世界に一つだけの教科書を (2)

「私はいつも約束の時間の15分前には現れるようにしている。その結果、私は現在の地位を獲得した」
   ----- ホラシオ・ネルソン
       (イギリス人、海軍司令官、1758年9月29日生まれ)


前回のマクドナルドに関連して、ネットで教わった、こんなCMについてのニュースをば。

Consequences



米国のPhysicians Committee for Responsible Medicine (PCRM)という、ワシントンD.C.を拠点とする医療関係者のロビー団体が製作したものだそうです。
詳細は↓でご覧くださいませ。

マクドナルド真似た反ファストフードCMに本家が怒る、米国


当然のように思い出したのが、かの人体実験ドキュメンタリー、「Super Size Me」。
30日間マクドナルドだけ食べ続け、ぼろぼろになったスパーロック氏。
終了後、ヴィーガン・シェフのガールフレンドが作る解毒食によって回復したのですが、この解毒食はマクロビオティックを大いに参考にしたもの、と言われてたりします。
現在はスパーロック氏の妻となられているアレクサンドラさん、この時のメニューで「The Great American Detox Diet」という題の本も出していらっしゃいますぞ。

* * * * *

【イベント】

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さて、いよいよ久司道夫氏の講演会の始まりです。
会場は調布市にあるホールだったのですが、かなりの広さがあるその場所は、ほぼ満席。そして、ほとんどが女性でいらっしゃいました。

拍手に迎えられて登場された九司先生。開口一番に、
「久司道夫です。本物です」
とおっしゃられて、いきなり皆さん爆笑。
生きた伝説のように思われているけれど、実際はとてもお茶目な方、とは聞いていましたが、いやほんとに。
温かく、穏やかに、ゆっくりと、深く。長い講演の間、そんな口調でずっと語りかけてくださいました。

しかも、何の原稿も見ることなく。一度もつっかえたり、間違えたりもすることなく。
とても83歳というご高齢とは思えません。




正直言うと、この講演会、申し込むに当たって、結構ためらいがありました。
というのは、マクロビオティックという実学からは大いに学びたいものの、久司先生のご本は、それを更に超えて、宇宙的レベルの話に行き着いておられまして。
波動とか霊とかオーラといった、すぴりちゅあるな類いの話には、相当の苦手意識を持つ私(告白)、もうご本だけでも良いかな……とも考えていたのでございます。

加えて、数年前の講演会が、ネットで感想を読む限り、特定商品の宣伝であったりしたらしく、あまり評判が良くなかったので。
多忙な短期滞在中、時間を割いて行くべきかどうか、しばらく悩んでいたのです。

ですが、こういってはなんですが、やはり”本物”を拝見したかった。”本物”のお声を聞きたかった。
色々批判はあっても、自分の目で、耳で、体感してみたいものがあったので。
何より、1年に1回行けるかどうかの日本行き、それも1週間ちょっとしかいられない時に、講演会が重なったことは、きっと意味があるんだろう。
すぴりちゅあるは苦手といいつつ、そおゆうとこだけ都合良く解釈して、申し込みに至ったのでありました。BGMはベートーベン。(再び)


以下は、講演会の内容を、ひたすら箇条書きにしたものです。
全く個人的な記録の為なので、読んでいただく必要はございません。
おまけに、これまた長過ぎて、次回に続いちゃうし!(愕然)

個人的な感想等は、それ以降に。
それにしても、何も知らずにこれを読まれた方がいらっしゃったら、マクロビに対してドン引きされるかもしれぬなあ……
*-*-*-*-*-*-*-*-*

・16歳の時、秋田の神社での神秘体験 → 全ては光で、一つの命
 そんなことを考え始めて、成績が落ちた

・人間は素晴らしいもの
 宇宙から、地から、波動を取り入れ、その波動を返している(還元)
 一つ一つの細胞が光
 我々の身体が波動のシンフォニー

・自然は我々の母船であり、起源であり、前世である
 取り入れて燃やす → 我々の精神をつくる

・死ぬまで成長し続け、次の世代へ続くもの = 心、意識
 
・心はどこにあるのか?
 全身・全細胞が心である

・20年かけて身体が育つ = 心のベース
 心はまだ成長を続ける

・無限からやってきて、無限に帰る

・全宇宙は天国
 しかし、この世に地獄があると思う人は、食べ物=肉食によって悪夢を見ている

・皆さんは素晴らしい存在で、地獄であるはずがない
 食べ物が悪くて、妄想を見ているだけ

・動物は病気になったら、絶食して治す
 なぜ人間はできない? 妄想や食べ物のせい
 不幸、痛み、悩みは全て我々が摂っている食べ物のせい
 そういうものを正していけば消える

・NYの街角に立って見つけた結論 = 食べ物と環境

・国境も人種も、あるのがおかしい
*-*-*-*-*-*-*-*-*

*(G)とあるのは、グラフなどの統計資料で説明されたもの

(G)第一の危機 : 世界人口の猛烈な増加(特に発展途上国)
  一定地域のものを食べている限り、その地域に合った人口が保たれる
  アフリカ ← 肉、砂糖などの先進国からの食べ物、乳製品などのたんぱく質
          それに見合う人口が増えてきている
          貧富の拡大

(G)U.S. Meet Consumption(米国 食肉消費量)
  World Meet Consumption(世界  〃    )
  U.S. Milk&Cheese Production(米国 牛乳&チーズ生産量)
  1960年と2000年の比較

・穀物 - 上に伸びる、広がる
 肉 - 内に向く、我が強くなる、争う

(G)HIV上昇率 1980~2005年
 Global estimates for adults and children 2005
  People living with HIV 38.6million
  New HIV infection 4.1million
  Death from HIV 2.8million
 
 アフリカが特に顕著

(G)2005 Over 11,000 new HIV infection a day
 伝統的な食べ物を失って、新しい食べ物を取り入れるようになった結果

(G)Prevalence of Obesity in People over 15, Selected Countries, 2005 
 標準より30pound重い人 - 米国 約40%
  動物性のたんぱく・脂肪、ポテト、油
  アメリカ大陸は重さに耐えかねて沈むかも

・死因 ①心臓病 ②感染症 ③がん

(G)Macrobiotic Heart Studies at Harvard : Blood Pressures of Macrobiotic People
 マクロビ実践者 血圧が10%低い、コレステロールが150以下

(G)Global Cancer Death Rate
 女性の乳がんの増加、男性の前立腺がんの増加

(G)乳がんの発生率と動物性脂肪の摂取量の比較
 正比例
 オランダ、ベルギー、デンマーク、ニュージーランド、アイルランド、アメリカで発生率が高い
 前立腺ガンも同様

・陰のもの:バター、ミルク、クリーム → 乳がん
 陽のもの:肉、bakeしたもの → 前立腺

・American Cancer Society (HP
 ”Alternative Cancer Therapies popular today(代替医療の拡大)”

(G)Food pyramid

(G)Energy Sources 1800-2000
 CO2 emissions
 Global Temperature Changes
 海抜レベル、温暖化

 なぜこんなに我々はエネルギーを使っているのか?
 最大の消費は食物に関するもの
   農業、牧畜業
   化学肥料などを石油から合成すること
   森林の伐採→植物のCO2吸収作用が望めない
   食物の保存、養殖
 60%以上のエネルギーが食物関連

 食べ方を改めない限り、温暖化は続く

(記録も続く…)
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by senrufan | 2010-09-29 10:02 | Trackback | Comments(6)
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Commented by nikkeilife at 2010-10-01 14:29
うわあ、九司道夫氏の講演と滞在期間が重なるなんて凄いラッキーでしたね。やはり日ごろの行いが良いんですね~。でも九司氏の本を読む限り(まだ全然読み終えてませんが)「宇宙的レベル」は私も感じていてちょっと引きました。でもこの講演の内容は現実的で身にしみるトピックばかり。羨ましいです!

>食べ方を改めない限り、温暖化は続く

ここ数日の異様な気候、地震の前触れだとか騒ぐ人はいてもアメリカの食生活と繋げるコメントはあまりみないような気がして残念です。

続きとMiyukiさんのご感想楽しみに待ってます。(プレッシャー、フフフ)
Commented by すれっぢ at 2010-10-01 22:55 x
を~、調布グリーンホールだ~~。元調布住民にとっては懐かしい
場所です。成人式ここであったんですよ・・・って行ってませんが。
オマケがバブルガムブラザーズ(笑)まだ売れる前ですが。

最近コレステロール値は高い方が長生きとか、新しい学説出てきて
ワクワクしちゃいます~。
Commented by さまんた at 2010-10-02 01:12 x
将軍様、どん引きというより、むむ難しい高校の数学みたい・・・というのが率直な感想であります!むかし大学のゼミの先生がマクロビ?の実践者で、ゼミ生に本を貸し出してまで玄米菜食を勧めていたので、自分も少し実践してみたのですが続かなかった経験があったことをふと思い出しました・・・この時も自分はつっこんだ主旨や理論は無視していたような・・・(恥
先日のマクドナルドやカップめんの話と通じますが、マクロビ食生活も長く続ければたばこと同じようにいわゆるジャンクフードに対する欲求がまったく無くなっていくものなのでしょうか??
Commented by Miyuki at 2010-10-02 09:33 x
*アヤコさん
はい、ラッキーでした! 日頃の行い、ふっふっふ。(きらーん☆)
お、アヤコさんも読まれてるですか。そなんですよ、私も覚悟して行ったのですけど(笑)、予想よりずっと実践的で良かったです。何より語り口がすごく温かくてですね~vv

そうですよね、温暖化の一番の原因は牛のゲップという話こそありますが、だから酪農の在り方を考えようという流れにはなかなかなりませんね~。握りつぶされているのかもしれませんが。

うぉ、ぷれっしゃー、やばっ!(脱兎)
Commented by Miyuki at 2010-10-02 09:35 x
*すれっぢさん
そういえば調布だとお聞きしたことがあるような。成人式、行かなかったですねえ。相模原グリーンホール(笑)
BBブラザーズ、な、懐かしい~。なんか前科ができちゃったんでしたっけ、彼ら。

いやあもう、コンあればプロあり、多種多様な情報に溢れて楽しいですよね(笑) 20年後にはどんなことがわかってるのか、今からワクワクしちゃいます。
Commented by Miyuki at 2010-10-02 09:39 x
*さまんたさん
な、なんと、先生そんなことしてたんですか~。ある意味パワハラ? いや、主旨や理論を知らない方が入りやすい場合もあるし、人それぞれに合う形でいいですよね。
おお、さすがさまんたさん、シャープな疑問! 中にはそういう方もいらっしゃるし、抑えつけるように続けていた人は逆にそちらに走っちゃったり。言葉にするのは難しいのですが、マクロビの最終目標は、そういうことから自由になること、だと解釈してはいるのです。ってことを最後に書きたいのですが、果たしてできるかなあ、このノータリンに……(うつろ)


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