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それを御業と思うべきか

1月最後の日、朝はまだまだ寒いけれど、日中は雨をはさむたびに暖かくなってくるようで。
一斉に咲き始めた花々と青空を見上げつつ、深呼吸をひとしきり。

朝、漫画家の中尊寺ゆっこさんの訃報を耳にする。まだ42歳だったのに何故(号泣)

旦那、会社命令で写真屋に行く。広報の彼の写真、何年も前の社員証の写真をずっと使っていたらしく、さすがにまずいと思ったのか、実像とのかけ離れ方にようやく気づいたのか。
この国に来て以来、数えるほどしか見たことのないネクタイ姿で出社していった。
あとで話を聞いたら、こんな会話があったそう。

写真屋: 「どこでも直したいとこ直せるよ」
旦那  ; 「あ、じゃあ顎の辺りをちょっと削ってもらえると」
写真屋; 「うん、みんなそれをリクエストするんだよね」

もう宣伝写真なんか信じない。つか、その前に実物を削りたまえ(怒)

ダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」を読む。キリスト教の根本を揺るがすと話題になった本。
読む前に色々と批評や感想を耳にしていたけれど、実際最初に思ったのは、面白い!ということ。各ページ全てに知識や情報がぎっしりとつまってて、雑学好きな人なら、まず間違いなく楽しめるのではないだろうか。
場面展開がスピーディにがらっと変わるので、しっかり食いついていかなければならない緊張感もあり、最後まで飽きることがなかった。
キリスト教会側には腹立たしい内容かもしれないが、元々宗教も歴史もその人個人の視点と結論があってしかるべきであり、百人いれば百通りの解釈と関わり方が成り立つと考える私としては、例え自分が信徒であっても、こういう視点もあるのだと楽しんでしまうと思うのだが。
それぐらい、ここに書かれた数多の説や歴史は非常に興味深い。ルネッサンス期は世界史の中でも特に気に入っている時代だし、教皇だの十字軍だのは何冊本を読んでもまだ足りない。
加えて、たまたま去年の夏、ルーブルを訪れていたので、その辺りの描写はちょうど目の前に実際の光景が現れるようで、背筋がぞくぞくした。できればルーブルに行く前に読んでおけばよかったと、少し悔やむ気持ちまで。
実はこの本は、ラングドン教授シリーズの2作目にあたり、現在3作目が執筆中とか。1作目を購入希望リストに早速加えよう。

ただ思うのは、この中に書かれた大量の情報の真偽のほどである。一体どこまでが実際に公表されている情報なのかが、私のような素人には判断がつかない。
最後の解説で少し補足してもらえたので、その点はありがたかった。

ちなみに、今回あっさり犯人を当てました。根拠? ただの勘です。

良くできたフィクションを読んだ後、現実に戻るのに時間がかかるのが問題。
あー。 掃除。 しなきゃ。
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by senrufan | 2005-01-31 13:57 | Trackback | Comments(0)

山は白銀

b0059565_6175662.jpg今年初のスキー行。
うちのスキーは、いつも日帰り。インコがいるので泊まりができないのと、ぎりぎりまで天気をにらんで、晴れの時にそれっとばかりに行くから。
早朝に出て、短時間でガンガン滑って、渋滞が始まる前にえいやっと帰る。体力勝負な小旅行。

ちなみに滑るのは、旦那とお嬢の二人。私は全く滑らないのになぜ行くかというと、ただの運転要員&小間使い
お嬢が3歳の冬にスキーを始めた時、私が一緒でないとやろうとしなかったので、仕方なく嫌々つきあっていた。が、彼女が5歳の冬、すでに私はついていけなくなってしまったので、めでたくお守りは卒業。悔しくなんかない。(唇を噛みながら)
スキーが得意な旦那に教えられ、今では上級者コースも楽にこなす。ボーゲンだけどな。
ただ身内相手だと甘えが出て、最近は言うことも聞かないし、かといって進歩もないので、できたら1回スクールに入れたいと旦那はぼやいているのだが。それは泊まりコースでないとつらいから、どうなるんかな。

私 :「まあ、ずっと楽しめる趣味としてやっていければいいんだから、あの程度で十分なんじゃない?」
旦那:「だけど、それこそ山育ちの子とか、今ぐんぐん伸びてる時期なんだよ。あのままじゃ太刀打ちできなくなるぞ」
私 :「……なんで太刀打ちできる必要が」
旦那:「だって、オリンピックに出られないじゃないか」

お嬢は間違いなくあなたの子です。強力な遺伝子をありがとう。

1シーズン平均4回ぐらい行っていたのだが、ちょっと今年からは苦しくなった。現地校&補修校の宿題とスイミングで、平日はほとんど自由時間がなく過ごしている彼女、最近フリーな日曜は補修校の宿題にあてている。そのおかげで、少なくとも金・土はお友達と遊ぶ時間もとれるというわけで。
ところが日曜にスキーとなると、土曜の夕方に補修校から帰って、そのまま宿題を始めないといけないことになる。
おまけに今週末は先生のスケジュールの関係で、現地校の宿題もどっさり出ていたので、昨夜10時までかかってやっていた。こっそり、「逆さてるてる坊主作ろうかな」とつぶやいていたぐらい。
それでもスキーに行けばご機嫌で、なかなか帰りたがらない彼女だから、なんとか今年もあと2~3回は行きたいものだけど。
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by senrufan | 2005-01-30 06:16 | Trackback | Comments(2)

柔らかい日差しに包まれて

喉の痛み、全く無し。すばらしいよ板藍茶。(うっとり)

風はまだまだ冷たいけれど、お日さまがさんさんとさしている。
天気の良い日、たまにふっと蘇る私の放浪癖。日本語レッスンの後、そのまま公園に行って、五分咲き以上となってきた桜の類を眺めつつ、のんびり読書など。
そうしていられる我が身の境遇に、わずかな罪悪感をも覚えつつ。

アンソニー・ホープ著「ゼンダ城の虜」を読む。これまた高校の頃、父の本棚から失敬して読んだところ、大のお気に入りとなった本。
もう実家に本の有無を問い合わせるのは虚しいと認識したので、自分で古本屋サイトで見つけたもの。復刻版が出ているのだが、私には旧版が深く刷り込み済なので。

これはルリタニアという架空の王国を舞台に繰り広げられる、恋と冒険と騎士道の物語。正編と続編の二編構成となっている。
改めて読むのは、おそらく十数年ぶり。あの頃読み違えて勝手に思い込んでいた箇所を発見して、早読みの悪癖は昔からかと苦笑する。
一時期大好きだったんだよなあ、中世とか世紀末とか、剣と甲冑とか、涙と血の誓いとか、美姫の前に跪いて手に接吻とか(とまらねえ)
「怪傑ゾロ」や「黒いチューリップ」などと並んで、特にお気に入りだったのがこの本。
王と瓜二つだった為に、囚われた王の身代わりとなって敵とわたりあう英国の青年。そして王妃との秘められた恋。年頃の女の子がはまりやすい設定だったんだねえ。(生温かく微笑みながら)
この本で忘れられないのがラストシーン。ラストのセリフが印象的な映画や小説は幾つもあるけれど、私の中ではこれもその一つ。19世紀末に書かれた本でありながら、今日読み返してもそのシーンには目が潤む。
映画化もされているが、残念ながらまだ鑑賞するチャンスには出会えていない。
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by senrufan | 2005-01-29 13:31 | Trackback | Comments(2)

五臓六腑にしみわたる

今日も寒い。喉がちと痛い。
む。風邪の予感。

英語の先生である友人のところで色々と教わって帰宅。もう今日はこれで家にいよう。
こうなったら仕方がない、切り札を使うしか。友人から教えてもらった板藍茶(ばんらんちゃ)の登場だ。

b0059565_74637.jpg板藍茶とは、アブラナ科の植物であるホソバタイセイの根のエキスを抽出して顆粒状にした生薬(from説明書)。抗菌作用があるので、風邪の予防にもいいんだって。
LAに旅行中、なぜか耳下のリンパが腫れてしまった私に、友人がお試しで飲ませてくれたら、翌朝には随分と良くなっていた。以前、別な友人からもらった漢方風邪薬がとても身体にあったこともあり、ぜひ手元に常備しておきたくて、先月の日本滞在時に購入させてもらったもの。
母の花粉症に効いた。旦那の風邪の引き始めに効いた。次はぜひ私がと、虎視眈々と機会を狙っていたのだったふははは。(なんか違う)

お湯に溶かして、ゆっくりと飲む。くせがないので全然平気。
さあっ、私の身体から出ていきたまえ風邪菌!

プラシーボでも効くのではないかと思われるほど単純至極な私は、それでもお嬢の前ではしんどいふりのまま、手抜きメニューを了解させる。
玉ねぎの薄切りと、冷蔵庫の中に余っていたマシュルームやトマトなどを、コンソメで煮込んで野菜スープを作る。それだけじゃさすがにかわいそうかと思い、器に盛った後、冷凍してあったバゲットの薄切りとチーズをのせて、オーブントースターで焼いてみた。
わけのわからないグラタンスープもどきの出来上がり。
お嬢にはなぜか大受けしたので、良しとする。が、写真がボケて失敗してしまったのは、やはり誰かが何かを言いたいのか。

「すまないねえ」と言う私に、「いいよー、具合悪いんだもん」と返してくれる彼女。
そこで、「おっかさん、それは言わない約束でしょ」と返してくれるのはいつの日か。
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by senrufan | 2005-01-28 07:02 | Trackback(1) | Comments(0)

過去の清算

本日、Crasy Hair/Hut/Socks Day.。登校したらいるわいるわ、カラフルな帽子やら虹色のアフロやら。校長までミツバチの帽子。
髪の毛を段違いの2つのお団子にしていったお嬢。皆からはミッキーマウスと呼ばれたらしい。

フォトアルバムのパーティに参加してみる。
友人の一人がやっていて、すごく面白いからやってみないかと前々から誘われていたものの、なかなかそれまでやっている余裕がなく、迷っていたの。そんな折、別な友人に話したら興味を持ったので、彼女の勢いに便乗して、揃っての参加を決めたもの。
参加する際、アルバムにしたい写真を持参しなくてはならないので、積み上げてある山から適当に一袋抜き出して持って行った。

ディストリビューターさんが、道具や材料まで全部提供して、懇切丁寧にやり方を指導して下さる。
イントロとして、”写真の悪い保存法”の説明が。

「台紙貼り付け式のアルバムは写真を傷める」
  すみません、お嬢の赤ちゃん時代は全てそのタイプのアルバムです。

「箱に入れっぱなしにしておくこと」
  すみません、二箱ほど放ってあります。

「最悪なのは、現像から戻ってきた袋のまま置いておくこと」
  その山が少なくとも二山はあります。

息も絶え絶えの満身創痍状態からの出発。

b0059565_2222049.jpgやり方としては、写真を好きな形にトリミングして、様々な台紙やレタリングを工夫して貼り付け、ジャーナルを加えるというもの。その為に、いろんな形のカッティング定規やら裁断機、パンチングやシールセットまで揃ってる。
見本のアルバムがすごく素敵な上、そばで楽々と作っていく友人の自作アルバムも、傑作ページばかり。
初体験の友人と私も、二人からアドバイスをもらいつつ、あーだこーだと頭を悩ましつつ、何とか1ページずつ仕上げました。

ちなみに、私が持っていった写真の日付が2002年。ディストリビューターさんが、「少なくとも2年分はたまってるということね」と苦笑されていました。
……お嬢の赤ちゃん時代のアルバムを作って以来、8年分はたまってると告白せざるをえませんでした。人生って生き恥の連続。

聞けば、月に2~3回、数人で集まってアルバム作りをやっているそう。1ページ作ったからには、もう後に引けなくなってしまった私、勢いのままに参加を決める。
みんなのように家でまではとてもできそうもないが、せめてその時だけでも進めるようにしていかないと、この山はそのままになってしまう。
ここ2年ぐらい、実はめったに写真を撮っていない。デジカメの方が手軽で、ほとんどそちらになってしまったのと、お嬢が大きくなってつまんなくなったのと。(最低)だから、8年分以上はあまり増えてはいかないと思うのだけど。
1ページ作るのに2時間近くかかった私。さて、何年後に追いつくのか。

まあ、ライフワークと思えばいいんだな。(開き直りにもほどがある)

ポーランドのアウシュビッツ強制収容所の解放60周年記念式典が行われる。
ユダヤ人を筆頭に、ポーランド人、ソ連軍捕虜、ジプシーや同性愛者など、ドイツのナチによる史上最大規模の虐殺の象徴となっている場所である。
ラジオで、北加州ホロコーストセンター、SFユダヤコミュニティセンター、米ホロコースト記念館などの代表者が集まった対談を聴く。
トピックとして大きかったのは、薄れゆく記憶への危機感と警鐘。生存者も高齢により減ってきていることと、歴史を知らない世代が増えてきていること。ホロコーストに限らず、世界大戦全般についても同様のことが言えよう。
先頃、英王室のヘンリー王子がパーティにナチの紛争をしていったことも、その現れの一つ。

親の一人として子に望むものに、古典と歴史に親しんでほしいということがある。
過去を振りかえるという言葉自体に反感を覚える人もいるだろうが、歴史を知ることはそれとは一致しない。
恨みや傷を引き継ぐことではなく、人間が一体どういうことまでできる存在かということを、同じ種に属する者として、いつも心に留めておくことが必要だと信じている。
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by senrufan | 2005-01-27 02:19 | Trackback(1) | Comments(4)

枝葉末節

天気は悪いのに、気温は高め。
厚着をしていって、カレッジで汗をかいてしまった。冷や汗も混じっていたかもしれんが。

帰りに寄ったグローサリーストアで、ポメロ発見。赤ちゃんの頭ぐらいもある大きなものがごろごろと。友達に聞いて以来、私の頭もかなりの割合でポメロ占領中なので、当然1個購入する。
気になったのは別なもの。まずはポメロの入ってるその箱に、各国語で品名が書いてあり、日本語でも「日本向け ポメロ」と書かれている。
そしてポメロ本体に貼ってあるシールには、金色をバックに大きな赤文字で、



え。

気になって気になって、帰ってから検索してみたものの、これといった情報は無く。
ポメロは英語名で、日本だと地域によって文旦とかザボンと言われたりするのだけど、その仲間の一つに鹿児島の晩平柚(ばんぺいゆ)というのがあるということぐらい。
へー、デコポンって、熊本で商標登録してるから、他の地方では使っちゃいけないんだー。って、それは全然関係ないし。
まあ柑橘類として、一くくりにしてしまえばいいのだろうけど。

ああほんとに、いつもこんな些細なことが気になってしまう。どうしてこうお金にならない実生活に役に立たないものばっか。
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by senrufan | 2005-01-26 08:41 | Trackback | Comments(2)

灯台もと暗し

あー、また雨が始まった。

旦那のグループに、日本から1ヶ月の予定で出張されてきている方がいる。まだ新婚3ヶ月目と聞いて、なんということだと思っていたら、奥様が1週間だけ遊びに来られると。元々同じ会社の方で、旦那も日本に行く時にはお世話になっていたらしい。
こちらに来られるといっても、日中は旦那様はお仕事だし、車もないし、このままだとつまらない滞在になってしまうのではとオバサンは心配になったので、思わず観光に誘ってしまったよ。

突然の見ず知らずの人間からの誘いも気にした風もなく、とっても可愛らしい人なんだこれが! 穏やかで、私より10歳年下とは思えないほど気配りが利いてて。
自分が女らしさや可愛らしさと対極にあるせいか、私はどーも女の子に弱い。ぽーっとなって、なんでも言うこと聞いちゃうモードに入ってしまう。どうしよう、まるで援交に励む中年のおじさんのようだ。

会社まで迎えに行って、旦那様と奥様にご対面。どういうところに行きたいかという話になったら、旦那様から、ぜひスタンフォード大学にというリクエストが。
何でも、以前ご自分や上司の方が出張に来られた時、皆で観光に繰り出して、スタンフォード内を散策し、大学名の入ったグッズを色々買ったそうで。奥様も、あそこでお土産を買われたらいいのではないかという心遣いだったのだね。
実は恥ずかしながら、地元で暮らしつつもキャンパス内に入ったことがない私。これはありがたいチャンスということで、あっさりそこに向かうことに決定。
旦那様がグッズをどこで買われたのかうかがってみると、

「あ、あそこです。大学生協

生協って国際チェーンだったのかと、一瞬マジで信じかけました。

b0059565_1521415.jpg誘ったはずの私の方がわくわくとしながらキャンパス内に乗り入れ、校内地図で場所を確認し、そのままひたすらVisitor Parkingを探してさまようこと20分。一番混んでる時間帯に来てしまったのだな。
ようやく1つ見つけたところに駐車したものの、今度は肝心の売店が見つからなくて、歩き回ること15分。地図では小さく描いてあっても、いかに広いキャンパスなのかということを実感する。
図書館で見つけた地図を手に、ようやくたどりついたその場所。おお、確かにすごいスタンフォードグッズの数々。パーカーなどの衣類、マグカップやボール、ボトルストラップなどなど。
無事お土産も買えて良かった良かった。

隣のモールで買い物して食事して、名残惜しかったけどお別れを。残りの滞在、どうぞ楽しんでくれますように。
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アカデミー賞候補発表。「The Aviator」が11部門でノミネート。授賞式は2月27日。
「Fahrenheit911」はどこにも選ばれず。その代わり、ゴールデン・ラズベリー賞の最悪男優賞にブッシュ大統領がノミネート。こちらの授賞式は2月26日。
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by senrufan | 2005-01-25 01:44 | Trackback | Comments(0)

待たれる価値

b0059565_2243554.jpg車からぼんやりと外を眺めていたら、見つけたよ。
雨季の暗い空が続いても、その時に蓄えてる命もあるんだね。

b0059565_2251350.jpg体操クラスで、おばあちゃんが一人、家なりのレモンを沢山持ってきてくれた。皆いそいそと2・3個ずつもらっていって、でもまだ残りは大量に。
のんびり支度をしてて教室を出るのが遅かった私に、先生が「持っていきなさい!」と袋ごとカバンにつっこんでくれた。残り者に福。
庭にできたレモンを友達から分けてもらった時は、ハチミツの特大ボトルを買ってきて、スライスしたレモンをつけこみ、レモネードの原液を作るのがいつものこと。数ヶ月前に作ったものがもうほとんどなくなってきていたので、ありがたいことこの上ない。
今年の初なりのレモン、レモネードにした後は、東を向いて笑いながら飲まないと。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著「魔法使いハウルと火の悪魔」を読む。宮崎監督の現在公開中の映画、「ハウルの動く城」の原作。
日本では残念ながら映画は観られなかったのと、元々原作を読んでから映画を観る方なので、まずは本を、と入手したもの。
ジョーンズは数作読んだことがある。筋立ても舞台もいつも興味を惹かれて読み始めるのだけど、なんというか表現が絡んで文章がすんなりと沁みてこなくて、いつもよりゆっくり読まないと色々わからないまま終わってしまうという、個人的に油断のならない作家。(自分のアホさは棚上げさ)
この人の話は、がんばる女の子が多くて好き。今回のヒロインのソフィーも、いきなりのバッドスタートにめげず、開き直るところはどんっとばかりにふんばるのが可愛い。
お嬢にも、映画の前に読んでほしくて、しぶる彼女に原書を押し付けた。ぶつぶつ言いながらも、読み始めればそれなりに面白かったらしく、結構読み返していたり。
そんな彼女の感想は。

「うーん、なんていおっかなー。ハウルってほんとにいちゃいちゃしてるんだね

教育上悪かったようである。

糖分の摂取量は、概してその国の経済発展の度合いに応じているとの見方あり。健康志向と労働の質の変化が、糖分の摂取量を落とすことになるんだって。
日本で急激に糖分の摂取量が減ったのは、1970年台に入ってからのことらしいけど、あれ、ペットボトルのお茶ブームとか、缶コーヒー微糖タイプが出たのとか、いつ頃だったっけなあ。
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by senrufan | 2005-01-24 02:57 | Trackback | Comments(2)

手による仕事

朝、まだ寝ぼけ眼の私に、お嬢が一言。

「ママ、最近マフィンとかスコーンとか作ってないよね」

b0059565_1545340.jpgむ。やはり言われたか。
そうなんだ。寒くなって、室温でバターが溶けなくなって、とんとご無沙汰してるんだ。別にレンジや湯せんで溶かせばいいのではないかというツッコミは聞かなかったことにして。
ということで、本日久々にスコーンを作る。これはバターが冷たくなきゃいけないから大丈夫。
イギリス通の林望先生のご本の通り、とにかく手早くこねてのばして。いつもどこか追い立てられてる気分になるんだこれが。
焼きたてにバターやジャム、チーズを塗って。クロッテッドクリームもあったんだけど、ご無沙汰中にカビが生えてたよ。(……)

先日買ったライスケーキについていた、白い粉状のものが入っている小さな袋。ちょっと口にしてみたら、どうもココナッツらしい。
折角あるんだから、この前友達に借りた本にあった、”マシュマロの焼きココナッツまぶし”をやってみようじゃないか。ココナッツ好きのお嬢は、喜色満面でエプロン着用。
マシュマロは家にちょうどスクエアタイプのがあったので、それを使うことにして、さてココナッツはどうすれば。

あ。 中火で狐色になるまで炒めればいいだけなのね。

b0059565_205085.jpg大はりきりだったお嬢はちょっと腰砕けになったけど、逆にそれなら一人でできる。私の監督の下、じっくりじっくりじわじわと。キッチンにココナッツの香りが漂うよ。
こんがりと焼いたココナッツに、マシュマロをまぶして出来上がり。なかなかくっついてくれなくて、ちょっとぬらしてみたり。レシピは勿論マシュマロを自分で作るようになっているのだけど、手作りほやほやのマシュマロなら、もっときれいにくっつくんだろうな。
なんてことが食欲に影響するわけもなく、家族一同で、あっという間にたいらげた。

北杜夫著「マンボウ交友録」を読む。氏が懇意の作家10人について語るエッセイ。
遠藤周作、佐藤愛子、阿川弘之、なだいなだなど、私でも名前を知っている作家ばかりについて、こうもスケールの大きい話ばかりを聞かされると、まこと作家とは変人でないとなれないものと思ってしまうね。書かれているご本人自体が、相当な方なのかもしれないが。
何にせよ、頭の回転が早くてエネルギーにあふれ、傍から見ている分には圧倒的に面白い方達であることよ。
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by senrufan | 2005-01-23 01:52 | Trackback | Comments(3)

そばにあればいい

今日も今日とて日本語レッスン。
後半、なぜかすっかり恋愛話になってしまって、いつもより随分延長するはめに。
え、そんなことまで私に言ってしまっていいんですか。でもできたらそこんとこ、もちょっと詳しく。
友情を深めた2時間半。(と思っておく)

b0059565_6131188.jpg久々にオレンジを買う。まだちょっと早いかなーと思いつつ、カリフォルニア産を。
冬の間も勿論売っているのだけど、地元のものを旬の時に沢山食べたいので、なんとなく手を出さなかったの。
最高の時よりはすっぱくても、私達には十分な甘さ。風邪気味の旦那も大喜び。
薩摩みかんもほとんどなくなり、梨も盛りを過ぎて、そろそろチェリーやイチゴが欲しいなあ。

シドニーに長く住んでいて、去年から日本に戻った友人の言葉。

「日本の暮らしに不満はないけど、天辺が突き抜けたような空の色は恋しいな」

ああそうだ、そうなんだよね。成田に着いて外に出た時、まず思う空の違い。
こっちに戻って空港から出た時は、空を見上げて深呼吸するのが無意識に習慣になっている。
私もそう遠くない日に日本に戻るだろうけど、その後で恋しくなるのは、人や食べ物も勿論あるけど、一番は今当たり前にある、ここの木々と空が作る風景かもしれないね。
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by senrufan | 2005-01-22 06:11 | Trackback | Comments(4)