集うべき旗を手の中に

「生き永らうためには服従すべきであろう。しかし存在し続けるためには戦うべきである」
   ----- アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ
       (フランス人、作家、1900年6月29日生まれ)

* * * * *

【時事】

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French Laundry訪問記の途中でございますが、ちょっと道草。

南アフリカで開催中の、サッカーのワールドカップ、このエリアでも大いに盛り上がっている様子。
なんたってここは、いんたーなっしょなるな地域ですから、こういう時は、猫も杓子も愛国心丸出しで、自国を全力で応援です。




アメリカや日本では「soccer(サッカー)」ですが、実は世界的には、「football(フットボール)」の方が一般的、なんですよね。
日米では、フットボールといえばアメフト、アメリカンフットボールのことなので、ついついあれ?と思ってしまうのですけど。

余談ですが、どこかで読んだアメフトの定義は、
「世界でどの国もやってないのに、アメリカ国内だけで一番人気のスポーツ。世界で最も人気のあるスポーツのサッカーは、逆にアメリカでは全く人気がない」
だったかな。
長さも重さも、数に物言わせて、一国だけ違う単位を使いやがってるところなどと合わせて、大変アメリカらしい現象です。(真顔)

なぜフットボールとサッカー、2通りに呼ばれるのか。
これには諸説あるようですが、先日教わったところによれば、
サッカーは、「アソシエーション・フットボール(協会式フットボール)」の省略形。
サッカーとアメリカンフットボールは両方とも、19世紀初頭のイギリスで上流階級が通う学校で人気のあったスポーツ群から派生し、大西洋を渡ってアメリカに広まった。
このスポーツ群に共通していたのは、対戦相手の陣地にボールを前進させ、相手サイドの最終ラインにスコアすること。ただし、ルールは地域によってまちまちだった。
最終的にはイギリスで標準ルールとして定着したものが「アソシエーション・フットボール」として知られるようになり、アメリカでは別のルールが定着していった。
アメリカではそれを「フットボール」と呼ぶようになり、イギリスで定着したものは、「association(アソシエーション)」の「soc」からとって、俗語で「soccer(サッカー)」と呼んだ。
           ----- ブライアン・フィリップス氏の記事より

という説が有力なようでございます。


遠くイギリスで生まれたサッカーが、いつしか日本に伝えられ。
とうとう1992年、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が始まった時には、会社の仲間内で大盛り上がりしてました。(年バレバレ)

そしてこぎつけた、今回のワールドカップ。
初の8強進出をかけての試合が行われましたね。

日本、ベスト8逃す…PK戦でパラグアイに敗れる

こちらでは早朝からの放映であった、日本vsパラグアイ戦。
途中からではありますが、TVの前で応援しましたですよ。
健闘むなしく敗れましたが、本当に良くがんばってくれました! お疲れ様でした!(うるうる)


ところが、お嬢が見つけた米国発の新聞、Wall Street Journalでの記事。

Paraguay Survives Scoreless Yawner

読んでいただければわかりますが、ざっと言うと、
大変退屈で、見る価値のない試合だった。
パラグアイは数回すばらしいシュートを見せたものの、日本はひたすら守備に終始するという、予想通りの展開だった。
PK戦での日本も、今まで通りのやり方で、戻って待つだけであったが、岡田監督は、ゲームプランを後悔はしていない、我々は大量に得点するチームではない、とコメントした。

こんな感じ?(語尾上げ)

タイトルからして日本を馬鹿にしてるー! と、お嬢は大層おかんむり。中指、立っちゃってるし。
私も、自分達が負けたからってなんだよおぉ、と、ちょっと青筋。
ほんとに自己中な国だぜ、みたいな。 (暴言)

でも実は、うちの旦那も試合を見ながら、「つまらない」とちょっとぼやいたり。
加えて、あとで色々ニュースを漁ったら、この日本の「守備重視」の試合運びは、国外では結構不評だったようですねえ……くそう、毛唐には日本の美学がわからんのかー。(更に暴言)


が、こちらの記事についたコメント、最初の2つを読んだところ。
最初のチャーリーさんが、大変すばらしい試合だった、と擁護してくれた上に、
続いてベンさんが、
チャーリーに大賛成だ。この記者はほんとに試合を見たのか。
もしかして、TVのスポーツニュースのハイライトだけ見て書いたんじゃないのか。
11人対11人のフットボールを知らないアメリカ人、ってやつだろう。
日本はアメリカが望むべくもない、すばらしいことをやってのけたのだ。それは、「守る」ということだ。
0対0というスコアを、つまらないとしか思わない人間にはわからないだろうが、あんたの記事こそ退屈というものだ。
ブラジルやスペインでは見られない、「美しい試合」というものの意味を学んでこい。
と書いてくださったのを読んで、思わずガッツポーズ。あ、嬉しくて、ほとんど引用しちゃった。
お嬢と2人で、
チャーリーとビルって、多分ヨーロッパ系なんじゃね? アメリカ人じゃないんじゃね?
などと、なんとも人種偏見に満ちた会話を交わしましたです。お願い、通報しないでください。


これで、応援する日本がいなくなったので、あとはのんびり眺めていようと思いますが。
お嬢は仲間内で、4強進出チームのサッカー賭博@25セントずつ、をやっておりまして。
彼女はドイツに賭けたそうなので、とりあえずドイツは応援しておこう。
つか、なんでブラジルやアルゼンチンに賭けなかったんだね。(呆)
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by senrufan | 2010-06-29 04:44 | Trackback | Comments(4)
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Commented by Vivian at 2010-07-02 14:56 x
うちも見てました、日本vs パラグアイの試合!(朝7時からの放送にもかかわらず息子は目覚まし時計で自分で起き、夫は1時間半仕事の始業時間を遅らせて最後まで見てました。両者とも珍しい行動です!)

我が家は全員日本人ですから0-0のゲームでも朝から盛り上がって(実は3人とも朝は大の苦手なのに)単純に相手チームのディフェンスの上手さを悔しがったりしてTV観戦してましたけど、その時の試合の両チーム関連者以外の人々には、やっぱり得点がないゲームというのは退屈だったのか?とMiyukiさんの記事を読んでから改めて思いました。



Commented by mame-honey at 2010-07-02 15:00 x
W杯に夢中になりすぎふらふらな今日この頃です〜(苦笑) でも、このWSJの記事はしょうがないと思いますよ〜。このタイトルにする必然性があるのかは疑問ですが。本田選手が言ってましたが、自分が日本人でもパラグアイ人でもなければこの試合は見てないよと。日本は今回の大会で組織的守備が通用する事は証明出来たけれど、本当に攻撃が出来ないな、、と。サッカーは点を取るスポーツなので、、。やっぱり強いチームはね、後半70分までスコアレスな試合をしても魅せるんですよね。外国人がみてもエキサイトできる試合がもっと沢山出来るようになると良いですよね。デンマーク戦の後だったので特にそう思ったというのもあると思いますが、、。パラグアイ戦の後のスペイン対ポルトガルをみると世界のレベルの高さを感じてしまった。これから良い監督をみつけて4年後にわくわく出来るチームが出来たら良いと思います。アメリカのチームは、、あれ真面目に国をあげて強化したらもの凄く強くなれると思っちゃいます。もったいないな〜。
Commented by Miyuki at 2010-07-03 10:45 x
*Vivianさん
男性陣を惹きつけるサッカー。うちの旦那も、行かないとまずいだろう、という時間まで家で見てるのでハラハラします(笑)

私も、日本がんばれー!の一心でしたから、それほど感じなかったのですが、旦那は途中何度も席をはずしましたんですよ。「つまらん」と言って。確かに、他の有力チームと比べたら……なんですが、でもやっぱり自国チームは特別ですよね。
Commented by Miyuki at 2010-07-03 10:51 x
*mame-honeyさん
わあい、元気? この前は会えなくて残念でした~。
mameさん、サッカー好きだったのね。そうか、本田選手までそう言ってたのですね。
うん、実は私も記事にはこんちくしょうと思いながら、他の試合を見ていると、やっぱり違うなー、と認めざるをえないんですよねえ。
今後の日本チーム、どうなるんでしょうね。私は全然詳しくないのでわからないのですけど、続く選手が順調に育っていってくれれているなら、4年後にはもっと良いスタイルで試合できるんじゃないかな、と期待しております。アメリカチーム、私ももったいないと思う! つか、アメフトに傾注しすぎですよ、アメリカの若人達。アメリカでしかやってないのに。もっと強いチームができれば、子供からサッカー人口が増えていくのになあ、と思います。


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