美味を支える知識とは

国際ボランティアデー、バミューダトライアングルの日、モーツァルト忌
東京府が日暮里に初の公設質屋を開設(1919年)
セントラル野球連盟結成(1949年)
米空母が、日本近海で水爆を搭載した攻撃機を落とす(1965年)


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先日作った栗の渋皮煮。それを使ったモンブランを作りました。

土台が豆腐ベースのマフィンで、砕いた渋皮煮を混ぜ込んで。
上にはナッツ入りの豆腐クリームをのせて、上にさつま芋・豆腐・メープルシロップなどで作ったクリームを搾り出したバージョンです。すごいな、総合豆腐率(造語)。


私が作ったものはことごとく、とても人様には見せられないものばかりだったのですが(まあいつものことだ)、お嬢が作ったのがなかなかきれいだったので、ここでサラシモノにしてみましょう。(違)

親がなくても、もとい、我が家の場合は、親があっても子は育つ。
たとえ血が繋がっていようとも、たとえ血液型が一緒であっても(…)、やっぱり別の人間なんだなあ、と妙に感心したりして。

* * * * *

【料理】

さて、自宅でやってみよう、ローフード。
その為には、レシピがなくてはならないよ。

そこで入手したのは、3冊の本。
1冊は日本の、2冊はアメリカの。どの本も、それぞれの傾向があって面白い。
そして、手をかえ品をかえ、色々作ってみたけれど。やっぱり、というか、レシピ通りで一番私達の口に合ったのは、日本の本であったんだ。




b0059565_894727.jpgこちらがその本、笹生暁美さんの「酵素でやせるローフード・ダイエット!」
7割ぐらいが、ローフードについての易しく丁寧な説明で、残りが料理&スイーツのレシピになってるよ。

まず、その説明が大らかなところがとても良く。「ローじゃなきゃいけない!」みたいな押し付けは、ヒトカケラも見当たらず。
むしろ、「こんな人にはローがいいかも」「こんな感じで少し取り入れてみたら」といったような。
それでいて、ローの大事なポイントは、きっちりとわかりやすく載っている。

そんな笹生さんが提供してくださるレシピは、日本ではまだローの材料が手に入りにくい、という現状を考慮されたのか、身近な野菜と身近な調味料で、十分美味しく食べられる品々が揃ってる。


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まずは、ハーブチーズのラビオリ
ラビオリの皮には、かぶのスライス。軽く塩をふって、水気をふきとって。
フィリングのハーブチーズは、松の実・マシュルーム・ローズマリーやフェンネルなどのハーブ類をメインに、レモン汁やオニオンパウダーなどを加えて、フードプロセッサーでパテ状に。

このナッツパテが美味しいの。クラッカーでも何でも合うと思うけど、生のかぶがこんなに合う。
冬になって、かぶが特に美味しい季節ではあるけれど、それでも一段と甘く感じられたのはなぜだろう。

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ローでは、海苔巻きは良く見られるメニュー。海草も沢山とりましょう、というスタンスだから、海苔は大活躍の食材。
基本は好みのペーストと野菜を巻く、という形で、笹生さんのお薦めは味噌ペースト。
↑のハーブチーズが余っていたので、それに味噌を少量混ぜてペーストに。海苔の上に塗った後、アルファルファ、赤パプリカ、にんじん、アボカド、というアリモノ野菜を次々と。
最後に梅ペーストをのせて、ぐるっと巻きすで巻き上げる。

2~3のレストランや屋台で食べたけど、その都度美味しかったローの海苔巻き。これは海苔のパワーが大きいね。
以来、余った野菜を海苔で巻いては、ぱくっと口に入れちゃうクセがついちゃって、これはどうしたらいいんだか(聞くな)

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笹生さんレシピの中で一番気に入ったのが、タコライス風サラダだよ。
アルファルファの上にのせたのは、スパイシータコベジミート。にんじん、ごぼう、マシュルームに、ドライトマトを戻してみじん切りにしたものが入ってる。
味付けは味噌やオニオン、ガーリックに、クミンシードパウダーもいいアクセント。
さらに上には、トマトと玉ねぎのサルサと、簡単グァカモレをのせて、全部を混ぜてからいただきます。

これがすごく美味しくて。材料が残ってるうちに、と3回も作ってしまったぐらい。
トマトもアボカドも、すでに旬は過ぎていて。本来なら避けるべきかもしれないところを、敢えて食べてみた結果は、口も身体も喜ぶ味で報いられた、という幸い。

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スープだってローで作れるよ。粒々コーンスープ、冷たいままではあるけれど。
とうもろこしの実をこそげて、セロリ、にんじん、玉ねぎ、カシューナッツに、干ししいたけ。
出汁は干ししいたけの戻し汁を使って、味噌にガーリックにオニオンパウダー。

しゃきしゃきとした歯ざわりが心地良く、これは立派に「食べるスープ」。
これもぎりぎりの季節になってしまった、オーガニックのとうもろこしが、最後とばかりに甘くがんばってくれたのが大きいなあ。


味噌が多く使われているのは、笹生さんが日本人でいらっしゃるから、というのも勿論あるのだろうけど、実はアメリカのレシピでも、味噌やたまり醤油、生醤油は沢山出てくるの。
生きた酵素を身体に摂り入れることが大事、とするローフードでは、発酵食品も絶対はずせないアイテムで。
なので、日本の誇る発酵食品、大豆のすばらしい加工品。そんな醤油や味噌は、とても利用価値があるのだね。
いずれはこれまた、日本の誇る「腐った豆」も、メジャーになる日がくるのかも。(……納豆です)

アメリカで始まったローフードを学んで、これだけしっかりと日本流に創作してくださったこと、本当にありがたいの一言で。
ロンドンのコルドンブルーでスイーツを学ばれて、日本のマクロビオティックスクールの師範科を卒業され。そんな笹生さんが辿り着かれたローフードは、それだけの技術と知識に支えられた、簡単なのに美味しいものばかり。
日本でも少しずつローフードが広まってきている様子なのを嬉しく思うが、それをひっぱっていってくださってる方々のことを忘れてはならないね。


アメリカンレシピは、また今度。
といっても、あまり写真を残してないんじゃ……っ!(愕然)
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by senrufan | 2008-12-05 08:03 | Trackback | Comments(14)
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Commented by mifamilia at 2008-12-07 11:19
Miyukiさん、こんにちは~
どれもおいしそう~
笹生さんの本は持っていないので、本の紹介参考になります。
ありがとうございます。 本買って、レシピいろいろ試してみようと思いました。 
Commented by ありす at 2008-12-07 16:03 x
納豆ブーム、ローカル納豆の出現でありそうな気がするんですが、どうでしょう?!

でも、こんなにも美味しそうなローフードをご自宅で、食物乾燥機もなしに作れてしまうMiyukiさんのお料理、感激です! 何か、こう、赤と緑が多くて、何となくホリデー季節感もたっぷりで素敵ですね!
Commented by マミィ at 2008-12-07 20:24 x
いやはや、見た目にもこんなに綺麗で美味しそうな料理がローフードだなんて。なんてラブリーなんだ、Miyukiさんの作り出す料理たちは!

仏国王よ、処刑されなくてよかった、こんなに上手にモンブランのお山を作れるとは。食べてみたいなぁ、これ。見た目はパリのアンジェリーナのモンブランそっくりだけど、きっとカロリーは1/10くらいなんだろうなぁ。
Commented by Miyuki at 2008-12-08 10:29 x
*るしあママさん
こんにちは~! 私は逆に日本のローフードの本は笹生さんのだけなのですが、マクロビから、というところに惹かれて買ってみました。次はるしあママさんが紹介されていた、石塚さんの本を狙っております。私こそ、紹介してくださって感謝ですvv
Commented by Miyuki at 2008-12-08 10:31 x
*ありすさん
おー、そうだった、あの個別パックの納豆ですね! 日本自慢の食品として人気が出てほしいやら、しかし品切れになったら困るからほどほどにしてほしいやら、複雑なところでございます(笑)

いえいえ、これはレシピがすばらしいのですよ~。そういえばそですね、赤と緑! うーん、クリスマス・ローフード、やりたいなあ♪
Commented by Miyuki at 2008-12-08 10:35 x
*マミィさん
ね、ほんとにすごい創造力ですよね~! ローであればいいってもんじゃなく、やっぱり美味しくバランス良く、と思うと、こおゆうのを考え出される方には、つくづく尊敬ばかりです。

パリのアンジェリーナですと?(きらーん☆) またもやパリに行きたい理由、というより、当たり前ですがフランスにはあるんですよねえ、モンブラン。このエリアにはほとんどないのです~(涙) なので、前フランス国王も張り切って作りました。作れよ、されば食べられん。
Commented by kNachu at 2008-12-09 01:58
Miyukiさん、最近ローフード一直線ですね!!見た目も美しい。Cafe Gratitudeではつい私は"I AM WHOLE”を頼んでしまいます。温かい+ご飯なので。でも最近行ってません。Miyukiさんの所で頻繁に美味しそうな物を目にするので、久し振りに足を運びたいような。でも直前でレタスに変えてしまいそうな、、。笑。ミーハーな所ではデミ・ムーアも映画の撮影前にローフードダイエットで美肌に磨きをかけたとか。私も興味はあるのですが、極度の冷え性なので体質に合わない気がして。これからも美味しい情報楽しみにしています!いつかお会いできる機会がありそうな。
Commented by Chico at 2008-12-09 04:20 x
お嬢さんの作ったモンブラン、とてもきれいに仕上がっていますね。
このローフードの著者って、私と同じ学校を出ていらっしゃるんですね。(すでに親近感。笑)
Miyukiさんのローフードもとても美味しそう。
特に海苔巻きがいいな。
Commented by peartree22 at 2008-12-09 09:05
未知なるローフードの世界。Miyukiさんが紹介してくださった笹生さんの本、ローフードの解説がたくさんあるとは初心者にうれしい限りです。
さっそくチェックしてみます。
個人的にはやはりたこライスかなぁ~。海苔巻きは夫も子どもものり好きなので、やってみます。クリスマスにも色もきれいで良さそう。
我が家は肉も並ぶので、1~2品はマクロビとローフードレシピを混ぜて、体を落ち着かせることにします。
Commented by ayumin_moo at 2008-12-09 13:49
お嬢様のモンブラン、上品で素敵ですね!本当に雪山のよう♪
そして、何をおっしゃる!Miyukiさんの手から生み出されるお料理たちの美味しそうなことったら。味はもちろんの事と思いますが、盛り付けがきれいですね~。うっとり眺めてしまいました。料理って見た目も大事とわかっているのですが、私はまったくセンスが無く、盛り付けの学校があったら通いたいくらいです。
ローフードたち、どれも魅力的ですが、私はカブのラビオリを食べてみたいなぁ。ハーブチーズ、材料を見るだけでもエキゾチック(?)で食欲をそそります。アボカド好きとしては、タコライスも捨てがたい。。。
日本でローフードの本が出されていることにもびっくりです。しかも、きちんとした料理学校を出て、マクロビを経てローフードに行き着いているとは!
アメリカンレシピも楽しみです。(またプレッシャー)
Commented by Miyuki at 2008-12-09 14:09 x
*Nachuさん
ローフード、知り始めると面白くて!(笑) I AM WHOLEは私も大好きです~vv レタスも行きたいっ♪ でも勢いにのって、ががーっとGratitude3軒行ってしまいましたが、これからは控えなければ。やっぱりいいお値段ですものね、あそこ……(ビンボー) なんと、デミ・ムーアもでしたか。アスリートの世界でも広がってきている様子ですが、うん、やっぱり広がるためには、有名人のネームバリューは欠かせませんね。私こそ、いつもNachuさんの美味しいレシピを楽しみにしてます! そしていつかお会いできますようにvv
Commented by Miyuki at 2008-12-09 14:11 x
*Chicoさん
いえいえ、プロの方にお目にかけられるようなものではないんですが、でもこの形とやり方を一人で考えて、ビニール袋の端を切っただけの絞り出し袋で、ちまちまとがんばったので(笑)
そうでした、Chicoさんもあちらのご出身。やっぱりすごい学校なんだなあ♪
海苔巻き、美味しいですよ~。機会があったらお試し下さい。
Commented by Miyuki at 2008-12-09 14:31 x
*ちゃんさま
笹生さんのご本、わかりやすくて良いですよ~。そしてマクロビ出身だけあって、加熱食レシピものってるんです。嬉しい♪
タコライスはお薦めです。メキシカンが好きな方なら大丈夫。海苔巻きもお手軽でいいですよ~。
食事に関してはあまりに説がありすぎて、どれを信じていいやら、ですが、それが美味しく感じられることが一番!ですよね。ちゃんさまのクリスマスメニューはどんなんかなあvv
Commented by Miyuki at 2008-12-09 14:36 x
*ayuminさん
んまっ、お菓子名人のayuminさんにまでほめてもらえるなんて、幸せなヤツだーvv んでもって、ayuminさんがセンスがない、なんておっしゃると、撃沈する人が続出しますぞ。私を含めて。おまけに味まですーぱーなんだから、言うことなしってもんですな!
かぶのラビオリ、ぽいぽいと食べられてしまう大きさだったんで、やばかったです。あっという間に消えてしまいました……アボカド好きなら、ぜひこのタコライスを召し上がっていただきたいです~。
日本のローフードニストさん達、まだまだ数は少ないようですが、皆さんきちんとアメリカの学校などで真面目に学ばれてらっしゃるので、質はアメリカに負けないと思っております~、と私が自慢してどうする(笑)
ということで、は、はい、アメリカンレシピ編は↑で……(すでに冷や汗)


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