その色は一つの共通語

Day of German Unity (Germany)
Foundation Day (South Korea)
Sukkos (Jewish)
Mid-Autumn Moon Festival (China, Vietnam)
Chuseok (South Korea)


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日本で食べた面白いもの。
家族そろって、高速バスに乗って、旦那の実家を訪れたのですが。
途中の休憩所で売られていた、変わりホットドッグ。正体は、納豆ドッグです。

確かにうちは全員納豆フリークでありますが、かといってこりはどぅーよ? と、ヒキぎみの私の横で、旦那がいそいそと注文。
とりあえず、注文を受けて作るおばちゃまの手元を観察。

温めたバンズを開いて、キャベツをのせます。
発砲スチロールの納豆のパックを開けて、ぐにぐにとかきまぜた後、それをキャベツの上に広げます。
茹でたソーセージをどんとのせ、あとはお好みでケチャップとマスタードをどうぞ。

うちでも作れるじゃんこれ。


私は結局口にしなかったのですが、一口食べたお嬢によれば、マスタードの味がキツくて、納豆は全然わからなかったんですと。
旦那は、「悪くないよー」と言いながら平らげてました。

……他に、栗ソフトクリームとか、いろんな美味しそうなものあったのに、なー。

* * * * *

【イベント】

私をHit Meさんと引き合わせてくれたのは、あつゆきちゃんであると同時に、私が日本語を教えている、韓国人の素敵なマダム。
そのマダムのお友達が、ご自分のクラフト作品を売るセールがある、というお誘いを受けて、Hit Meさん&あつゆきちゃんと一緒に訪れることにしたんだよ。
ハイセンスなお二人と、ちょーお金持ちのおしゃれマダムの後ろをついてゆく、従順な凡人のアタシ、という図であった。(生温い微笑)




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どういうセールであったか、というと、Midori Kaiという団体主催のもの。日系アメリカ婦人のコミュニティ。
なので、売られているものも、和文化を意識した作品が多いのだね。

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真っ先に足を運んだのは、マダムのお友達のブース。
着物地を利用した小物やアクセサリー。マフラーやベストも美しく、デザインも工夫に満ちていて。
ただ、良い素材を使われているだけあって、お値段もビンボー人の範疇外。
指をくわえて見ているだけー、な私の横で、あれこれを即決で買われるマダム、イカシてますぜ…!(憧)


着物地を使ったものでは他に、テーブルセンターやテーブルクロスとかも。
藍や絞りのシンプルなものがあれば欲しかったのだけど、やっぱりどこかおハデ調、が基本。

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Tシャツはおハデを越えて、お笑いの域だし。

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風呂敷も、最初から袋状になってて、物を入れたらちょっと結ぶだけで良いようになってるとか。

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寿司はマストアイテムで、石鹸からオーナメントまで、ひっぱりだこのモチーフだし。

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女性だけの和太鼓演奏、迫力の中にも、どこかたおやかさ。

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日系アメリカ人といえば、ハワイが大御所。ハワイアンスナックも色々と。

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こちらに来てから、クラフトセールは数え切れないほど訪れて。日本の人のも、日系の人のも、沢山の作品を拝見してきたけれど。個々人の中にある”和”の表現は、いつもとても興味深い。
日本だったら見かけない作品類や色柄は、思いがけない和素材の魅力を教えてくれたりするもので。

しかし、最も興味深く感じる点は、表現というよりはむしろ、”日本”との距離のとり方、なのかもしれないな。


たとえば学校のポトラックパーティで、日本だったらあまり作らないだろう、海苔巻きを作って持って行く、とか。
折り紙を使ったクラフトを出品することを求められたり、など。
周囲からも、自らも、”日本”への意識が前に立つ。

ほとんどアメリカで育ったようなお嬢が、強く”日本”を求めるように。日系人でも、日本を大切に考える人と、嫌悪する人とがいるんだろう。
それは、日系であるが故に、周囲からの”日本”の要求に度々さらされることで、反発を覚えたり、自分の中に思いがけない愛着が生まれたり。そんな経緯があるのでは、と勝手に想像する。

と、本当はこんな風に”日本”を求めてしまうのは、偏った見方だとわかっているのだけど。
日本人だから、と見るのではなく、個々人の感覚としてとらえなければ、とは思うのだけどね。
特にこういう会にいる時は、どうしても切り離して考えられなくなってしまうから。

最近読んだ、とあるブログの記事で、「日本人の強みを生かして世界で働く場合、その強みとは何?」という質問を受けた、というお話がのっていたのだけど。
これもまた、違うよなあ、と思ったのだ。
日本人であることも、たとえば女性であることも、その人を形作るものの一部、ということだけだから。

でも、アートを手がけたいと思った時に、自分の個性を出す目的で、和を強調した作品を作ることはあるだろう。
それこそ、何か国際的な展覧会に出品するとなったら、日本を意識した作品を出すことは、ごく自然なやり方の一つ、と考える。

じゃあ、それが好評だった場合、その理由を日本カラーにおくべきか? 
いくら和を強調したところで、作品そのものが良くないと受け入れられないだろうから、そう考える必要はない、とは思うんだが。
どこかでそう考えて縛られていって、自由な発想が妨げられていく人もいたりするのかな、なんて。

もしくは、それを通して、自分の中に眠っていた”日本”という国を発見して、新しい道に向かえる人もいるだろうし。
日本とは関係のない生まれであっても、ただ純粋に惹かれて、自分なりの”和”表現を心がけていく人もいるのかも。

なんて、アートとは縁も所縁もない私ごときが、こんなことをぐちゃぐちゃ考える必要は全くない、んだけどね。
異国で暮らすことは、自国の再発見に繋がるということだけは、庶民レベルでも繰り返し実感することなので。
開き直って、しばらくじっくり考えてみるのも良いだろう、と。
カリフォルニアでの日系人の歴史を、改めて学ばなきゃ、と言い聞かせてみるんだよ。


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フードコーナーもちゃんとあって、なんとbeard papa'sがあったりして。
カレーやスパム握りなどの定番メニューがそろってる中、3人でおまんじゅうとお茶を買って(マダムは多忙につき早帰り)、外テーブルでまったりくつろいだよ。

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色々”和”が溢れてたにも関わらず、結局私が買ったのは、シルクと麻の手織りのスカーフのみ。3人で色違いのを1枚ずつ購入。
ハイセンスなお二人を見習って、私も少しは襟元に気をつかわねば。
つか、もう年なんだから皺首隠せよ、首あっためろよ、ってな本音が悲しいやねちくしょう。


Midori Kai
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by senrufan | 2009-10-03 05:08 | Trackback | Comments(10)
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Commented by mifamilia at 2009-10-05 15:52
和の表現、ほんとうに興味深いものがありますね。 

つい先日外国人向け和のおみやげTシャツでおお~と驚かされたばかりなので、作った方には申し訳ないけれど、おお~このようなTシャツもあるねと笑ってしまいました。 

日系の方たちが大切にしてきた日本のもの、和のイメージって、日本に住んでいるわたしたちとはまた少し違うイメージが自分の中にあって、形は違うけれど、その人その人によってその人が表す日本があるのだろうな~と感じ、いつもそれが興味深いです。うまく文章にできないのですけど。 ^^;



Commented by マミィ at 2009-10-05 16:25 x
マダムのお友達のブース、本当だ、いかにも高級そうだ(笑)

bakatareTシャツ、笑えますねー。読めなかろうとも、やっぱりひらがなで「ばかたれ」として欲しい気がするけれども。

異国に暮らし、感じるがままを「アートもどき」で表現していますが、作ったものをフランス人に「和風アート」と称されると「え、そうなの?」と驚いてしまったりして。着物、和紙など、日本のものを使い、日本への郷愁たっぷりに作っているのでそう言われるのは自然なことなのでしょうけれども。創作は自由に表現することが許されると同時に、それをどう感じどう受け取るかも見る側の自由であって。

しかし「富士山や鳥居をモチーフにしたら?売れるよ。」などと言われたりするとがっかりしますなー。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2009-10-05 23:25
日系の方とほとんど交流したことがないため、(そして歴史や背景をちゃんと理解していないため、)芸術や文化に限らずそういう方々が日本をどう捉えていらっしゃるのか、お話を聞いてみたい気もします。そして興味があるといえば「New People」。少し前まではメイドカフェやコスプレ系が日本の文化として海外に紹介されることに抵抗がありましたが、ここまでくればれっきとした一文化なのでしょうかね。。(アメリカから見た若い世代の日本のイメージは、お嬢様が一番詳しい?)
Commented by Miyuki at 2009-10-06 09:54 x
*るしあママさん
そう、漢字Tシャツ、なかなか逸品揃いで面白いですよね!(笑) 余裕があったら、コレクションしたいぐらいで。

いえいえ、ほんとにその通りですよね。かく言う私の中の和のイメージにしたって、私が作ったものでしょうから、そう考えると、自国にいようが異国にいようが、それぞれなんだなあ、とは思うんですが。この人はこんなイメージなんだ、とわかる時が面白くて、この手の催しは楽しみにしてるのでございます。
Commented by Miyuki at 2009-10-06 10:02 x
*マミィさん
そなんですよ、玉一つにしても高級品使用。シックで素敵だったんですよ~。

あれを「ばかたれ」と読める人がどれだけいるんでしょうねー。「ベイカテイル」とか読まれそうな気がするんですが(笑)

そうそう、姉さまのアートこそ、和の情緒たっぷりの作品ばかりなんですよね~vv マミィさん作品がどれもたまらなく美しく映るのは、私自身が持つ和の美のイメージに合ったものを作ってくださっているから、なんですが。感性はそれぞれのもの、と言っても、やはりそれはお互いの日本育ちという背景が育んでくれたものでもあるんでしょうねえ。だって私は、富士山と鳥居じゃない方が好みでありますからして!
Commented by Miyuki at 2009-10-06 10:12 x
*shinaさん
ずっと前、日系人のコミュニティのボランティアをしていた時に、時々お話しする機会があったのですが、色々と勉強になりましたです。日系人の資料館もありますので、興味があったら一度ぜひ。New People、私も一度行ってみたいんですが、日本人からは評判良くないですね、あそこ(笑) でも私も、あれは文化として見ることに賛成なので。お嬢は日々そんな友達にもまれてる模様でございますな!
Commented by すれっぢ at 2009-10-06 11:34 x
なんと言っても納豆ドッグでしょ~(笑)考え付いた人、きっとチリビーン
ドッグを食べてて「これなら、納豆でもいけんでないの~」と尻あがりの
茨城イントネーションで考えで商品化したのではなかろうかと・・・
違ってたらごめんなさい。家で作ってみようかという気も一瞬したけど
そんなもったいない納豆の使い方おらでぎね~だよ。
Commented by Hit Me at 2009-10-06 12:38 x
マダムのお友達は本当にセンスのよい方でしたね! 作品もご本人もとても上品でございました~。日本を離れて年数を重ねるほど、ますます和の文化が好きになるのはなぜなのでしょう。郷愁というものでしょうか。逆にアメリカ文化にはますます興味がなくなって、アメリカで生活する意味がみいだせなくなっています。これは私に限ったことかもしれませんが・・・。
Commented by Miyuki at 2009-10-07 08:17 x
*すれっぢさん
そうか、チリドッグ! いやもう、その起源説、絶対正解に違いないですな。
でもでも、そですよね、せっかくの納豆を! こちらではセールを狙って買わなきゃいけない、貴重な納豆を! ……こんな風に贅沢に使ってみたいもんです。ぐしっ。
Commented by Miyuki at 2009-10-07 08:39 x
*Hit Meさん
お付き合いありがとうございました~vv いやあ、さすがにマダムのお友達でしたね。ほんとに、ご本人が一番のモデルさんでいらっしゃいましたねえ。
ますます和文化に、それは私も全く同じでございますよ~。郷愁もあるでしょうし、離れてみてわかる良さや、自分の中にこれだけ根付いてたんだという気づきも。これはアメリカで生活するようになったからなのか、日本にいても同じ道をたどっていたのか……


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