咲いた桜は百彩の

「男が獣だという説は本当よ。女が動物好きなのはそのせいね」
   ----- ドリス・デイ
       (アメリカ人、女優・歌手、1924年4月3日生まれ)

* * * * *

【学校】

4月ですね。
日本では、新学年が始まりますね。ピッカピカの1年生ですね。老けてても1年生ですね。(……)

お嬢も一応、この4月から、日本では高校1年生なのですが。
すでにこちらのハイスクールで2年生なので、どーも感慨が沸きません。
あ、でも、かんぽの学資保険から、お金はもらった模様(母談)。あれって、中・高入学時に一時金が出るんですね。
そのままさくっと、大学資金として貯金ですわ。

米国では、新学年は8月下旬~9月スタートなので、特にこの時期に思うことはない、と考えていたんですが。
実は3月というのは、全米の高校生の多くにとっては、悲喜こもごもの月なのだ、ということが、最近ようやくわかりました。いつもながら遅すぎです。
それは、通常スケジュールにのっとった大学出願に対して、3月末が合否連絡を受け取る時期であるから、なのですね。




私自身、まだまだ良くわかってないのですけど、
ハイスクールのSenior(4年生)の年、
基本のレギュラースケジュールでは、11~12月に願書出願 → 3月末に合否連絡。
早期専願(Early decision)の場合は、11月に願書出願 → 12月に合否連絡。
だということらしいです。

合否連絡は、日本では発表当日、学校に貼り出された番号を見て、「受かったー!」「あああ、だめだった……」というシーンが展開されるところ。
こちらでは郵便受けに、合格だと分厚い封筒が、不合格だと薄い封筒が届いて、その厚さで一喜一憂とか。分厚いのは、入学手続き書類が同封されてるから、と。
それが今では、日本でもこちらでも、大学のサイトで合否チェックや、本人にメールで連絡、という形に変わってきているそうですね。アナログは遠くなりにけり。


9月入学なのに、なんで3月に連絡なのか。入学までに、なんで5ヶ月もあるのか。
それは日本みたく、第一志望に受かったら、即入学手続き、というわけではないから、なんですと。

高校まで学費無料のせいか、大学の授業料が高額な為、まずは1~2月に奨学金を申請したり、ローンを申請したりするそうですが。
その給付額によって、合格通知をもらった大学のうち、どこを選ぶかを決定する必要があるから、という話を聞きました。
ちなみに、この手の給付金には、学力を元にして判定されるタイプのものと、収入をベースに考査されるタイプのものがあるそうです。

例えば、第一志望がちょー高額私立だとして、せっかく合格しても、学費その他で年間5万ドル、でも給付金は5千ドルしか出ない。残り4万5千ドルが自費負担。
でも第二志望の州立大は、授業料その他が年間2万ドル、給付金が4千ドル。自費負担は1万6千ドル。
こらあかんわ、私立は諦めて、州立大にすべー。

という手続きや決断を経て、4月中に行く学校を決める。
そして夏休みになったら、学費を稼ぐ為にバイトしたり、サマースクールで単位を先取りして、更なる奨学金を狙う、もしくは3年で卒業を目指し、最大コストダウンを図る、という方法を取る子までいるそうですよ。けなげだなあ、えらいなあ……(うるうる)

ただ、そうやって第一志望には行かないことになっても、入った学校で良い成績を取れば、奨学金付でそちらの学校に編入することも可能。
セカンドチャンス、サードチャンスがあるのは、米国の大学の良いところですね。

以上、あくまで私が聞きかじったことばかりなので、もしかして間違ってたらゴメンナサイ。(ぺこり)
先輩ママさん方のお話を、色々お聞きしたいところでございます。
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        DSCF1117

そしてお嬢から、今年もこの季節が来たよ、と教わったのが、高校のとある壁に貼り出された、Rejection letterの数々です。
受け取った不合格通知を、本人なりの理由で貼り出すことを選んだもの達、と言えばいいのかなー。内心は色々とフクザツだと思うんですけど。

大学名は様々ですが、地元であるせいか、スタンフォード大学からのが多かったです。
ちなみにこの不景気で、スタンフォードのような高いところは減ってるかと思いきや、なんと今年は過去最高で、競争率14倍だったとか。

その不合格通知、内容はこんな感じで。

「親愛なる○○(名前)、

当大学の新入生として貴女を迎えることができない、ということをお知らせしなければならないのは、我々にとって残念なことです。
この決定は、貴女の申し込みに何か問題があったとか、足りないものがあったからではない、ということをご理解ください。
それどころか、貴女の才能や学業成果は素晴らしく、その為に払った努力に対し、大変感銘を受けております。
入学をお願いできないのは、我々にとりまして、不幸なことであり、大変な損失です。
しかしながら、来年度のクラスの規模に対し、大変多くの申し込みがあったことにより、こういう決断を下さざるをえませんでした。………」

この後、
これは最終決断であり、再考はできないこと、
選考過程について疑問があれば、サイトにあるQ&Aを見てほしいこと、
どうか、この知らせで貴方が感じた失望が、今までの正当な努力に対する自負心でもって緩和されますように、
と続き、
○○、貴女はすばらしい学生で、当大学に申し込んでくれたことに感謝します。
で終わっておりました。
うーん、残念だったねえ、○○君……!


と、シリアスなレターの中に混じって、明らかにウケ狙いだろうというのもありまして。
私が見た時はすでに撤去されてて、現物は見られなかったのですが、お嬢が見つけたオモシロ2通。


1. ホグワーツ魔法魔術学校から
誰が申し込んだんだ、つか、どっから来た返事だったんだ。ぜひ見たかった。

2. とある女子大に申し込んだ男子生徒に対して
「親愛なる××、
残念ながら当大学は、貴女がY染色体を持っていることにより、入学をお願いすることができません。……」


こおゆうのを手にした大学関係者は、ともすれば心が痛む選考過程において、むしろほっとするんじゃないかなー、なんて思ったり。(オオウケ)


日本で、これから入学する子供達にも、
米国で、これから入る大学を決める子供達にも。
どうか、沢山の楽しいことが待っていますように、と、心から願っております。
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by senrufan | 2010-04-03 12:02 | Trackback | Comments(4)
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Commented by Vivian at 2010-04-05 15:03 x
さすが、Miyukiさん!!! 聞きかじりでここまで纏めたのですか! ほぼ正解です! ただ掛かる費用の額については私立大同様に各々の州立大学でかなり差があります。

うちに配達されたとある私大からのrejection letter、Miyukiさんが和訳したのとほとんど同じでしたよ! そして、可笑しなことに倍率まで同じで約14倍。でもスタンフォード大ではありません。

そうそう、ひとつだけ付加えたいことが。日本では2月から3月にかけて大学に合格して行く所が決まれば万歳(^Q^)/ で、あとは4月中旬の入学式までの~んびりでしょう。が、うちの息子の場合は5月のAPテストが数科目待っています。これに合格すれば大学での単位を先取りできて、少しでも学費の節約になるって訳です。やれやれ。
Commented by みちこ at 2010-04-05 23:50 x
こんばんは~お久しぶりでございますぅ♪
お会いしたかったわさぁ~(馴れ馴れしい私)
下の心理学者の言葉に感動しております☆
野菜中心の本、私も「なんで英語なんだ?」と思いました~(苦笑)

何処の国も教育は大変なのね~(私も子供が学生の頃、よく考えましたね~)
お金は掛かるし、お勉強出来ないし(関係ないですね ^^;)
姪っ子が、先月終わりにアメリカへ1年留学しに旅立って行きました♪
デッカイ夢を抱いて~♪若いって素晴らしい!!

私は、仕事も初めちゃって、介護もやってるので、ここに来ると学生になったみたいで
気持ちだけでも若返りますぅ。ありがとうございま~す♪
やっと、更新しましたよん♪桜の季節です!!
Commented by Miyuki at 2010-04-06 10:55 x
*Vivianさん
ダイジョブでしょうか、大ボケかましてませんか私。(はらはら) 確かに、個々の大学間の学費の差、結構なものですね~。

そ、そうですか、じゃああれはいわゆる定型レターってヤツなんですね! そちらの私立も14倍って……やはりいい学校は、不景気でも学生はしっかり集まるんだなあ。

おお、APテストは5月でしたか! ご子息はまだまだ息が抜けないのですな(汗) これだけ色々あるんなら、そらあプロムが盛り上がるってもんですよね。早く完全解放となってほしいですね~。
Commented by Miyuki at 2010-04-06 11:00 x
*みちこさん
わあん、私こそお会いしたかったですー!(ひしっ)
いやあもう、これだけ長くアメリカにいるのに、全くお恥ずかしい限りです。英語アレルギー、年々ひどくなっていくようで(号泣)
読みたいと思う本は沢山あるのですけどね~~

教育は、国策の中でもトップクラスに大事なものだと思うので、補助金が注がれることが望ましいのに、現実はそうはいきませんね。
姪御さん、そうですか! 楽しいアメリカ生活になるといいですね~♪
私も、アメリカに来るのが10年早ければなあ……(それでもダメだろう)

うふふ、すでにおじゃましてまいりましたよ~。
お仕事に介護にと大変ですが、どうかご自愛くださいますよう、そして楽しめる時は100%満喫してください!!


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