時の流れは前に向き

「金がどうした? 朝起きてから夜寝るまでの間にやりたいことをやったら、そいつは成功者だ」
   ----- ボブ・ディラン
       (アメリカ人、ソングライター、1941年5月24日生まれ)

* * * * *

【雑事】

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来月の2週目で、子供達の今学年が終わりです。そうしたら、長い長い夏休みに入ります。
だから私は、今のうちに友達と遊んでおかなくては、と、怒涛の勢いで予定を入れております。ということは、どうでもいい。

夏休みに入って嬉しいことの一つは、毎日のお弁当作りから、しばし解放されること、ですね。
旦那の分は、変わらず作らなくてはなりませんが、一人減るだけでも、ちょっと嬉しい。
その分、毎日お昼ごはんを用意しなくてはいけないですが、それは連日ソーメンでも与えていれば良いだろう。(鬼親)




お嬢は3歳前でこちらに来たので、日本の学校のお弁当タイムは未体験です。
日本のお弁当といえば、彩り美しく、おかずは多種類、キャラクターやお花模様まで作っちゃう。
そんなスーパーお弁当が溢れる中で、私は一体どうしたらいいんだ。
と、就学前から恐怖に打ち震えておりましたので、それに直面しなくて良かったということは、アメリカに来て嬉しかったことのベスト3に入ります。ええ、とっても外道です。

しかし、そんな私でも一応、ご飯とおかずを2種類以上は詰めるわけで。
こちらのプリスクールのランチタイムを初めて見学した時は、カルチャーショックなんてもんじゃありませんでしたともさ。

その頃はまだ知らなかった、ZiplocのSandwich bag。それに耳を落とさない、ただパンでチーズをはさんだだけ、のサンドイッチが1つきり。
それはまだマシな方で、ツナの缶詰1つ+むきだしのクラッカー数枚とか。チキンナゲットが数個だけとか。
栄養ってなに? というお弁当のオンパレードの光景に、つくづく日本の食文化のすごさを再認識させられましたです。


それから何年も経った現在、アメリカでもそう思う人が増えてきたようで。
日本式にランチボックスを用意して、数種類のおかずを詰める形式が広まりつつあるのですよ。
それもずばり、「Bento」という名前でね。 「Karaoke」と同じ感じでね。
和食が年々ポピュラーになって、日本食レストランのComboメニューがおなじみになってきて。 こんなところにも波が広がってる、と思えば、母国の文化が誇らしく感じます。


家での食事は菜食の我が家、お弁当も当然ベジィ仕様。
なので、ベジタリアンの多いこちらのBentoがどんなものか、ぜひ参考にさせてほしいところ。
ということで、時々のぞかせてもらっているのが、以下のサイトです。

Vegan Lunch Box

更新はそれほどありませんが、過去記事だけでも十分楽しいので。
管理人のJennifer McCannさんは、本も出されていらっしゃいますね。(Amazon参照

またはベジィではありませんが、↓のサイトもお気に入り。ベジタリアンカテゴリーもありますし、お弁当グッズの紹介なども楽しくて。
日本レシピオンリーになりがちな私には、こちらのメニューをチェックする意味でもありがたく。

Lunch in a Box


それにしても、時代は変わるものだなあ、としみじみしちゃいますね。
移民の多いこのエリアですが、それでもお嬢のお弁当は、学校でバカにされたりしてたんですよね。
皆から浮かないように、アメリカ式のものを作ろうか、それともHot Lunch(給食)にしようか、と心配する私に対して、お嬢は、
「私はこれがいいんだからいいの!」
と言い切って、 頑として日本式のお弁当を譲ることなく。バカにする子には、ケンカを買う。三つ子の頃から、お嬢はお嬢だった……

まあ実際のところ、給食といっても、ピザ・ブリトー・ハンバーガーといった、ファストフードメニューしかなくて、栄養豊富とは到底言い難かった上、
お嬢が基本的に、この手のアメリカンフードは嫌いなので、そちらに逃げることもできなかった、ということもありますけどね。

それでも、日本式に耳を落としたサンドイッチが、先生方にやたら気に入られたり。
アジア系の子達が、お嬢におかずをねだるようになったり、と、
和食文化の浸透は、そのまま学校のランチタイムの浸透。
Bentoが少しずつ広まっているのは、こんな思い出まで全てひっくるめて、とても嬉しいことなのです。


しかしこれも、決して全米規模の話ではなくて、サンフランシスコ・ロサンゼルス・ニューヨークの地域限定現象なんだろうなあ……
いやいや、良いエリアに住めて幸せです。
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by senrufan | 2010-05-24 10:25 | Trackback | Comments(10)
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Commented by aya at 2010-05-26 15:23 x
またお褒め頂き、恐縮です。ってだから、また登場してる訳では決してないのですが、今回の記事にも大いに共感いたしました。
アメリカの食生活、あまりのひどさにびっくりすることもありますね(苦笑)。こればかりは郷に入れば郷に従え、ではいかんと思うのですよ。私も毎朝おべんと作ってます。ものすごく手抜きで簡単なものだとしても、学校のホットランチよりはましだろうと、気負わずに続けてきました。でもそんなアメリカでも最近はずいぶん健康意識の高い人も増えているようですね。今勉強している通信教育(東海岸の学校)でも、そんな事情を知ることができて嬉しく思ってます。またゆっくりお話したいですね。
Commented by すれっぢ at 2010-05-26 21:48 x
食にこだわらない国ほど戦争に強いということが言える・・・ウソです。
が、本当に北米の弁当は悲惨ですね。日本のやたらにファンシーなのもちょっと加熱しすぎではと感じることもありますが。
こんなのが出てきてるようですね~。問題は入れ物より中身だと思うけど(笑)
http://www.planetbox.com/
Commented by nikkeilife at 2010-05-27 00:57
うわあ、お嬢さん、毎日お母さんの手作り弁当ですか。いいなぁ。しかもべジィなんて。羨ましいばかりです。私は高校時代は殆ど給食か自分で作ったハムサンド(ウィズアメリカのボソボソパン)などだったと思います。小さい頃から意思がハッキリしていたお嬢さん、尊敬しますよ。本当に大物になると思います。(笑)今度はお弁当の中身などもぜひぜひ公開してください!

アメリカ食生活のことといえば、先月くらいに放送されていたジェイミーオリバーさんがアメリカの食生活を改善しようとするテレビ番組、見られました?1話だけ見て、後はDVRに入っているんですが結構衝撃的でした。とある小学校では朝ご飯にピザを出していて、お昼もピザやチキンナゲットの加工品ばかり。飲み物といえば甘いチョコレートミルクやイチゴミルク。ぞっとしました。もしご覧になられる機会があれば、Miyukiさんのご感想をお聞きしたいです。
Commented by akiumi at 2010-05-27 01:38 x
Edible school yard, The Lunch box などなど、organizationが活躍しだしていますが、実際の現場に反映されるのは、まさに地域限定&まだまだなんでしょうね・・・・

イタリア人が「アメリカのイタリア料理は食べたくない」と言い、メキシコ人が「アメリカのメキシコ料理はマズイ」といい、日本人の私は、ジャパニーズレストランの厨房で働き始めて(日本人経営ではない)、改めて、これを日本料理と思わないでほしい・・・と涙する・・・・
なんて国なんでしょうね(爆)

和食文化の浸透に大貢献されているmiyukiさんを、胴上げでもしてみますか。

Commented by Miyuki at 2010-05-27 11:57 x
*Ayaさん
何度でもいらしてください、嬉しいっ!(はぐはぐぅ)
一人っ子のお弁当だけでぶーぶー言ってる私には、ますますAyaさんがまぶしいです。(きらきら☆) でもそですよね、気負わないでいかないと、毎日はやはりつらいですよね。ベストよりベターの精神。って、相変わらず自分には極甘ですワタシ。
おおっ、もしかしてマサチューセッツのK学校の通信ですか? ぜひ色々教えてくださいませ、先生ー!
Commented by Miyuki at 2010-05-27 12:01 x
*すれっぢさん
あはは、それ、イギリスがいい例ですね~。
日本の加熱が怖いのは、それでなきゃいけないと周りがひきずられることですね。そういう意味では北米で良かったです、えへ。
Planetbox、良さげではありませんか。中身は別問題として(笑) でもこうやって分けられていると、それだけ入れるものの種類を増やすことに繋がるので、栄養価はアップすると思うんですよ。そういう意味でも広まってくれたらいいですね、これ!
Commented by Miyuki at 2010-05-27 12:07 x
*アヤコさん
いえいえ、羨ましいかどうかは、大いに疑問があるところだと思うんですが(大汗) 日本の方には、ワタシの弁当はとても公開できません……そおゆう食事内容からするとお嬢さんは到底大物にはなれそうもなくーー(涙) すまんのうぅぅ

はい、私も毎回ではないですがチェックしてます! ジェイミーがかわいそうで、時々見るのがつらかったりするのですけど。なんというか、良くわかってることですし、全部想像の範囲内であるんですが、それでもこうやってまとめて見たら、やっぱり相当の衝撃ですね~。でもって変な話、アメリカって自由の国のイメージが強いですが、実はすんごく保守主義の国だということを改めて思いました。改革と現状維持が、極端にシーソー的に揺れてますよね。
Commented by Miyuki at 2010-05-27 12:13 x
*akiumiさん
なるほど、業者も出てきていますか! 加州だけで日本より大きいのですから、まだまだ時間はかかることでしょうが、それでも上向きカーブでいってほしいですねえ。

わはははは、オオウケしてしまいました!! そうそう、ほんとになんて国なんでしょうね、アメリカ!(爆笑) あ、akiumiさん、和食屋さんなんですね。ちょっとお店におじゃましてみたい、うふふ。

……私の弁当を見られたら、「これを日本のお弁当と思わないでほしい」とつぶやかれてしまうことウケアイです。
Commented by kibori at 2010-06-02 13:33 x
いつも楽しく拝見させていただいてます!

かなり遠い昔になりますが、交換留学生としてロスで過ごしたあと、
日本に戻ってきて、友達にサンドイッチを作って持っていったところ、
「こりゃなんじゃぁ!」と怒られた(?)のが、ピーナツバターサンドでした(笑)
あとジャムサンドも作っていきました。
もちろんこれだけ(笑)

滞在していたお家に小さい子供がいなかったからか、
このふたつをブレンドした味は知りませんでしたが(笑)

そして、今では日本でも愛用しているジップロックのサンドイッチバッグですが、
当時はジップ部分はなく、蓋の部分をくるりとまるめただけのプラスチックバッグ。
ホストママは、彼女のランチに野菜スティックをよく持って行っていたのを覚えてます。

人参やセロリのスティック野菜は、今でもアメリカ人の定番ですかね?





Commented by Miyuki at 2010-06-03 04:04 x
*kiboriさん
初めまして! コメントありがとうございます~vv

あはは、こちらではサンドといえばピーナツバターだろう、ってノリですもんね! いやいや、kiboriさんがちゃんとアメリカ文化を身につけて帰られた証拠です(笑)
お恥ずかしながら、私も最初こそ敬遠してたものの、今ではナッツバター&バナナサンドとかが大好きで。自分で作るものなら甘さの加減もできるしー、と言い訳しつつ。
私こそ、しっかり身に(肉)つけつつあります。

サンドイッチバッグ、歴史がちゃんとあるのですねえ。
ロングセラーのジップロックですが、いまだに日本の小サイズのジップロックはないんですよ~。一番小さいのが日本の中サイズ。
なので、日本に行く時に買ったりしてます。

ええ、今でも定番ですよ、ニンジンとセロリ!(笑)
しかもピーナツバターとのセットだったり!(大笑)
でもナチュラルハイジーンなどを学ぶにつれて、生野菜を多く摂ってるアメリカ人は、日本人より酵素を多く摂ってるのではないかと思い始めました。見習うべきかしら。

またいらしてくださいね~♪


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