今もいずれは過去となり

Youth Day (China)
Greenery Day (みどりの日) (Japan)
May Day Bank Holiday (U.K., Ireland)

* * * * *

【家庭内事情】
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ずっと内緒にしてきましたが。
実はお嬢には、隠し弟がいるのです。(告白)

って、いい加減にしらけるからヤメナサイ。




さて、母が10数年ぶりの赤ちゃん相手を満喫していたところ、お嬢にとある話が持ちかけられたのだ。
それは、やはり私の大事な友人の長男(5歳)の、遊び相手をしてもらえないか、という話。
それも、ただの相手じゃなくて、英語で、という条件付きだった。

プリスクールに通っているものの、なかなか英語が思うように上達しない、と悩むご両親。しかし、子育て上のポリシーや健康面での懸念もあって、プリスクールの時間を大幅に増やすことは難しい。
ならば、日米バイリンガルの高校生に相手をしてもらって、少しでも英語に触れる時間を増やすのはどうか。
という考えのもと、お嬢に白羽の矢が立った次第。


ご指名いただいたのは光栄だったのだけど、本人も母もしばらく悩んだのだ。
お嬢は一人っ子なだけあって、小さい子相手に慣れてないので、果たして役に立てるかどうか、全然自信がなくってね。
つか、母に似たんだか、お嬢も子供が苦手でねー。それこそ、小さい頃からねー。(マジですよ)

95%をマークしていた不安度は、実は我々だけのものじゃなかったらしい。
お嬢が級友たちに、キッズシッターするかも、という話をしたら、皆が口々に、

「泣かせちゃだめだよ」
「できないからといって、腕立て20回!とかやるなよ」
「優しく、優しくね」

……不安度159%にまではね上がる。

何より、「日本語がわかる」相手では、子供はどうしても得意な日本語になりがちで。中途半端に役立たずになりそうで、果たして引き受けることがいいのかどうか、それが一番の悩みどころであったのだ。

しかし、せっかくお声をかけていただいたことだし、お嬢にはいい勉強になりそうだし。
ということで、彼女もまた、「まずは1回お試しで」というところからのスタート、と相成った。


お相手となる男の子は、非常に日本語が達者でね。
語彙も豊富で、ご両親が読み聞かせなどをしっかりやっていらっしゃるのだなあ、というのが良くわかる、明るくて素直なお子さんだ。

初日にお宅におじゃました時、彼は笑顔で元気にお出迎えしてくれた。
お嬢は基本的に英語オンリーで通す、というのが事前の約束だったので、そこで当然お嬢は、英語で挨拶したんだが。

途端に彼は、瞬間急速冷凍状態。とってもパーシャル、になったのさ。(死語)

しばらくは英語で通そうとしたのだけど、普段は活発な彼が、すっかりお母さんの後ろに隠れん坊、になってしまったので。
まあ初日だし、嫌われたら元も子もないし。ということで、その日は日本語に切り替えて、一緒に色々と遊んだのだ。

その翌週も、再び日本語で遊び相手。
そして、いよいよその次から、英語でいこう、とGOサイン。
お母さんがそばにいると、どうしてもお母さんに助けを求めてしまうので、今はなるべく2人だけにしてもらって、お嬢は英語オンリーで奮闘中である。


しかし、終わるとそれなりに落ち込んでいる彼女。それは、自分の力不足を痛感して、のこと。
小さい子相手に慣れてない、というのもあるけれど、なんというか、5歳レベルにどのぐらいの英語を使って良いのか、という見極めも難しいらしい。
日本語でなら、補習校のボランティアなどで経験があったものの、英語では、友達の弟妹相手ぐらいしか経験がないからね。その弟妹にしたって、今ではせいぜい小6ぐらいまで、だしなあ。

それ以上に、たとえ幼児であっても、言葉というものは、一朝一夕で伸びるものではないのだから。
そんなもんだったら、誰も苦労しないんだから。(しみじみ)(ちょー実感)


時間がかかるもの、とわかっていても、子供が現地校でぽつん、と一人でいたり、英語がわからないが為に泣いていたりすると、平気でいられる親はそうそういないのだ。
口では子供を励ましながら、自分自身もどれだけ切ないことか。親の都合で海外に来たと考えてしまえば、罪悪感までもが重なって。
随分昔となったものの、私も通ってきた道であるので、そういう話を聞くたびに、何かできたら、と気ばかりが焦ってしまうのだけど。

今になってようやく、あの頃のことをお嬢に聞けるようになり。今回のキッズシッターのことで、自分でも当時のことを振り返り。
覚えてる限りのことを語ってくれた合間に、彼女が放った一言がある。
「大丈夫。大きくなってからだったら大変だろうけど、少なくとも幼児の間の英語の苦労は、心の傷にはならないよ

3歳ちょうどから、アメリカのPreschoolに通い始め。1ヶ月ぐらい経った頃からは、毎日夕方までのDaycareで。
5歳でKindergartenに行き始めた頃には、英語は現地の子と十分に同レベルになっていたけれど。

それまでに彼女が流した悔し涙の数々と。仲間はずれも、先生の無理解も。
母が覚えてるあれこれは、この両手に余るほど。思い出せばいつも目頭が熱くなるものばかり、だったんだが。

彼女が言ってくれた一言は、そんな私の気持ちを救ってくれただけじゃなく、うまく伝えられたら、少しは慰められるお母さんもいらっしゃるかもしれない、と思わせてくれるものだったよ。


キッズシッターを、いつまで続けられるかはわからないけど。
その間に、何か一つでも、彼に吸収してもらえることを増やせるように、一緒にやり方を考えていこうね。
あの、素直でまっすぐな彼のまま、いつか英語を楽しんでくれるようになればいい。
その日が来るのは確信しているから、今願うのは、その日が一日でも早いこと。
*-*-*-*-*-*-*-*-*

お嬢のことを色々と振り返ってみたら、この際まとめておこうか、と思い始めたので、いずれまた日を改めて書いてみたいと思います。
題して、「お嬢:バイリンガルへの道」でございます。(大嘘)
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by senrufan | 2009-05-04 14:10 | Trackback | Comments(10)
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Commented by nikkeilife at 2009-05-06 15:45
>>少なくとも幼児の間の英語の苦労は、心の傷にはならないよ

Miyukiさんの苦労が報われるのが分かる一言ですね。私はお嬢さんよりちょっと年上だったけど、辛い思い出はありません。反対に、言葉が分からずとも、席替えを手伝ってくれたり、ハンドボールの遊び方を身振り手振りで教えてくれたりした優しい友達のことが、30年近くたった今でも鮮明に記憶が残ってます。母も、英語の宿題を日本語へ訳し、私の解答をまた英語に直すなど、とっても苦労してましたので、Miyukiさんもさぞ大変だった事でしょう。今、キッズシッターを通して、お嬢さんとこういう話し合いが出来るのがとても微笑ましいです。

お嬢さんのバイリンガルへの道のり、ぜひ読みたいです!
Commented by マミィ at 2009-05-06 16:26 x
私も「お嬢:バイリンガルへの道」を是非読んでみたいです。母娘の会話形式なんてどうかなぁ。お二人が乗り越えてきた道のりを泣き笑いしながら読めそうです。あ、旦那さまも仲間に入れてあげないといけませんかね?なにしろ楽しみにしております!
Commented by すれっぢ at 2009-05-06 22:28 x
次々と隠し子が出てきて凄いですね~。まだいるでしょ?白状しなさいっ!オジサンも英語オンリーで英語強制シッターをして欲しいです。
「何学んで来たんだっ!」とか叱責されそう。すいません、廊下に立って
ます~。(笑)
Commented by Miyuki at 2009-05-07 11:44 x
*アヤコさん
はい、彼女の心の傷は、もっぱら私の暴力的発言によるものがほとんどだそうです……(遠い目)
アヤコさんの体験談、すごくポジティブですばらしいです! どんな経験も、結局は受け手の感じ方次第なので、アヤコさんのように良い面をとらえられるお子さんは頼もしい限り。お母様も、苦労のし甲斐があったことでしょうvv 私はほんとに何もしなかったんですよ……だって、キンダーで宿題が始まった頃には、すでに彼女の英語にはかなわなくなってましたから(涙)

ちょっと先になりますが、うまく書けるかどうか。だって私だから(爆) 本当は、アヤコさんのようなバイリンガルの皆さんの体験談をまとめられたらいいんだけどなあ。
Commented by Miyuki at 2009-05-07 11:47 x
*マミィさん
会話形式、それはいいかも! あ、でもそうなると、ただの漫才か(爆) 旦那は彼女の誕生にこそ貢献しましたが、教育や躾に関しては貢献度1割なので、参加しなくていいと思います(真顔)
ちと日記がたまってるので、少しだけ消化してから、おもむろに書け……たらいいなあ、と思っておるです。(すでに危ない)
Commented by Miyuki at 2009-05-07 11:49 x
*すれっぢさん
は、はい、実はあとテキサスと上海とアイルランドに一人ずつ……!
や、マジですれっぢさんの英語はすごいレベルなので、彼女も文句はつけないでありましょう。私はすっかり下等動物扱いですけど(よよよ)
Commented by ayumin_moo at 2009-05-08 02:12
あぁ、なんていいお話。(うるうる)
キッズシッターって、子供に何か教えるだけかと思いきや、子供を鏡に自分を映し出すよい経験となるのですね。小さい頃のお嬢様の心境を知ることができ、お嬢様にとっても、Miyukiさんにとっても、嬉しい誤算(?)だったように思います。なんて、偉そうに書いてすみません。。。
隠し弟くん、だんだんと英語を楽しめるようになるといいですね!
Commented by senrufan at 2009-05-08 02:42
*ayuminさん
彼の部分はいい話なのですが、実際のこちら母子の会話は、到底実録できないものでございました。(虚)
子供を鏡に、おお、その通りですね! さすがayuminさんvv 確かにあの頃、大きくなったら感想を聞いてみたいなあ、と思っていたので、そういう意味でもいい機会でございました。
彼の将来に幸あれ!と祈ってます。
Commented by ありす at 2009-05-08 09:46 x
私は根っからの能天気さんだし、渡米時の歳が2歳だったので、あんまり苦労話を覚えていませんが、4歳上のお姉ちゃんは大変だったそうです。彼女の転機はスキー場でプライベートレッスンを教えてくれていたお姉さんの英語を理解出来る様になった時から自信が生まれ、それが拡大されて、普通の生活が普通に過ごせるようになったそうです。

きっと子供のうちは「ちょっとは分っているけど、曖昧で、怖くて、不安で・・・」って気持ちが大きい気がするので、お嬢さんの様に年上の素敵なお姉ちゃんにやさしく接してもらう事で彼にも自信がつくかと思います♪
Commented by Miyuki at 2009-05-08 14:18 x
*ありすさん
お姉さんが、そうでしたか、そうでしょうねえ……お母様達も、さぞ心配されたことでしょう。その時期、ありすさんの明るさが救いだったろうなあ。うんうん、外国語って通じた時がそのまま自信になりますよね!

さすがありすさん、的確に表現してくださって! その通り、”気持ち”先行ですよねえ。うわあ、ますます娘には厳命しておかないといけませんな! 指令:「猫かぶりまくれ!」みたいな!


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