生まれ変わるに必要な

Anniversary of the Convention of the Rights of the Child


最近、お嬢が時々口にするセリフ。
「ぼく、もう疲れたよ、パトラッシュ……なんだか、とてもねむいんだ----」

私世代の名セリフを、自分の子供が言ってくれるようになると、妙に感動するものです。(じ~~ん)
ちなみに、その他の例としては、
 「安西先生、バスケがしたいです……」
 「坊やだからさ」
などがありますぞ。



しかし、宿題をしなきゃいかん時に言われたところで、母の心は動きません。(仁王立ち)

* * * * *

【お菓子】

     DSCF1468

我が家のお隣さんは、インドの人でいらっしゃるのだが。
そちらから塀を越えて、我が家に枝を伸ばしてきているのが、プラムとざくろとバナナの木。
なので、ざくろの季節になったことは、毎年お隣さんの木から教わってる。ざくろは秋の季語である。

日本にいた頃は眼中にもなかった石榴(柘榴)。こちらに来て、初めて食べたのも、やはりインドの友人宅だった。
初めて食べたざくろは、甘酸っぱく、種ごと食べれば微かにほろ苦く。柿や梨と共に、我が家がこの時期に食べたい果物に、しっかり仲間入りしたんだな。




最初の頃は、実の上手なはずし方を知らなくて。ちまちま仕事は嫌いじゃないので、一粒一粒ぽろぽろはずすのも、決して面倒ではなかったのだけど。
改めて調べてみたら、そうか、水の中ではずすのが楽なんだね。(膝ポン)


DSCF1494

水をはったボウルの中に実を入れて、水の中で実をはずしていくと、実は沈んで、外の皮や薄皮は上に浮いてくる。
全部はずしたら、上の皮類だけ捨てて、あとはざるで水切りすれば、実だけが残るというスンポーだ。


DSCF1470

残った実は、本当にきれいでうっとりする。ガーネットが柘榴石と呼ばれるのがわかるなあ。

と、こうやって一旦コンテナーに入れると、そのままスプーンを取り出して、ぱくぱく食べ始めてしまうので。(……)
何か料理に使おうか、としばし検索してみたのだけど。


DSCF1498

あまり真剣に探さなかった上に、これ、と惹かれるレシピがなくて。
結局、こうやってサラダに使うぐらいしか。
肉料理用のソースは、色々あったんだけどね。
あとは、検索しながらぽりぽり食べちゃうもんで、レシピが見つかった時には、すでに材料が足りません状態になったりなー。(阿呆)


DSCF1496

その中で、これは惹かれたし、美味しかったよ。
ジンジャーさんのローフードレシピで、ざくろのパフェ

カシューナッツ、アガベシロップ、レモン汁などと一緒に、ガガーッとブレンドするだけ、という手軽さなのだけど。
色がピンクで、目に愛らしく、味も甘酸っぱくてコクがある。
うん、やっぱりロースイーツはおいしいなあ。


ざくろというと、インドのイメージがあるのは、↑のような理由だったのだが。考えてみたら、鬼子母神はインドの神様の話だったよね。
彼女がお釈迦様から、人肉の味がするとして与えられたざくろ。今の彼女の手の中では、吉祥果として知られてる。

そんなことをお嬢に言ったら、彼女がざくろから連想するのは、ギリシャ神話のペルセポネだと。
地下の冥界の王であるハデスにさらわれたペルセポネは、騙されて冥界の食べ物を食べてしまって、地上に戻れなくなってしまうんだが。
私はすっかり失念してたが、これがざくろの実だったんだって。
そのせいで、1年のうちの4ヶ月を冥界で過ごさなければいけなくなったペルセポネを恋しがって、母である大地の女神・デメーテルは、この4ヶ月の間、地上に実りをもたらすのをやめてしまう。つまり、この4ヶ月が「冬」なのだ。
そう考えると、ざくろが山積みされる時期というのは、冬の始まりをも意味するんだなあ。

キリスト教では、再生と永遠の命の象徴で。宗教絵画にもたびたび描かれていて。
イブがエデンの園で食べたのは、りんごではなく、実はざくろだ、なんていう説もあるそうな。


ざくろの人気が高まったのは、女性ホルモンであるエストロゲンを含むらしい、という話から。
サプリやジュースが続々発売されて、ド素人の私も、Pomegramateと聞くと、ああ、女性にいいのよね、なんてぐらいは漠然と知ってたの。プチ更年期だし。(目をそらしながら)

そんな、「女性」と結びつくイメージを、疑うことなく素直に受け入れてたのは、自分の中にしまわれていた、”昔々”で始まる話のおかげであるのかもね。
[PR]
by senrufan | 2009-11-20 08:30 | Trackback | Comments(6)
トラックバックURL : https://senrufan.exblog.jp/tb/12362005
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by じゅん at 2009-11-22 16:13 x
こんにちは、じゅんです♪

あは!可愛いお嬢さんですね~「パットラシュ・・・」かぁ~
私も、家事がメンドーな時に旦那さまに言ってみようかしら(真剣!)

ざくろって、色んな神話があるんですね~
小さいころ、友達に「ざくろって人の肉の味がするんだって~」って聞いて
以来、なぜか口にしないです・・・記憶って怖いですね~^^;
でも、ざくろの実って、とっても綺麗♪サラダに入れてみようかしら~
Commented by Miyuki at 2009-11-23 11:43 x
*じゅんさん
こんにちは!
旦那様に、あ、それいいかも。私も言ってみようかなあ、って、私の場合、言う前に堂々とサボるんでした……

人肉の味、小さい頃に言われたら、すごく心に残っちゃいますよねえ(汗)
私も、それで避けてきた面がなきにしもあらず、です。
でも食べたら美味しいし、きれいだし、サラダにはお薦めですよ♪
Commented by マミィ at 2009-11-24 00:52 x
さすが、Miyukiさんちのお嬢はつぶやくセリフが違う。そんなの聞いたら感動して泣いちゃうかも。うちのエマの口からは、出るとしてもザ・シンプソンズのHomerかMr. Beanのセリフくらいですよー脱力ですよ。(あたしが育てたんじゃないからいいけど、あはあはあは)

ざくろメニュー、どちらも美しく食欲をそそりますねー。そうか、ざくろは水の中でほぐせばいいんですね。メモ、メモ。



Commented by nikkeilife at 2009-11-24 01:29
Miyukiさん、おひさしぶりです。ざくろ美味しそう~。小さい頃裏庭にざくろの木が一本あったので、一個もぎっては指を赤くしながら実を穿り出していたのを思い出します。さすがMiyukiさん、ローのスイーツとは素敵。ワシントンのレストランで食べたフムスの上にざくろの実がちらしてあったんですが、あれもいいアクセントになって美味しかったです。

ちなみに、ざくろは人肉の味、というのは「悪魔の花嫁」で知りました。(年がばれる~。っといっても、もうすでにご存知ですよね。笑)もうホリデーシーズンも間近ですね。寒くなってきて大変そうですがお大事に。よいサンクスギビングをお過ごしなれますように。
Commented by Miyuki at 2009-11-24 12:07 x
*マミィさん
いえいえ、とんでもねえです姉さま、私が「そろそろ宿題片付けろ」とか言うと、このセリフを言ってくるんですぜ。むしろMr. Beanのようにギャグで返してきたら、そのセンス次第では認めてやらないこともないんですが! あたしが育てた……んですよね、ハイ(ちょっと泣く)

ほぐす手間はかわらないんですけどね、薄片の始末が楽だという利点がありました。マミィさんだったらどう料理されるかなあ、今度教えてください♪
Commented by Miyuki at 2009-11-24 12:13 x
*アヤコさん
お元気ですか~? お庭にざくろですか、いいな~。私はいまだに果樹がある家に住めたことがないので、憧れなのです。そういえば私も以前行ったレバノン料理の店で、ざくろがババガナーシュに散りばめられていたのを思い出しました。あちら系でもメジャーな果物なんですかねえ。

わ、懐かしい、「悪魔の花嫁」! あれ、ラストはどうなったんでしょう、知りたいわ~。あの頃私は「エロイカより愛をこめて」にドはまりしておりましたですよ。って、更に年齢暴露発言(笑)
温かいお言葉、ありがとうございます! アヤコさんも、どうぞ素敵なサンクスギビングをお過ごしくださいませvv


<< 帰って旅立つ場所がある たまさかに味わうべき甘美 >>