあ、でもせめて第二のコマネチと呼ばれるまでは続けてほし(未来永劫ありえねえ)(下から数えてならなんとか)

ビクトリア・ホルトの「女王館の秘密」をようやく読み終える。イギリスの古い館に幼くして引き取られたヒロインを中心とした、ゴシック・ロマン小説。
ミステリーとしての目新しいトリックはなかったけれど、こういう古い欧州を舞台にした、重厚なゴシック小説は好きだなあ。南国に舞台が移ってからの描写も、雰囲気があって良かったし。
ただ一つ、訳題がいただけない。原題は「The Secret Woman」で、読んだ後では、これが唯一無二のタイトルのように思えるのだけど。ありがちすぎてだめなのか。
by senrufan | 2004-12-16 02:30


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